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Yamareco

記録ID: 353399
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ハイキング
甲信越

古峰山

2013年10月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:50
距離
5.0km
登り
572m
下り
570m

コースタイム

8:13 登山口‐8:47 古峰山山頂‐9:17 南入沢方面分岐‐10:48 970M地点‐12:06 南入沢方面分岐‐12:27 古峰山山頂‐13:00 登山口
天候 曇り時々小雨
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
台原登山口
「古峰山登山道入口」の白い看板から未舗装路に入ってすぐのところ。
登山口付近に駐車場はなく、路肩スペースをみつけて駐車した。
登山口の看板に次のように書かれていた。
「駐車場が有りませんので車のすれ違いの出来る場所に駐車して下さい 上田地域ビジョン」
コース状況/
危険箇所等
〈登山ポスト〉
なし。
登山届は提出していない。
家族にはおおまかな計画を伝えておいた。

〈水場〉
山と高原地図(2011年版)では登山口に水場が表示されているのだが、水場の標識はみあたらなかった。神字川から引かれた水路を指すのだろうか。

〈道の状況〉
登山口および登りはじめのルートは、地形図の点線とは位置が異なる。
第1展望台の手前でGPSのトラックがようやく地形図の点線と重なった。

登山口から山頂まで30−40分。
道は整備されており、真新しいトラロープも設置されていた。
迷いそうなところはなかった。

登山口の杉林は数分で雑木林に変わる。
第1展望台をすぎると道はしだいに岩がちになる。
遊歩道の感覚では歩けない。
第2展望台の先にハシゴの設置された岩場がある。
ヤブに隠れた崖にはロープが張られている。
標高が低いので眺望はかぎられるが、気持ちのいい尾根道が続く。
山頂には古峰神社の石柱がある。

山頂から先に進むと、姥沢川・南入沢への下山路を示すらしき赤テープが2ヶ所ある。
1つは山頂の次のピークの手前で、地形図にある分岐とは位置が異なる。
もう1つは山頂から30分ほどのところで、道標の白いポールが立っている。
尾根道は一応そこまで。
割引岳への古い登山道がその先にも続いているが、木の枝におおわれている。

姥沢川・南入沢に下る場合、もとの台原登山口までの周回ができなくなっていることに注意。
これは、台原・学校林連絡通路(所要時間15分)が水害で完全に崩壊していることによる。
現在、その一帯では大規模な復旧工事がおこなわれている。
ファイル
(更新時刻:2013/10/06 21:58)
姥沢川側の学校林登山口。ここまで車で入れるが、大規模な工事現場の入口になっているため、駐車できない。
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姥沢川側の学校林登山口。ここまで車で入れるが、大規模な工事現場の入口になっているため、駐車できない。
学校林登山口。姥沢川の一帯は水害で崩壊しており、台原・学校林連絡通路も通行不能。
学校林登山口。姥沢川の一帯は水害で崩壊しており、台原・学校林連絡通路も通行不能。
台原登山口に向かう途中にも同じ案内板があった。台原・学校林連絡通路にバツ印がつけられている。
台原登山口に向かう途中にも同じ案内板があった。台原・学校林連絡通路にバツ印がつけられている。
古峰山登山道入口。このあたりから未舗装路。
古峰山登山道入口。このあたりから未舗装路。
台原登山口。登山道ポストも駐車場もない。水場も不明。
台原登山口。登山道ポストも駐車場もない。水場も不明。
第1展望台。
第2展望台。
向かい側のピークから姥沢川にかけて、地肌がむきだしになっている。
向かい側のピークから姥沢川にかけて、地肌がむきだしになっている。
ハシゴのある岩場。クサリもある。ハシゴを使わずに上り下りできた。
ハシゴのある岩場。クサリもある。ハシゴを使わずに上り下りできた。
姥沢川の工事現場。
姥沢川の工事現場。
左に踏み跡と赤テープがある。おそらく姥沢川へ下りる分岐点。
左に踏み跡と赤テープがある。おそらく姥沢川へ下りる分岐点。
このまま尾根道をたどれば割引岳に登れるはずなのだが。
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このまま尾根道をたどれば割引岳に登れるはずなのだが。
南入沢へ下る分岐点。尾根道が整備されているのはここまで。
南入沢へ下る分岐点。尾根道が整備されているのはここまで。
南入沢分岐から先の尾根道は、木の枝におおわれている。
南入沢分岐から先の尾根道は、木の枝におおわれている。
970M付近の小ピーク。ここで引返した。
970M付近の小ピーク。ここで引返した。
古峰山が小さく見える。
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古峰山が小さく見える。
南入沢分岐まで戻れば歩きやすい尾根道。
南入沢分岐まで戻れば歩きやすい尾根道。
右側のヤブに崖が隠れていることを示すロープが張られていた。
右側のヤブに崖が隠れていることを示すロープが張られていた。

装備

個人装備
つば広帽子
腕時計
SUUNTO vector
GPS
GARMIN etrex20
カメラ
NIKON coolpix AW100
30Lザック
ザックカバー
電子国土地形図
山と高原地図
越後三山 2011年版
コンパス
筆記具
0.8L
行動食
雨具
スパッツ
ヘッドランプ
予備電池
救急用品
シェルター
HERITAGE エマージェンシーソロシェルター
シュラフカバー
熊よけ鈴

感想

古峰山は、巻機山のふもとにあって目立たない山だ。
古峰山と書いて「こがらさん」と読む。
めずらしい読みだ。
山頂にまつられている古峰(ふるみね)神社にちなんだ山名だろう。

古峰神社の本社は日光の古峯ヶ原(こぶがはら)にあり、神社を指して「こぶがはら」と呼ぶことがある。
こちらの古峰山も古峰原峰(こぶはらみね)、古峰神社が古峰原神社(こぶはらじんじゃ)と呼ばれていたらしいことは、『越後の山旅』に見える。
古峰山の「こがら」という名前は、ひょっとすると「こぶがはら」あるいは「こぶはら」からきているのかもしれない。

この小さな山に登ってみたかったのは、割引岳に登るコースがここに存在したからだ。
神字山および割引岳には巻機権現がまつられており、かつては盛んに登拝がおこなわれていた。
その習慣がすたれるとともに、姥沢の巻機山登山道も見捨てられてしまった。

そのコースを下山した貴重な記録がヤマレコにある。
1980年の時点で、すでに「3〜4年程手入れしていない」状態だったという。
[url=http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-323497.html]巻機山(牛ヶ岳〜割引岳) 1980年06月28日(土) tyojinbo3[/url]

近年の様子については、途中まで登山道をたどった人のブログ記事がある。
「斜里岳なんて比じゃないくらいシャレにならないヤブこぎ」になるらしい。
ヤブ尾根を下るときの危険についても参考になった。
[url=http://nut2john.ciao.jp/fooenikki/?p=1335]緑色の風に吹かれて(古峰山:新潟県) 2009年 6月 27日 ふうたろう旅日記[/url]

今回私のたどった970Mあたりまでは、まだ本格的なヤブこぎがはじまらない。
かなり木の枝におおわれてしまっているが、しっかりした登山道が残っている。
数年前に設置されたのではないかと思われるロープも数ヶ所あった。
ふつうのヤブこぎルートではそんなことをしないのだが、登山道をふさぐ木の枝を手当たりしだいに折りながら進んだ。
枝を折るのに熱中して、登りにも下りにも思わぬ時間がかかった。

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コメント

goraikou3です。
当方も、古峰山から巻機山に行けるのでは?と思い、2006年9月に挑戦し貴兄と同じ付近で引き返しました。1980年でやっと通過でき、2009年で無理。有意義なレポート、ありがとうございました。 南入沢の方に降り、最短ルートで金城山高棚コースの入口へ行って確認し、六日町駅まで歩いたのですが・・・この時、高棚コース入口近くの、カラオケスナック?の客に車で追いかけられ、5〜6人に囲まれ不審者呼ばわれされ、たいへんな目にあいました。そうです、夜中に古峰山〜巻機山を登ろうという無茶をしたのでした。成功する可能性0パーセントでした。
2014/2/2 16:56
Re:
goraikou3さま

コメントに気づかず、お返事が遲れて失礼しました。
検索してもほとんど見つからないけれど、やはり古峰山から巻機山をめざす人はいるのだとわかってうれしいです。
しかもそれが鋸山をホームにしているgoraikou3さんであればなおさらです。
さらに夜中に登られたとあっては、想像を絶します。
私はせいぜいのところ登山シーズン週末の井戸尾根を登るとしたら人の少ない夜中に登りたいというくらいのことを望んでいます。

高棚ではひどい目にあわれたのですね。
これはきっちりとリベンジすべきですよ。
南入ノ頭もしくは高棚ノ頭に対して。
私はまだ金城山の高棚コースを登っていないのでそちらが先ですけど。
2014/4/27 19:56
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