化雲岳(天人峡〜睡魔との戦い)
- GPS
- 09:56
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 1,550m
- 下り
- 1,534m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆天人峡登山口〜滝見台 ・いわゆる33曲りという名の九十九折の急登。本当に33回曲がっている。(数えた) ◆滝見台〜第一公園 ・細かいアップダウンが多い一本道。 ・急登はないがとにかく長いのでじわじわ削られる。 ・第一公園はワタスゲの大群落。 ◆第一公園〜化雲岳 ・途中沢道を歩くがそれを抜けて稜線に出たら抜群の景色が楽しめる。 ・特にチングルマの花畑は絶品。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は「森のゆ 花神楽」 650円で露天風呂付。 食事もおいしいし休憩所も広い。 超おススメ。 |
写真
感想
北海道遠征3日目も百名山ツアーということで天人峡登山口からトムラウシ山を目指すことになった。
短縮ルートからいけば苦労はないだろうがパクが天人峡がおススメだというのでそれに乗るしかない。
とにかく長丁場になるのは確実なので0時スタートということで予定を立てた。
しかし前日は知床の羅臼岳を登ったため移動だけでも5時間くらいかかる。
結局宿泊地の東川(旭川の隣町)のゲストハウスに到着したのは18時半を過ぎていた。
寝る準備をして就寝するも23時起床ということで結局3時間ちょいしか眠れなかった。
結局これが今回の山行の首を絞めることになった。
寝不足の中天人峡登山口を出発。最初は快調に歩いていたが途中で強烈な睡魔に襲われた。
パクも同じ状態らしくゾンビのように歩いていく。
前日の睡眠不足だけが原因ではない、その前日も前々日も4時間くらいしか眠れていなかったため慢性的に体力が奪われていたのだ
睡眠不足を経験したのは今回が初めてではない、厳冬期の白山でも0時スタートすれば朝5時過ぎには強烈に眠くなる。
しかしそれでも日が昇れば必ず元気になる、そう思っていたし実際そうだった。
だが今回は日が昇っても状況は変わらず。視界はぼやけるし足取りもおぼつかない。まるで酔っ払いのようだ。
これはヤバいと日が当たる暖かい場所で仮眠を取ることにした。
そのおかげで少し体調は回復したがそれでもトムラウシ山は遠すぎた。
急遽行き先を化雲岳に変更し、素晴らしい大雪の景色と花畑を満喫するプランに切り替えた。
そうなれば写真を撮りながらののんびり山行モードとなるので気持ちにも余裕が出てくる。
今回の見どころはチングルマの大群落と第一公園のワタスゲであった。
10時過ぎに早い下山を果たして温泉に向かう。
早速風呂に入ってご飯を食べたら二人で休憩室で仮眠。ようやく眠れた。
トムラウシ山には行けなかったが天人峡〜化雲岳の大雪山系の素晴らしい自然に触れることができてよかった。
この山行で今回の北海道遠征は完結。
最後のトムラウシは残念だったが幌尻岳、羅臼岳といった北海道の名峰を歩けたし、大好きな大雪山系にも登ることができて素晴らしい山旅となった。
4日間ガイドを買って出てくれたパクに感謝!
天人峡からのトムラウシ夏道往復日帰り。これ、実はやったことありそうで一度もやったことがない。岩さんがトムラウシ行きたいと言うので最短ルートの新得よりも、よりミンタラ感を長く楽しめる天人峡からの日帰りを提案した。僕が歩きたかったということもあり。前日は羅臼岳を下山したら東川まで5時間半の運転。知床峠を越えて斜里、北見、石北峠と大冒険だった。
4時間弱眠ったら23時起床、小一時間クルマを走らせて天人峡を24時に出た。千歳に上陸してから毎日4時間睡眠、長時間行動、長時間運転と疲れが溜まっている。歩き出しても眠い。天気は良い。でも眠い。ふらふらになりながら第二公園に来ると旭岳から朝が来た。お花畑が日の光に照らされて美しい。遥か遠くに、今日はとても遠くにトムラウシが見える。うーん、これは今日は化雲までにしときませんか。その辺の岩をベッドに寝転んで昼寝したら余った行動食をぱくぱく食べて下山した。お花見お昼寝お弁当ハイキングになった。今回の旅はちょっとやり過ぎたかもしれない。トムラウシはまた今度、万全の状態で行きましょう。もちろん天人峡から。冬でもいいのよ。
パクミンさん、初めまして、いつも拝見してます。
一年前のこの時期に私も計画していたこのコース、
結局はタイミングを逃して行けませんでした。
しかし忠別岳から見た化雲岳、トムラウシ山の景色は今でも鮮明に覚えてますよ。でもこれ程までにちんぐるまが群生していたなんて知らなかった。このルートを歩く人が少ないのであまり情報を得られてなかったのかな。
大雪山系のたおやかな稜線は今でも忘れられない風景です。
あぁ〜 また北海道長期出張ないかな〜
このルート、パクのおススメというだけのことはあってほんといいコースでした。
花も眺望も一級品でしたね。
tekapoさんも北海道、本州を含め色んな山を歩かれているのでよくわかると思いますがやっぱり大雪山系はやっぱり別格ですね。
ここは毎年訪れたいと思わせてくれる特別な山域です。
出張で行けるなんて羨ましい限りです。
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