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Yamareco

記録ID: 324372
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

伝付峠を越えて悪沢岳の予定が、伝付峠越えで笹山へ。

2013年07月20日(土) 〜 2013年07月21日(日)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
16:38
距離
39.9km
登り
3,311m
下り
3,306m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7/20
8:38駐車場-9:09広河原-9:52峠10:06-10:39保利沢小屋10:46-11:17出合-12:25伝付峠12:59-13:04伝付峠テント場(1930m)
7/21
5:15テント場-5:27伝付峠展望台5:33-7:12奈良田越7:37-8:08白剥山8:16-10:28笹山11:32-12:55標高1603m13:01-13:50奈良田湖-14:00奈良田温泉16:15-16:34伝付峠入口16:37-16:55駐車場
※笹山直下でコースアウトにより40分程度ロスっています。
天候 7/20 晴れのち曇り
7/21 晴れのち曇り、一時雨
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
伝付峠入口 5台
新倉ヘリポート 30台
※新倉ヘリポートへは伝付峠入口バス停で右折します。徒歩の場合は奈良田へ向かって左側の駐車場から林道に入れます。
コース状況/
危険箇所等
●新倉ヘリポート〜発電所〜内河内川出合
発電所までの林道は完璧に補修されています。発電所からしばらくは内河内川の隣の沢を詰めます。最初の堤体まで左岸を行き、堤体越えからは右岸です。
その後内河内川に合流するため、目印に従って左岸の尾根を駆け上がりますが、これが物凄い急登で、至る所にロープがかけられています。鞍部までの標高差200mを登ります。一箇所脆いところでロープがかかっていない箇所があるので注意です。
地図上の鞍部から内河内川までは標高差50m。こちらは然程急坂ではありません。
●内河内川出合〜伝付峠
ここは元のルートと同じです。沢を離れるまでは渓相を楽しみつつの登り。2度ほど渡渉します。増水時には注意。
沢を離れてから伝付峠までは標高差500mの緩やかな登りです。伝付峠の水場は伝付峠からこちら側に5分ほど下ったところにあります。テント場もここに2張分あり。
●伝付峠〜奈良田越
全て林道です。別当代山の手前に分岐がありますが、ここは木で塞がっていない方、つまり右側を行きます。地図上にある道は左側の道ですが、こちらは崩落しています。
最大の崩落地は2159mピークと2073mピークのちょうど間辺りにあります。ここはギリギリ人が通れる分の林道が残っているので慎重に行けば通過可能。どちらかといえば落石に注意です。
崩壊地の先は林道の様相もガラリと変わり、草ボーボーに木も乱立する林道となりますが、林道なのは分かるので、奈良田越の手前まで迷うことはないでしょう。逆走の場合には奈良田越の直後の分岐に注意?右に折れると東俣まで下ってしまいます。
奈良田越へはドラム缶のあるところからテープに従って右に折れます。直進すると行き止まり。
●奈良田越〜白剥山〜笹山
笹山手前の森林限界突破小ピークまではテープも標識もあり踏跡も比較的明瞭。時々石楠花が煩い程度です。小ピークの先はハイマツ帯で、コースアウトすると大変なことになります。初めは稜線の左側、笹山直下では右側を巻くようです。
●笹山〜奈良田湖
笹山ダイレクト尾根は非常に下りやすい。登りで使っても登りやすいとは感じました。下の方は急だが歩きやすく、上の方はやや緩やかだが少しだけ歩きにくくなる感じです。
新倉ヘリポート
ここまで車は入れます。
2013年07月20日 08:40撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 8:40
新倉ヘリポート
ここまで車は入れます。
ここから2kmちょっとの林道歩き。
2013年07月20日 08:41撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 8:41
ここから2kmちょっとの林道歩き。
登山靴忘れたので磯足袋で。
2013年07月20日 08:43撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 8:43
登山靴忘れたので磯足袋で。
発電所までは完璧に補修されていました。
2013年07月20日 08:50撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 8:50
発電所までは完璧に補修されていました。
カラスアゲハ。
2013年07月20日 08:54撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 8:54
カラスアゲハ。
以前はここを直進しましたが、新ルートでは左の発電所の方へ。
2013年07月20日 09:11撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 9:11
以前はここを直進しましたが、新ルートでは左の発電所の方へ。
発電所的な。
2013年07月20日 09:11撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 9:11
発電所的な。
新ルートでは初め内河内川の隣の沢を詰めていきます。
2013年07月20日 09:17撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 9:17
新ルートでは初め内河内川の隣の沢を詰めていきます。
最初左岸ですが、堤体越えてからは右岸へ移行。
2013年07月20日 09:21撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 9:21
最初左岸ですが、堤体越えてからは右岸へ移行。
隣沢は何の面白みもない沢です。
2013年07月20日 09:24撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 9:24
隣沢は何の面白みもない沢です。
しばらく行ったところから左岸の尾根へ這い上がります。ここから標高差200mの急坂です。
2013年07月20日 09:35撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 9:35
しばらく行ったところから左岸の尾根へ這い上がります。ここから標高差200mの急坂です。
基本ロープがつけられていますが、一箇所だけ崩壊地にも関わらずロープがつけられていませんでしたので注意。
2013年07月20日 09:50撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 9:50
基本ロープがつけられていますが、一箇所だけ崩壊地にも関わらずロープがつけられていませんでしたので注意。
地形図上の鞍部まで上がりました。ここまでの道は急ごしらえにしてはしっかりしているところもあったので、元々あった桟道を再整備したのでしょうね。ここから尾根を上がっていく踏跡も見えました。
2013年07月20日 09:54撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 9:54
地形図上の鞍部まで上がりました。ここまでの道は急ごしらえにしてはしっかりしているところもあったので、元々あった桟道を再整備したのでしょうね。ここから尾根を上がっていく踏跡も見えました。
さて、内河内川へ下ります。
2013年07月20日 10:16撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 10:16
さて、内河内川へ下ります。
かつてのルートに合流しました。
2013年07月20日 10:17撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 10:17
かつてのルートに合流しました。
内河内川は素晴らしい。この伝付峠越えのルートが復旧して本当によかった。
2013年07月20日 10:21撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 10:21
内河内川は素晴らしい。この伝付峠越えのルートが復旧して本当によかった。
山梨側から南ア南部に入る貴重なルートとかそれ以前にこのルートを失ってはなりませんね。
2013年07月20日 10:21撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 10:21
山梨側から南ア南部に入る貴重なルートとかそれ以前にこのルートを失ってはなりませんね。
変化に富むので全く疲れることなく標高を稼げます。
2013年07月20日 10:26撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 10:26
変化に富むので全く疲れることなく標高を稼げます。
気に入りました。
2013年07月20日 10:29撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 10:29
気に入りました。
滝もかかっています。
2013年07月20日 10:33撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 10:33
滝もかかっています。
ここで遊んでいくだけでも楽しそうですね。
2013年07月20日 10:40撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 10:40
ここで遊んでいくだけでも楽しそうですね。
先行するおじさんに再度追いつきました。ここからはしばらく話をしながら進んで行きました。
2013年07月20日 11:08撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 11:08
先行するおじさんに再度追いつきました。ここからはしばらく話をしながら進んで行きました。
このおじさん軽快です。
2013年07月20日 11:10撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 11:10
このおじさん軽快です。
こういうところは被写体がいないとよくわかりません。
2013年07月20日 11:16撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 11:16
こういうところは被写体がいないとよくわかりません。
出合近くのこの辺は大分荒れ果てていますね。
2013年07月20日 11:21撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 11:21
出合近くのこの辺は大分荒れ果てていますね。
沢を離れてからは伝付峠までの標高差500mを緩やかに登っていきます。
2013年07月20日 11:42撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 11:42
沢を離れてからは伝付峠までの標高差500mを緩やかに登っていきます。
急坂は全くなくのんびり進めます。全く疲れません。
2013年07月20日 11:50撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 11:50
急坂は全くなくのんびり進めます。全く疲れません。
足袋にも優しい道。
2013年07月20日 12:14撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 12:14
足袋にも優しい道。
伝付峠の水場(標高1930m)
2013年07月20日 12:16撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 12:16
伝付峠の水場(標高1930m)
本来ここから富士山が拝めるはずなのですがガスガスです。
2013年07月20日 12:23撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 12:23
本来ここから富士山が拝めるはずなのですがガスガスです。
というわけで伝付峠。立派な林道が走っていました。
2013年07月20日 12:28撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 12:28
というわけで伝付峠。立派な林道が走っていました。
水場へ戻ってコーヒーブレイク。
2013年07月20日 17:50撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 17:50
水場へ戻ってコーヒーブレイク。
森の中で寝るのは気持ちいいものです。
2013年07月20日 19:10撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/20 19:10
森の中で寝るのは気持ちいいものです。
起きてみると富士山が!
2013年07月21日 05:22撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 5:22
起きてみると富士山が!
伝付峠からの林道を行きます。
2013年07月21日 05:28撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 5:28
伝付峠からの林道を行きます。
伝付峠展望台より南ア南部のBIG3!
2013年07月21日 05:30撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 5:30
伝付峠展望台より南ア南部のBIG3!
赤石岳 伝付峠展望台より
2013年07月21日 05:30撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 5:30
赤石岳 伝付峠展望台より
上河内岳までずらり。
2013年07月21日 05:31撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 5:31
上河内岳までずらり。
この展望台、積雪期に来るとよいかも。
2013年07月21日 05:35撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 5:35
この展望台、積雪期に来るとよいかも。
奈良田越までの7km弱を緩やかなアップダウンの続く林道で行きます。
2013年07月21日 05:45撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 5:45
奈良田越までの7km弱を緩やかなアップダウンの続く林道で行きます。
こいつは恐らく徳右衛門岳。塩見岳と蝙蝠岳が完全に隠れて見えません!
2013年07月21日 05:49撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 5:49
こいつは恐らく徳右衛門岳。塩見岳と蝙蝠岳が完全に隠れて見えません!
林道分岐というより左が旧道、右が地図にはない新道。左は崩落しています。
2013年07月21日 05:51撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 5:51
林道分岐というより左が旧道、右が地図にはない新道。左は崩落しています。
この林道は変化に富んでいて飽きませんね。
2013年07月21日 06:09撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 6:09
この林道は変化に富んでいて飽きませんね。
さてついに崩落地にやってまいりました。
2013年07月21日 06:28撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 6:28
さてついに崩落地にやってまいりました。
崩落しているおかげか、よい展望台にもなっています。
2013年07月21日 06:31撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 6:31
崩落しているおかげか、よい展望台にもなっています。
この程度なら慎重に行けば大丈夫ですね。どちらかというと滑落よりも落石に注意です。
2013年07月21日 06:33撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 6:33
この程度なら慎重に行けば大丈夫ですね。どちらかというと滑落よりも落石に注意です。
崩落地を振り返る。
2013年07月21日 06:34撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 6:34
崩落地を振り返る。
崩落地の手前と先で林道の様相が大分異なっています。崩落地までは現在でも時折車が入っているように思えます。
2013年07月21日 06:35撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/21 6:35
崩落地の手前と先で林道の様相が大分異なっています。崩落地までは現在でも時折車が入っているように思えます。
漸く蝙蝠岳の頭だけ見えて来ました。
2013年07月21日 06:45撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/21 6:45
漸く蝙蝠岳の頭だけ見えて来ました。
幻想的な風景1
2013年07月21日 06:48撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 6:48
幻想的な風景1
幻想的な風景2
2013年07月21日 06:54撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 6:54
幻想的な風景2
草ボーボーで木もそこら中に立っています。
2013年07月21日 07:12撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/21 7:12
草ボーボーで木もそこら中に立っています。
ここで林道が分岐していますが、真っすぐ行っても行き止まり(これが地図には書いてある)ですので、右に折れます(これは地図にはない。)
2013年07月21日 07:15撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
2
7/21 7:15
ここで林道が分岐していますが、真っすぐ行っても行き止まり(これが地図には書いてある)ですので、右に折れます(これは地図にはない。)
というわけで奈良田越
ハエだらけです。かつての夢の跡か?
2013年07月21日 07:38撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 7:38
というわけで奈良田越
ハエだらけです。かつての夢の跡か?
笹山へはこちらを登っていきます。
2013年07月21日 07:39撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
3
7/21 7:39
笹山へはこちらを登っていきます。
時折標識もあります。
2013年07月21日 07:41撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/21 7:41
時折標識もあります。
謎の小屋
2013年07月21日 07:50撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 7:50
謎の小屋
踏跡は比較的明瞭。登りで迷うことはないと思います。
2013年07月21日 08:09撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
2
7/21 8:09
踏跡は比較的明瞭。登りで迷うことはないと思います。
白剥山
このピークを訪れたことがある人は少なそうですが、立派な山頂標識でした。
2013年07月21日 08:14撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
3
7/21 8:14
白剥山
このピークを訪れたことがある人は少なそうですが、立派な山頂標識でした。
白剥山のちょっと先から展望が望めます。ついに蝙蝠岳ですね。
2013年07月21日 08:19撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 8:19
白剥山のちょっと先から展望が望めます。ついに蝙蝠岳ですね。
来し方を振り返る。
2013年07月21日 08:23撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/21 8:23
来し方を振り返る。
地図上で東俣へ下りている林道ですね。凄まじいものです。
2013年07月21日 08:23撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
5
7/21 8:23
地図上で東俣へ下りている林道ですね。凄まじいものです。
この辺りからは石楠花発生
2013年07月21日 09:08撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/21 9:08
この辺りからは石楠花発生
綺麗ですが、藪山では厄介なやつです。
2013年07月21日 09:11撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/21 9:11
綺麗ですが、藪山では厄介なやつです。
ここで森林浴と行きたいものです。
2013年07月21日 09:20撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/21 9:20
ここで森林浴と行きたいものです。
笹山手前の小ピーク
ここまでは明瞭。ここからハイマツ帯でルート外すとヤバい!
2013年07月21日 09:32撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/21 9:32
笹山手前の小ピーク
ここまでは明瞭。ここからハイマツ帯でルート外すとヤバい!
ついに塩見岳です。
2013年07月21日 09:33撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
4
7/21 9:33
ついに塩見岳です。
蝙蝠岳〜塩見岳
2013年07月21日 09:33撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
4
7/21 9:33
蝙蝠岳〜塩見岳
悪沢岳・荒川岳
2013年07月21日 09:33撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
4
7/21 9:33
悪沢岳・荒川岳
本日最後の悪沢岳
この後ガスに飲み込まれました。
2013年07月21日 09:33撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
4
7/21 9:33
本日最後の悪沢岳
この後ガスに飲み込まれました。
これも最後の富士山。
2013年07月21日 09:35撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
2
7/21 9:35
これも最後の富士山。
こ、これはかつての夢の跡「東俣 広河原」か!?
2013年07月21日 09:37撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
5
7/21 9:37
こ、これはかつての夢の跡「東俣 広河原」か!?
さて、笹山へ。
ルートミスって苦戦しました。
2013年07月21日 09:51撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
3
7/21 9:51
さて、笹山へ。
ルートミスって苦戦しました。
笹山南峰
2013年07月21日 10:38撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
3
7/21 10:38
笹山南峰
南峰訪れた時点では農鳥岳方面の展望もあったのですが。
2013年07月21日 10:39撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
2
7/21 10:39
南峰訪れた時点では農鳥岳方面の展望もあったのですが。
結局写真に収められたのは塩見岳だけです。
2013年07月21日 10:57撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
3
7/21 10:57
結局写真に収められたのは塩見岳だけです。
笹山北峰
いい立地です。
2013年07月21日 10:57撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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7/21 10:57
笹山北峰
いい立地です。
笹山北峰にて
2013年07月21日 11:01撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
4
7/21 11:01
笹山北峰にて
笹山ダイレクト尾根
基本的に下りやすい尾根です。
2013年07月21日 12:11撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/21 12:11
笹山ダイレクト尾根
基本的に下りやすい尾根です。
笹山ダイレクト尾根
比較的足袋にも優しいです。
2013年07月21日 12:52撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/21 12:52
笹山ダイレクト尾根
比較的足袋にも優しいです。
隧道利用させてもらいました。
2013年07月21日 13:52撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
1
7/21 13:52
隧道利用させてもらいました。
奈良田湖から見上げる。
2013年07月21日 13:56撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
2
7/21 13:56
奈良田湖から見上げる。

感想

7/20

この土日は強引に連休をとって、伝付峠越えで西俣に入り、内無沢・高山裏避難小屋経由で悪沢岳に登る予定でいました。
しかし、家を出たのは23時頃登山口に到着するのは2時半、出発5時では寝不足で敗色濃厚な感が否めませんでした。まぁ初日で内無沢・魚無沢分岐までは行けるでしょうから、そうなれば魚無沢詰めで悪沢岳に直接上がろうかと考えていました。

ただ高速に乗っている間、突然家に登山靴を忘れてきてしまったことに気づきます。急いで出たので何か忘れている懸念はありましたが、何を忘れようとも小屋もあるし予定を切り替えれば大丈夫だろうと考えていました。しかし、これはそれ以前の問題です。登山靴なしでは何処にも行けません。談合坂SAで引き返すかどうか悩みましたが、引き返すと登山口に着けるのは6時半。仮眠を取って出発したとして11時発、二軒小屋16時着がいいところでしょう。しかもこの場合家に戻った段階で登る気がなくなる可能性100%です。それなら幸い大井川源流遡行のために持ってきていた磯足袋があったので、これで行けるところまでいってみることにしようかと考えました。この磯足袋、登山道でも岩場でも沢でも何処でも登山靴よりグリップが効くという優れものですが、やはり足袋なので足への負荷が大きく、初日高山裏(累計標高差2500m)まで抜けるのは不可能に思われました。

登山口に到着したのは何と3時。目覚ましをかけて6時に起きてみますが、寝不足で頭が痛いので再度寝ます。結局登山口を出たのは8時38分となってしまいました。この間バスで来たらしき登山者が通り過ぎます。

さて、この登山者には広河原で追いつき、軽く声をかけます。さてここからが伝付峠の新ルート。初めは内河内川とは別の沢を駆け上がって行きます。その後内河内川に出るため一旦間の尾根までの250mの急登を経て、50m下ります。この急登が中々のものでしたが、多くのところにはロープがかけてあったので問題ありませんでした。ただし、一箇所だけ脆いのにロープがかかっていない急登箇所があるので注意が必要でした。この新ルートは元々あった桟道を再整備して作られたような登山道でしたね。

登り切った鞍部で再度先ほどの登山者と一緒になり、ここで10分ほど話をしましたが、この日は二軒小屋もしくはその先まで行き、次の日は蝙蝠尾根を上がるとのことでした。

ここからは再度先ほどの方が先行。足取りが軽快でよく山を歩かれていることが分かりました。まぁ伝付峠なんてよく歩いてる人しか来ないでしょうがw

内河内川に合流してからは渓相が非常に素晴らしく、全く飽きることなく標高を稼いでいくことができます。

さて保利沢小屋で再度先ほどの登山者と合流し、ここからしばらくは南アルプスを中心とした話をしながら進んで行きました。やはりバリエーションルートを結構歩かれているようで、僕が先月歩いた這松尾大黒尾根やランカン尾根にも元々興味があったとのことでした。2週間前には鋸岳から白岩岳の稜線を歩かれたそうです。南アだとピストン嫌いの人はこのようにバリエーションルートに手を出していく傾向がありましょうか。

さて話が弾んだので、疲れを感じることもなくいつの間にか標高1700mにまで達していました。この方は小休止とのことで一旦別れます。ここから伝付峠までは基本的になだらかでして、別れた後もあまり疲れを感じることなく登っていくことができました。標高1930m辺りに水場とよさげなテントサイトがあったので、今日の野営地は恐らくここだろうなと思い、取り敢えず伝付峠まで上がります。

伝付峠には立派な林道が走っていました。本当に驚異的なことです。ここで昼食を作っているうちに先ほどの方が追いつき、ちょっと話した後お別れ。お互いブログをやっているので、その後も繋がりは持てています。

さてテントサイトに戻ってテントを張るとします。本当は二軒小屋に下って二俣慣合辺りで野営して翌日西俣散策とでも行こうかななどと思っていましたが、二軒小屋から伝付峠の登り返しがこの靴の状態では何となくやる気が出ないのでやめておきました。テント張ってからはガスってたし睡眠不足だったので基本寝まくりでしたねw 翌日行けたら笹山の方へ歩いて行ってみようかなどと考えながら、ウイスキーを飲み、この記録も暇だったのでそのときに書いてしまいました。というわけで、一先ずおやすみw

7/21

さて、テント置いて笹山往復か、テント背負ってダイレクト尾根で下山かで迷いましたが後者を選択。テン場から富士山が見え、展望も期待できます。

しかし、伝付峠まで登ってみるとガスガス。少し北上した展望台ではガスも晴れ、悪沢岳、赤石岳、聖岳のBIG3が顔を出してくれました!ガスってたのは伝付峠だけで、そこがガスの通り道になっている感じでした。

さて、ここからは緩いアップダウンを繰り返す林道が奈良田越まで7kmほど続き、崩壊地の手前と先とで全く異なる様相を見せます。崩壊地の手前までは現在も時々車が入ってきてるような印象を受け、崩壊地の先は木が生い茂っていて歩きにくかったです。別当代山の手前のヘアピンの辺りも崩壊しているようなのですが、ここは稜線の西側ではなく東側をいく林道が新たに出来上がっていました。

奈良田越から先は虫だらけ。白剥山、笹山手前の森林限界突破ピークまでは割合明瞭なコースでした。森林限界突破ピークからは悪沢岳、蝙蝠岳、塩見岳の素晴らしい展望が得られ、少し休憩としました。
しかし、この先のハイマツが煩い!これは僕がルートを外してしまったのが一番いけないのですが、ハイマツがカオス過ぎてこの間で40分ほどロスをしました。ちゃんとコースに従って行けば、そこまで煩くはないのでしょう。

そしてついに笹山南峰。この時点では白峰三山もよく見えていました。しかし、昼食の準備をしているうちに、ファッ!?ガスに包まれてしまいました。この展望は僕の心の内にのみ留めておくこととします。昼食後北峰にも行きましたが、塩見岳が眼前にドーン!と見えるのはいいのですが、他はガスに包まれてしまいましたね。藪と格闘している場合ではありませんでした。

笹山南峰に戻ってきて、さてダイレクト尾根を下るかと思いますが、北峰にストックを忘れてきたことに気づきます。無駄に疲れる結果となりました。

ダイレクト尾根の下り、足袋では指先と足裏に非常に負荷がかかるので不安でしたが、ふかふかしていて足裏の方は平気でした。指先はスピードを出さないように注意していくしかありませんね。
ダイレクト尾根は思いのほか下りやすく2時間少々で下り切ることができましたが、時刻表を把握していなかったのでバスは100m先(違う道路)を過ぎ去るのを見送る結果となってしまいました。

さて次のバスまで2時間暇となりましたので、着替えはありませんが、先に温泉に入ることとします。奈良田の湯は何度入っても素晴らしい。自選三名湯には入ります。温泉後も1時間の暇があったので、その時間を使ってこの記事を書き上げてしまいました。まだ伝付峠入口〜駐車場の林道歩きが残ってはおりますが・・。

というわけで、その後の林道歩きも無事済ませまして、初の磯足袋テン泊縦走を問題なく終えることができました。

登山靴を忘れ、大井川源流散策・悪沢岳登頂に踏み切るのは断念せざるを得ませんでしたが、これはこれで計画していたルートではあったので、十分に満足行く山行となりました。伝付峠ルート、峠とはいっても登山口から標高差1400mもありますが、おすすめですよ。

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コメント

Evergreenさん、お久しぶりです。
お元気でしたか?もう夏休みに突入でしょうか?

しかし、山履忘れて磯足袋で、、、とは、 恐れ入りました。
やはり、靴と違って足の裏とか痛くなるんでしょうか?
脚力のない私には無理そうですが、憧れます。

ハイマツがカオス、、、。
ツボにはまりましたが、秋には白嶺南嶺を考えてますので、無限ループにはまらないよう気をつけます。

今後もチャレンジングな山行、楽しみにしています。
2013/7/23 8:52
RE: Evergreenさん、お久しぶりです。
ricalonさん

元気ですが、生憎今年度から院生となりまして、一週間のお盆休みを除いては夏休みというものはありません!笑
この土曜は研究室を無理矢理休んで・・ということです。

そうですね。確かにグリップはきくのですが、靴底が薄いので長距離歩くとマメだらけになりますね。また、筋肉に負荷もかかりやすく、久々に筋肉痛に悩まされています。

僕も白峰南嶺はまた冬に訪れることになるかと。コースアウトしなければ大丈夫だと思います。

今年も南ア攻めますよー!
2013/7/23 11:47
始めまして
笹山山頂付近ですれ違った日帰りの中年ハイカーです。
足元に目が行き?とは思っていましたが、納得しました。
記録を読ませていただき。健脚ぶりにひたすら感心です。
思いがけずこの山行記録を見つけましたのでコメントさせて頂きました。
2013/7/23 23:04
好判断です。
Evergreenさん、おはようございます。

行きたいと思っていたルートの一つなのでとっても参考になりました。しかし登山靴を忘れたり、予定より到着が遅れたりというアクシデントにも関わらず、好判断でこのルートを縦走したのは凄いです

自分も同じ日に登山しに行って、最初の計画に固執した結果、全くダメだったのと対照的です。

ところでこのルートだと、ある程度のルートロスの時間を考慮する必要が有りそうですね。ナイトハイクで伝付峠まで行くのも、それなりに困難そうだと分かりました。
2013/7/24 8:37
RE: 始めまして
heinaiさん

おお、あのときの!あのときは音がしたので山頂で少し待ってみようかとも思ったのですが、バス時刻が気になったので下ってしまいました。

日帰りで笹山。山梨百名山の中でも登りごたえのあるコースだったと思います。お疲れ様でした。
2013/7/24 11:08
RE: 好判断です
Futaroさん

こんにちは。

単純な西俣散策とも迷ったのですが、山頂は踏んでおきたかったので、このルートに変更してよかったです。南アはバリエーションルートも含めて多くのコースが頭の中に入っていて、また地形図も全域に渡って持っているので、こういった咄嗟の変更も可能になりますね。

そうですね。ナイトハイクするなら笹山ダイレクト尾根の方がいいでしょうが、内河内川で暗くなったらちょっと嫌ですね。伝付峠への登りのナイトハイクで気になるのは、ロープのかけられていない脆い急登箇所、内河内川に出合って最初右岸から左岸に渡るところ、保利沢小屋の先で再度左岸から右岸に渡る箇所でしょうね。
僕だったら逆走で、最悪伝付峠でビバークですかね。
2013/7/24 11:15
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