荒島岳 (下山ルート〜中出ルート〜下山登山口周回)
- GPS
- 09:31
- 距離
- 30.6km
- 登り
- 2,194m
- 下り
- 2,209m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中出に下山後、下山まで歩いて無理やり周回した。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
靴下予備
防寒インナー
ウインドヤッケ
レインウェア上下
救急薬品
ナイフ
折りたたみ傘
非常食
携帯電話
帽子
トレッキングポール
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
マグカップ
タオル
ティッシュ
財布
シューズ
自家用車
水
カメラ
|
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感想
蜜にならない山を物色していてアタリを付けたのは荒島岳。
10年前の山と高原地図には「未整備」とあった下山(しもやま)コースを歩いてみることにした。
下りは中出コースを歩いて山を縦断する。
以前に歩いたのは中出から登って勝原に下りるルート。
JRでの移動に風情があって、いい山旅だった記憶がある。
今回も下山後にはJRで移動を考えていたが、なぜか歩くことに決めてしまった.
下山後に3時間以歩くことが楽しいのか少し疑問でもあったが、ここは無理やりにでも周回コースにしてやろうと決めた。
事前に何件かこのルートのレコを覗いていたので、暗い中でのスタートでも戸惑いはなかった。
登山口の表示が高いところにあることも知ってなければうろうろ時間を食っていたかもしれない。
未整備とされていた登山道は近年整備が進んだのか、道標もきちんと設置されて気持ちよく歩けた。
しかしすぐに急登にかかると、その先は連続して設置ロープのぶら下がる勾配が続く。
出来るだけ頼らずに登ろうとするが、足元が滑ってロープに頼るシーンも増える。
ロープを掴めば腕の力も利用できるので体力の消費は小さいと思っていた。
しかし今更ながら気づいたのは、ロープを掴んで足を斜面に突っ張ると、体重を後ろにかけた分が腕と足腰の負担となって、体力の消費が大きくなること。
であれば、ロープを掴んでもできるだけ重心を後ろにかけず、姿勢を垂直に保つことで体力の消耗を防げる。
今日ひとつ勉強できたつもり。
ガスの上に出ると頭上は申し分のない青空と、足元には雲海が広がる絶景。
ただ、樹木の枝葉に阻まれてなかなか視界が広がらない。
この景色が変化しないうちにいいポイントにたどり着きたい。
腹ごしらえも小休止も先延ばしにしながらここは無理をしていた。
結局ザックを降ろして一息つけたのは山頂に着いてからだった。
雲海はかなり消えていたが、四方の山並みはほぼ100%見えている。
北・中央・南アルプスも完璧。
富士山も見えるのかと思ったが、同定のプレートにも載っていなかったのでこの山からは見えないのだろう。
しばらくして登山者が到着され、また一人。
三人で山の話にひと盛り上がりした後、先に失礼して中出に向かった。
いい景色のなか、楽しい時間を過ごせました。 愛知と新潟からのお二人、ありがとうございます。
中出に向かうルートは道のりが長い分、勾配は多少緩やかで歩きやすくなる。
もちが壁のような難所はそれなりに要注意だが、あとは快調に下っていける。
まだ午前中の柔らかい光の射す森の中を気分よく歩いているうちに、中出の登山口駐車場まで下りてきた。
ホースから流れる湧水で手と顔を洗って(冷やして)下山完了・・・と言いたいところだが、今回はここからが長かった。
30分かけてR.158に出て、ダンプが頻繁に通る歩道のない国道を3時間。
九頭竜川に沿ってカーブを繰り返す国道を歩く。
変化する山と川の景色を眺めながら、足の疲れは考えないようにしながら。
身体の限界を超えないように注意しながら、それでも一日の行動としてはそこそこ動き切った満足を感じられた。
もう少し動けるところをどう生かすかも楽しみに考えたい。
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