以東岳
- GPS
- 10:35
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,483m
コースタイム
大鳥小屋 8:45-9:00
オツボ峰 11:20
以東小屋 12:20-13:00
東沢渡渉点 14:15
大鳥小屋 14:45-15:00
泡滝ダム 17:00
天候 | 曇時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●7月の豪雨により土砂崩れ等で通行止めになっていた鶴岡市道泡滝大鳥線は、関係者の懸命の復旧作業によって今月初旬より通行可。お陰さまで安全に通行することができた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●先日の豪雨の影響で、今まで何もなかった場所に沢ができていたり、大きく崩壊している場所が泡滝〜大鳥小屋間に数箇所あり。しかし、こちらも補修や復旧が済んでおり安全に通行することができた。関係者の皆様に心より感謝申し上げたい。 ●御手洗いは登山口、大鳥小屋、以東小屋にあり。 ●水場は泡滝〜大鳥間に数箇所あり、先日復旧した大鳥小屋の水場とともにいずれも水量は豊富。三角峰と以東小屋下の碧玉水は未確認。 ●以東小屋は破損のため宿泊不可。 ●この日会った登山者は、トータルで10名に満たない。トップシーズンの朝日連峰とは思えず、大変静かであった。 ●泡滝までの道路状況や、泡滝〜以東岳までの登山道については鶴岡市朝日庁舎のHPで最新情報を確認できる。 →http://www.city.tsuruoka.lg.jp/asahi/index.html |
写真
感想
日曜に友人から山行のお誘いを頂き、先日林道が復旧したばかりの以東岳に行くことになった。今回同行してくれたのは、5月に湯の沢岳を共に歩いてくれた彼である。
早朝の泡滝駐車場には遠く関西や関東ナンバーの車が数台停まっており、改めて朝日が全国区の山域であることを実感する。
早朝の凛とした空気の中を大鳥川沿いに進み、汗だくになりながら大鳥小屋に到着。小屋の管理人さんと彼が知り合いで、以東に行く事を告げると「以東小屋に置いたままの釣り吉三平の単行本2冊を回収する」という極めて重要なミッションを授かる。
また、ここで「数日前はヒメサユリが咲いていた」という情報も耳にし、期待に胸膨らみながらオツボ峰コースに進むことにする。
敢えて距離や標高差の大きいオツボ峰コースを選択したのは、以東岳に続く稜線を眺めながら歩きたいからである。
比較的急な登りでたっぷり汗を搾られ、三角峰手前で森林限界に飛び出すと視界が広がる。
何となく朝日軍道の道形が残る草原にはマツムシソウが咲き乱れ、秋を感じさせる涼風が肌に心地よい。ニッコウキスゲは終わりかけながら咲いているが、残念ながらヒメサユリを認めることはできなかった。
以東まであと少しという所でガスに包まれ風も強くなる。今日も大丈夫だろうと思っていたが、ポツポツと雨が落ちてきた。降水確率が0%であるにもかかわらず、である。
お目当ての一つであった朝日主稜線を眺めることができずに、大休止のために以東小屋に逃げ込む。ここで腹ごしらえをし、釣り吉三平2冊をザックにしまう。
小屋を正面から見る分には全く問題ないのだが、西側(裏)に回ると小屋の壁が大きく剥がれていた。破損箇所から風雨が吹き込むために室内は湿っぽく、壁や床にはカビが発生していた。宿泊禁止も止むを得ないだろう。
再び以東で小屋泊が出来る日が来るよう願うばかりである。友人によれば、晴れた夜には満点の星は勿論、日本海の漁火や鶴岡市・山形市の夜景などが大変美しいとのこと。いずれ是非この目で見てみたいものである。
雨が上がりガスも晴れたところで下山開始。帰路は大鳥池を眺めながら直登コースを進む。
気持ちの良い草原を、雄大な景色を眺めながら暫らく歩くと樹林帯に入る。展望は得られないものの、一気に標高を下げて東沢の渡渉点にたどり着く。
水量は少なく、簡単に右岸に渡ることが出来た。
澄んだ水中を泳ぐハヤや日向ぼっこをしている蛇を眺めつつ湖畔の道を進み、大鳥小屋に戻る。依頼された本2冊を無事に管理人さんへ渡し、ミッションも無事に終了。
アブに3箇所噛まれながらも、日の傾いた泡滝ダムに17時頃に何とか帰着。
久々の長丁場となったが暑さのせいか、かなり体力を消耗した。水分やエネルギーも十分に補給していたつもりだったが、再考の余地があるかも知れない。
課題も残るが、昨年見ることができなかった以東からの展望も得られ、それなりに充実した一日となった。
mokkedano さんへ
こんばんは。
「椿」さんとの楽しい山歩き、お疲れ様でした。
長〜い以東岳までの道のりを
日帰りでサラッと歩いちゃうお二人の脚力に脱帽です。
登山道の様子もご紹介下さってありがとうございます。
参考になりました。
稜線のお花畑の中、歩かれたのですね。
羨ましいです。
降水確率0%だったのに、降ってきたんですか?
さすが
椿さん、ヘビの扱い手馴れてらっしゃるのですね。
お昼寝しているヘビも見たかったです。
朝日の登山道は小さな動物(ヘビ、トカゲたち)が元気で歩いていて楽しいですよね。
椿さんとのコラボの定番化お待ちしていま〜す
ヤマカガシとかアブとか、 ワイルドですねェ 釣りキチ三平回収任務も完遂でしたね
天気は、mokkeさんとしてはいい方でしたかね
友達との快適夏休み、楽しめてよかったです
以東までの道のり、私にとっては限界に近いものがありますが椿氏にとっては足慣らしの様なものです
私が40分歩いて10分休むペースで歩くのを、彼は30分歩いて20分休憩で合わせてくれています
彼は手先も器用で、自生している木の実で果実酒を作ったり間伐材でタンブラーや子供のおもちゃを作ったりしています。そんな話を聞かせてもらうのも楽しみの一つなんです
山を深く知っているので蛇とお友達になれるのだそうで
またタイミングが合えば同行してもらおうと思ってます。できれば晴れた日が希望です
以東ピストンは定番になりつつありますかね?
林道が復旧したと聞いて行ってみました
今回は昨年と違って展望が得られましたが、私にとっては破格の待遇かと
盛夏の山、しっかり楽しんできましたよ
こんにちは。はじめましてjm1bwo(アマチュア無線のコールサイン)です。8/11に大鳥小屋にいました。かなり近い時期に同じ場所だったこと奇遇ですね。私は以東岳→大朝日岳→五味沢の縦走コースを満喫しました。8/11,12はガスガスでまったく見えませんでしたが、13日だけ天気がよく朝日連邦の山の深さを実感しました。
さて、ご連絡ですが三角峰の鞍部にヒメサユリが咲いていました。数はそんなに多くはなかったのですが10輪ぐらいはありました。お目当ての花だったので感動です。もしよければ、以下URLにヤマレコの記録がありますので、ご覧ください。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-333161.html
初めまして。コメントありがとうございます。
レコ拝見いたしました。ヒメサユリ、やはり咲いていたんですね。
見ることができなくて残念ですが、これは来年のお楽しみと致します。
今年は長雨のせいで花期が大きくずれてしまった様です。
ロングトレイルの踏破、お疲れ様でした。
また機会があれば東北の山旅をお楽しみくださいね。
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