晴天の甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳〜紅葉と展望の山歩き

2013年10月11日(金) 〜 2013年10月13日(日)

• GPS: 30:44
• 距離: 19.7km
• 登り: 2,527m
• 下り: 2,518m

コースタイム

12日 仙水峠〜甲斐駒ヶ岳〜双児山
駒仙小屋テン場5:25-5:55仙水小屋6:00-6:35仙水峠6:40-7:55駒津峰8:10-8:35六方石-9:25甲斐駒ヶ岳9:50-10:35摩利支天10:40-11:45駒津峰11:50-12:25 双児山12:30-13:45長衛荘13:50-14:00駒仙小屋テン場

13日　薮沢〜仙丈ヶ岳〜小仙丈尾根
駒仙小屋テン場04:05-04:25大平山荘4:35-7:00馬ノ背ヒュッテ7:10-8:00仙丈小屋-8:25仙丈ヶ岳8:55-10:00小仙丈ヶ岳10:10-10:55大滝頭-11:35二合目-12:10駒仙小屋テン場

天候

2日間とも晴天。
ただし森林限界抜けると強風に悩まされました。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

11日
新宿7:00-8:28甲府　JR特急(2,600円)※チケット屋で回数券購入
甲府9:00-10:53広河原　山梨交通バス(2,000円)
※平日は次の10:15発でも12:30広河原発北沢峠行きバスへの接続は可能。
　http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2013hirogawara.htm
広河原12:30-12:55北沢峠　南アルプス市営バス(750円)
　http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/shisei/soshiki-syokai/norin-syoko-bu/kankou-shoukou/files/cjsoi7
　
13日
北沢峠13:30-13:55広河原(750円)
広河原14:10-16:05甲府(2,000円)
甲府16:48-18:55新宿　JR快速(2,720円)

コース状況／危険箇所等

テント場：北沢駒仙小屋テント場　一泊500円。
　　　　　北沢峠から10分ほど。かなり広いです。13日は大混雑の為、3段目？までテントが張られてました。

甲斐駒ヶ岳
・森林限界を抜けるとガレ場、岩場多いです。
・直登コースは岩稜ですので注意が必要です。ストックはしまった方がよいです。直登後半はザレ場になりますので、ストックあった方が楽です。

仙丈ヶ岳
・甲斐駒ヶ岳に比べると非常に歩きやすいコースです。
・仙丈ヶ岳から小仙丈ヶ岳へのコースは岩稜地帯があります。

写真

10/14 16:24

広河原には11時頃到着。北沢峠行きバスの発車は12時半。もうひとつ遅いバスでも大丈夫でした。広河原を散策して時間をつぶしました。

10/14 16:24

広河原にフジアザミが沢山咲いてました。

10/11 14:03

北沢峠に到着。駒仙小屋のテント場は金曜なので少なめ。自由に場所選べました。3日間お世話になります。

10/13 21:37

1日目はテントはった後はやること無し。沢で明日下山後のビール冷やしました。

10/13 21:37

駒仙小屋あたりを散策中。ゴゼンタチバナに一つだけ実が残ってました。

10/14 16:24

2日目は甲斐駒へ。5時半に登山開始。仙水峠途中の樹林帯の大きな苔。

10/14 16:24

サンゴゴケ。初めて見ました。

10/14 16:24

山肌にも朝日が当たりはじめる。

10/14 16:24

岩のすきまから紅葉

10/14 16:24

サンゴゴケと紅葉のコラボ

10/13 21:37

仙水峠へ到着。すごい強風の中、ドーンと摩利支天が！

10/14 11:24

駒津峰への尾根道は樹林帯なので強風は和らぐ。ナナカマドが赤く紅葉してました。

10/14 16:24

ナナカマドの実

10/13 21:37

登り始めた北沢峠あたりの展望。山肌も黄色く染まってます。

10/12 8:06

駒津峰へ到着。甲斐駒ヶ岳の立派な勇姿。

10/14 16:24

行きは直登コースを行きます。

10/14 16:24

左側の山肌は花崗岩で白い

10/14 16:24

直登コースは前半に怖い箇所があったけど、後半は見たほど怖くはなった。でも慎重に。

10/12 9:34

無事に甲斐駒ヶ岳山頂に到着。後ろの山は明日登る予定の仙丈ヶ岳。

10/13 21:37

甲斐駒ヶ岳神社の本宮

10/12 9:35

奥秩父の金峰山。望遠使ったら五丈岩が見えました。

10/12 9:36

南八ヶ岳。一番高い赤岳から硫黄岳にかけて

10/12 9:37

北岳も尖って見えます。後ろの山は場所的に間ノ岳かな？

10/12 9:39

右に仙丈ヶ岳、左に北岳。お気に入りの展望。

10/14 16:24

パノラマで。甲府盆地の後ろに、右から富士山、奥秩父、八ヶ岳。

10/12 10:01

甲斐駒ヶ岳山頂を下ります。

10/14 16:24

摩利支天方面へ白いザレ地を下ります。

10/14 16:24

摩利支天へ向かいます。

10/13 21:38

摩利支天直下。

10/12 10:36

仙丈ヶ岳の山肌は秋の装い。

10/12 10:37

摩利支天山頂より白峰三山方面

10/12 10:38

鳳凰三山の後ろに富士山。地蔵岳のオベリスクが良く見える。

10/14 16:24

人口かとおもったら自然のものだった

10/12 10:59

直登コースに沢山の人達が上ってます。

10/12 11:44

駒津峰あたりからの甲斐駒ヶ岳。何度見てもカッコイイ

10/14 16:24

帰りは双児山コースで。ハイマツ帯を降りていきます。

10/12 11:56

ハイマツ帯の奥は黄色く紅葉

10/12 12:35

後ろは歩いてきた道と甲斐駒

10/13 21:38

カラマツの紅葉

10/14 16:24

無事に下山。土曜日なのでテントが増えてました。

10/13 3:39

最終日は3時前に起きて準備。星が奇麗でした。写真より見た目はもっと奇麗でした。
左上の双子座に位置に木星、中心から右側はオリオン座を含む冬の大三角形。

10/14 16:24

朝4時過ぎの真っ暗闇の中スタート。写真は5時半前。少しずつ明るくなってきました。

10/14 16:24

仙丈ヶ岳へは薮沢コースを上ります。

10/14 16:24

秋の花が残ってました。ハクサンボウフウ。

10/14 16:24

カラマツソウの仲間。多分ミヤマカラマツ。

10/14 16:24

サラシナショウマ

10/14 16:24

アキノキリンソウ

10/14 16:24

ヤマハハコ

10/14 16:24

夏の花、タカネグンナイフウロが一輪だけ残ってた。

10/14 16:24

薮沢コースは、まだ紅葉見ながら上れます。

10/14 16:24

足下にもキレイな色の紅葉が

10/14 16:24

滝の上に小さな紅葉

10/14 16:24

ナナカマドは赤く紅葉

10/14 16:24

ナナカマドの実

10/14 16:24

薮沢コースはナナカマドの紅葉の最盛期でした

10/14 16:24

馬の背ヒュッテに到着。文句なしの快晴。

10/14 16:24

馬の背からの尾根道に出ました。強風だけど、眺め良くてテンション上がります。

10/13 7:56

右側には北アルプスの山々。望遠で穂高、槍ヶ岳方面。

10/14 16:23

後ろは馬の背の尾根と、奥にゴツゴツした鋸岳。

10/14 16:24

薮沢カールまで到着

10/14 16:23

仙丈小屋。奥に甲斐駒ヶ岳、その奥に八ヶ岳。

10/14 16:23

もう少しで山頂。

10/14 16:23

8時半頃に、仙丈ヶ岳山頂に到着。山頂は沢山の人。

10/14 16:23

下山時に歩く予定の2つのピーク

10/14 16:23

鋸岳の奥に八ヶ岳の全景

10/14 16:23

中央アルプの奥に御嶽山

10/14 16:23

富士山と北岳の1位、2位のコラボ。逆光で沢山失敗した中の一枚。

10/14 16:23

鳳凰三山もちゃんと見えてます

10/14 16:23

そろそろ下山します

10/14 16:23

薮沢カールを上から

10/14 16:23

後ろは仙丈ヶ岳山頂

10/14 16:23

山頂は右奥。2つのピークを歩いてきました。

10/14 16:23

甲斐駒を真正面に歩きます。

10/14 16:23

小仙丈ヶ岳への尾根道

10/14 16:23

歩いてきた尾根道。左側は小仙丈沢カール。

10/14 16:24

北沢峠方面。山肌が黄色く染まってます。

10/14 16:24

赤く紅葉したウラシマツツジ

10/14 16:24

右に小仙丈ヶ岳、左に甲斐駒

10/14 16:24

ナナカマドの実。奥には昨日歩いたコースが良く見えました。

10/14 16:24

もう少しで樹林帯です。最後に富士山と北岳

10/14 16:24

ゴール地点の北沢峠はテント場が鮮やか。そしてすごい数！

10/14 16:24

樹林帯は紅葉を見ながら下山です。

10/14 16:24

日を浴びたナナカマド

10/14 16:24

もう一枚

10/14 16:24

苔むした倒木

10/14 16:24

無事下山し、広河原まで到着。バスを待つ凄い数の人。お疲れさmでした。

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

OLYMPUS Tough TG-1 オリンパス

感想

vvaren3

昨年の鳳凰三山に続き、秋の南アルプスを歩いてきました。
今回は北沢峠を起点として甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳を登ります。

アクセスですが、電車利用の場合は甲府駅からバスで広河原〜北沢峠がメジャー。
しかし夏シーズンも終わってるので、北沢峠への平日の交通アクセスは良くない。
始発の甲府9時発のバスを使っても、北沢峠へは1時頃の到着。
初日はテント張って、明日の準備を終えて、酒飲んで早めに就寝しました。

今回の楽しみの一つは紅葉。
昨年の鳳凰三山の紅葉がとても素晴らしかったので、今回も期待。
しかし、鳳凰三山とは植生が若干違うのか分かりませんが、違う印象の紅葉でした。
ハイカーさんと紅葉について話したところ、この前の10月で気温30度超の影響で、
色づきがイマイチ悪いとの事でした。
とは言っても、十分見応えがある紅葉を楽しめました。
今一番見頃はナナカマド。
甲斐駒ヶ岳ルートでは仙水峠からの尾根道、仙丈ヶ岳ルートでは馬の背ヒュッテの下、小仙丈ヶ岳ルートの樹林帯が奇麗でした。
後は小仙丈ヶ岳付近のウラシマツツジが少しですが、赤く染まって奇麗でした。
甲斐駒ヶ岳の双児山ルートのカラマツは黄色い木々もありますが、緑色も多く本番は今からでしょう。

2つ目の楽しみの展望は、2日通してほぼ晴天のおかげで、絶景の中、山歩きできました。
甲斐駒ヶ岳からは甲府盆地を挟んで八ヶ岳や奥秩父が間近。
オベリスクが目印の鳳凰三山の後ろには富士山の山頂が見えました。
お隣の仙丈ヶ岳や白峰三山をはじめとした南アルプスの山々の展望が素晴らしい。

仙丈ヶ岳では富士山と北岳の標高1位、2位のコラボが見れました。
写真撮影は逆光の影響で失敗ばかりで何枚も取り直しましたが（苦笑）
後は、昨日雲に隠れ見えなかった北アルプスも遠いながらも、はっきりと。
中央アルプスの奥には御嶽山も見えました。

その他、仙水峠への岩場で初めて見た白いコケのサンゴゴケ、北沢峠で街では絶対に見れない夜空など、とても記憶に残る事が多かったです。
夜空の写真は一枚アップしてますが、まだまだカメラの修行が足りないので、もっと勉強するかな？

今年のアルプス山行は立山と今回の2回で終了。
両日とも晴れて本当に良かったです。
来年もこのペース＋αくらいで楽しみたいと思います。