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記録ID: 3641286
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ハイキング
甲信越

御陵(おみはか)山/南尾根から馬越峠へ周回

2021年11月06日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.5km
登り
555m
下り
288m

コースタイム

出発10:45−林道ゲート10:55−1613m峰西尾根取付き11:05−1550m圏コブ11:50−1613m峰12:05−同峰北側鞍部12:10〜12:40−御陵山頂上稜線南端13:30−御陵山三角点峰13:40〜14:25−御陵山頂上(祠跡)14:30〜14:40−送電線鉄塔15:05−1679mコブ15:35−第1ロープ15:45−第2ロープ16:05−馬越峠16:05〜16:20−ゴール16:35
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
長野県最東部の川上村は小海線の東にあり、千曲川の源流が流れ、川沿いに県道68号線が東西に通っている。ここの村役場やスーパーマーケットがある大深山地区から、北隣の南相木村に県道2号線が通じている。両村の境が馬越峠で、ここに駐車して東側の御陵山まで往復するのが一般コース。
しかし、ここは人気が高い天狗山(峠の西側)の登山口でもあるため、2ヶ所で10台程停められる空地でも週末には満車状態。そこで、この峠にMTB(自転車)をデポし、大深山地区へ下る途中の1356m三角点付近から東に分かれる林道に入る。50m程で小さな沢を渡るが、その手前の路肩に駐車できる。
コース状況/
危険箇所等
今回は駐車地点から1613m峰西尾根(仮称)を経由して御陵山南尾根(仮称)を詰めて御陵山に登り、一般ルートを西に辿って馬越峠に降りた。
西尾根や南尾根には踏跡もテープも無いが、藪漕ぎは取付き近くで軽くした程度で済んだ。尾根の構成が単純なのでルート探索は容易。上部に小さな露岩が連続するが、なだらかなので露岩を直上した方が巻くより歩き易い。
御陵山から馬越峠間は一般登山道。良く踏まれ、テープも頻繁に付けられた明瞭な山道が続く。距離は長いが標高差が少ない。ただし小さくアップダウンし、岩稜も多いが、2ヶ所ロープが張られている。
今回は馬越峠にデポしておいたMTBでダウンヒルしたので、3.7kmを15分程で出発点に戻れた。
大深山地区の村道から左:男山、右:天狗山が良く眺められた
2021年11月06日 08:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 8:41
大深山地区の村道から左:男山、右:天狗山が良く眺められた
天狗山の東が御陵山。写真中央が頂上、その右に延びる南尾根を上り、左に延びるなだらかな主稜線を馬越峠まで歩いた
2021年11月06日 08:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 8:52
天狗山の東が御陵山。写真中央が頂上、その右に延びる南尾根を上り、左に延びるなだらかな主稜線を馬越峠まで歩いた
馬越峠へ上る県道02号線脇の1356m三角点付近から東に分かれる林道に入ると、50m程で路肩に駐車できた
2021年11月06日 10:47撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 10:47
馬越峠へ上る県道02号線脇の1356m三角点付近から東に分かれる林道に入ると、50m程で路肩に駐車できた
高原野菜畑の先に御陵山へのルートを確認できる。写真右端の1550m圏コブ、直ぐ左隣の1613m峰を越え、南尾根を左上へ登って行けば頂上
2021年11月06日 10:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 10:53
高原野菜畑の先に御陵山へのルートを確認できる。写真右端の1550m圏コブ、直ぐ左隣の1613m峰を越え、南尾根を左上へ登って行けば頂上
林道の途中にゲートがあったが鍵は掛かってなかったので開閉できた
2021年11月06日 10:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 10:55
林道の途中にゲートがあったが鍵は掛かってなかったので開閉できた
林道の右下に送電線鉄塔が建っていた。この直ぐ先が1613m峰西尾根の取付き点
2021年11月06日 11:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 11:02
林道の右下に送電線鉄塔が建っていた。この直ぐ先が1613m峰西尾根の取付き点
林道は西尾根を回り込むので、その先端から取付いた。1.5m程の土壁が続くが、適当に攀じ登る。標高1360m圏
2021年11月06日 11:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 11:03
林道は西尾根を回り込むので、その先端から取付いた。1.5m程の土壁が続くが、適当に攀じ登る。標高1360m圏
緩やかに上って行くが、踏跡は無く、一部、薄い藪を掻き分けなければならなかった
2021年11月06日 11:10撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 11:10
緩やかに上って行くが、踏跡は無く、一部、薄い藪を掻き分けなければならなかった
藪が過ぎると今度は笹原。しかし丈が20cm程なので、自由に掻き分けながら進める
2021年11月06日 11:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 11:11
藪が過ぎると今度は笹原。しかし丈が20cm程なので、自由に掻き分けながら進める
次第に急斜面になるが、藪も無いすっきりした斜面なので、どこでも歩ける
2021年11月06日 11:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 11:21
次第に急斜面になるが、藪も無いすっきりした斜面なので、どこでも歩ける
露岩が現れるが、小さいので直登したり巻いたり適当に進む
2021年11月06日 11:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 11:42
露岩が現れるが、小さいので直登したり巻いたり適当に進む
1550m圏コブは北斜面を巻いて鞍部に出る。ここから振り返ると、直登しても大差なかった感じだ
2021年11月06日 11:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 11:50
1550m圏コブは北斜面を巻いて鞍部に出る。ここから振り返ると、直登しても大差なかった感じだ
小さな露岩が点在する尾根をひたすら登る
2021年11月06日 11:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 11:55
小さな露岩が点在する尾根をひたすら登る
1613m峰に着いた。樹林の中で展望は無い
2021年11月06日 12:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 12:03
1613m峰に着いた。樹林の中で展望は無い
この1613m峰で左折して進路は北方向に変わる。一度鞍部まで降りてから御陵山南尾根の上りとなる
2021年11月06日 12:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 12:45
この1613m峰で左折して進路は北方向に変わる。一度鞍部まで降りてから御陵山南尾根の上りとなる
露岩が現れ始めた。1613m峰西尾根にあった露岩より大きいので、適当に巻きながら進む
2021年11月06日 12:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 12:55
露岩が現れ始めた。1613m峰西尾根にあった露岩より大きいので、適当に巻きながら進む
次第に露岩は大きくなる。直登は無理でも、ほとんどの岩場で左側に緩傾斜帯があるので、ここを斜上すればよかった
2021年11月06日 13:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 13:04
次第に露岩は大きくなる。直登は無理でも、ほとんどの岩場で左側に緩傾斜帯があるので、ここを斜上すればよかった
ここも同様だ
2021年11月06日 13:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 13:09
ここも同様だ
小さな露岩は巻くより直登した方が階段を上って行く感じで歩き易い
2021年11月06日 13:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 13:16
小さな露岩は巻くより直登した方が階段を上って行く感じで歩き易い
御陵山頂上稜線の南端まで上るといきなり平坦になる
2021年11月06日 13:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 13:29
御陵山頂上稜線の南端まで上るといきなり平坦になる
木の間越しに麓の大深山地区の家並みが見通せた。大きなビルのスーパーや、登って来た県道を確認できる
2021年11月06日 13:30撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 13:30
木の間越しに麓の大深山地区の家並みが見通せた。大きなビルのスーパーや、登って来た県道を確認できる
平坦な頂上稜線を北に200mほど進むと三角点峰に着く。1822.5mの三角点が埋められていて、その脇に小さな山名杭が立っていた
2021年11月06日 14:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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11/6 14:23
平坦な頂上稜線を北に200mほど進むと三角点峰に着く。1822.5mの三角点が埋められていて、その脇に小さな山名杭が立っていた
三角点脇と同じ筆跡の山名板が木に括りつけられていた。この頂上は樹林に囲まれて眺望は利かない
2021年11月06日 14:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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11/6 14:23
三角点脇と同じ筆跡の山名板が木に括りつけられていた。この頂上は樹林に囲まれて眺望は利かない
この先は一般登山道。良く踏まれた立派な山道を北に進む。
2021年11月06日 14:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 14:25
この先は一般登山道。良く踏まれた立派な山道を北に進む。
頂上稜線の北端に来ると壊れた祠が残っていて、官製の立派な山名板が立っていた
2021年11月06日 14:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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11/6 14:34
頂上稜線の北端に来ると壊れた祠が残っていて、官製の立派な山名板が立っていた
さらに南相木村教育委員会製で、この山の謂れや遺物に関する説明板まで立っていた
2021年11月06日 14:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 14:29
さらに南相木村教育委員会製で、この山の謂れや遺物に関する説明板まで立っていた
ここは展望が素晴らしい。西方向に、これから辿る主稜線と、その先に天狗山、男山が望めた
2021年11月06日 14:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 14:36
ここは展望が素晴らしい。西方向に、これから辿る主稜線と、その先に天狗山、男山が望めた
手前:天狗山、奥:男山の拡大写真。十数年前に登ったが、さすがに人気が高いだけのことはある楽しい山だった
2021年11月06日 14:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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11/6 14:29
手前:天狗山、奥:男山の拡大写真。十数年前に登ったが、さすがに人気が高いだけのことはある楽しい山だった
北方向に御座(おぐら)山が直ぐ傍。6年前の3月に登ったが、雪があったので楽しめた
2021年11月06日 14:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 14:35
北方向に御座(おぐら)山が直ぐ傍。6年前の3月に登ったが、雪があったので楽しめた
ここで左折して進路を西に変える。馬越峠まで長い主稜線を進む。所々で岩稜になるがルートは明瞭だ
2021年11月06日 14:47撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 14:47
ここで左折して進路を西に変える。馬越峠まで長い主稜線を進む。所々で岩稜になるがルートは明瞭だ
1720mコブの手前に巨大な送電線鉄塔が建っていた。1613m峰西尾根の取付き近くで見かけた鉄塔と同じ系統だ
2021年11月06日 15:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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11/6 15:03
1720mコブの手前に巨大な送電線鉄塔が建っていた。1613m峰西尾根の取付き近くで見かけた鉄塔と同じ系統だ
良く踏まれた幅広い登山道を進む。夕陽に向かうので眩しい
2021年11月06日 15:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 15:26
良く踏まれた幅広い登山道を進む。夕陽に向かうので眩しい
1679mコブを過ぎると間もなく大きな露岩を降りる。降り口の5m程の岩場にロープが下がっていた
2021年11月06日 15:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 15:43
1679mコブを過ぎると間もなく大きな露岩を降りる。降り口の5m程の岩場にロープが下がっていた
この露岩を降り切ってから仰ぎ見る。最上部の岩場にだけロープが下がっていて、その下はロープ無しだが不安は無い
2021年11月06日 15:46撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 15:46
この露岩を降り切ってから仰ぎ見る。最上部の岩場にだけロープが下がっていて、その下はロープ無しだが不安は無い
明るい茅との原を進む
2021年11月06日 15:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 15:50
明るい茅との原を進む
第2のロープが3m程のルンゼに下がっていた
2021年11月06日 16:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 16:03
第2のロープが3m程のルンゼに下がっていた
この第2ロープの岩場から2, 3分で馬越峠への最後の下りになる。法面を覆う金網を支えるワイヤーが張り巡らされている急斜面を下る
2021年11月06日 16:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 16:05
この第2ロープの岩場から2, 3分で馬越峠への最後の下りになる。法面を覆う金網を支えるワイヤーが張り巡らされている急斜面を下る
車道に出てから下って来たルートを仰ぎ見る。ここの取付きには案内が無いので、これから御陵山に登ろうとした場合、ここが登山口か、不安だろうな
2021年11月06日 16:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 16:07
車道に出てから下って来たルートを仰ぎ見る。ここの取付きには案内が無いので、これから御陵山に登ろうとした場合、ここが登山口か、不安だろうな
車道の反対(西)側は天狗山の登山口。こちらには立派な道標や、駐車場の脇には案内図まである
2021年11月06日 16:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
11/6 16:07
車道の反対(西)側は天狗山の登山口。こちらには立派な道標や、駐車場の脇には案内図まである
朝方デポしたMTBを取り出す。これに乗って3.7kmをダウンヒルすればゴール。寒いのでゆっくり走っても15分で着いた
2021年11月06日 16:18撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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11/6 16:18
朝方デポしたMTBを取り出す。これに乗って3.7kmをダウンヒルすればゴール。寒いのでゆっくり走っても15分で着いた
撮影機器:

感想

川上村には楽しめる山が多いので、何度か足を運んでいる。今回はその中でも地味な御陵山に登ることにした。
一般登山道は馬越峠から通じているだけなので、多くの人は峠から往復するようだ。それでは変化に乏しいので、コース状況で述べた様な周回ルートを設定した。

登りに使った御陵山南尾根と、その枝尾根である1613m峰西尾根は、いつもの如く地形図を読んで、この尾根なら登れる、と判断したルートである。結果的に特に問題も無く、順調に登れた。逆に言えば、いささか拍子向けの印象は拭えず、平凡な尾根であった。

御陵山から馬越峠まで主稜線を降りて来たが、長〜い長〜い尾根だった。一部に岩稜やロープ付きの岩場があったので、少しは変化があった。それにしても馬越峠から御陵山までこのルートを往復したら、帰路はいい加減飽きてしまうだろう。

十数年前に、馬越峠からMTBで大深山地区に降り、ここから赤顔山、男山、天狗山、馬越峠と周回した。その時に、御陵山も登ろうかと欲張ったが、さすがに無理だった。それ以来の宿題が今回片付いた。
今回もMTBを使った周回ルートを選んだので、変化があって楽しい山行でした。

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