記録ID: 3640089
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ハイキング
関東
助川山〜高鈴山 * 秋の花を見に日立の里山へ *
2021年10月16日(土) [日帰り]
ピアソラ
その他1人
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:29
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 719m
- 下り
- 701m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:19
※以下のページからコースマップが取得できます。
https://www.city.hitachi.lg.jp/kankou/006/p001103_d/fil/MAP2.pdf
○ CT（標準） ： 5時間15分
○ CT（実績） ： 4時間30分 （休憩含まず）
https://www.city.hitachi.lg.jp/kankou/006/p001103_d/fil/MAP2.pdf
○ CT（標準） ： 5時間15分
○ CT（実績） ： 4時間30分 （休憩含まず）
| 天候 | ○ 天気 ： 曇り。 ○ 風速 ： 普通（5m/s程度）。 ○ 気温 ： やや涼しめ（16℃くらい）。 ○ 視程 ： 短め。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・06:20 {自宅} - 07:40 助川山市民の森駐車場 ※高速利用：桜土浦IC〜日立南太田IC ※駐車場：無料（約20台） ○ 復路（約92km） ・13:25 助川山市民の森駐車場 - 13:50 cafe MIHARU ・14:50 cafe MIHARU - 15:05 湯楽の里日立店 ・16:20 湯楽の里日立店 - 17:45 {自宅} ※高速利用：日立南太田IC〜桜土浦IC |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○ 総距離：約14km、累積標高：約600m。 ○ 助川山市民の森を起点として高鈴山をピストン（下山時に助川山を経由）するコースです。 ○ 道標がよく整備されトレースも明朗です。 ○ ただ、助川山市民の森の敷地内の道が複雑で少し迷いました。 （ネイチャーセンターでマップを貰えるとの情報あり。） ○ その他、特に危険を感じる場所はありませんでした。 |
| その他周辺情報 | (1) トイレ �� 助川山市民の森（駐車場をはじめ多数あり） �� 高鈴山山頂 (2) 登山ポスト 見つけられませんでした。 (3) 温泉施設 家路の途中にあるスーパー銭湯「湯楽の里日立店」に寄りました。 太平洋の大海原が間近に望める露天風呂が開放感があって良かったです。 ※営業時間 ： 9:00 〜 25:00（最終受付は24:00） ※料金 ： 880円／人（平日は780円／人） ※参考HP ： https://www.yurakirari.com/yura/hitachi/ |
写真
30年前の山火事の跡地に作られたという、日立市の自然公園『助川山市民の森』からスタートです。
今日のお目当てはもちろんセンブリ（千振）です。ただ、助川山（すけがわやま：328m）に咲くという以外情報が得られず、果たして会えるの・・・
7
10/16 7:58
今日のお目当てはもちろんセンブリ（千振）です。ただ、助川山（すけがわやま：328m）に咲くという以外情報が得られず、果たして会えるの・・・
まだ登ったことのなかった助川山はこの花が咲く時季に登ろうと決めていました。
『助川山市民の森』の敷地内は結構道が入り組んでいて、少し迷いました。
なんとネイチャートレイルが12コースも整備されているらしいです。地元の方が羨ましいです。
坂を登った先に見える東屋からは、助川山の山頂部が見渡せました。
いきなりトンネルを通過します。頭上を架空索道（日立セメントによる石灰石運搬用）が通っているためです。さすが日立。
おむすび池に着きました。センブリに夢中になりすぎて、ここまで1時間半もかかってしまいました。ここで少し休憩して、高鈴山（たかすずやま：623m）を目指します。
14
10/16 9:14
おむすび池に着きました。センブリに夢中になりすぎて、ここまで1時間半もかかってしまいました。ここで少し休憩して、高鈴山（たかすずやま：623m）を目指します。
金山百観音。石祠を囲むように約70基の石仏が整然と並びます。
すぐ隣に登りやすい道（巻道）があるのにわざわざ険しいほうを登る嫁。
センブリセンサー全開でスパイラルサーチを掛けながら歩いてましたが、結局高鈴山までの道中一株もセンブリは見つけられませんでした。
13
10/16 10:19
センブリセンサー全開でスパイラルサーチを掛けながら歩いてましたが、結局高鈴山までの道中一株もセンブリは見つけられませんでした。
高鈴山に到着。晴れていれば眺めの良い場所ですが、今日は霧で何も見えませんでした。
電波塔もどこか寂し気です。体が冷えないうちに下山を開始しました。
実際過去に山火事があったためでしょう、至るところで山火事の注意喚起の看板を目にします。
キッコウハグマ（亀甲白熊）が咲いてました。直径5mmほどの小さな花ですが、これが見られたおかげで、高鈴山まで足を運んで良かったと思えました。
48
10/16 11:21
キッコウハグマ（亀甲白熊）が咲いてました。直径5mmほどの小さな花ですが、これが見られたおかげで、高鈴山まで足を運んで良かったと思えました。
コウヤボウキ（高野箒）。結構な枚数撮りましたが、ついに1枚もピントが合いませんでした。
おむすび池（『助川山市民の森』の敷地）まで戻ってきました。ここから助川山を目指します。
馬力神。この道が日立で捕れた魚を里美や大子へ運ぶ旧道だった証です。
薄紫のツリガネニンジンが咲いてました。よく見ると緑の蜘蛛がくっついてます。
着きました。原っぱになていて見晴らしも良くとても気持ちの良い山頂です。奥に、さっき登った高鈴山の電波塔が見えています。
25
10/16 12:27
着きました。原っぱになていて見晴らしも良くとても気持ちの良い山頂です。奥に、さっき登った高鈴山の電波塔が見えています。
センブリ茶飲んだことないけど飲んでみようかな。苦いらしいですが（なにせ「千回振り出してもまだ苦い」と言われているくらいですから）。
18
10/16 12:37
センブリ茶飲んだことないけど飲んでみようかな。苦いらしいですが（なにせ「千回振り出してもまだ苦い」と言われているくらいですから）。
センブリはそこかしこに惜しげもなく咲いてます。この状態がずっと変わらないことを願うばかりです。
ひねり沢という小さな流れに沿って下草が美しい道を下っていきます。
この子たちがこの日最後に会った一株です。振り返れば、助川山はほぼ全山センブリの山でした。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
|
|---|
感想
センブリが咲くことから、田中澄江によって「花の百名山」に選定された
高鈴山（たかすずやま：623m）ですが、少なくとも今の高鈴山には
センブリの面影は全く無く、そこから少し下ったところにある
助川山（すけがわやま：328m）に僅かに群生が残るのみとなっています。
秋になったらセンブリの咲く頃に、この助川山に登ろうと決めていました。
先日待ちわびた花の便りが届いたので、この機を逃す手はありませんでした。
当初、高鈴山のセンブリは山頂部等の環境破壊によって絶えてしまったものと
想像しておりましたが、改めて『花の百名山』を読み返してみたところ、
実はそうではないのではないか、という疑念が込み上げてきました。
田中澄江は、早春に向陽台から高鈴山へ登り、助川海防城跡へと下っており、
その途中でセンブリの芽を見つけたようです（「花の百名山」に選定した
くらいですから、当然花を見たのかと思っていたら、そうではないようです）。
その時の下りは、以下の通りです。
---
徳川斉昭が築いた助川の城あとにむかって、まるで庭園のように形のよい
松や杉が、アセビにまじって生い茂る道のかたわらに、苦いが腹痛に利く
センブリの芽生えを見た。
---
察するに、田中澄江がセンブリを見たのは高鈴山ではなく、今の助川山の
辺りなのではないでしょうか。『花の百名山』に付記された地図に助川山の
表記が無いことからも、（少なくとも田中澄江ご本人には）助川山を含む
一帯が高鈴山として認知されていたに違いないと、認識を新たにしました。
真実は、今となっては知る由もがなですが・・・。
曇り空のため花びらが閉じてしまっているのではと心配しましたが、杞憂でした。
花の少ない時季に、こんなにも沢山の花を見られて心が温まりました。
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