積岩山・山犬切・上福根山・岩宇土山《九州百名山》
- GPS
- 09:28
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,862m
- 下り
- 1,856m
コースタイム
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:28
天候 | 晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に難路、日添林道からの登山口は土石流の跡で不明瞭 |
その他周辺情報 | 五木温泉夢唄(入浴料500円) |
写真
感想
平石の岩宇土山登山口付近で車中泊をした。明るくなりだした5:44に行動を開始し県道247号線を下った。久連子神社に参拝し日添林道へと入って行くと巨大な堰堤の工事中で日中はダンプカーやタンクローリーが往来するようだが、工事は朝未だ来で眠っていた。標高を270m上げて登山口付近に達したが、「積岩山→」の指導票はあるが、土石流の出た谷は登山道が全く分からない。堰堤の左側に赤テープを見つけ辿っていくとガラガラの谷歩きになるようだ。昨日と一緒かと覚悟し谷間を遡っていくが赤テープが出てこなくなったのでGPSを確認すると一本左の谷に間違って入ってしまったようだ。強引にトラバースして正しい谷に戻るとしっかりした登山道が右岸に付いていた。
急な谷を登り三ッ俣に達すると「積岩山 ←左の尾根」の指導標に従い一番左の谷を越え右岸尾根に取り付いた。尾根も急登で登り詰めると林道終点から1時間余りで稜線に達した。西に少し進むと積岩山東峰(つみいわやまとうほう1,420m’)山頂で一寸した岩場で展望がよい。鞍部に降りると岩茸越(いわばなごし)で南北に点線道が越えているが道形は認められなかった。登り返すと積岩山本峰(1,414m)だが樹林で展望は得られなかった。読み方に「せきがんさん」とも付記されていた。今日一つ目の九州百名山だ。
分岐に戻り東への稜線に乗り出すと直ぐに岩茸山(いわなばやま1,438m)で、嘗ては此処が積岩山と呼ばれていたようで少し混乱がある。3等三角点「石楠越」が設置されているが、展望のない山だった。東稜線に乗り出すと霧島連山を展望できるところがあった。蕨野山(1,438m)は、殆ど展望もない山だったが、次の鷹巣山(1,454m)には3等三角点「上尾野」があり蕨野山を見帰すことができた。
五木村と水上村の境界稜線が南に去って行った先には高塚山(1,508m)があり、行って見たかったが結構遠そうだった。北北東に進むとP1442で山名があると思っていなかったが石楠山西峰(しゃくなんさんせいほう1442m)と山頂標識が掲げられていた。東に下ると石楠越(しゃくなんごし)で平石からの登山道が水上村へと越えていた。東に登り返すと石楠山東峰(1,450m)で展望は利かないが山頂標識の写真を撮っていると中年男性が追いついた。高塚山から来たと云うが山犬切はどっちだと聞かれた。単独で人のいない山域に来るのに地図持ってないのだろうか?驚くことに恐ろしく足の早い小父さんで、先行して行ったらずっと姿を見せなかった。P1433は山名を期待したが何もなく、山犬切への複雑な稜線を進み、山犬切(やまいんぎり1562m)に達した。3等三角点「江代越」が置かれ、山頂標識には「南山犬切」と記されていた。山犬切峠の北にある北山犬切と対をなしている。
山犬切の東には七遍巡り(1,592m)と云う山名とも思えないようなピークがあり、水上越への道が分岐している。P1553には山名なく小ピークを従えて、川口林道跡が越える山犬切峠へと降り立った。石楠山東峰で追い越して行った小父さんが昼食を食べていた。先行して北山犬切(1,611m)に到ると直後に小父さんが到着した。凄い健脚のようだ。此処からは来た道を引き返すそうだ。そしてこの人が今山行で出会った唯一の登山者だった。北山犬切は岩場で展望が素晴らしく歩いてきた稜線が見通せた。P1621まで戻り北の先端迄行くと「一本樫」の標識があった。ピーク性があるので山としてカウントした。
いよいよ今日の最高峰、上福根山への稜線を進む。石楠花の稜線で歩き難い処もあり、P1610に到ると「中福根山」の標識があった。上福根山の直前には、前福根山」(1,637m)があり予期せぬ福根山が二つもあった。前福根山は岩場で展望良く北の方向に国見岳(1,739m)を望むことができた。上福根山(1645m)は2等三角点「上福根」があるが展望は得られなかった。
急斜面を南西に下ると川口林道跡が横切り更に下るとオコバ谷への分岐の鞍部で、此の谷を下ると白崩平で福寿草の自生地のようだ。少し登り返すと岩宇土山(1,347m)で、山頂は樹林だが3m程下は新しい植林帯で保護ネット越しに南側の展望が得られた。西稜線は急斜面のガレ場は落石を起こさないよう慎重に下た。名残のトリカブトが咲き、尾根の先端部の岩場は険しいピークで久連子岳(くれこだけ1,240m)の標識があった。振り返ると岩宇土山の険しい尾根が望めた。
久連子岳からの下りは南側への危険なトラバースで、その後も気の抜けない険しい尾根が続いた。尾根の先端から折り返すように平石に下山し、周回縦走を終えた。疲労困憊し昨日行った癒しの五木温泉に浸かり人心地がついた。
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