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Yamareco

記録ID: 3164780
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬

住吉谷〜打越山〜打越峠〜八幡谷旧道〜甲南山手

2021年05月08日(土) [日帰り]
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rxk00250 その他1人
GPS
--:--
距離
8.2km
登り
296m
下り
559m

コースタイム

日帰り
山行
3:40
休憩
0:25
合計
4:05
8:25
14
JR「住吉」駅
8:39
8:40
15
住吉台エクセル東バス停
8:55
8:56
0
石切登山口(4分岐地点)
8:56
8:56
11
竜神水
9:07
9:09
15
第一鉄塔の植樹地
9:24
9:27
11
第二鉄塔の植樹地
9:38
9:42
8
打越山(山頂・480m基準点)
9:50
9:54
0
打越峠
9:54
9:54
8
八幡谷 下り口
10:02
10:03
18
森林管理道(平行道) 交差
10:21
10:22
0
山の神
10:22
10:23
2
2分岐道標
10:25
10:25
64
八幡谷旧道堰堤 直下
11:29
11:36
1
八幡滝第二堰堤(主堰堤・八幡谷新道合流)
11:37
11:37
0
八幡滝第二堰堤(副堰堤)
11:37
11:37
7
2分岐道標
11:44
11:44
2
二体石像
11:46
11:46
14
八幡谷 登山口
12:00
12:00
30
阪急岡本駅
12:30
JR甲南山手駅南交差点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
(行き)JR住吉駅からくるくるバスにて住吉台エクセル東終点へ
(帰り)「八幡谷」登山口から徒歩で阪急岡本駅を経由してJR甲南山手駅へ
コース状況/
危険箇所等
「石切登山口〜打越山」ルートについて
石切登山口の4分岐地点から打越山へと向かうルートは、関電の鉄塔更新工事の影響で鉄塔周辺の木々が伐採されて大きく切り開かれ、現在は広範囲にわたる植樹が行われている状態。切り開かれた場所は鉄塔の立つ場所である他に、鉄塔更新工事の際の大規模な資材置き場にもされていたところ。視界が驚くほど良くなっており、道中から北に「天狗岩〜ガーデンテラス〜西おたふく山〜最高峰〜東おたふく山」の稜線を一望出来る六甲山系のこのあたりの界隈では最も展望の良いルートに変貌した。怪我の功名と言うべきか。打越山の山頂へ至るルートの道が大変歩きやすくなったのも朗報。

「八幡谷の旧道」ルートについて
八幡谷を下りで歩く場合で説明。八幡谷の『山の神』があるところのすぐ南に道標があり道が2分岐している。2分岐の左(東南側)の方向へ八幡谷の流れに沿って下る道が現在のメインルートとなって久しく、通常は当然ながらこちらを歩く格好となる。2分岐の右(西南側)へ続く踏み跡は今も明快なのだが、どこへどういう形で繋がっているのかを確認してみた。(注)正式な名前はないので古い道という意味で便宜上「旧道」と記している。
最初のうちは踏み跡もしっかりしていて道標も残っており、すぐに巨大な堰堤の真下に行き着く。堰堤下には沢が流れており八幡谷の本流へ流れ込む。但しはっきりしているのはそこまでで、その先には南方向にうっすらと踏み跡が残っているものの、実際に進んでみると草木が繁茂して行く手をほぼ遮ってしまっており、もはや廃道状態になっている。国土地理院地図には表記があるのでそれも確認しながら南へ進んだが、終始草木の繁茂に邪魔されて思うように歩けない状態。足元も大変狭い上に崩れやすそうで、足の置き場も心許なく危うい状態。
それでもある程度のところ迄は無理矢理に進むことは不可能ではないのだが、恐らく出口と思われる箇所の直前までは何とか行けても、その先あと3〜4mほどで終了かというところで尋常ではない草木の繁茂と足場のなさとで先へ進むことが困難となり進退窮まる状況となる。相当な危険を伴いそうなので、そこで断念を余儀なくさせられる。止む無く少し手前に戻るとスイッチバック的に現在のルートに安全に下れるピンポイト箇所(=八幡滝第二堰堤の本堰堤上のすぐ脇に出る)があるので、そこから無事に脱出。結論から言うと、このルートは地図には残っているものの実質的には廃道状態であるし、大した意味もメリットもないので敢えて行く必要なし。
さて、先の堰堤直下のところからは西方向には巻き道も含めて他に踏み跡が確認出来なかったので、『八幡滝第二堰堤』下流に立つ(八幡谷の入口を示す)案内道標のところの旧道分岐点へと繋がるルートしかないようだ。ほぼ廃道になっているのに、なぜ2分岐地点からの進入を食い止めるように措置されていないのか、また誤って進んだ先にもさらに道標が残されたままになっているのか、謎が多い。残すのなら整備をちゃんとやるべきだし、廃道にするなら一応は通行止めにしておくべきと感じた。
時短のために住吉台くるくるバスを利用。石切道登山口4分岐地点の案内道標のすぐ右の道から住吉谷へ下る
2021年05月08日 08:55撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 8:55
時短のために住吉台くるくるバスを利用。石切道登山口4分岐地点の案内道標のすぐ右の道から住吉谷へ下る
下り始めてすぐに出てくる「竜神水」はいつの間にか『鹿威し』になっていた。非常に珍しいし、なかなか細工が上手だなあと思う
2021年05月08日 08:56撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 8:56
下り始めてすぐに出てくる「竜神水」はいつの間にか『鹿威し』になっていた。非常に珍しいし、なかなか細工が上手だなあと思う
住吉谷に架かる木橋を渡って「甲南パノラマ道」を登っていくと、関電鉄塔更新工事のために大胆に切り開かれた山腹に出る。現在は植樹中だが、北に開けた視界に広がる六甲山系のこの景観は当分の間は楽しめそうだ
2021年05月08日 09:08撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 9:08
住吉谷に架かる木橋を渡って「甲南パノラマ道」を登っていくと、関電鉄塔更新工事のために大胆に切り開かれた山腹に出る。現在は植樹中だが、北に開けた視界に広がる六甲山系のこの景観は当分の間は楽しめそうだ
さらに登っていくと第二鉄塔。ここはさらに広大に切り開かれている。ここまで削って崩すかというぐらい大幅に景観が変わってしまった場所だ。もはや以前どうなっていたかも思い出せないぐらいの変貌ぶり
2021年05月08日 09:24撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 9:24
さらに登っていくと第二鉄塔。ここはさらに広大に切り開かれている。ここまで削って崩すかというぐらい大幅に景観が変わってしまった場所だ。もはや以前どうなっていたかも思い出せないぐらいの変貌ぶり
林の中を抜けていたはずが、今は緑の広い丘の中を緩やかに登る感じ。工事中はどうなることかと少し心配していたが、ルートも明快で気持ち良い道になった
2021年05月08日 09:26撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 9:26
林の中を抜けていたはずが、今は緑の広い丘の中を緩やかに登る感じ。工事中はどうなることかと少し心配していたが、ルートも明快で気持ち良い道になった
丘を登りきったところから北に広がる六甲山系の稜線の景観は素晴らしい。天狗岩から最高峰まで一気に見渡せる
2021年05月08日 09:28撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 9:28
丘を登りきったところから北に広がる六甲山系の稜線の景観は素晴らしい。天狗岩から最高峰まで一気に見渡せる
「打越山」の山頂はさすがにこの時間はまだ誰もいない。静かに過ごせた
2021年05月08日 09:38撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 9:38
「打越山」の山頂はさすがにこの時間はまだ誰もいない。静かに過ごせた
山頂の少しだけ西、たぶんこれが地図上に記載のある480m基準点だと思うのだがどうだろう
2021年05月08日 09:40撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 9:40
山頂の少しだけ西、たぶんこれが地図上に記載のある480m基準点だと思うのだがどうだろう
引き続き甲南パノラマ道を東へ歩き、打越峠まで出たら南へ「八幡谷」を下る(写真右下の下り道)
2021年05月08日 09:50撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 9:50
引き続き甲南パノラマ道を東へ歩き、打越峠まで出たら南へ「八幡谷」を下る(写真右下の下り道)
ハブ谷との合流地点でもある『山の神』まで下ってくる
2021年05月08日 10:20撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 10:20
ハブ谷との合流地点でもある『山の神』まで下ってくる
『山の神』から1分程のところにあるこの道標のところが2分岐になっている。ここで急に右に続く踏み跡を行ってみる気になった。ずっと以前から気がかりだった踏み跡だ
2021年05月08日 10:23撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 10:23
『山の神』から1分程のところにあるこの道標のところが2分岐になっている。ここで急に右に続く踏み跡を行ってみる気になった。ずっと以前から気がかりだった踏み跡だ
右の踏み跡は最初は明快。少し歩くと山側に立派な案内道標が立て掛けてある。まだしっかりと大事に残されている感じなのだが、後から思えばなんで?という感じ
2021年05月08日 10:24撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 10:24
右の踏み跡は最初は明快。少し歩くと山側に立派な案内道標が立て掛けてある。まだしっかりと大事に残されている感じなのだが、後から思えばなんで?という感じ
道標のところからすぐに河原に出る。上流には大きな堰堤があり、わずかに水も流れていた。チラッと見た感じでは堰堤の方向に巻き道のようなものは見つけられなかった
2021年05月08日 10:25撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 10:25
道標のところからすぐに河原に出る。上流には大きな堰堤があり、わずかに水も流れていた。チラッと見た感じでは堰堤の方向に巻き道のようなものは見つけられなかった
沢をそのまま下ると本来の八幡谷の道へ出る。然し今回は沢の渡渉先にかすかに続いている踏み跡をさらに辿っていくことにした。これがしんどい目にあうことになろうとは
2021年05月08日 10:25撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 10:25
沢をそのまま下ると本来の八幡谷の道へ出る。然し今回は沢の渡渉先にかすかに続いている踏み跡をさらに辿っていくことにした。これがしんどい目にあうことになろうとは
踏み跡はやっぱりかすかなものだった。すぐに藪のような状態になり、足元を探りながらの非情な藪漕ぎが始まる。途中には茨なども混じっていて服や袖に引っ掛かる。中には棘だらけの枯れた幹などもあり、うっかり掴むことすら出来ない
2021年05月08日 10:27撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 10:27
踏み跡はやっぱりかすかなものだった。すぐに藪のような状態になり、足元を探りながらの非情な藪漕ぎが始まる。途中には茨なども混じっていて服や袖に引っ掛かる。中には棘だらけの枯れた幹などもあり、うっかり掴むことすら出来ない
さらに倒木もあって進路を塞ぐ。進路を探すのにも一苦労だ
2021年05月08日 10:29撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 10:29
さらに倒木もあって進路を塞ぐ。進路を探すのにも一苦労だ
このような大きな倒木もあり、またぐのも必死。越えた先に足の置き場があるのかどうか、崖になっていないかどうかを注意深く見極めつつ、とりあえず越えていく他なし
2021年05月08日 10:30撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 10:30
このような大きな倒木もあり、またぐのも必死。越えた先に足の置き場があるのかどうか、崖になっていないかどうかを注意深く見極めつつ、とりあえず越えていく他なし
藪漕ぎの前進はさらに続く。進路が全く見えないが、遠くに目を凝らしてうっすらとした踏み跡がないかどうかを探りながらの前進。まるで亀のような歩み。枝や笹が太いので掻き分けるのも一苦労
2021年05月08日 10:39撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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藪漕ぎの前進はさらに続く。進路が全く見えないが、遠くに目を凝らしてうっすらとした踏み跡がないかどうかを探りながらの前進。まるで亀のような歩み。枝や笹が太いので掻き分けるのも一苦労
左下方向を見てみると、かなり下のほうに『八幡滝第二堰堤』の主堰堤が小さく見えている(写真中央)。ということはここは結構高い位置にあるというのが分かり、万一落ちた際の危険度も実感することに
2021年05月08日 10:39撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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左下方向を見てみると、かなり下のほうに『八幡滝第二堰堤』の主堰堤が小さく見えている(写真中央)。ということはここは結構高い位置にあるというのが分かり、万一落ちた際の危険度も実感することに
藪や倒木や枯れ枝などで進めない箇所では山の上側に巻いて進むこともある。このあたりかなと思う箇所で下りの踏み跡を探すが見当たらない。無理矢理進んでもその先に足の置き場が見つからない。いろいろ手段は尽くすも最後の最後は断念する羽目に
2021年05月08日 10:44撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 10:44
藪や倒木や枯れ枝などで進めない箇所では山の上側に巻いて進むこともある。このあたりかなと思う箇所で下りの踏み跡を探すが見当たらない。無理矢理進んでもその先に足の置き場が見つからない。いろいろ手段は尽くすも最後の最後は断念する羽目に
それ以上無理して強行突破するのは危険と判断し、来たルートを少し引き返したところで別の下り踏み跡を発見。そこは足元がしっかりした土道だったのでそこから安全に下ることにした
2021年05月08日 11:26撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 11:26
それ以上無理して強行突破するのは危険と判断し、来たルートを少し引き返したところで別の下り踏み跡を発見。そこは足元がしっかりした土道だったのでそこから安全に下ることにした
3〜4m程の短い下りで八幡谷の本ルートへ無事に合流出来た
2021年05月08日 11:28撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 11:28
3〜4m程の短い下りで八幡谷の本ルートへ無事に合流出来た
合流地点はちょうど『八幡滝第二堰堤』の主堰堤があるところ。写真は下って来たところを振り返って撮影。右端に細く続いている道が八幡谷の本ルートだ
2021年05月08日 11:29撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 11:29
合流地点はちょうど『八幡滝第二堰堤』の主堰堤があるところ。写真は下って来たところを振り返って撮影。右端に細く続いている道が八幡谷の本ルートだ
『八幡滝第二堰堤』の主堰堤と副堰堤を越えて少し行ったところに古くからの案内道標が立っている。ここには「八幡谷」と書かれた丸太柱が立っていた八幡谷の入口を示す場所でもある
2021年05月08日 11:37撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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『八幡滝第二堰堤』の主堰堤と副堰堤を越えて少し行ったところに古くからの案内道標が立っている。ここには「八幡谷」と書かれた丸太柱が立っていた八幡谷の入口を示す場所でもある
その古くからの案内道標を振り返って撮影。この道標の根元のすぐ左に古びた石段が見える。当初はここに出てくる予定だったのだが、今回は残念ながらあと3〜4mというところで果たせなかった。逆に歩けば進路を発見できるのかも
2021年05月08日 11:37撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 11:37
その古くからの案内道標を振り返って撮影。この道標の根元のすぐ左に古びた石段が見える。当初はここに出てくる予定だったのだが、今回は残念ながらあと3〜4mというところで果たせなかった。逆に歩けば進路を発見できるのかも
旧道の探索で1時間ほど費やしてしまった。旧道の惨状を実地で確認出来たので無駄足とは思わないが、1時間弱もロスするとは思わなかった。気を取り直していつもの八幡谷を下っていく
2021年05月08日 11:42撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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旧道の探索で1時間ほど費やしてしまった。旧道の惨状を実地で確認出来たので無駄足とは思わないが、1時間弱もロスするとは思わなかった。気を取り直していつもの八幡谷を下っていく
二体石像を通過。この日はお化粧していなかった
2021年05月08日 11:44撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 11:44
二体石像を通過。この日はお化粧していなかった
春の花で少し気持ちも和んだ。阪急岡本駅経由でJR甲南山手まで徒歩移動。昼食に焼き肉を頂き、ご褒美は森温泉とした
2021年05月08日 11:48撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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5/8 11:48
春の花で少し気持ちも和んだ。阪急岡本駅経由でJR甲南山手まで徒歩移動。昼食に焼き肉を頂き、ご褒美は森温泉とした

装備

個人装備
通常のトレッキング靴のみ

感想

今回は同行者とともに、住吉谷側から「打越山」山頂を目指すルートを登った。
ここは午前中の早めの時間帯だと意外と人が少ないルート。住吉谷側から登る人は思いの外少なめなので、仮に出会ってもせいぜい1〜2組だろうと踏んで歩いたが、予想通り。道中は下って来たトレラン1人と擦れ違っただけ。打越山の山頂は実に快適な貸し切り状態。このルートは関電鉄塔更新工事の影響で森林が伐採されて切り開かれてしまったので、六甲山系の山並みの景観も抜群。そよ風も吹いて気持ち良い歩き。昼前くらいから午後になると甲南パノラマ道側からやって来て住吉谷へ下るハイカーがやや増えてくるので、それ迄の間なら気兼ねはない道だ。

そこからはこの山域ではある種銀座的な甲南パノラマ道を歩いて打越峠方面へ向かうが、まだ時間も早かったので峠まで誰にも会わなかった。打越峠から東へ向かうと恐らくハイカーも増えるので、そこからは早々に八幡谷を下ることに。さすがに八幡谷では登ってくる1人または〜2人連れの3組とは擦れ違ったが、互いに会釈で静かに山行。
気になったは3人以上の集団心理の恐さ。『山の神』の広場にたむろしていた人生経験豊かそうな年齢の集団。べらべら喋ってはしゃいでてうるさいのは何なのかなあ。世代なのかなあ。別に山に限らずいわゆる公共の場所でうるさいのは大半が人生のお手本とされている方々なのは実体験済みなのだが、人生のお手本たるべき人達がそうなんだから、そりゃ若い人もその振る舞いを見習ってしまうよなあと思ってしまう。大声で喋ることで生きていることを感じているのかもしれないな。なんか私と真逆のタイプだ。

この日はその場での単なるふとした思いつきで八幡谷旧道を探索したのだが、とにかく酷い目に遭った。これ以上ないぐらいの藪漕ぎで、進路を無理矢理に切り開いていく感じ。うっすら残っているかどうか程度の踏み跡っぽいところを目指して進んだが、繁茂した草や倒木だけでなく、成長した枯れ笹や棘の茨なども行く手を塞ぐ。本来の八幡谷ルートなら10分もかからないような区間を、1時間かかって悪戦苦闘して進み、あと残り3〜4mを残して結局は目標地点まで到達出来ずに途中で断念せざるを得なかった。撤退を決断した後は、元の入口に迄戻るのも結構厳しいので、どこかから出来るだけ安全に下らないといけない訳だが、あちこち探し回って別の下り口を発見して何とか無事に本来の八幡谷ルートに合流出来たので良かった。同行者に相当な肉体的かつ精神的な負担をかけたので凄く申し訳なかった。なんせ急な思い付きだったので。反省点は切枝ハサミは携行すべきということ。いくつになっても学習は続く。

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コメント

興味深く拝読しました。
rxk00250さん、目下レコ上げ休止中の身で、不躾たいへん恐縮です。
詳密レコをたいへん興味深く拝見しました。
しっかし住吉谷四叉路〜打越山ルートの変貌ぶりには驚嘆、
確認しに行きたかったのを後回しにしたことを後悔しています(泣笑
もともと絶好のロケーションなのに甚だ「勿体ない」状況だったのですが
今回の鉄塔工事と伐木は小生も諸手を挙げて歓迎しているクチでして、
写真の第2鉄塔の次、打越峠の少し東に立った隣の第3(?)鉄塔も
六甲主脈を一枚屏風のように(長峰や摩耶も!)ばばーんと眺められる
私的「新名所」になっています。パノラマ道のすぐ脇なので行くのも簡単ですが
・・・あっと、ご承知でしたら相済みません。

あと、八幡谷の「旧道」についても10年ほど前はごく普通に利用していたので
(本道の堰堤脇が今のような階段ではなく、滑りやすい急斜面だったので)
その凄まじい荒れようには驚きました。
仰有るように下の道標から逆向きに登られれば、多分かつての踏み跡は
難なく見つかるのでは?と思いますが、
なんせ宅からは近いので、今度覗いてみようと思っています。
また、当時の道中写真も残っていると思うので手許確認してみますネ。

いきなり長々と失礼致しました。
いつも詳細な現場レコをありがとうございます。
今後ともご更新を楽しみにしております
2021/5/10 18:06
Re: 興味深く拝読しました。
notungさん、お久しぶりです。コメント有難うございます。

住吉谷から打越山山頂へ至るルートは、鉄塔更新工事中の時から
何度か歩いていましたが、工事が完全に終了して、資材や機材が
完全に撤去されて道が作り直されてからは初歩きでした。
甲南パノラマ道の途中の第三の鉄塔のところ(七兵衛峠より東)
も大きく開けて抜群の展望になりましたよね。あの場所からも
六甲山系の山並みが一望できますが、打越山の山頂近くよりも
角度が異なるのでまた少し違った印象ですね。私も好きです。

八幡谷の旧道は、私は今回が初だったので以前普通に歩けていた
頃のことを知らないゆえ、昔はどうなっていたのか凄く知りたい
気持ちです。あそこを歩いた人で記録を残している方が見つけら
れないので知る術なしです。もの好きなので興味津々です。
下の道標側から逆向きにとは思うものの、入口からして既に繁茂
しているのでなんだか厳しそうな予感です・・・。でも次の機会
に確認してみようかな。

気持ちさえ前向きで過ごしていれば、元気も出てきますよね。
こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
2021/5/11 23:57
プロフィール画像
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