ヤケ山〜ヤケオ山〜釈迦岳〜カラ岳〜武奈ヶ岳〜コヤマノ岳
- GPS
- 09:34
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 1,688m
- 下り
- 1,695m
コースタイム
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 9:34
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - JR湖西線の比良駅にて乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 標識は多めで、基本的には明瞭な道が続きますが、所々で分かりにくく感じる所はあるかも知れません。 特に危険な箇所はないけど、ガレやザレで滑ったり、転倒したりしやすくなっている所は多そう。 浸食により、道幅が狭くなっている箇所もあり、今後の推移を気にしておきたいですね。 ■その他 沢の水量が多いと通行への支障があると思われるので、大雨の直後は注意が必要でしょうか。 今回は全般的にやや水量が多めで、いつもよりも渡渉しにくいと感じる箇所がいくつかありました。 |
写真
感想
前回の山行から新しい登山靴に移行したので、歩き慣れている山域へ行って具合を確認するのが良さそう。
好天が見込まれるので、展望を期待できる比良へ行く事にし、ルートを思案。
今年はヤケオ山を経るルートを2度歩いたのだけど、いずれも本来の好展望が得られておらず、ここを歩く事にします。
北小松駅からスタートして歩いていると、風が吹き抜けて、心地良い。
この日は風が助けとなりそうか。
しばし歩いて行くと登山口で、楊梅の滝方面への道は通行止めのまま。
少し休んで準備を整えてから登って行くと、滝見台に到着。
徐々に木が成長して、滝が見えにくくなっている。
どうしようかと迷っていたのだけど、楊梅の滝の雄滝を見に行く事にします。
分岐から楊梅の滝への道はしっかりとしていて、問題なし。
その先の分岐で下り側を確認してみたけど、すぐに傾斜が急になり、素直に引き返して行き、分岐まで戻って標識を確認して少し進むと沢沿いに至り、小滝の左側のわずかに水流がある辺りを登ると、目の前には大きな滝が登場。
初めて間近で見る楊梅の滝の雄滝。
水量は十分だし、周りからの圧迫感もあるし、立っている近くを水が勢い良く流れていたりで、滝を楽しむと言うよりは、圧倒される感じで、ちょっと怖いぐらい。
見に来た甲斐は十分にありました。
ルートに戻り、しばし歩いて行き、涼峠に到着。
名称通り、涼しい風が吹いている。
今回もオトシ方面へ進路を取ります。
少し歩くとシシガ谷の沢と出合うのだけど、さっきの滝の勢いとは全く違い、緩やかな流れとなっている。
さらに進んで行くと、オトシと呼ばれる一帯へ至る。
特徴的な風景が広がっていて、雰囲気を楽しみながら歩きます。
その後は植林帯を進むようになり、寒風峠に到着です。
ここでも心地良い風が吹いていて、ありがたい。
ヤケ山への道は気持ちの良い樹林帯となっていて、好きなルートなのです。
ヤマボウシなどの木の実が地面に落ちていて、山では秋が深まりつつあるよう。
種々のキノコを眺めたりしつつ歩き、最後はしんどい登りとなり、ヤケ山山頂に到着です。
ここでは水分の摂取のみとし、先へ。
P705を経て、その先の鞍部を過ぎると、しんどい登りの始まりとなる。
気を紛らわせてくれる物があるし、風もあるので、この日はあまり苦しまずに済む。
やっと手の届く位置にヤマボウシの実があるので、採取して口に含んでみる。
素朴な味で、甘味不足のブドウという感じ?
タンヤマノ頭の辺りまで来ると、展望が得られるようになり、風景を楽しみつつ。
ザレた道を登っていると、リンドウを見つけたのだけど、まだ蕾。
最後の坂を何とか登り終えると、ヤケオ山山頂に到着です。
一連の写真を撮り終えると、パンを食べつつ展望を楽しみます。
ここから釈迦岳までの区間は、比良でも指折りのお気に入りのルート。
随所で琵琶湖側の展望が得られ、絶景と言っても良いでしょう。
種々の樹木、イワカガミの葉っぱ、苔など。
様々な色合いの緑が青空の下で映え、涼しい風が顔だけでなく心もくすぐってくれるかのようで、とにかく気分が良い。
楽しい時間は過ぎるのが早く、フジハゲのピークを経て、釈迦岳山頂に到着してしまう。
カラ岳へ向かう途中で、今年初のコウヤボウキを発見。
と思ったのだけど、改めて写真を見ると、ちょっと違うような?
八雲ヶ原には帰りに寄る予定なので、その手前の分岐からイブルキノコバ方面へ。
いつも通りの湿った道を辿り、イブルキノコバに到着。
カメラの調子が良くないのか、誤作動が起こるようになる。
そろそろ買い替え時でしょうか。
広谷の沢に出合うと、いつもよりも水量が多く、どこを渡渉するかで少し迷う。
その後の渡渉もやや難易度が上がっているけど、無事に通過。
トリカブトがそこかしこに咲いていて、この時期らしさを感じさせる紫色の花が目を引きます。
木道の辺りはいつもよりもぬかるんでいて、微妙に歩きにくい箇所もある。
沢を離れて登って行き、期待していたものにも出会い、細川越に到着。
武奈ヶ岳の北稜は地味な道が続くけど、最後は大展望が広がり、登って来た甲斐があったと思わせてくれます。
今年もアカモノが狂い咲きしており、期待通りです?
展望を楽しみつつ、できるだけゆっくりと進み、武奈ヶ岳山頂に到着です。
まずまずの賑わいですが、ここで昼食にします。
いつもの歩きにくい道を下り、コヤマノ岳方面へ。
今年は良い色合いに染まってくれるのだろうかと思いつつ、ブナ林を歩いて行く。
コヤマノ岳山頂を経て、いつものシンボル的な木を見上げる。
紅葉の時期が楽しみですね。
ヨキトウゲ谷との両睨みだったのだけど、短距離で済む上林新道へ。
下っていると、右膝の裏側に痛みが発生。
軽めの症状だけど、力がきっちりと入らないような感じなので、ちょっと心配。
無事に下り、奥の深谷の沢に出合う。
ここからはほぼ平坦の道が続き、膝の痛みは気にならなくなる。
八雲ヶ原の辺りまで来て、まずはヤクモ池へ。
白い花が少しだけ咲いており、ヒツジグサのよう。
通路は水溜りとなっていて、ここにもイモリの姿がある。
危なっかしい木道を辿り、湿原へ。
こちらにも白くて小さい花が咲いており、ウメバチソウのよう。
実際に見るのは初めてで、間近で咲いている花をまじまじと見つめてみる。
愛らしい姿で、すぐにお気に入りの花に。
いつものように写真88の場所に移動し、雰囲気に浸る。
団体さんが北比良峠方面へ向かったので、少し間を置いて、ゆっくりと進む。
小さな沢は清らかな流れとなっていて、何だかうれしさを感じる。
北比良峠は子連れでのテント泊をしているらしき人などで賑わっており、幸福感に満ちた空気が漂っている。
ちょっと騒々しいけど、眼下の琵琶湖の美しさはそんな事には左右されない。
名残惜しいけど、下山の途に。
少し進んだ辺りで団体さんに道を譲ってもらい、その後も先行して歩いている人に次々と追い付いて行き、先へ。
下りは苦手と認識していたのだけど、いつの間にかそうでもなくなっているのかも?
歩くのに集中していると、重い荷物も意外と気にならないし。
右膝の裏の痛みはあるものの、順調に下って行き、正面谷の沢に出合う。
水流に腕を浸し、少しだけ涼を取る。
ここからは電車の時刻と相談しつつ、所々で駆け気味で進んで行きます。
田園帯まで来ると、彼岸花の赤さが目を引き、もうそういう時期なんだと認識させられます。
最後に比良のお山をいつものように振り返り、比良駅に到着し、今回も無事にゴールです。
という訳で、好天に恵まれた比良への山行。
初めて間近で見た楊梅の滝、種々の花やキノコ、素晴らしい展望など、今回も楽しませてもらい、満足です。
この日は風が吹いているのもあり、暑さにあまり苦しまずに済み、秋へと移行しているのを肌で感じられました。
次第に日が短くなり、別の難しさも生じて来るようになるので、秋対応の山行を意識して安全に歩くようにしたいですね。
山行の翌日の20日、この日は両親と十方山へ。
レコを残すつもりはなく、ログ取りもしていなかったのだけど、いくつか気になる物を見られたので、ちょっと写真だけ掲載。
20日、えっ!?どこかですれ違ってますか??って記憶を辿りましたが
ご両親と一緒だったそうなので、
そのような方たちにはお会いしなかった、かな・・・。
滅茶苦茶残念です。
カリガネソウも残念
本題はロングコース、お疲れ様でした。
この3連休は少し蒸し暑かったですね。
heheさんのレコにコメントをしようと思ったのだけど、このレコをアップしてからの方が良いかな、と。
あの日は椎尾神社から谷ルートを辿って天王山の縦走路に合流し、十方山へ。
その後は水無瀬の滝方面へ下山という流れでした。
手元のメモによると、十方山には10時26分までの滞在となっているので、30分ぐらいの時間差だったようですね。
惜しい。
椎尾神社からの谷ルートは良い感じで、沢の水量が多めだと小滝も見応えがあります。
カリガネソウはサントリー山と呼ばれている休憩所へ向かう途中で見かけました。
その場では花の名前は出て来なかったのだけど。
天王山はアクセスしやすくて色々とルートがあるし、十方山は人の流れも減ってゆったり歩く事ができて、もう少しするとコウヤボウキが咲き始めるはず。
またの再訪を。
19日は風のおかげで、しんどい登りが続く所以外では暑さは特に気にならなかったです。
下界はまだ暑さが残るけど、山では秋への移行がしっかりと感じられるようになって来ましたね。
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