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Yamareco

記録ID: 363283
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沢登り
丹沢

水無川本谷から塔の岳 登山靴ではしょっぱかった

2013年10月30日(水) [日帰り]
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GPS
05:00
距離
5.7km
登り
956m
下り
956m

コースタイム

7:00戸沢出合‐7:10本谷入渓‐7:30F1‐7:35F2‐7:50F3‐8:00F5‐8:10F5上‐8:20F6-8:40F7-9:00F8-9:15F9-9:25源頭-9:50登山道-10:00塔の岳-10:40新大日-11:00政次郎の頭-11:50戸沢出合
天候 曇り時々晴れ、上部はガス
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東名高速を秦野中井ICで降り、戸川林道で戸沢出合まで入る。東名高速は集中工事でところどころ2車線。帰りは使わなかった。
戸川林道は特に問題なく通行できた。途中鹿をたくさん見かけた。戸沢出合には自分を含めて6時半で4台。降りてきたときは10台だった。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは戸沢出合のトイレ前にある。昨夜まで雨が降っており、沢は水量がやや多め。岩もまだ濡れており、登山靴では滑りやすかった。すべての滝や巻き道には鎖や残置シュリンゲがありこれらを頼れば登るのは楽だが、F8の巻き道は大きく崩壊しており、ロープがフィックスしてあってもちょっと大変だった。
源頭はガレが続くが適当なところから左側の尾根に入るとしっかりした踏み跡があり、塔の岳直下の登山道にでる。ガレをあまりつめすぎると、塔の岳より少し離れたところに出てしまうので注意。
下降は一般道(政次郎尾根)から下った。丸太の階段が滑りやすい。
少し青空が見えます。期待が高まる。
2013年10月30日 06:52撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 6:52
少し青空が見えます。期待が高まる。
登山ポストはトイレの前にあります。
2013年10月30日 07:02撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 7:02
登山ポストはトイレの前にあります。
いよいよ入渓。F5近道の看板が見えたら沢へ降りる。
2013年10月30日 07:10撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 7:10
いよいよ入渓。F5近道の看板が見えたら沢へ降りる。
F1。左側を登ります。水量が多そうなので、飛沫よけに雨具を着用しました。
2013年10月30日 07:28撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 7:28
F1。左側を登ります。水量が多そうなので、飛沫よけに雨具を着用しました。
続くF2は左側から登りますが、足場が水面ぎりぎりで、へつりが大変でした。
2013年10月30日 07:31撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 7:31
続くF2は左側から登りますが、足場が水面ぎりぎりで、へつりが大変でした。
F3は左の巻き道から。
2013年10月30日 07:52撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 7:52
F3は左の巻き道から。
F5。右の巻き道から越しました。
2013年10月30日 08:01撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 8:01
F5。右の巻き道から越しました。
F5上。やはり登山靴だと足を置く場所が限定されるので、結構疲れます。沢靴なら楽なのに。
2013年10月30日 08:07撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 8:07
F5上。やはり登山靴だと足を置く場所が限定されるので、結構疲れます。沢靴なら楽なのに。
書策新道をやり過ごす。
2013年10月30日 08:07撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 8:07
書策新道をやり過ごす。
陽が射し始めました。
2013年10月30日 08:14撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 8:14
陽が射し始めました。
F6は右側残置シュリンゲにすがります。
2013年10月30日 08:22撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 8:22
F6は右側残置シュリンゲにすがります。
青空が広がりだしました。
2013年10月30日 08:25撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 8:25
青空が広がりだしました。
青空をバックにした秋の木々。白い雲とのコントラストが何とも言えません。
2013年10月30日 08:25撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 8:25
青空をバックにした秋の木々。白い雲とのコントラストが何とも言えません。
このまま晴れますように
2013年10月30日 08:29撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 8:29
このまま晴れますように
紅葉もなかなかGooD.
2013年10月30日 08:29撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
1
10/30 8:29
紅葉もなかなかGooD.
天気良くなりそうです。
2013年10月30日 08:35撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 8:35
天気良くなりそうです。
しかし、F7を過ぎたあたりから、一変。
2013年10月30日 08:40撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 8:40
しかし、F7を過ぎたあたりから、一変。
ガスに煙るF8.一気に険悪なムードに。
2013年10月30日 08:57撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 8:57
ガスに煙るF8.一気に険悪なムードに。
F8の巻き道は上部が崩壊しており、注意!
2013年10月30日 09:08撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 9:08
F8の巻き道は上部が崩壊しており、注意!
続くF9は右側から。
2013年10月30日 09:17撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 9:17
続くF9は右側から。
源頭に到着。水無川の始まり。(でも実際はこの上からも水流がありました)
2013年10月30日 09:26撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 9:26
源頭に到着。水無川の始まり。(でも実際はこの上からも水流がありました)
ガスガスです。
2013年10月30日 09:26撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 9:26
ガスガスです。
ガレ場から適当なところを左の尾根に移ります。
2013年10月30日 09:44撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 9:44
ガレ場から適当なところを左の尾根に移ります。
再び青空が広がりだしました。
2013年10月30日 09:49撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 9:49
再び青空が広がりだしました。
赤い実をつけた木
2013年10月30日 09:50撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 9:50
赤い実をつけた木
フデリンドウ
2013年10月30日 09:52撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 9:52
フデリンドウ
キター!登山道に合流
2013年10月30日 09:53撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 9:53
キター!登山道に合流
フジアザミがまだ咲いていました。
2013年10月30日 09:54撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 9:54
フジアザミがまだ咲いていました。
塔の岳到着。気温13℃、無風。平日なのに登山者は10名くらいいます。
2013年10月30日 10:13撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
3
10/30 10:13
塔の岳到着。気温13℃、無風。平日なのに登山者は10名くらいいます。
東側は雲が切れてきましたが、西側は終始ガス。
2013年10月30日 10:13撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 10:13
東側は雲が切れてきましたが、西側は終始ガス。
三角沢の頭方面。こうしてみるとものすごい崩壊。
2013年10月30日 10:17撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 10:17
三角沢の頭方面。こうしてみるとものすごい崩壊。
ガスに見え隠れするブナ。もう冬枯れしています。
2013年10月30日 10:26撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 10:26
ガスに見え隠れするブナ。もう冬枯れしています。
新大日を経て
2013年10月30日 10:46撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 10:46
新大日を経て
政次郎尾根を下ります。
2013年10月30日 11:00撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 11:00
政次郎尾根を下ります。
戸沢出合に戻ってきました。水無川上部はガスの中に。
2013年10月30日 11:57撮影 by  NIKON 1 V1, NIKON CORPORATION
10/30 11:57
戸沢出合に戻ってきました。水無川上部はガスの中に。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ 予備電池 ガイド地図 コンパス 筆記具 ナイフ ティッシュ 三角巾 バンドエイド タオル 計画書 雨具 手袋 ビニール袋 時計 非常食
共同装備
コンロ ガスカートリッジ コッヘル(鍋) ファーストエイドキット カメラ ポリタンク テープスリング カラビナ

感想

会社の創立記念日を利用して、サクッと行けるところは無いかと思い、行ってきました。
今年は沢登りを10数年振りに復活させ、シーズンが終わる間際までどこか登れる沢はないかとプランを考えていましたが、かつて何度も登ったことがあり、登山靴での快適に登れる沢ということで、水無川本谷から塔の岳のルートを選びました。
昨日は雨が降ったりやんだりして肌寒い天気でしたが、予報によると天気は回復し、気温も上がりそうとのことで、沢沿いの紅葉に期待しつつ出発。
雨上がりの戸沢林道を車で登っていくと、鹿の群れが何度も横切ります。それにしてもこんなに頻繁に鹿を見かけたことはこれまであまりなく、少々驚きました。開発の影響か、鹿の繁殖力が旺盛なのか、よくわかりませんが、こうも多いとやはり生態系のバランスが…などと考えているうちに戸沢出合に到着。
平日なのでだれもいないだろう、と思っていましたが、自分の車より先に2台止まっており、更にその後2台到着しました。皆さん創立記念日?
山支度を整え出発!でも、装備は尾根歩きで足回りはもちろん登山靴。出発してすぐ、沢を渡る箇所がありますが、結構水量が多そう。「沢靴のほうがよかったかな」と不安がよぎりますが、無理そうだったら引き返すことにして、沢へ降りました。
最初のF1はやはり水量の影響か、結構な飛沫を上げています。首から下げているカメラを保護する意味からも、雨具を着用して取りつきました。
続くF2はやはり左壁を登りますが、足場が水面すれすれで、しかも微妙に間隔が離れていて、へつりながら何とか登りました。
F3は左の巻き道から、F5は右の巻き道からと、沢靴ならば楽々登れるところなのに、と思いながらようやくF5上の書策新道との交差するところへ。
このころから沢に陽が射しこみ始め、濡れていた岩も乾き始め、登山靴でも快適!に登れるようになりました。
F6の右側を残置シュリンゲで超えて行くと、頭上に青空が広がり始めました。「いいぞ〜」と思わずピッチも上がりますが、F7を過ぎたころから一転、あたりは濃いガスに包まれてしまいました。あたりも一気に暗くなり、やがて現れたF8もガスに煙っています。ものすごく険悪な雰囲気。F8は右のルンゼ状から巻きますが、巻き道上部が大きく崩壊しており、ロープがフィックスしてあるものの、かなり緊張させられました。
F9も右から巻いて、少し進むと源頭です。通常の沢登りなら、ここでわらじや沢靴を脱いで、ジョギングシューズなどにはきかえるのですが、最初から尾根歩きスタイルなので、その必要はありません。ガレ場を少し登り、適当なところから左の尾根に取りつきます。ここは何度来ても尾根の取りつきが「ここだ!」というのがわからず、早めに取りつきすぎてやぶを漕いだり、遅くなりすぎて、塔の岳から離れた登山道に飛び出たり、悩ましい所です。しかし今回はちょうど良いところから取りついたみたいで、すぐに明瞭な踏み跡が見つかり、快適に進めました。
一登りで塔の岳直下の登山道へ、そして塔の岳に到着しました。
頂上では自分を入れて5人くらいの登山者がいました。相変わらずガスに覆われていますが、上空は晴れているみたいで、時々青空が広がります。東側の札掛方面は比較的よく見えますが、それ以外はガスで展望が聞きません。でも、風がなく、気温も13℃とそれほど低くないので、暖かで快適でした。
山頂でミカンを食べとコーヒーを飲んで下山にかかりました。今回、書策新道から下りたかったのですが、降口に立禁のテープが張ってあり、通行意欲をそがれたので、やむなく政次郎尾根から下りました。歩きやすい道ですが、丸太の足場が結構滑り、最後のほうで滑って思いっきりしりもちを突きました。その際肘を強打して、あざになってしまいました。
「右に本谷、左に戸沢、中に一すじ政次郎尾根を、今日の凱歌に足取り軽くかけりゃ戸沢も早間近、トコズンドコズンドコ」などと、頭の中で唱えつつようやく戸沢へ降り立ったときには沢で転んでついた傷や、イバラの刺し傷、それにさっきのしりもちと、からだのあちこちに傷ができていました。
今回、登山靴で沢登りを、と思いでかけましたが、やっぱり沢は沢靴のほうが楽しいし、何より楽だな、と思いました。もちろん水が少なくて、好天ならば登山靴でも快適なのでしょうけれど。
次は沢靴にしよう!

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