ニペソツ山〜テン泊、吹雪で撤退

2013年10月12日(土) 〜 2013年10月13日(日)

• GPS: 03:02
• 距離: 5.5km
• 登り: 915m
• 下り: 66m

コースタイム

登り（2時間40分）
12:20　杉沢登山口（1025m）
13:50　小天狗の大岩
14:00　天狗のコル
15:00　前天狗

下り（2時間15分）
6:15　前天狗
8:30　杉沢登山口

9:00　幌加温泉「鹿の谷」500円

天候

12日〜晴れのち曇り、強風、夕方から雪
13日〜吹雪、みぞれ、小雨、曇り、なんでもあり…

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

・林道は雨水の通り道がえぐれてきている。

写真

曇り空のオッパイ。

天狗のコル。熊が出そうだねと話していたら、翌日、この近くで足跡発見。

比較的歩き易い、秋の登山道

分厚い雲がかかる石狩岳方面

通って来たところが分かりやすい、秋の登山道

オッパイを凝視する人

前天狗到着直後の山頂

前天狗到着から30分後の山頂。スクリーンカーテンをおろしたみたい。

ホテル前天狗

定番、キムチ鍋

めずらしく嫁さんが握ってくれたおにぎりを自慢する人。あっ、雪が降ってます…

寒さに震えながら、ビタミンB補給

吹雪の中、テント撤収。これからココを降りなきゃならんとは…

強風地帯を通過し、ようやく一息つけたあたり。でも、熊の足跡を発見…

雪が無ければ、どうってことない小天狗の大岩も、この状態は恐怖だった。

小天狗の大岩を過ぎて、やや高度を下げたあたりから、みぞれ混じりの小雨になり、登山道もグチョグチョに。

最高の温泉。三つの浴槽では「ナトリウム泉」推し。

感想

aok38

「そうだ　ニペソツ、行こう」
ていうか、泊まって朝日を浴びるニペソツを見よう。
ということで、ビール・フライパンその他必要なものを持っての山行。

3連休初日ということで、相当数の駐車を予想したが、1台のみだった。
登山名簿を見ても3名しか登っていない。なぜ？
何でも、林道に倒木があったため、引き返す人が多かったとのこと。
遅発ちで正解か。

10月中旬、さすがに樹林帯でも風が冷たい。
上はもっと冷たいんだろうな…なんて考えてた3倍以上冷たかったけど。
風が強くて、ナキウサギも出てこない。こっちが泣きたいくらいだった。

2時間40分ほどかけて前天狗とうちゃこ。
まずは、ニペソツ山頂を確認。
うん、雲がかかってるね。想像通りです。
強風の中、テント設営に食事準備。指先の感覚が危ない…

あったかキムチ鍋は定番。
MSRの調子が悪かったけど、豚肉に火が通れば十分です。
鍋の吹きこぼれと同時に、初雪を観測した。

テント内での二次会も程々に就寝。
就寝直前のテント内温度は2℃。
強風で顔にテントがくっついてくるけど、顔面パックと思うことにする。
5時にテントから出ると、そこは雪国っていうか吹雪。
山頂はあきらめ、早々に撤退することに。

雪がうっすら積もったガレ場、しかも強風。
慎重過ぎるほど慎重に足を進める。
天狗のコル付近まできて、ようやく一息つけた。
しかし、ここで熊の足跡発見。…うん、でかい。

樹林帯に入ると、登山道に雪はなくなった。
ぬかるみでグチャグチャになりながら、駐車場に到着。
晩秋と初冬を一度に味わうことができた山行だった。