蕪島→釜石国道あるき（MCT）
mame61
体力度について
- GPS
- 39:48
- 距離
- 167km
- 登り
- 3,081m
- 下り
- 3,077m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 6:10
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 9:10
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:40
| 過去天気図（気象庁） | 2021年09月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
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感想
みちのく潮風トレイル、総延長1000キロとも言われる、日本において本格的なロングハイクコースです。
登山では4泊5日の裏銀座縦走とかやりましたが、縦走とは趣が違いますね。「一度は補給をはさむハイキング」をロングトレイルと呼ぶなら、これがはじめてのロングハイクでした。（でも半分以上で国道を使ったし、歩き旅に近いかも？）
今回意識したのは「急がないこと」「無理しないこと」「人と話すこと」。
登山ではコースタイムや過去の自分と比べて、つい焦ることばかり。でも長期間では耐えられない。なのでアクセスも仕事の翌日朝に新幹線に乗り、早めにテントに潜り、食べ物•飲み物には財布の紐を緩めました。特に食費がかさんだ気がする…（怖くて数えてない）。
初日 14日（火）は鮫駅まで電車でアクセス、歩き始める前にラーメン食べる。あっさり醤油おいしい。
蕪島はウミネコの繁殖地、だけど時期じゃないので静かな公園だった。種差海岸の公園は芝と海風がとても気持ちいい。地元の子連れも多くいた。いいなぁ、こんな公園地元に欲しい。海付きで。
キャンプ場もあるけど、流石に短いので15キロ先の種市海岸のキャンプ場を目指す。が、まさかの公園閉鎖。緊急事態宣言下ですからね。
階上岳？今回はそういうのじゃないので（？）パスです。
15日（水） 昨日こそ真面目に海岸沿いを歩いていたが、これじゃ埒があかないと国道も交えて歩く。
体感3倍くらい歩きやすい。舗装路は偉大だ。
2時ごろから、予報通りの雨が降ってきた。次第に強くなり、もぐらんぴあ（休館中）に着く頃には靴もぐっしょり。チョコソフトでひと休憩。
久慈では道の駅のとなりに、車中泊できるスペースがあったのでそこで一泊。今後の宿を予約した。
16日（木） 18日には台風の余波が来るらしく、ショートカットするため陸中野田まで電車移動、そこから歩き始めた。
駅で同じようなザックを背負った女性をみかけ、鵜の巣断崖でまた女性と会った。こんにちは。なるほど同じ方向だったか。
おばちゃんにりんごと梨とエールを貰い、そこからずーーっと国道45号をあるく。また海岸沿いにでたところで和食屋が突然あらわらた。11時、お腹も空いている、、なによりパスタやオートミールしか食べてない！！寄るしかない。
「かなざわ」という和食屋はもちろん美味しかったし、同席したおじさん（食べログによく投稿してるらしい）と店主との話しに混ざり、さらに食後の立ち話が積もり積もり…ふと時計をみたら2時だった。「宮古まで送っていけるぜ」とおじさんは言ってくれたが、もしや長話のことを考えて…？？そんな店主やおじさんの温かさは心地よかった。
さぁ歩くぞ、と振り返ると、さっきの女性をまた見かけた。やはり、海岸沿いの道を歩いたという。すごいな！さっき貰ったりんごをお裾分けして、軽く話してまた別れた。
この日の密度だけなぜか濃かった。偶然にしては出来過ぎな出会いだが、たまには良いかも。
田老まで歩いて一泊。
17日（金） 15キロも歩けば宮古に着く、なかば休息日。時間があるので臼木山（84m）や浄土ヶ浜ビジターセンターに寄る。ビジターセンターは市民公園に併設されてる博物館かというくらい綺麗な展示で、しかも無料。おすすめできる。
宮古市街にも寄るかとも考えたが、ビジターセンターでゆっくりし過ぎたため通過した。公園広いし、人口も多いし、かなり栄えている。とくに訪れた漁港のなかでは最も活気があると感じた。
ホテルにインして一泊。さぁ停滞の準備だ。
18日（土） ホテルで1日を過ごす。頑張らないのだ。外は雨だが予報よりはだいぶ弱まり、昼過ぎにはパラっと降る程度まで落ち着いた。
朝食バイキングがついてるので、ここぞとばかりに野菜や卵を食べる。足裏やカカトの靴ずれも悪化しなさそうだ。
プライムビデオでスペース?︎ダンディを一気観した。明日はきっとトゥモローじゃんよ。
19日（日） 岩手船越まで電車に乗り、釜石までの20キロを歩く。ラストランにはちょうどいい。
18日に緊急事態宣言が解除されたらしく、近辺のキャンプ場も再開、早速予約で埋まっているそうだ。船越や根浜、姉吉キャンプ場など気持ちよさそうなキャンプ場ばかりなのに、タイミングが合わなかった…。
釜石では旅館を予約してある。食事が美味しいという評判を聞いて15日に予約しておいた。翌朝7時には仙台行きのバスに乗るためとはいえ、テントで寝ないことに後ろめたさを感じる。
旅館はいかにも旅館という風が流れていて、居心地よかった。風呂が熱い、エアコンやテレビののリモコンに年季を感じながらも全て「ご愛嬌」だ。夕食は豪華！ごちそうさまでした。
20日（月） 早朝の仙台行きのバス（2900円！）に乗ればもう市街地だ。人がいっぱい。でも人混みを煩わしく思えないのも、旅行ならではと感じた。
人の温かみを強く感じたロングハイクだった。こんなことを思うなんて歳をとった、なんてことはなく、今までが他人に消極的だっただけだろう。いやはや、こんなことを書くのは性に合わない。
市内のドミトリーに宿を取ったが、どうやら前日は栗駒への登山客が居たみたい。紅葉し始めらしく、良いなぁ、栗駒。
さて翌日には帰るぞ、と完全に帰宅モードだったが、あれ？新幹線のチケットは22日…。
しくじった！？ と思ったが休暇も22日まで。そう、1日分がぽっかりと空いているのだ。私の頭も空っぽなのだろう。
いまさらどこか出かける気分でもなく、21日の便をとった。さよなら5割引。
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