記録ID: 3643671
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ハイキング
奥武蔵
遠ノ平山 ゴ・ドーハンの山旅 里山御嶽巡り
2021年10月17日(日) [日帰り]
godohan
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 02:27
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 238m
- 下り
- 248m
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| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| その他周辺情報 | 埼玉伝統工芸会館：入館無料になったようです。 |
写真
午前中は雨の間隙をついて実家の草刈り。一昔前は山仕事で重用された金原鎌。
秩父高原牧場近くから、両神山、毘沙門山(白石山)、小鹿野二子山・
城峯山から皆野アルプスの山並みから東西御荷鉾山と昨日の雨降山が頭をのぞかせています。
労働のご褒美は、無水チキンカレー&ポークビンダルーのあいがけカレー(1480円)。
小川町の『強い女』。やっとタイミングが合いました。雰囲気の良いカフェカレーでした。
道の駅から歩きはじめ、登山口(の一つ)にある地蔵尊。「寛政四壬子歳十月吉日」(1792)
その脇には十二基の馬頭尊塔が並んでいました。殆どが青石です。三基が江戸時代、他は明治、大正期のものでした。
左が「天保十三年壬寅四月良辰」(1842)「武州比企郡下里村」
上方写真の右から3つ目が「(弘)化五年戊申歳次正月吉日」(1848)
「享保拾九年甲□(寅？)十一月吉日(1734)」「武�犯羇觀寛捨ぢ次廖崙厩埆�人」
先に進むと現われる石塔。「天之香土命」と読むみたいです。天香山命と関係あるのでしょうか。
山頂にある立派な御嶽三大神(明治十五年)と倒れそうな「神武天皇」の塔。
東方に下る道をたどると青石の石塔が点在します。いずれも山頂を背に立っているので、この道が御嶽の表参道なのでしょう。
まずは「朝日大神」背面には「志賀村講中」、下山方向が志賀です。
最終石造物は「泰民霊神」碑。背面には多数の寄付者銘がありました。
藪の先は国道254バイパスの擁壁。地形図の破線に向かいますが、
藪から強引に下ると、志賀の254旧道とバイパスの合流点。旧道を小川の街方面に歩くと、
水坂沼の畔に大きめの馬頭尊塔がありました。「文化七庚午年十一月吉日(1810)/武州比企郡志賀村 願主 上下講中 個人銘」
2
10/17 15:18
水坂沼の畔に大きめの馬頭尊塔がありました。「文化七庚午年十一月吉日(1810)/武州比企郡志賀村 願主 上下講中 個人銘」
中堤には小振りな「弁財天」(明治四歳□三月)。「弁」の字が難しすぎ。
撮影機器：
感想
・金原鎌の思い出
全国各地のお山に登るついでに、当地の伝統的工芸品や郷土玩具、地酒などを収集する癖があり、できればその職人さんや蔵元を訪ねて回りました。この鎌は静岡の山峡にある鍛冶屋さんで作られています。かつては秩父大滝の営林署にも納品していたそうで、静岡の山奥で秩父の話になって心踊らされたのを覚えています。気さくな親父さんで何度かお訪ねして、その度に鎌や鉈の山林用刃物の他、一般向けの包丁も購入させていただきました。「こんなのもあるよ」とフクロナガサまで出してくれましたが、さすがに実用できないので辞退しましたが、今思うと観賞用にでも手に入れておけばよかったと思います。当時すでにご高齢でしたが、お元気でいらっしゃるでしょうか。
・カレー『強い女』
以前から小川の街を通る度に、気になっていましたがなかなかタイミングがあわずにいました。アド街でも紹介されていましたね。間口よりも奥行きがあって、古カフェといった感じ、壁には懐かしいモーリスのギターがあり、BGMも私好みのシンプルな女性ボーカルの曲がながれていました。先週のお店同様、女性主人による創作カレーと言った感じで美味しかったです。さぞかしこだわりの「強い女」なのでしょう。
・お山の方も街にも近く直下には国道が走る超里山ですが、ちょっと複雑な地形な所もあって、昭和の時代には子供たちのいい探検場所になっていたのではないでしょうか。そして何と言っても青石天国。殆どの石造物が青石で、マニアにはたまらない里山でした。
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私もこの山には2019年の春に登りましたが、東の尾根には入りませんでした。
まさか三笠山大神と八海山大神まで祀られているとは知りませんでした。
今後は有名ではない里山系山岳の頂上で木曽御嶽系の山神碑を発見した場合、
付近の支尾根やヤブの中なども念のために調査した方が良いと思いました。
ヒマな時に遠ノ平山の東の尾根を含めてリベンジしたいと思っています
素晴らしい情報ありがとうございました
私の遠ノ平山ハイキング
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1844253.html
Yamaotoko7 さんのレコも参考にさせていただきました。この山は像容の神像は見かけませんでしたが、立派な青石の文字塔があって驚きでした。それから1900年前後の地形図を見ると、現在の八坂神社の他に、山頂部にも神社マークがありました。こちらが御嶽神社だったのでしょうかねえ。講や寄附者の村名から明らかに東の尾根が参道と思われますが、取り付き点(下山口)近くは藪の中でした。おそらくバイパスの工事で消失してしまったのでしょう。
これから石造物調査の適期になるので、私も西上州周辺の山歩きがとても楽しみです。
コメントありがとうございました。 godohan
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