両神山《腰越の滝》

2021年06月06日(日) [日帰り]

• GPS: 01:41
• 距離: 2.2km
• 登り: 98m
• 下り: 98m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:26
• 休憩: 1:11
• 合計: 1:37

13:35 日向大谷口バス停
13:43 14:54 腰越の滝
15:12 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場有り

コース状況／危険箇所等

滝を調査したレコです。

腰越の滝
古くは両神山の修験者によって禊や滝行、雨乞いや祈祷が行われたと云われる両神山の聖地の一つです。多くの伝説が伝わっております。

滝としては、ゴルジュ内にかかる左トイ状滝、右直瀑の10m二条の滝です。

その他周辺情報

道の駅 両神温泉薬師の湯
日帰り入浴600円

写真

6/6 13:34

腰越の滝入口
ここから薄川に下りますが、踏み跡は薄いので注意でした。
h）何回かここに来てるはずなのに全く気にしてなかったです。。。この看板に書かれてる滝だったのですね。

6/6 13:38

西沢出合いに下りました。

6/6 13:43

腰越の滝と祭祀物
１：石組と祠
２：参光明龍大神「一心誠講 昭和三十一年」

6/6 13:55

腰越の滝釜
ゴルジュというより、半ドーム状の巨大なポットホール？のような地形ということがわかりました。
h）こんなところに巨岩と滝があったんですねー
素晴らしい景観でした。

6/6 13:56

腰越の滝を望むtさん

6/6 13:58

腰越の滝に取り付くhさん
スタンスが無いので上がれません。
h）とりあえず取り付いてみましたが…水の中だから？フェルトソールだから？足元フリクションが全く効かない…
今日沢デビューした私には歯が立たなさそう…

このあとショルダーで取り付きました。
h）初ショルダーでした。これ練習しなきゃ。

体感ではなかなかの斜度があり、ツルリのイメージを払拭できず恐怖でした。落ちてもドボンで済むので気は楽なのですが。

沢二年生にはなかなか難しい滝でしたが…

なんとかクリア
h）おめでとうございます！
私は暫くもがきましたが、敢えなくドボン。
また挑戦します。

6/6 14:13

ゴルジュ出口
10m程の廊下を進むともう一つのポットホールがありました。(興奮しすぎて廊下の撮影を忘れる)
釜が深そうなのでここで撤退しました。

6/6 14:27

腰越の滝落口

下りはウォータースライダーで。
h）次はバナナボート持参で！

続いて宿題だった祠の調査です。

6/6 14:31

祠の屋根材
メジャーを忘れて計測できませんでしたが、横幅は70cm位はあったかも。屋根の下には木製部が僅かに残っていましたが、御神体や墨書などは確認できませんでした。

6/6 14:34

祠の平場
２m四方の平場が石組によって造成されていました。聞き取りによると、かつて修験者がここから「わしは鳥である！」(ダジャレじゃないヨ)と滝壺へ飛んで、大怪我をしたという話もあるそうな。
h）トリップ中だったのかな？大怪我で済んで良かった…笑

6/6 14:49

調査後は装備を洗って小休止です。
h）沢靴から地上用靴に履き替えた直後、また沢に入ってずぶ濡れたのは内緒です。慣れって怖い…

6/6 14:54

腰越の滝遠景
宿願だった調査を終えて感激でした。陽も差してきて、いい感じです。
h）神秘的で美しい滝でした。

6/6 15:00

旧道を歩いて駐車地へ

6/6 15:12

駐車場の石祠
無事の感謝を込めて参拝です。
h）ありがとうございました！

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

hirosio

この日の両神山探検第二弾、腰越の滝です。
日向大谷口は何度か来てますが、こんな両神修験の歴史感じる素晴らしい滝があるなんて知らなかったです。もったいない…
私も滝登攀に挑戦しましたが、あえなく撃沈。
沢一年生にはハードルが高かったか…
また挑戦しに来ます！！！

こんな素敵な滝を紹介いただいたmさん、
ショルダーしてくれたtさん（お互い最後はシバリング、一気に体温奪われましたねぇ）、ありがとうございました！またお願いします！

モンブラン

両神山の聖地の一つである腰越の滝。約一年前に訪れた際に色々と調べたものの、宿題が残っておりました。そこで午前中の中ノ沢ついでに滝の登攀練習を兼ねて、調査することにしました。

ダメ元で突撃した腰越の滝でしたが、無事に登ることができ、その全容を探ることができました。ショルダー無しには達成できなかったので、ご両人には感謝しかありません。そもそもソロではチャレンジしようとも思いません。

両神信仰と薄川については、もう一歩踏み込んだ解釈ができる可能性があるので、腰越の滝周辺と薄川の探索は今後の課題としたいと思います。

一日お付き合い頂いたご両人に改めて感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いします。

taka9103

駐車場から沢に下り、10分程度だったかと思います。岩に囲まれた雰囲気のある滝が見えてきました。

滝としての高さはあまり高くはないのかもしれませんが、見応え抜群の滝でした。滝にえぐられた空間に立ち、滝壺から滝を見上げると水飛沫に呼応するかの様に木漏れ日も差してきました。まさしく神々しさを感じる光景でした。

経験の浅い私は登ることはできませんでしたが、果敢に挑戦するお二人の後ろ姿に刺激を受けました。

一日を通して両神山を満喫することができました。貴重な経験をさせて下さったお二方に改めて感謝です。ありがとうございました。