鹿嶺高原
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 859m
- 下り
- 866m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
鹿嶺高原といえば、間近の仙丈ヶ岳をはじめ360度の眺望、車でのぼれるピクニックの適地だが、それとは全く無縁の記録です。あしからず。
4年前に西側から登ったまま、私の「マイマップ」で孤立した山塊だ。昨年11月に入笠山から中間点の半対峠まで歩いたので、残りを歩いて鹿嶺高原に至る計画である。
土手草刈り・畑いじりを終えて、午後からのスタートだ。はじめ林道歩きを1時間弱。前方は今にも降りそうな黒い雲、傘を持たなかったのを悔いる。(結局降られずにすんだ)前回通行止めになっていた崩落箇所は、まだゲートで止めているものの、ほぼ工事も終わりに近いようだ。
林道を外れて小黒川沿いを少し歩く。半対峠へは川から標高差わずか100m。前回は崩落斜面の脇の小尾根を下りたが、今日はその西側のわずかに水が流れている小沢を登る。こんな所にも上から投げ捨てられたものかペットボトルが落ちている。仕方ないなぁ、拾っていくか。峠の上りも10数分で着いてしまった。
ここからは延々と続く「入笠山―鹿嶺高原トレッキングコース」である。あと7.0kmの看板がありうんざりする。周りはカラマツが多いが、ときにブナやシラビソ林もあり、また「湿原」と書かれた箇所もあり、やや変化を見せる。
ん、突然何者かの短い唸り声?とガサガサ・・・・。クマ!?・・・それからはスズを鳴らすことにした。でもスズってうるさいでしょ。それにさっきのがクマだとすると、もう近づいては来ないだろうし、仲間にも伝わるだろうと、また静かな山歩きにしたのです。
そうしたら数十分後、黒い物が見えました。左下方の笹原、距離80mくらいか。確かに動くのです。〇〇に違いありません。そんなこともあろうかと、今日はアチコチ、木の上などにも目を配っていたのが功を奏したようだ。うまく写真撮れないうちに去って行った。
さて、やがて1808m三角点・・・ここで4年前の足跡とつながり、1887mこの山塊の最高点に到着。ここを目的地に歩いた人は、そんなには多くないだろう。(何人もいるには違いなかろう) 実は西に高度差100m下がった三角点があり、行ってみたいとも考えていたが(三角点マニアなのではなく、地図読みの腕試しに)、時間が惜しくて直ちに下りにかかる。 なお、鹿嶺高原として観光で人が来るところは、ここから500mくらい先です。
真東に下りはじめる。ここは太い尾根がなく、不明瞭な分かれもあるので、ドキドキだ。予定外にすぐ林道と2度出会うが、その後はシカ道に導かれ、その次は尾根が不明瞭な急斜面を下り・・・・途中目印テープが2つ、ヘルメットが1つ見られたが、そこが明確なルート(作業道)とも思えないので、気休めにもならなかった。地図上の傾斜・わずかな緩急を必死になって読み、地形を見て修正し、もちろんコンパス+地図は常時手に・・・・。
ほとんど読み通りの地点に下りてきた。いや〜ドキドキだったですよ。でも考えたら、これがやりたくて、こんな下りコースを選んだのだった。〇〇〇〇だから。
さてこの稜線のトレッキングコース・・・前にも書いたけど、入笠山―鹿嶺高原の両端の車の行き来は一般的ではないので、歩いて往復するのだろうか。利用した人のご意見を聞いてみたいものだ。
コメント
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との遭遇率・・・凄い!!ですね・・
僕も何度か(うち2度は富士見台界隈)お目にかかってるけど、一般道でした。
yama-takeさんが如何に獣に近い所を歩いているのかが伝わってきます。
きっと彼らにとっても何の違和感もないのでしょうね・・・
このトレッキングコース、通しでは歩いたことはないのですが、高遠は山室、遠照寺所縁の日朝上人道を芝平から辿って高座岩の先まで、2004.11.28.に往復し、それこそ鹿嶺高原からフトノ峠を経て1816pを1997.7.9.に往復したことがありますよ。カ上人道は、シラカバ、ミズナラ等の林があって良かったですが、稜線はカラマツ林が続いて良い印象がありません。
yama-takeさんらしい、点を目指すでなく、線を繋ぐ山行きでしたね
下りの尾根?と思って見たら・・・うーん確かにムズかしそ〜
動物たちにとっては、熊鈴を鳴らしてこちらの存在を知らせるのが良いのか?
静かに歩くのが良いのか・・・?悩むところです。
お3人様とも、いずれ劣らず、プーさんの方へ近づいていく皆さまですね。 私が一番ひよっ子のようです。(あれっ? もうひとり居るはずだけど?)
kokuzooさんの言うとおり、悩むところです。見通しの良い所では、静かに歩くと会えるのかな、出会い頭にバッタリは嫌だなと・・・・
yama-takeさんがひよっ子ならワタシはまだ産まれる前の卵じゃないですか
・・・人との出会いにびっくりして急斜面で転落死した熊さんの話を、
永野敏夫さん著 南アルプス・深南部で読んでから、余計考えるようになってしまいました
山の生き物たちに迷惑をかけない為には・・・
うーん。。山に入るなって事になってしまいますね
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