北海道遠征 無念の撤退&ハプニング カムイエクウチカウシ山
- GPS
- 08:53
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 523m
- 下り
- 431m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
現在は終点の幌尻ゲートまで車で行ける 幌尻ゲート前には20台以上停められます |
コース状況/ 危険箇所等 |
幌尻ゲート〜七ノ沢出合:約5kmの林道の砂利道。自転車利用者が多い 七ノ沢出合〜八ノ沢出合:渡渉で歩く。巻道もあるが、沢を歩いた方が早いかも ※下りは手違いで七ノ沢出合までしかログがありません |
写真
感想
北海道遠征 10座目は最難関のカムイエクウチカウシ山。
元気な人は日帰り、あるいは1泊2日で登るようですが、渡渉に慣れていない古希爺コンビは八ノ沢出合に2泊することにしました。前夜遅く幌尻ゲートに着いたので、出発は遅めの7時。林道歩きの後、七ノ沢出合から渡渉開始。慣れない渡渉、巻道探しに苦労して登っていると、下山してきた父子が八ノ沢出合より上の792m付近にちょうど良いテン場があるよと教えてくれました。
更に1時間ほど登って行くとありました、ありました。テン場にピッタリの場所でした。早速テントを張り、明日に備えてゆっくりしていると、どんどん下山者が下りて来ます。上方の道の様子を訊いてみると、分かりにくくて迷ったとか、赤テープがあるから大丈夫だけどガスがあると見えなくなるから注意とか、問題なかったよとかいろいろでした。山頂方面を見るとガスが八ノ沢カール付近まで下りています。明日は大丈夫かなぁ、と不安になりながら早めに寝ようとしていたところに一人の青年が下りてきました。
訊くと、八ノ沢カールにザックをデポして11時半頃、空荷で登頂したが、下りで道迷いして5〜6時間飲まず食わずで歩き、たまたま登山道に出てこのテントを見つけたとのこと。日帰りで来たのでどうしても今日中に下山しなければ、と言うので「七ノ沢出合まではほとんど渡渉なのでヘッデンもなし、(バッテリー残量1%で)スマホの地図アプリも使えない状態では絶対無理」と引き止め、その夜は3人でテントで寝ました。
翌朝、山を見ると相変わらずガスがかかっています。不慣れな古希爺は道迷いの不安もあり、青年もいることだしと、登頂は諦めて3人で下山することにしました。結局、登りよりゆっくり時間をかけて下山し、幌尻ゲートに着くと青年の母親が待っていました。
青年だけ下山させ、自分たちは山頂を目指す選択肢もあったのですが、ガスは昨日より下がっていて道迷いリスクはあったし、ずっと上の八ノ沢カールまで慣れない渡渉は続くし、安全に戻って来られる確率は100%じゃなかったので、下山するきっかけになった青年は、もしかしたら命の恩人だったのかもしれません。
ということで今回は撤退しましたが、渡渉の要領もある程度分かったし(沢靴が最重要!)、好天の日を選んで入山することで来年リベンジしようと相棒と約束しました。幸い、函館の恩人と山梨の山友も参戦してくれるそうなので心強いです。
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