ゼニイレ沢 谷川岳一ノ倉沢を背景に登るスラブ沢 奥壁以降が核心でピンチに
- GPS
- 11:16
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 1,007m
- 下り
- 994m
コースタイム
天候 | 晴れ後、雷雨、後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ラバーソールの沢靴はフリクションがよく効きます。 |
その他周辺情報 | 湯テルメ谷川 |
写真
感想
今期沢登り3回目。
スラブの沢登りに参加させていただきました!
スラブの沢って初めて。
ラバーソールの沢靴が良いと聞いて、準備はバッチリ。白毛門駐車場で前泊して、出発です。
一ノ倉沢出合から広々としたガレ場歩き。
少し歩くと、背後に一ノ倉沢がどーんと見えてきます。この景色が、奥壁までずっと続くのがこの沢の特徴。ちょっと振り返れば、ずっと絶景。
ガレ場を過ぎると、普通の沢っぽい歩きが少し。
このあたりの水は、スラブ帯でだいぶ温められた水のようです。少しでも涼みたくて水に浸かってみましたが、冷たーい!ってほどではありませんでした。
スラブ沢に突入してからは、まずは靴のフリクションを試します。おお!よく効いてる!!
スメアリングで靴底を押しつけるように歩くと、傾斜のある岩でもしっかり歩けます。
ちょっとここは滑るな、怪しいな、という箇所は、草の根っこを掴んで登れば安心。
どんどん高度を稼ぎます。
沢の下部はだいぶ暑くて、水分・塩分休憩多めでしたが、高度が上がるとだんだん涼しくなってきました。風が気持ちいいー。
そんな快適なスラブ帯も奥壁で終了。
過去のヤマレコやブログを参照して、まずは、右にトラバースするような形で奥壁を登ります。
ロープは出してもらいましたが、割とスムーズに登れました。奥壁を登って、ホッ。
あとは、少しヤブを漕げば登山道に出れるはずー…この認識が間違いでした…。
奥壁を右にトラバースするように登ったら、そこからまた右にトラバースするのが楽なルートだったようですが、そのまま上へと登ってしまいました。しばらく登ってから、あれ?こんなに登る?おかしいな??と…
チームリーダーに周囲を確認してもらい、いったん懸垂下降で下まで降りることに。練習や訓練以外で懸垂下降するの初めて!…緊張しました。
そこからフィックスロープを張ってもらい、右へトラバース。ちょっと落ち着いて座れる場所があったので、そこで作戦会議。
ルートミスをしてしまったが、どう登山道に抜けるか…。
1.もっと右へと藪を漕いで、稜線に出る
2.上部のスラブ壁を登って、稜線に出る
選択肢は2つ。まずは1.にチャレンジ。ゲキ藪を漕いで進むも、稜線の先は切れたっていてとても進めないとのこと。(後から、ここは稜線というより岩だったのでは?とのこと)
しょんぼりと引き返して、意を決して2.にチャレンジ。なかなかクライミング要素強めですが、他に道はない。頑張ります!
手や足場を確認しながら少しずつ登って行くと、不穏なゴロゴロ音が…
雷です。
森林限界を超えた山頂付近での雷は怖い。
落ち着いて登りたい所ですが、気持ちはどうしても焦ります。もう少しで登り切る!というあたりで雨も降ってきました。
なんとかクライミングゾーンを終えたら、藪に突入。途中、なかなかの近さで落雷があり、思わず悲鳴。藪こぎも必死です。しばらく進むと、先を進むM君から「登山道が見えた!」との声。…ホッとしました。
助かったーと思いつつも、ここはまだ稜線上です。雷の危険は変わらないので、ヘトヘトですが、樹林帯までは休まず下山します。
しばらく登山道を降りますが、なかなか樹林帯までたどり着かない…汗
体力の限界で、中途半端な場所で小休憩をもらいました。体力なくて申し訳ない。
エネルギーと塩分水分チャージして復活!
下山再開します。
そこからは、ただ安全に下山するのみ。
だんだん雷の音も遠くなっていってホッ。
下山は2時間ちょっとでしたが、もっと長く感じました。白毛門駐車場に着いた頃にはヘロヘロ。
でも、みんな無事に怪我なく下山できて、良かったー!(特に私!)
みんな、お疲れ様!と労わりあって、温泉へ。
湯テルメ谷川で生き返りましたーーー!極楽。
その後、美味しい中華料理屋さんでご飯。
ここも、安くて美味しくて量が多くて最高。
皆で笑いつつご飯が食べれることに感謝です。
反省会はまた後ほど。
まずはお互いの健闘をたたえあったのでした。
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