鈴鹿300山 勝ヶ谷最高点は何処なの、丸岡・オゴエ谷の頭・幾利の4山です。

2021年09月10日(金) [日帰り]

• GPS: 08:54
• 距離: 22.2km
• 登り: 1,383m
• 下り: 1,365m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:30
• 休憩: 0:25
• 合計: 8:55

7:54 スタート地点
8:22 8:34 勝ヶ谷四等三角点
10:02 10:03 丸岡
11:36 11:37 オゴエ谷の頭
12:02 12:02 幾利四等三角点
13:24 13:35 柏原道四合目・避難小屋
15:55 15:55 丸岡
16:49 ゴール地点

勝ヶ谷は、鈴鹿山地の三百山一覧表にあるNo300です。
風波は最初、勝ヶ谷と宇賀の位置特定に臨みました。
何故なら、標高の高い山はすぐわかるので、低い場所の特定が出来れば何とかなるのかなでしたが・・・
たまたま、選んだ勝ヶ谷と宇賀の二つは難解でした。
西内正弘著　鈴鹿の山万能ガイド「鈴鹿山地の三百山一覧表」は暗号書なのです。
場所特定は謎解きの様でした。
宇賀の件は、風波が宇賀山行の時のヤマレコ山行記録で書きます。
今回は、勝ヶ谷の件です。
概念図　鈴鹿山地の三角点巡り　△勝ヶ谷　
ここで重要なことは、三角点巡りに　△勝ヶ谷があることです。
ここから、143ページ　鈴鹿山地の三角点一覧表
点標名　勝ヶ谷
等級　　四等
標高　　199m
を読み取ります。
国土地理院　基準点成果等閲覧サービスにて勝ヶ谷四等三角点の位置を確定します。
鈴鹿山地の三百山一覧表では
勝ヶ谷　200m　山頂とあります。
地図上に勝ヶ谷四等三角点を含む等高線で200mピークが二つあります。
今回の踏査で、三角点北側にある大きい方のピークが最高点と特定しました。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

津嶋神社の駐車場をおかりしました。

コース状況／危険箇所等

1　勝ヶ谷はほぼ林道歩き、危険個所全く無し。
　　開けた、害獣ゲートは必ず閉めましょう。
2　丸山へのアプローチに林道から小さな沢の渡河があります。
　　風波は二日前に雨が降ったので、クロックスに履き替えました。
　　なにせ、風波は渡河が大の苦手です。
　　過去、何度も、何度もドボンしてます。
　　小さな沢なので、雨降り直後の増水以外は大丈夫かな？
3　丸岡から鉄塔P545mの中間部に急斜面があります。
　　でも、四輪駆動になるほどでは無いです。
4　下山で使った林道が無くなり、約80m山腹をトラバースして次の林道へ繋いでます。
　　トラバースラインは風波評価危険はありません。
5　下山時林道でUターンしている所があります。
　　ここは、2か所山抜けがありました。
　　最初の1か所目はクリア出来たのですが、
　　2か所目はチョット行きかけたのですが、
　　蟹の横這いで2歩ほどで諦めました。
　　この山抜けは、風波評価★危険です。
　　指でホールドするところがありません。　
　　ザレは握っても、ただの、ザレです。
　　お助けロープを使うにも、支点がありません。
　　谷へ降りるにも、支点がありません。そして、深い。
　　直ぐ上に別の林道があるのでそちらへエスケープしました。
　　後から考えるに、戯れているので、ストックの先、ゴムキャップと
　　小さな輪を取り外して、蟹の横這いスタイルでストックを短くして、
　　更に、ストックを短く持ち、ザレにストックの先を差し込めば
　　クリア出来たかなと思うのですが、このような危険個所は一人だと
　　安全第一の行動が一番ですね。
6　山抜けの先は、林業で大伐採作業地帯となっています。
　　風波は、山抜けエスケープで上の林道を使ったのですが、
　　そのまま、下の林道を使用していたら作業の方に危険だから立ち入り禁止と注意されたかもしれません。
7　上の林道から、下の林道への復帰は、伐採で裸になった急斜面と作業用ワイヤー（稼働中）を何度か潜ります。
8　帰路は林道から、地図上の谷にある破線ルートで津嶋神社へ下ろうと思っていたのですが、無理です。
　　谷には、破線ルートなどはやはり、現存していないですね。
　　小石を落とせば、そのまま50mは落ちる谷です。
　　林道のガードレールから外は真っ逆さまです。
9　今回は、低山だけど山深いです。
　　突然、熊さんにお会いすると大変です、大惨事は避けたいです。
　　熊鈴はもちろんですが、熊除けスプレー、大音量ホーンを携帯しています。

勝ヶ谷以外は、全てバリエーションルートです。
霊仙山4合目から下山時使った林道も、バリエーションルートです。
未整備林道のため、山抜けでUターン以外に、日差しの良い林道なので、下草がわさわさ、更に藪漕ぎもありました。

写真

9/10 7:55

津嶋神社の駐車場をお借りしました。
勝ヶ谷のみ最初にピストンします。
荷物は最小限としました。

9/10 7:57

集落のなかを歩きます。

9/10 8:04

定番の害獣ゲートです。

9/10 8:18

この後歩く、丸岡方向です。

9/10 8:19

霊仙山から関ヶ原方向への県境稜線ですね

9/10 8:20

林道からすぐ横に、勝ヶ谷があります。

9/10 8:23

勝ヶ谷四等三角点
タッチ

9/10 8:24

三角点付近に、尾張Yさんの300山プレートがありました。
これがあると、落ち着きますね。
鈴鹿300山　マイナー山頂では嬉しい限りです。

9/10 8:29

二つの200m小ピーク踏査結果
この辺かな、勝ヶ谷最高点

9/10 8:31

鈴鹿山地の三百山一覧表
No300　勝ヶ谷最高点です。
鈴鹿300山　勝ヶ谷200m山頂　151山目　

9/10 8:55

一度、駐車場へ戻りました。
お弁当、給水2．5リットル、クロックスを歩荷です。
正面が、丸岡、鉄塔P545、オゴエ谷の頭でしょう。

9/10 8:58

いざ、丸岡へです。

9/10 9:15

三ッコブラクダの一番左が丸岡です。
真ん中　鉄塔P545
右　オゴエ谷の頭

9/10 9:25

小さな沢を渡河します。

9/10 9:30

クロックスを持ってきて良かったです。
二日前の雨で増水しています。
先に、勝ヶ谷の踏査をしていたので、沢水で足を清めた感がありとても気持ちいいです。
足裏がスッキリ、サッパリしました。

9/10 9:43

杣道がありますね。

9/10 9:49

尾根も登りやすいです。

9/10 9:51

ズボンに奴（ヒル）が1匹付いてます。
直ぐに、ヤマヒル　ファイター　を足回りに吹きかけました。
渡河した付近かな、奴が付いたのは？

9/10 10:01

丸岡です。
尾張Yさんの山頂プレートがありますね。
やはり、これがあると、安心しますね。

9/10 10:01

丸岡は、ヤマレコ山行記録初登場です。
尾張Yさんの山頂プレートをバックにチョット、ドヤ顔の風波です。

9/10 10:02

丸岡　四等三角点
タッチ
鈴鹿300山　丸岡　314．8m点標　152山目

9/10 10:11

歩きやすい尾根です。

9/10 10:22

急斜面になって来ました。
地図の等高線間隔は嘘をつかないですね。

9/10 10:32

これは、地図上にある破線ルートですね。
尾根だから残っているのでしょうが、廃道ですね。

9/10 10:34

間伐の倒木が多いですが、ちゃんと杣道はありますね。
歩けます。
だって、杣人も考えて間伐しますよね。

9/10 10:47

あらま、
地図に無い林道に出ました。

9/10 10:51

鉄塔は、眺望ポイントです。

9/10 10:52

藤原岳　烏帽子岳ですね。

9/10 10:52

霊仙山から関ヶ原方向への県境稜線ですね。

9/10 10:53

9/10 10:54

尾根が、林道に変身してます。

9/10 10:55

オゴエ谷の頭ですね。
林道を歩きます。

9/10 10:58

林道から、尾根に乗り込みました。

9/10 11:00

この樹脂製階段は電力会社の点検道ですね。

9/10 11:04

林道の真ん中
尾根に乗り込みます。

9/10 11:10

チョット、間伐倒木とシダがウザイです。

9/10 11:18

養老山地方向です。
一泊二日で養老山地を縦走した苦行を思いだします。
辛かったな〜〜〜

9/10 11:18

藤原岳、烏帽子岳方向です。

いや〜
今更ながらカシミールは良いですね。
最近は、鈴鹿300山位置特定でも大活躍してます。

9/10 11:35

オゴエ谷の頭山頂付近ですが・・・・
なにか？白いプレートがあります。

9/10 11:35

鈴鹿300山　オゴエ谷の頭　731m独標　152山目
でも・・・
独標てどこにあるの？

9/10 11:41

尾根から林道を歩きます。
省エネモードです。

9/10 11:46

ここいらで、尾根に取り付きます。

9/10 11:48

歩きやすい尾根です。

9/10 11:58

幾利四等三角点の北側にある460m小ピークです。

9/10 11:59

幾利四等三角点の北側にある460m小ピークに、
尾張Yさんの300山プレートがありました。
ありがたや、ありがたや　なのです。

9/10 11:59

では、本命の幾利四等三角点へ向かいます。

9/10 12:02

幾利四等三角点
鈴鹿300山　幾利760m点標　153山目　

9/10 12:02

幾利四等三角点周辺

9/10 12:28

昼食です。
デラックスなコンビニ弁当です。

9/10 13:24

関ヶ原から霊仙山への県境稜線ルートに出ました。

9/10 13:26

柏原道四合目・避難小屋
これで、完全に赤線つなぎが出来ました。
今回の山行も、赤線で我が家に繋がっています。
!(^^)!
さて、下山はほぼ、破線谷ルートまでは林道予定ですが
・・・

9/10 13:56

林道です。

9/10 14:08

ここで、林道終点
次の林道まで山腹を約80mトラバースします。

9/10 14:10

トラバース完了
次の林道にジャストに出ました。

9/10 14:12

しかし、この林道が食わせ物です。
手入れがされていない林道は日当たりが良く、
下草、シダ類がワンサカ茂ってます。

9/10 14:13

なんだこりゃ、林道なのに？
未整備、放置林道だからか！　
最近の定番、藪漕ぎです。

9/10 14:21

ヌヌ・・・
進行方向、重機が山を切り崩しています。
あの作業地帯は通るのかな？
まだ、分かりません。

9/10 14:21

藪漕ぎ林道から、綺麗な林道へ変わったのも束の間・・・・・

9/10 14:23

が〜〜ん〜〜山抜けです。
まじか〜〜〜〜！！！
ゴッソリ、
重要な事だから、2回言います。
ゴッソリ、崩れています。
先ずは、手前のH鋼を平均台の様にして渡りました。

9/10 14:24

写真では、迫力無いですね、

9/10 14:27

蟹の横這いで、2歩ほど進みましたが・・・
ザレは、どんなに掴んでも、ザレです。
ホールドしません。
風波評価　★危険　です。
Uターンして、直ぐ上にある林道へエスケープしました。

9/10 14:40

山抜けでUターンして
適当な所で山に取り付き、
林道に出ました。

9/10 14:47

大きく伐採されています。

9/10 14:49

作業されている方がいましたので、挨拶をして通過させていただきました。

9/10 14:49

伊吹山が見えています。
伐採された、裸山の急斜面の尾根を下っていきます。

9/10 14:57

尾根には作業用ワイヤーが2本稼働しています。
途中に何個も滑車があるので直接な荷揚げでは無いようです。
山頂部で何かの動力としているのでしょうか？
作業用ワイヤーを何度かくぐり抜けをします。
上の林道にいた、作業員の方の承諾を得て通行しています。

9/10 14:58

Uターンで引き返した林道まで下りました。
この先で、重機が作業をしていますね。
風波は大きく右に回り込みますので、作業場は通らなかったです。

9/10 15:01

正面の谷に地図上に破線ルートがあるのですが・・・・
破線ルートで下山出来れば、駐車地へ直行なのですが。

9/10 15:05

谷の破線ルート・・・・・
そんなの、存在無いです。

9/10 15:05

林道を更に進んで、第2案の登ったルートで下山します。

9/10 15:23

鉄塔P545です。

9/10 15:35

往路は激登り
ならば、当然
復路は、激下りです。

9/10 16:10

小さな沢を渡河します。

9/10 16:11

いや〜
足の裏が洗われて、
気持ちいい〜〜〜〜〜

9/10 16:16

林道横の建物にベンチがあります。
足を乾かし、しばしの休憩です。

9/10 16:28

ベンチをおかりしました。
m(__)m

9/10 16:48

津嶋神社へ戻りました。

9/10 16:49

今日は、行動時間、距離ともに
風波にはオーバーワークでした。
疲れた〜〜〜〜

感想

風波

今回は
1　勝ヶ谷200m山頂のピークはどっちだ
2　丸岡、オゴエ谷の頭、幾利の踏破
3　出来れば、幾利から赤線つなぎで柏原道四合目・避難小屋まで行きたい。
の満腹山行で計画しました。

風波の独り言
風波は、以前から赤線つなぎに執着しています。
旧街道、古道、三重旅パスポートでは赤線つなぎ縛りでしました。
全ての道はローマに通ず
間違った
全ての赤線は我が家に通ず
なのです。

鈴鹿300山の挑戦については、ヤマレコで300山ピークハント始動開始の竜王山から、赤線つなぎ縛りをしています。
還暦おじいちゃんには、これがつらいです。
山友のKUさんからは、（今はリアルが×なので、リモートライン電話飲みで楽しんでます。）赤線で自分の首を絞めていると言われています。
なので、風波の山行は赤線縛り首状態です。

1　300山一覧表にある勝ヶ谷200m山頂については、三角点直上にある、大きな円の200m等高線で決着しました。
　　ヤマレコに勝ヶ谷最高点として新規登録しました。
　　モヤモヤがスッキリしました。
2　丸岡、オゴエ谷の頭、幾利も踏破
3　何とか、赤線つなぎ縛りができました。

鈴鹿300山　
勝ヶ谷最高点　151山目
丸岡　　　　　152山目
オゴエ谷の頭　153山目
幾利　　　　　154山目

赤線が　我が身縛る　300山
　風波　山行川柳

赤線つなぎ縛りは、安全第一で行います。
駄目だと判断したら、はい、エスケープです。

風波