中川川 笹子沢左俣遡行・小塚沢下降
- GPS
- 06:07
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 639m
- 下り
- 626m
コースタイム
天候 | 小雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・堰堤工事用道路のバリケードに鍵はついていないが、荒れていて車では入れない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【二俣まで】 ・工事用道路は荒れているが、歩くには問題ない。 ・工事用道路終点の先にある岳山堰堤はスリットの中を通れる。 ・その先も堰堤が2つあるが、いずれも右から容易に巻ける。 ・難所はなく二俣に至る。二俣は両側に大滝があり、それなりに壮観。右俣の大滝は登れそうにない。 【左俣】 ・左俣の大滝は通常は左ルンゼから巻くが、直登できそうに見えたので今回は登った。岩が脆くハーケンは決まりづらい上、シャワー浴びるしIV+程度あるので、それなりの経験と準備が必要である。1段上がったところから30mロープで可。 ・多少のナメを経て2段8m滝。これは水流左を直登可能だが、時間を気にして今回は左岸を巻いた。右岸からも巻けるらしい。 ・すぐのゴルジュ状の2つの滝は登れそうになく右岸から巻く。 ・III程度で簡単に登れる6m滝を越えると多量の湧水があり、その上は殆ど涸れている。 ・ここから涸棚が連続し、全て直登可能だが、割と難しいものが2つあるので力量によっては巻くべきである。岩もやや脆い。 ・涸棚を次々と登っていくとかなり上まで登れるので、楽な詰めで稜線に出る。 【小塚沢】 ・沢型が出てきても水はなかなか現れない。2回の懸垂下降を経てようやく水が出始め、6m+8mの連瀑の上に出る。 ・この連瀑は右岸から容易に巻き下れるが、岩は脆く立っているので、登攀は難しそうである。 ・多少のゴーロを経て笹子沢の本流に戻る。 |
写真
感想
ぶなの会の会企画「沢はじめ」の1隊としての山行。西丹沢中川川流域での集中だが、遡行済みのところが多いため、悩んだ末、笹子沢を選択。ベテランのN島さんも未遡行とのことで、ちょうどよい。
朝からぐずついた天気でテンションはあまり上がらないが、ともかくも入渓。普段あまり一緒に行かないメンバーもいるので雑談しながらのんびりと進み、二俣へ。もともとは定石通り左俣大滝は巻こうかと思っていたが、滝をじっくり見ていると、何だか登れそうに見えてくる。反対のメンバーもいないようだし、折角なので、登りますか〜、ということで、tamoshimaがリード。
しかし見た目よりは悪い滝で、ハーケンも決まらないし、カムの効きも悪そうだし、岩は脆いしで、シャワーを浴びながらも慎重に慎重に登って、何とか登攀成功。いきなり随分痺れる登攀だなぁ。気温も低めなので体も冷えてしまった。ほかのメンバーもクライミングのうまい人ばかりなのでフォローはスムーズだった。
進んでいくと2段8m滝。さっきの大滝で時間を使ってしまったのが気になり、集合時間に確実に間に合うよう、登れる滝ではあるが巻くことに。結果論では、この滝も登って丁度良かったとは思うが。
6m滝を簡単に越えると早くも水が消え、随分早いなぁという感じ。とはいえ、この先も涸棚が続いているので退屈ということはなかった。適宜お助け紐も使いながら涸棚を登っていき、楽な詰めで稜線へ、かと思いきや、樹林帯に入る直前の泥ルンゼの登りにくさを体験してみようということになり、linkuroと挑戦。泥々になりつつも、tamoshimaは3回目くらいで何とか成功したが、linkuroは5回以上挑戦するも結局登れず。くだらない挑戦なのに随分悔しそうに巻いていた。
稜線は登山道だが人気のないところで、のんびり歩いて小塚沢への下降点へ。この小塚沢、もともと期待していなかったが、期待してなさを裏切らない沢で、水は全然出てこないし、ゴーロばかりだしで、下降ルートとしてはともかく、登るような沢ではない。特に印象に残るようなところもなくどんどん下り、最後の2連瀑は左岸を巻いて、下からオブザベしてみる。linkuroは相変わらず「フリーソロで登れる!」とか言うが、何だか結構悪そうな滝である。マイナーな沢にあるし、今後もわざわざ登る人は出てこないだろう。
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