経ヶ岳 - 分水嶺の稜線を歩く＠権兵衛峠

2021年09月12日(日) [日帰り]

• GPS: 07:22
• 距離: 11.0km
• 登り: 923m
• 下り: 913m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:58
• 休憩: 1:23
• 合計: 7:21

7:00 権兵衛峠登山口
7:46 8:02 アンテナピーク
9:01 9:06 北沢山
9:36 9:47 コイノコ
11:04 11:52 経ヶ岳
12:59 13:02 コイノコ
13:20 13:20 北沢山
13:54 13:54 アンテナピーク
14:21 権兵衛峠登山口

歩行距離：11.0km
歩行時間：5時間58分
最低高度：1550m(権兵衛峠登山口)　最高高度：2296m(経ヶ岳山頂)
累積標高差(登り)：816m
累積標高差(下り)：785m

天候

9/12：晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◆自家用車
権兵衛峠駐車場(約20台−無料)

写真

権兵衛峠駐車場
路肩に20台分ほど
docomo電波入る

トイレ併設
権兵衛街道は狭路
対向車注意

伊那側へは通じておらず
数年前から廃道化

権兵衛峠登山口
(標高:1550m)
令和元年に再開通
地元有志に深謝

笹藪刈り払い済
とても整備されている

基地局へ続く
資材運搬用モノレール軌道

まるでジェットコースター
美しい軌道

携帯基地局へと
軌道が向かっている

アンテナピーク
(標高:1807m)
広場は休憩適地

左から
北沢山と経ヶ岳
経ヶ岳山頂まで距離がある

岳見岩の指導標

ブナの木が立ち
岩を越えにくいため
うまく回り込む

乗鞍岳を遠望

木曽谷をはさんで
御嶽山が大きい

まっくん岩
三兄弟とあるが
岩は全部で5つある

観音岩
2つの大岩がみどころ

1884m峰
経ヶ岳まで3.4km

北沢山(標高:1969m)
眺望の良い稜線歩き
権兵衛峠ルートのハイライト

甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳
南アルプスの眺望が
素晴らしい

マツムシソウ

カワラナデシコ
北沢山一帯はお花畑

御嶽山が大きい
うっすら白山も見える

南方に木曽駒ヶ岳

アヤメ山
一帯はアヤメの群生地

コイノコ(標高:2035m)
名前の由来は
下を流れるコイノコ沢と思慮

坊主岳の奥に北アルプス
槍穂高連峰を遠望

2038m峰
ここからの1.7kmが長い

展望地分岐

岩場の展望地

大岩の脇
急坂のため転落注意

尾根道の先に
経ヶ岳山頂が見える

2043m峰

中央分水嶺の標識
奈良井川から日本海
天竜川から太平洋

シラビソの原生林
経ヶ岳鞍部から急坂

木曽駒ヶ岳と
宝剣岳の尖峰が頭を出す

現在の経ヶ岳山頂は
倒木が進んで少し開けている

経ヶ岳(標高:2296m)
二等三角点

石仏が祀られている
樹林に囲まれており
眺望はまずまず

ミネストローネで暖を取る
メスティン料理が
楽しい季節になってきた

再びシラビソの急坂
下山時は滑落注意

だいぶ雲が広がってきたが
北アルプスは良く晴れている

北沢山と携帯基地局
ずっと稜線伝いに歩く

感想

Hassie2999

好天予報をねらって中央アルプスの経ヶ岳を歩いてきた。
経ヶ岳登山は歴史深い参詣道と登山競争が開催される仲仙寺ルートが一般的だが、
昨今は権兵衛峠から稜線伝いに歩くルートが良く利用されている。
南箕輪村の登山ガイドでは紹介されているが、山と高原地図にルート記載はない。
地元有志「経ヶ岳を愛する会」によって令和元年にコース再開された。
笹藪の刈り払いや倒木の処理、ベンチテーブルの設置など良く整備された素晴らしい登山道。
出逢った登山者の方々は、想像以上に整備されていてとても歩きやすい！と口を揃えていた。

物資運搬用のモノレール軌道と並行しながら興味深い携帯基地局の広場
2つの大岩を巡る眺望の素晴らしい稜線歩き、北沢山のお花畑などハイライトに富んでいる。
北沢山を最終目的として歩いても良いルートだと思う。
山と高原地図の一般的なコースタイム0.9掛け程度のペースで歩いてみると
登り4時間、下り2時間30分〜3時間程度と思われる。
権兵衛峠登山口は仲仙寺起点のよりもスタート標高が600mほど高い。
全体的になだらかな稜線歩きで小さなアップダウンが存在。
経ヶ岳鞍部からシラビソの急坂を経て、経ヶ岳山頂へ至る。
北沢山から岩場展望地までは、好展望の稜線歩きが楽しめる。