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Yamareco

記録ID: 353022
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無雪期ピークハント/縦走
中国山地西部

向山および最早山に登る

2013年09月19日(木) [日帰り]
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kariogaryu その他1人
GPS
--:--
距離
10.0km
登り
412m
下り
420m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
向山(柴木山)(1065.7)と最早山(1064)に登る

日時:2013年9月19日(木)  天気:晴れ

コース:深入山南登山口駐車場〜蔵座林道〜向山〜最早(もやい)山(1064)往復

メンバー:計2名


 かつてと言っても10数年前ではないかと思うが、林道の途中から取っ付いたが、その

取っつき点がわからず結局今回は林道(蔵座林道)の終点から取っ付く羽目となった。

 ところが林道の終点から新たな工事中の林道が支尾根に沿って上に伸びていたのでこれ

を使って見た。すると10分近く上ると尾根から外れ水平に走り始めた。先が見えないの

でひょっとすると巻きながら上がっているのかと思い、5分ほど歩いてみたが尾根から外

れるばかり。引き返して工事中の林道と別れて尾根に取っ付く。


 はじめかつては林道ではなかったかと思われるような幅の広い道を上るが、上るにした

がって藪や茨がひどく前進不能状態。半ばあきらめて帰ろうかとさえ思ったが、あらため

て右よりの道なきブッシュの中に入ってみた。こちらこそが尾根伝いで、思ったほどのブ

ッシュでもない。それよりも何よりも茨がないだけでも助かった。これなら歩けないこと

はない。喜び勇んで前進再開。


  するとそのうち右手の斜面には下草のない杉の人工林が現れだしので、藪を避けて

杉林の中に逃げ込んだ。尾根から外れないようトラバース気味に上るが、斜面がきつくな

ると再び尾根に戻った。踏み跡らしきものはないが尾根が狭いのでルートを間違えること

はない。962mあたりを通過すると一旦少し下って再び上る。上るにしたがって周囲は杉

の人工林の広い斜面となり傾斜もきつくなる。下草のない斜面をジグザグに上りきると

杉林が終わり、周囲はブナの点在する自然林となりその一角が向山の山頂であった。

  山頂と言っても全く展望の効かない平坦地で見過ごしやすいが、三角点もあり周囲は

わずかに切り開かれているのでわかるはず。ただ下山時は方向を見失わないことだ。



 向山から最早山までは樹林に遮られ全く展望の効かないなだらかな尾根が続く。道らし

い道はなく、地図と磁石(あるいはGPS)で方向を見定めて笹のブッシュを掻き分けな

がら前進するのみ。今回は少し左に寄りすぎて鞍部より北西方面へ下ったため苔むした岩

がゴロゴロするなだらかな谷へ出てしまった。その後岩の上を歩いて谷を渡り、右手の緩

やかな丘陵を上っているとどうにか最早山の山頂にたどり着いた。

 この山頂も向山同様、樹林帯の中の平坦地で展望はまったく効かないが、大きな岩があ

ったのですぐわかった。



ここで昼食をとって下山に向かうが、さらに北東方面にあるカナクラ峠までの縦走も考

えたが、果たしてルートファインディングは大丈夫なのか、例え迷ったとしても時間的余

裕はあるのか、そんなことを考えているとちょとっとばかり無理ではないかと判断して往

路を引き返すことにした。

 しかし往路を引き返すとしてもまともに帰れる自信は全くない。その一つは向山までの

道なき道を果たして迷わず帰れるだろうか。とにかく右往左往しながらでも向山までたど

り着ければ上出来である。そしてもう一つは向山からの下山である。杉の人工林の広い斜

面を間違いなく下ることができるだろうか。同じような斜面が広がっているので迷わない

自信はまったくない。



 ところが不安だらけであったこの二つの下山ルート、ほぼ間違うこともなく下ることが

出来て自分でも驚いた。その一つ、最早山から向山までは往路では全く気がつかなかった

テープがいろいろとあったことだ。とくに木に巻き付けられたテープを見失わずに歩けた

ので迷うこともなかった。



 そしてもう一つの向山からの下山。往路時、下山の時は迷うこと間違いないと思って枯

れ枝を何本か集めて矢印などを作っておいたのが役にたった。テープやひもを持参してい

なかったので印とするものがなかったが、散乱していた枯れ枝がよもや道迷いを防いでく

れるとは思いも寄らなかった。






(参考タイム)


往路

蔵座林道入り口(0.40)林道終点(0.09)工事中の林道と別れる(0.42) 
向山(0.30位)最早山


復路

 最早山(0.22)向山(0.27)工事中の林道に出る(0.07)蔵座林道終点

(0.40)林道入り口


従って 上り 約2時間  下り 約1時間35分
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