月山大雪城 しばらく入院
- GPS
- 05:08
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,038m
- 下り
- 1,045m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駐車料金は無料だが、入山前に協力金:200円を山麓駅手前で支払う。 リフト片道:600円、往復:1100円 リフト営業は16:30までなので、リフトで下山予定の方は下山時刻に注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪城の雪田には、まだ雪が残っている。 300m位の距離は滑走出来そうだが・・・ 今回はアクシデント発生により、50m程度滑っただけで終了。 雪田の末端まで行かず終い。 |
写真
感想
唐突で申し訳ないが、今回の山行で負傷してしまい、しばらく入院する事になってしまった。
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と、言っても負傷したのは私ではなく、我が相棒のスキー板なのだが。
(紛らわしいタイトル、すみません。。。)
どうやら板と金具を固定するビス穴がヘタっていたらしい。
いつものように月山大雪城へ山スキーに訪れたのだが、ビス穴の不具合に気付かず滑走開始してしまい、3回程ターンを切った時に突然、金具が丸ごと板から外れてしまう。
滑走開始直後でまだスピードが乗らず、傾斜も緩い部分での不具合発生だったので、
板を流すことなく転倒もせずに済んだが、金具のフロントを固定している4本のビス孔が完全にバカ孔になってしまい、その場では修復不可能。
滑走続行は無理な状態で、真っ白な雪田を前に1本も滑ることなく、この日の滑走は終わってしまった。
久々に好天に恵まれた絶好の滑走日和であったので、このアクシデントはつくづく残念である。
下山後はスキーの販売店へと直行し、修理の手続きを取る。
幸い、修理は可能との事だが、その期間は不明。
少なくとも、新雪が降る頃には完治しそうではあるが、まだ大雪城が滑走できる現状でのリタイアは悲しい事である。
だが、見方を変えればこれは幸運な出来事だったかもしれない。
この不具合は劣化型不具合である事から、仮に今回は何事も無かったとしても、遅かれ早かれ、いずれは発生していただろう。
今回の発生は夏の出来事であり、スキーはあくまでも遊び道具、との位置づけであるので、このようなアクシデントに見舞われたとしても下山行動に支障は無く、笑って済むような出来事である。
だが、これがもし、雪深い厳冬期に発生したとなれば・・・
下山の足を失う事となり、笑っては済まされぬような窮地に追い込まれていたかもしれない。
そう考えると、まだ安全な夏季に問題が露呈し、然るべき処置を行うことが出来た今回のケースは運が良い。
「潜在していたリスクを事前に取り除く事が出来た」という意味で、実に幸運な出来事だったと言える。
スキー板が長期入院となってしまった為、不本意ながらも今期の山スキーはこれにて終了。
最後に滑走らしい滑走もせず、残念な終わり方をしてしまったが、それはまぁ良し。
8月以降、休日はいつも曇天の空だった月山であったが、この日は久々の晴天で眺望良し。
盛夏が過ぎて秋の気配がほんのり漂う山の空気は清々しく、滑走は駄目だったが山歩きとしては楽しめた。
来シーズンの山スキーにおける安全性向上にも繋がったので、そう言う意味では今回山行は充分意義のあるものであった。
板はアトミックのバックランド85、金具はG3のアイオン10ですよね。以前のレコで自分と同じだと見ていたので、他人事じゃないと思いおじゃまします。
使用は2シーズン目じゃないですか?ラスクさんの使用頻度から見ればそうなのかも知れませんが、本当に劣化型不具合なのでしょうか。私もそのモ●ベル病院で手に入れたので少し心配です。
それにしても板の入院ですんで良かったですね
私も以前、 matayannさんの記録を拝見させて頂いた際に私と同じスキー板を使用されていることを知り、思わずニヤリとさせられたものです
金具までは見なかったので知りませんでしたが、G3のアイオン10でしたか。
板・金具共に私と同じですね!
私の方はデザイン重視で板・金具を選んだのですが、 私と好みが似ているのかもしれませんね
今回破損した板は、仰る通り2シーズン目で、去年の2月に購入しました。
その後、7月過ぎまで毎週のように山やゲレンデで使用したので通常の使用頻度よりも多いかと思いますが、確かにこの短期間での破損は怪しいところです。
ここ最近は頻繁にスプーンカットの凸凹斜面ばかり滑っているので板への負荷が多かった、という理由も考えられますが・・・
気がかりなのは、板の片方のビス孔だけがダメになっており、もう片方は問題ない、という事です。
もしかしたら、初期的な製造不具合だったのでは、なんて事を勘ぐってしまいます。
アトミックは老舗のスキーメーカーですので、そんな事は無いかと思いますが^^;
いずれにせよ、私自身は怪我も無く、板も無事修理出来そうですので一安心です。
今日、主治医の方より連絡がありましたが、思ったよりも退院は早くなりそうですので、もしかしたら大雪城に雪が残るうちに戻ってくるかも。
その場合は、今季のスキー終了発言を撤回せねばなりませぬな(笑)
何はともあれ、同じスキー道具を使う同士として、
matayannさんも板の体調にはお気を付けください!
ionのbindingが板から外れるとは大変なトラブルに遭われ大変でしたね⁉遭遇した場所が月山の緩斜面だったのでまだよかったです。ルンゼ滑走中や厳冬期だったら、かなりやばい状況でした。
自分はATKのbindingを主に使用していて、購入先のtelemark pyrenees(フランスのショップ)ではビスを強力な接着剤で固定しているため、まず外れることはありません。外したいときにはハンダゴテでビスを熱しなければならない程です。
山滑走では道具の点検が大切です。くれぐれもよく点検なさって滑走をお楽しみください。
hareharawaiより
今回は災難でしたが、緩斜面だったので助かりました。
仰る通り、ルンゼ滑走や厳冬期だったら、遭難の危険がありました
他の山道具とは違い、山滑走の道具はデリケートなものですね。
これを機に、滑走前は道具の点検を欠かさぬよう心がけようと思います。
なるほど、ビスを接着剤で固定する、という方法もあるのですね。
簡単には外せなくなりそうですが、その位の方が山で使うには安心できて良さそうですね。
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