☆秋晴れ 飛越トンネル〜黒部五郎、赤牛岳往復
- GPS
- 32:39
- 距離
- 61.8km
- 登り
- 4,865m
- 下り
- 4,852m
コースタイム
- 山行
- 10:07
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 10:09
- 山行
- 11:57
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 13:15
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 8:54
10月中旬以降でも、降雪前ならば今回地域は水が豊富なのでテント泊は可能だと思うが、降雪があると途端に難易度が高まるので大変なのだろう。
それと、薬師岳、黒部五郎、北ノ俣岳周辺は絶好のスキーエリアだと実感しました。是非春スキーに訪れたい。
天候 | 10/9午後から霧発生 10/10晴れ 10/12朝方霧その後晴れ、午後から再び霧 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
野口五郎岳稜線の道はロープにより通行止め。 朝露で濡れるのも嫌なので今日は突破せず、すぐに引き返して盤石のカール道に変更。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|
感想
10/9
10/7に翌日の飯田への出張のため茅野の家に前日泊まる。10/8出張帰りに一旦茅野に戻り準備をする。飛越トンネルまでは茅野からでもかなりの時間を要する。安房トンネルを抜けてからの林道の夜道はとにかく長く、22:30に到着。真っ暗かと思ったいたがナトリウム灯で場違いな明るさだがすぐに眠りにつく。数台駐車していたが、翌朝の出発は私がラストとなった。(途中抜かすことも、抜かされることもなかったので)テント泊だと、時間を気にせずゆっくり歩けるので良いのだが荷が重く堪える。
先日歩いた笠新道にくらべて、序盤は傾斜が緩がその分距離がある。避難小屋すぎてからの600mの登りは北俣岳の頂上が待ち遠しかった。途中からガスが上がりだし、稜線に到達した時はすでにガスがかかっていたため、残念ながら霧の中の稜線歩きとなってしまう。黒部五郎小屋が9月末で営業を終了しているためか、この時間(午後)になると黒部五郎からの登山者ばかりで、黒部五郎方面へ行く方はほとんど見かけない。秋の紅葉シーズンも過ぎ、連休でもなく、またアクセスの悪いこの辺りは、北アでも大分閑散としている。予想通り黒部五郎ピークは霧の中で見えず、この日はパスするが、肩の稜線から黒部五郎のカールへ下降し始めた辺りで若干ガスが薄くなる。頂上は見えないが日本一美しいと言われるカール圏を垣間見れた。
万が一に備えて水1.5lを背負ってきたが、情報通り黒部五郎小屋の手前5分程度に水場がありそこで明日の分も給水する。
テント場は私を含め6張りと少なく、最盛期のような事はなくサイト場の環境は極めて良好だった。
10/10
今日は長丁場なのでもう少し早立ちをするべきだったが、いつものテント泊と同様に5:00過ぎとなってしまった。その上途中ハット忘れに気が付きテントに戻り予定よりやや遅い出発であったが、この時期になると有るき出しは暗く森林限界を越えるあたりまではヘッドランプを点ける。やがて快晴の中日の出を迎え、頂きに光が差し込み瞬間に感激して足を止める。携帯してるコンデジ、スマホ、そして私の腕ではなかんかその感動を撮影できず残念に思うがとりあえずカメラを向ける。最初の休憩地点がたまたま電波圏内(たぶん三俣山荘のおかげ)だったので、LINEで写真を送信、感動を伝える。
途中三俣山荘はこの時期でも営業中であるが、さすがにこの時期になるとテント場、山小屋とも登山者は少ない。それでも、黒部五郎岳の稜線に比べれば多く、この先鷲羽岳、水晶岳とすれ違う登山者は思ったより多かった。特に、水晶岳から赤牛岳に向かう稜線では往復し戻ってくる登山者が思いの外多かった。たぶん三俣あるいは双六からの往復だろうが、この日の赤牛岳へのラスト登山者は私だったので、復路の稜線歩きは一人旅となった。
黒部源流を一旦下り、そこから三俣小屋への登りは疲れが溜まった体には堪えたが、そこから先にまだ三俣蓮華の肩までの登りがあり、しかも途中で日没を迎えてあと1時間半は歩かねばならない。途中休憩を短くすべきだった、出発を早くすればよかったなど、たらればを考えるが、晩秋の北アルプスを楽しめた事を考えればそんな思いもなくなり、思いの外登り続ける気力が湧いてくる。
日没を迎え次第にガスが濃くなりだしので、三俣蓮華の肩の分岐からはヘッドランプを点けての帰路となる。朝夕共にヘッドランプを使った事なと今までなかったなと思いながら、ガスが次第に濃くなる中、マーキングを見つけながら慎重に下る。幸いにGPSにお世話になる必要はなかったが、樹林帯の中の下りと違い日没後のガスの中の稜線下り(森林限界より上)は危険だなと実感する。
黒部五郎小屋に戻ると、前日のテン泊者はおらず私のテント一つがポツンと残っていたが、テントが設営済みですぐ食事そして眠りにつけた事はありがたかった。
振り返り、この日は夕方からガスが掛かったが、日中はほぼ快晴そして爽やかな秋風が心地よく、寒くもなくそして汗もかかず最高に日和だった。
10/11
夜中起きた時にはすでに星があまり見えず天気は期待できないと諦めていた。この日の予報では朝から頂上付近は雲に覆われ、次第に雲が下がり午後には降雨の可能性が高かったのでそれほど期待せずに出発する。
稜線伝いの登山路を進むが下草に覆われ夜露で膝から下が濡れるのは嫌だと思いながら歩いていると、次第に歩きづらくなり行く手にロープがかかっている。いつもなら強行突破するが、この日は帰路の事を考え出来るだけ早く登山口に降りたかった事もあり、カール通りの一般路に引き返す。
薬師岳は霧に覆われており、ほとんど好天は期待できないと思いながらテント場を後にするが、上りだしではカール内から黒部五郎の頂上はまだ見えていた。やがて頂上到達時点ではガスの中となってしまい諦めて肩の分岐地点まで戻ろうとすると徐々に光が差し出す。カール底にもやがて光が注ぎ込む出す。そして、黒部五郎分岐の肩に戻り休憩していると、10分程の間に北ノ俣岳、薬師平への稜線のガスが一気に取れる。山の天気は変わりやすいと言うがまさに実感する。
嬉しいことに北ノ俣岳の手前までは太陽が燦々と輝く秋の晴天の中を歩き、そしてやがて、薬師岳、赤牛岳、立山の頂きも雲がなくなり、最後のお別れをする。
稜線を離れ北ノ俣岳から避難小屋までは森林限界上の標高差600m近くを一気に下るが、そこから先はトンネル登山口までは樹林帯となりしかもだらだらと道のりがやたらと長い。よくこん長い道程を往きは重荷を背負って登ったと至極関心する。
この3日間、天候に恵まれ本当に良い山旅でした。
さて、もうそろそろ北アルプスは降雪シーズン。毎年行っている11月初旬の槍ヶ岳or穂高岳を今シーズンはどうするか思案中。(テントor小屋の選択もあるし)
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