丹沢/中川川鬼石沢
- GPS
- 06:22
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,277m
- 下り
- 1,255m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大滝沢林道に新たなゲートが設けられゲート前に3台駐車可能な余地があるが塞がっていたので県道76号で新箒沢隧道を過ぎた所の余地に駐車。ここには10台以上停められる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・登山道(大滝橋〜マスキ嵐沢〜一軒屋避難小屋) マスキ嵐沢まで3回木橋を渡るが最初の橋は落橋しており、渡渉する。 法面の崩壊も進んでおり油断は禁物。 ・鬼石沢 2019年8月には台風10号の直後に来て水量が数倍多かったが今回はこれまで最も水量が少なく全ての滝を直登できた。 CS4mではカム(キャメロットNo.5)とアブミを使用。 ◆登山ポスト 登山口近辺には登山ポストは見当たらない。 |
写真
感想
梅雨に入りそうで未だ入らない、そんな束の間の機会に鬼石沢を再訪した。水量は少なかったもの最後まで途絶えず、全ての滝は直登でき、存分に楽しめました。省エネ登攀を心掛けたにもかかわらず思った以上に疲れを感じたけれど、それは1ヶ月振りのせいか?歳のせいか?
いつものように大滝橋の手前から林道を進んで行くと新たにゲートが出来ていた。その手前に3台分の余地があるがもう埋まっている。辛うじて方向は変えることが出来たが、駐車の仕方次第ではバックで林道を戻らないといけない訳だ。県道76号に戻り、新箒沢隧道を出て少し行った所の余地に駐車したが今後は最初からここに停めた方が安心と言うことだ。もう少しゲートの位置を奥にしてくれたらなぁ。マスキ嵐沢までの3本の木橋は1本目は外れていたが残る2本は架かっていた。今日は水量が少ないので渡渉も楽だ。一軒屋避難小屋までの登山道はあちらこちらで法面の崩壊も進んでいる。
一軒屋避難小屋で沢装備を身に付けて堰堤まで右岸側の作業道を進むが、ここもまた崩壊が進んでいる。そのうちに一旦沢に下りるようになりそうだ。堰堤を越えてナメ床が現れて来て沢が左に屈曲すると滝場も近い。左に曲がると正面に15m滝が現れる。ここは容易ではあるけれどスケールがあるのでロープを出しAki-CLさんがリード、次に僕がTiblocで続き、ラストが13Kさんと言うオーダーだ。15m滝を越えるとすぐに20m滝が現れる。Aki-CLさんが続いてリードして行く。左壁に取り付き、一段上がってバンドをトラバースし、ヒョングリ状になっている流心を横断し右壁に移ると残置ハーケンがありそこでランニングビレイを取る。そこから次の残置ハーケンまでが少し危ういが、越えるとホールドも増えて来る。上部は樋状を避けてカンテを巻くのが省エネ登攀法。去年は樋状をステミングで登った13Kさんも今年は省エネ法で来た。
この後しばらくは穏やかで新緑が映えるナメと釜が続く。930mの5m滝を越えて沢がまた左へ屈曲すると沢の名となった鬼石と巨岩帯になる。ここもハイライトの一つだけれど胎内くぐりは結構消耗するのでAki-CLさんと僕は右俣を少し登って戻る省エネで胎内くぐりは13Kさんにお任せだ。ここを越えてまた穏やかな渓相になるがナメの連続を越えて大岩のある堰堤に出合う。この堰堤を越えると源頭に近づいた印象が濃くなり、トポに記されている滝も判然としなくなってくる。最後のハイライトはCS4m滝だろう。ここも省エネでカムとアブミを遠慮なく使わせて貰います。次回はキャメロットの5番を中心に3丁位に持ってくるカムを抑えれば軽量化でさらに省エネになるかも。この後はCS4m涸滝を越えればもう登山道が目の前だ。
コルに上がって南側の小高い広場まで登って小休止しながら沢装備を解いたが、今日は誰も畦ヶ丸に登るとは言いださない。そのまま通常登山道を下って帰着。下山路ではあちらこちらでヤマツツジが満開だったが、流石にシロヤシオは見かけない。今年もシロヤシオに逢いそびれてしまった。来年こそはシロヤシオに逢いに来るぞ!
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