荒川三山・赤石岳
- GPS
- 25:45
- 距離
- 48.3km
- 登り
- 4,952m
- 下り
- 5,308m
コースタイム
椹島のスタートから鉄塔横までの軌跡が大きく狂っています、
それ以降は概ね問題なし。
椹島の標高は約1100メートル
<1日目・8/15>
8:30椹島ロッジ-9:50鉄塔横-10:24林道合流10:44-12:13清水平-12:30-
-13:29見晴台-15:00駒鳥池-15:50千枚小屋(小屋泊)
<2日目・8/16>
6:18千枚小屋-7:07千枚岳-8:09丸山8:27-9:03荒川東岳(悪沢岳)9:32-
-10:35中岳避難小屋・荒川中岳11:00-11:21荒川前岳11:50-12:55荒川小屋(幕営)
<3日目・8/17>
5:20荒川小屋-5:56大聖寺平-6:59小赤石岳の肩-7:26小赤石岳-7:58赤石岳8:50-
-10:39富士見平10:50-11:17赤石小屋12:25-14:13樺段-15:43椹島ロッジ(幕営)
天候 | <1日目・8/15> 晴れのち曇り、13時半頃より雷雨 <2日目・8/16> 快晴 <3日目・8/17> 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
畑薙夏季臨時駐車場に駐車 往路 駐車場から椹島までは東海フォレスト送迎バスに乗車(所要約1時間) 7:00ごろ乗車、臨時便が何本か発車していました 帰路 椹島から駐車場まで(所要約1時間) 6:30の便に乗車 ※送迎バスは往路で3000円支払い、施設利用券を貰います。 山小屋での宿泊費として3000円充当でき、宿泊の領収書と施設利用券のセットで帰路のバスに乗車できるシステムとなっています。 帰りは県道60→県道27→新東名新静岡ICへ ※こちらの道は道が悪く時間がかかります。東京方面へも静岡スマートICか島田金谷IC利用の方が楽かもしれません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(椹島〜千枚小屋) 長い単調な上り坂です、見晴台で展望がありますが天候悪し (千枚小屋〜千枚岳) 小屋の周辺はお花畑になっています。標高2800mを超えてから森林限界になります (千枚岳〜丸山) 若干ガレた岩場がありますが、手を使う場面は僅かです。特に危険はありません (丸山〜悪沢岳〜荒川前岳) 危険箇所はありませんが、ややザレ気味。落石に注意。 悪沢〜荒川中岳間は200メートルほどの上り下りがあり地味に疲労します。 絶景が続きますが、天候不良時は風に悩まされることと思います。 (荒川前岳〜荒川小屋〜赤石岳) 500メートルの上り下りです。荒川小屋で幕営したので辛くはありませんでしたが、通しで歩くとしたら体力の要るところでしょう。 荒川小屋への下りはカール状の地形にお花畑が広がります。 小赤石・赤石間は絶景の稜線歩きです (赤石岳〜赤石小屋) ラクダの背の南側を巻いて進みますが細かなアップダウンと桟道が続きます。 意外としんどい道のりです。 (赤石小屋〜椹島) 千枚小屋へのルートに比べて距離は短いですが、長い尾根です。展望なし。 椹島手前で九十九折で一気に300メートル下ります。 登り下りとも足に負担のかかる行程だと思います。 ○千枚小屋 素泊まり4500円+トイレ代100円 夕食2000円 ○荒川小屋 テント600円+トイレ100円 ○椹島ロッジ テント1000円(入浴込み) |
写真
感想
夏休みに念願の荒川岳と赤石岳に行ってきました。
初日は13時半ごろからまさかの雷雨。展望のない樹林歩きだったため、天候の急変はまるで不意打ちでした。
涼しくなったなと思ったそばから激しい雨が降り、あっという間に登山道は泥流となりました。全行程で一番辛い時でした。16:00頃雨はやみましたが結局太陽は出ず。
後に聞いたことですが、赤石聖間で雷に打たれた方がいらっしゃったとのこと。
やけどで済んだようです、怖いですね。
千枚小屋では疲れきった人の顔が並んでいました。私もあそこまでの豪雨は生涯初めての体験です。
素泊まり(私たちは夕食を頼みましたが)は本館ではなく、離れの百枚荘での宿泊でした。そちらはテント装備の大型ザックばかりでしたので、私たち同様に多くの方がずぶ濡れと疲労で幕営を見送ったのだと思います。
前日とはうって変わり、翌朝は綺麗に晴れ上がりました。富士山が美しく朝を告げます。
千枚小屋付近では綺麗な花々が、稜線に上がってからは絶景が山歩きを楽しくしてくれました。
南アルプス南部は初めてなのですが、印象としては山が一つ一つ大きい!
絶壁の登下降はありませんが、大きく下りて大きく登る。
空気が澄んでいるのもあって見た目より遠く、思いのほか時間も体力も必要でした。
それにしても山深いエリアです。四方とも見渡す限り山が続く展望はさすがと思わされます。
そしてとにかく高い!
そこいらのちょっとしたピークが3000超なのですからびっくりしてしまいます(笑)
2日目は荒川小屋で幕営しました。
テント場からの眺めもよく(富士山が正面)、平坦で広々と快適でした。
翌朝はまたしても富士山とともに朝を迎えました。
こんなに頻繁に富士山を眺めた山行も珍しいくらいです(笑)
赤石岳へは朝日の中出発。大聖寺平への登りは空にまっすぐ向かって伸びる道のようでいい気分でした、こういう道がなにより好きです。
400メートルほどの登りで小赤石ノ肩に至り、再び360度の絶景歩きです。
赤石岳手前でザックをデポして赤石岳に登頂。
避難小屋に向かうと、多くの方がレポで言及している有名なオヤジさんがおりました(笑)
できればここに泊まりたかったですけどね。
「滅茶苦茶混んでたから昨日はこなくて正解」
「あの祠は雨乞いの神様なんだから拝む前に聞いてくれよ」
「おまえら今晩は椹島にテント張るのか?いいなー俺もそうしたいよ」
気抜けしてしまうような事を豪快に言ってのけるオヤジでした。
ちょっと話をしただけなのに随分和んでしまいました。
有名な御仁だけはあります(笑)
オヤジに元気を貰って長い長い道のりを下りました。
思い返すと1日で2000メートル下山するのは初めてです。
しんどかった〜、つらかった〜
おかげ様で椹島ロッジの生ビールのうまいこと!
最終日は椹島ロッジに幕営。
ゆるーやかな時間が流れておりました。
お風呂も入れますしね。ここまで頑張って下りてきて正解!
初の南ア南部。スケールの大きさを心行くまで堪能できました。
初めての長期縦走を頑張ってくれた連れにも感謝!!
また、3日間同日程でいろいろお助けいただいたNさんに感謝!!
それにしても井川社有林(特殊東海製紙社有林)の広いこと!
間ノ岳から畑薙まで一企業の持ち物とは恐れ入りました。
標識も小屋設備も送迎バスのシステムも含め、よい意味での独占の統一感がありましたね。小屋に一泊泊まらないといけないのはなんですが比較的安価ですし、
全体的に清潔でした。今後もおごらず運営していただければと
ちょっと褒めすぎたかな(笑)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する