また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 324322
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東北

花いっぱいの薮山「真名板倉山」を訪ねて(南会津)

2013年07月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:29
距離
5.8km
登り
670m
下り
670m

コースタイム

(時計回り:登山口 →林道始点→巡視路→薮尾根→山頂→薮尾根→林道終点→林道始点→登山口)

【登り】登山口(P) 8:25 → 8:30 送電巡視路取り付き → 8:59 巡視路離脱(薮入り) → 11:03 山頂
    ・・・(所要 2:38/含む休憩)
【下り】山頂 11:45 → 12:20 尾根離脱(GPS 1228m) → 13:02 林道終点 → 13:54 登山口(P)
    ・・・(所要 2:09/含む休憩)

天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
(東北道)「西那須野塩原IC」→ 塩原温泉 → 道の駅「たじま」→ 八総 → 舘岩松戸原
コース状況/
危険箇所等
1.林道進入後間もなく送電巡視路に入り、標高860m付近で巡視路を離脱し薮尾根に入ります。
2.尾根は灌木と露岩、倒木の緩急薮が続き、けもの道しかありません。
3.標高1160m付近でマーキングが現れ、同1228m付近で右手(東側)からの踏み跡と合流します。
4.山頂には防災無線反射板(鉄塔)が建ち、広場があります。
5.熊に要注意です。(地元住民談)
(山容)
湯ノ花温泉から望む美しい山容に一目惚れ。
4
(山容)
湯ノ花温泉から望む美しい山容に一目惚れ。
(登山口)
バス停「松戸原農協前」後方の林道「穴沢線」が登山口。
(登山口)
バス停「松戸原農協前」後方の林道「穴沢線」が登山口。
(送電塔)
林道を5分程歩くと左手に「NO.29送電塔」への取り付き口が現れる。
(送電塔)
林道を5分程歩くと左手に「NO.29送電塔」への取り付き口が現れる。
(ママコナ)
巡視路に咲く夏の花。もうそんな季節か。
1
(ママコナ)
巡視路に咲く夏の花。もうそんな季節か。
(薮入り)
赤松やコナラの気持ち良い尾根を進み、標高860M付近で左に下る巡視路と離れて薮に入る。踏み跡はなく、けものみちを拾う。
(薮入り)
赤松やコナラの気持ち良い尾根を進み、標高860M付近で左に下る巡視路と離れて薮に入る。踏み跡はなく、けものみちを拾う。
(不詳1)
ギンリョウソウに似たクリーム色の花?キノコ?(名前を忘れた)
1
(不詳1)
ギンリョウソウに似たクリーム色の花?キノコ?(名前を忘れた)
(巨岩)
尾根に現れた”蛙岩”。
1
(巨岩)
尾根に現れた”蛙岩”。
(蛍袋)
標高1000M付近から150M程急登し、斜度が緩むと林床に数輪のヤマホタルブクロを発見。
2
(蛍袋)
標高1000M付近から150M程急登し、斜度が緩むと林床に数輪のヤマホタルブクロを発見。
【百合】
付近には雌しべを大きく突き出したクルマユリも。
2
【百合】
付近には雌しべを大きく突き出したクルマユリも。
(不詳2)
倒木脇で見つけたツチトリモチ風の大きな毒キノコか?
4
(不詳2)
倒木脇で見つけたツチトリモチ風の大きな毒キノコか?
(合流)
1228M(GPS)付近で突然派手やかなピンクテープが出現。尾根左下(東側)から上がって来ていた。
(合流)
1228M(GPS)付近で突然派手やかなピンクテープが出現。尾根左下(東側)から上がって来ていた。
(蔓花)
露岩を渡るツルアジサイの花。
1
(蔓花)
露岩を渡るツルアジサイの花。
(鉄塔)
樹間に現れた鉄塔。山頂だ。
(鉄塔)
樹間に現れた鉄塔。山頂だ。
(山頂)
11時3分遂に山頂(1338.9M)到着。登山口からおよそ2時間40分。鉄塔は福島県の「防災無線反射板」だった。
(山頂)
11時3分遂に山頂(1338.9M)到着。登山口からおよそ2時間40分。鉄塔は福島県の「防災無線反射板」だった。
(アゲハ蝶)
ヨツバヒヨドリに舞う黄色のアゲハ蝶。
2
(アゲハ蝶)
ヨツバヒヨドリに舞う黄色のアゲハ蝶。
(小さな蝶)
他にも数種の蝶が飛来し山頂は賑やか。
1
(小さな蝶)
他にも数種の蝶が飛来し山頂は賑やか。
(山頂展望)
周囲は高い樹木に囲まれ、展望は西側のみ。写真の北西の鋭峰(右端)は会越県境の憧れの山笠倉山(1.1397M)、左は御神楽岳か。(→7/23 右のピークが近いので、蒲生岳と浅草岳かも知れません。間違っていたらゴメン)西方には丸山や坪入山(おそらく)から残雪の窓明、三ツ岩、会津駒、尾瀬燧まで遠望出来た。
4
(山頂展望)
周囲は高い樹木に囲まれ、展望は西側のみ。写真の北西の鋭峰(右端)は会越県境の憧れの山笠倉山(1.1397M)、左は御神楽岳か。(→7/23 右のピークが近いので、蒲生岳と浅草岳かも知れません。間違っていたらゴメン)西方には丸山や坪入山(おそらく)から残雪の窓明、三ツ岩、会津駒、尾瀬燧まで遠望出来た。
(下山)
帰路はルートを変更し、1228M付近からピンクテープを追って急なトラバース斜面を下る。ルート設定が粗雑で思いの外時間が掛かった。瀬音が聞こえる頃薮中に食べ頃のモミジイチゴを発見。
2
(下山)
帰路はルートを変更し、1228M付近からピンクテープを追って急なトラバース斜面を下る。ルート設定が粗雑で思いの外時間が掛かった。瀬音が聞こえる頃薮中に食べ頃のモミジイチゴを発見。
(林道へ下降)
樹間に舗装された林道が現れた。穴沢林道の終点だった。
(林道へ下降)
樹間に舗装された林道が現れた。穴沢林道の終点だった。
(林道下り)
登山口まで林道終点から約1.8キロ。路傍の草花を愛でながらゆっくり下る。今が旬のオカトラノオがあちこちに群生する。
2
(林道下り)
登山口まで林道終点から約1.8キロ。路傍の草花を愛でながらゆっくり下る。今が旬のオカトラノオがあちこちに群生する。
(ヤマオダマキ)
林道まで迫り出しているが車損はなし。入山者も少ないということか。
2
(ヤマオダマキ)
林道まで迫り出しているが車損はなし。入山者も少ないということか。
(ツユクサ)
水色の花片と黄色のシベのコントラスが美しい。
2
(ツユクサ)
水色の花片と黄色のシベのコントラスが美しい。
(木イチゴ)
路傍の崖に垂れ下がるエビガライチゴ。あまりの美味しさに熊さんに無断で戴いた。
2
(木イチゴ)
路傍の崖に垂れ下がるエビガライチゴ。あまりの美味しさに熊さんに無断で戴いた。
(ウツボグサ)
これも林道の代表花。
2
(ウツボグサ)
これも林道の代表花。
(メタカラコウ)
林道を横切る水路に咲く。この季節の代表花だ。別種オタカラコウとの区別が難しい。
3
(メタカラコウ)
林道を横切る水路に咲く。この季節の代表花だ。別種オタカラコウとの区別が難しい。
(ヤマアジサイ)
淡いブルーの飾り花は超一級の上品な美しさ。今日は多くの草花に出会えて望外の喜び。やはり藪山はサイコー!ありがとう。
1
(ヤマアジサイ)
淡いブルーの飾り花は超一級の上品な美しさ。今日は多くの草花に出会えて望外の喜び。やはり藪山はサイコー!ありがとう。

感想

1.関東の猛暑から東北の山へ逃れたいが山形では洪水発生等天気が捗々しくなく、2日間程の晴れ間を捉えて
  南会津舘岩の「真名板倉山」(まないたぐらやま、1338.9M)へ出掛けた。
2.この山は地形図にもヤマケイ分県ガイドにもない藪山だが、湯ノ花温泉から国道へ戻る際前方正面に圧
  倒的なボリュームで鎮座する山容が忘れられず、永らくチャンスを伺っていたものである。
3.新緑も過ぎ暑さと薮の濃度、そして熊の出没※(会津美里町の事故)も気になったが、急登の尾根筋は比較
  的薄薮で、山頂手前まで踏み跡はないものの「けもの道」を辿って登ることが出来た。
  ※入山時狩猟犬(訓練)を連れた地元民からも熊に注意するようアドヴァイスを戴いた。
4.平坦な山頂には防災無線反射板鉄塔が建ち、ちょっとした広場がある。三角点は探したが発見出来なかった。
5.山頂展望は僅かに西方から北西方向が望める程度。
6.帰路は途中から興味本位でピンクテープのある東支尾根を下ったが、ルート設定がメチャクチャで時間を
  要した。あまりお薦めは出来ない。
7.山頂付近の巨木や巨石は素晴らしく、林道路傍の美しい草花等今回も楽しい藪山徘徊が出来ました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2783人

コメント

おはようございます
いつもシブい藪山を歩かれていますね
舘岩付近は「入山禁止」の立札が多く遠慮してたのですが、、そうか 登山者はお咎めなし。今更ながら気付かせて頂きました。ありがとうございます。

写真10は「タマゴタケ」で、半日もせずに真っ赤な傘が開きます。ヨーロッパでは皇帝のキノコと呼ばれる美味なキノコです。洋風の料理に合い、コンソメ味のスープがおススメです。

でも、こんな風にキノコ目線の輩は入山禁止なのでしょうね(笑)
2013/7/23 5:07
返信(おはようございます)
Shaminekoさん

おはようございます。暑い日が続きますね。(関東)
いつも拙レコを見て頂きありがとうございます。

南会津は中高山ながらスラブやブナの原生的山が多く楽しいですね。近時は熊事故があり怖々歩いています。

「タマゴタケ」ありがとうございます。食用が出来るのですね。キノコは色・形しか興味がありません。毒キノコが怖く、君子危うきに近寄らずに徹しています。

またよろしくおねがいします。
2013/7/23 9:54
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら