書策新道〜塔ノ岳〜天神尾根
- GPS
- 08:11
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,033m
コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 8:06
天候 | 曇り晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
書策新道は崩れている箇所あり。踏み跡がわかりにくい部分が後半にあるため、道迷いの可能性あり。ロープがあると役立つ。 |
写真
感想
書策新道を経て塔ノ岳を目指すルート。
既に廃道となり、年月を経る毎に荒廃していく運命にあるこのルートは、自然に回帰していく様を見届けながら登れる希少な場所となっている。
トラバースでは足元が不安定で、一見してスリリング。その後も草木によりルートが見つけづらく、ところどころモンキークライムで登り、ルートに復帰する。
途中で道を見失い、セドの沢を目視し、懸垂下降。沢登り以外でロープを出すのは久しぶりで、バリエーションルートではお守り代わりに持っていくが、今回は存分に役に立った。
泥臭い登山を数年以上抜け出せずにいる。沢を登り、藪を抜け、泥まみれになりながら谷を上がり、山菜を食べる。生きようとする本能に純粋なまでに真っ直ぐに行動する登山はとても美しいと感じる山であった。
pepeさんに誘われて、廃道の書策新道を使うルート。10年前くらいに来たことがあるらしい。
書策新道の始まりは崩壊箇所や道が荒れてる、などバリエーションルートだな、と気を緩めないように丁寧に進む。足元が滑りやすいので、それがとても恐い。
ロープが張り巡らされてる箇所を過ぎた辺りから、ルートを完全に見失って、彷徨う。pepeさんの判断に従い、ロープを使い懸垂下降(自分は初めて)し、沢へ降りると、矢印を発見し安堵。
その後も、正規ルートから外れたらしく、軽くクライミングして崖を登り、踏み跡を発見。予定の時間よりも、大幅に遅れていた。靴を脱いでみると、ヒルに血を吸われていた(初めて!)。
一般登山道へ入ると、気持ちが落ち着いた。登山道の歩きやすやが身に染みた。
塔ノ岳山頂では、フュージョントレック、メスティンを初めて使って飯を炊いた。うまかった!
下山は源次郎尾根を予定していたが、精神的に疲れていたので、天神尾根へ。かなり荒れてる道で、地面は湿っぽく、蒸す。
ルートを見失う(焦る)、懸垂下降、ヒルに血を吸われる、飯を炊く、と今回は初めて経験することがたくさんあり、良い経験になった。
pepeさんに指摘されたことだが、「恐怖を感じるポイントが違うね」と。自分は赤岳の岩場(高所感)にはほとんど恐怖を感じない。が、今回の滑りやすい崖のトラバースにはかなり恐怖を感じる。pepeさんは逆で、赤岳の高所に恐怖を感じるという。面白い指摘だった。
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