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Yamareco

記録ID: 36707
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

金峰山、残雪期、4月

2009年04月08日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:25
距離
10.8km
登り
1,158m
下り
1,148m

コースタイム

瑞牆山荘上駐車場6:32−7:11富士見平小屋7:20−8:45大日岩(小川山分岐)8:54−
9:50砂払の頭9:55−10:40金峰山山頂11:05−11:50砂払の頭11:55
12:26大日岩(小川山分岐)12:33−13:29富士見平小屋13:39−
14:07瑞牆山荘上駐車場
総合時間:7時間35分
歩行時間:6時間27分
距離約:12km
天候 晴、曇
過去天気図(気象庁) 2009年04月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
昨年4月30日以来の残雪金峰山。
登山口は、瑞牆山荘。
そこまでの林道は、厳冬期には、アイスバーンになり、
チェーンをしないと通行できないなんて、
看板もありましたが、もう大丈夫です
まったく問題なく。
登山道も山荘から富士見平小屋までは、問題なく。
その後もしばらく問題ないですが、20分ほど歩くと、
おー、こわ、アイスバーンが表れます。
はじめは、何とか脇を通ってかわせますが、そのうち、登山道が
完全アイスバーンとなり、それが、大日小屋、さらに大日岩まで
続きます。

大日岩のところは小川山の分岐にもなっています。
下山時は、この大日岩から大日小屋の下り、怖かった。
がちがちです。

アイゼンは忘れないように。

6本はないと、下山時怖いと思います。

いずれにせよ、富士見平小屋を過ぎて、
アイスバーンが見え始めたら、早めのアイゼンを。

下山時には、このアイスバーンは、融けて水が出
ていましたから、そんな凍結、融解を繰り返しているのでしょう。

大日岩以降は、新雪もあり、アイゼンなしでも
歩けるところもありますが、新雪の下はがちがちに
なっているところもあるようですから、アイゼンは
そのまま着けておくほうが良いと思います。

稜線に出ると踏み跡が吹き消されたところもあります。
夏の登山道がトラバース気味につけられていると
思われるところは、雪が覆い
ちょっとこわごわトラバースで跡をつけましたが、
また消えるでしょう。

稜線では、ピッケルを持っていても良いと感じた
箇所もあり、頂上についてから、振り返って、
怖かった、と震えました。

少し甘く見ていました。

下山時は、記述のように大日岩から富士見平小屋
手前まで、気の抜けないアイスバーンが連続。

唯一、大日岩の下部を通過するときに,その部分は日当たり良く
岩の部分で、アイゼンを外すのもわずかで面倒で、そのまま進み、
アイゼンがぎーぎーと岩にあたり、いやな感じでした。
本当にがりがり、、、と。

私は12本アイゼンでした。

稜線で高知のご夫婦1組だけに会いました。
軽アイゼン、ピッケルなし。
どうなったことでしょう、、、、。

いずれにせよ、万全の装備を。

登山口に向うときに朝日に映える甲斐駒ケ岳や鳳凰三山
登山口に向うときに朝日に映える甲斐駒ケ岳や鳳凰三山
登山口に近くなると瑞牆山や目指す金峰山がシルエットに。
登山口に近くなると瑞牆山や目指す金峰山がシルエットに。
登山道、富士見平小屋までは、なんらの問題なし。このところは幾筋も登山道ができている。
登山道、富士見平小屋までは、なんらの問題なし。このところは幾筋も登山道ができている。
富士見平小屋。瑞牆山との分岐でもある。
富士見平小屋。瑞牆山との分岐でもある。
富士見平小屋を過ぎて、20分以上歩くと、こんなアイスバーンに。こんな感じが大日岩まで続きます。
富士見平小屋を過ぎて、20分以上歩くと、こんなアイスバーンに。こんな感じが大日岩まで続きます。
大日岩手前の大日小屋。小屋の扉が開いていました。動物が入ってしまいますね。
大日岩手前の大日小屋。小屋の扉が開いていました。動物が入ってしまいますね。
大日岩の下部を通過するとき、白峰三山、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳などの全景が見えてくる。
大日岩の下部を通過するとき、白峰三山、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳などの全景が見えてくる。
大日岩、小川山分岐。
小川山もいい山です。
大日岩、小川山分岐。
小川山もいい山です。
大日岩。今度、ゆっくり登ろうかな、、。
小川山へのしるしも見える。
大日岩。今度、ゆっくり登ろうかな、、。
小川山へのしるしも見える。
小川山への踏み跡もあった。
私は、瑞牆山に登る途中にある分岐から小川山に登ったことあります。
小川山への踏み跡もあった。
私は、瑞牆山に登る途中にある分岐から小川山に登ったことあります。
大日岩を過ぎ砂払いの頭に至る途上から見えた、金峰山、五丈岩。
大日岩を過ぎ砂払いの頭に至る途上から見えた、金峰山、五丈岩。
砂払いの頭。
稜線にでます。
ここからがハイライト。
砂払いの頭。
稜線にでます。
ここからがハイライト。
砂払いの頭の奇岩。
砂払いの頭の奇岩。
改めて、稜線からの白峰三山、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳などの全景。
改めて、稜線からの白峰三山、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳などの全景。
瑞牆山や八ヶ岳全景。
瑞牆山や八ヶ岳全景。
小川山、、、。
中央アルプス、乗鞍岳。
中央アルプス、乗鞍岳。
稜線から山頂方面、五丈岩が大きい。
稜線から山頂方面、五丈岩が大きい。
千代の吹き上げ。
千代の吹き上げ。
千代の吹き上げ。
千代の吹き上げ。
その間からの富士山。今日は、富士山はいまいちでした。
その間からの富士山。今日は、富士山はいまいちでした。
新雪も降った稜線。雪はとばされていると思ったら、そんなことはありませんでした。
新雪も降った稜線。雪はとばされていると思ったら、そんなことはありませんでした。
五丈岩が近づきます。
五丈岩が近づきます。
山頂に到達です。
確か、方位盤があるはずですが、雪に埋まっているようです。
山頂に到達です。
確か、方位盤があるはずですが、雪に埋まっているようです。
山頂から五丈岩や稜線。
山頂から五丈岩や稜線。
セルフタイマー。指導標があそこまで埋まっています。
セルフタイマー。指導標があそこまで埋まっています。
奥秩父、国師ケ岳などをみます。
奥秩父、国師ケ岳などをみます。
再び五丈岩。どうしても写真撮りたくなります。
再び五丈岩。どうしても写真撮りたくなります。
稜線。何度でも写真を撮ってしまいます。
稜線。何度でも写真を撮ってしまいます。
瑞牆山。この角度が好きです。
瑞牆山。この角度が好きです。
また五丈岩。
五丈岩を少し下山開始してから、振り返りました。
五丈岩を少し下山開始してから、振り返りました。
稜線のトラバースは注意が肝要。こんなに急です。金峰山を怖い山と思ったのは2度目です。
稜線のトラバースは注意が肝要。こんなに急です。金峰山を怖い山と思ったのは2度目です。
ここは、どうしてもトラバースが長くなり、危ないので、岩部を登るようにして行きました。
ここは、どうしてもトラバースが長くなり、危ないので、岩部を登るようにして行きました。
千代の吹上で、下山時にお会いした高知県のご夫妻に撮っていただきました。ここが撮影の絶好ポイントだそうです。
千代の吹上で、下山時にお会いした高知県のご夫妻に撮っていただきました。ここが撮影の絶好ポイントだそうです。
そのお二人です。4本爪アイゼンで大丈夫だったでしょうか?
そのお二人です。4本爪アイゼンで大丈夫だったでしょうか?
下山時。
こんなアイスバーン、もうたくさん、、、。
こんなアイスバーン、もうたくさん、、、。
またまたアイスバーン。傾斜があると本当に緊張します。
またまたアイスバーン。傾斜があると本当に緊張します。

感想

昨年4月末以来の2度目の残雪時金峰山。
厳冬期はまだ登ったことありませんが、どうでしょうか?
ピッケルは持たずに来ましたが、稜線ではピッケルがあったら、、
と思うこともありました。
なんとかしましたが、、。

初めて夏の金峰山に登ったときに、怖いと思い、
その後も何度も登っていますが、なれましたが、
今日は稜線やアイスバーンで怖いと思いました。
特に稜線、トラバース。
甘く見てはいけませんね。

富士山が良く見えなかったのが残念ですが、
南アルプス、八ヶ岳など良く見えました。
やはり赤岳は八ヶ岳の盟主ですね。

この時期の平日の金峰山なんて、小屋も営業していないし、
物好きしか行かないのかな?

ゴールデンウィークになれば、たくさん来るのですが、、、。

このコースは、登り一辺倒ではなく、途中水平に
移動するところも多く、時間配分は慎重に、、、。


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コメント

ゲスト
はやいですね〜!
ご苦労様でした〜!

さすがですネ!!

雪は思ったより少ないようですが

日陰は凍っているようですね。 

上部はどの辺りからアイスバーンになってました?

夫婦で登っておられる方もいたようでしたが。



ziisan
2009/4/8 18:04
ゲスト
ありがとうございます!
コース状況、助かりました。

同行者に合わせて軽アイゼンにします。

ピッケルはストック代わりに持っていきます。


ziisan
2009/4/8 18:17
アイゼンは、富士見平小屋を過ぎてから、、、
もう読まれたと思いますが、アイゼンは、アイスバーンが出てきたら早めに、、、。
ピッケルもあると安心ですよ。
高知のご夫婦、4本爪アイゼン。ちょっと足元が心もとない感じでした。
バリバリの氷です。お気をつけて、、、、。特に下り、、、。

Y-chan
2009/4/8 21:19
G/Wに
G/Wに瑞牆山に行こうかと思っていますが残雪がありそうでしょうか。
私は軽アイゼンを持っていますが同行者が持っていません。
無くっても行けそうでしょうか?
2009/4/8 21:44
G/Wの瑞牆山、、、
mitchan328さん

難しい質問ですね。
瑞牆山はG/Wに登ったことありません。
金峰山のアイスバーンは、2000mから
2200mくらいが中心だったと思います。
ですから、今日辺りの瑞牆山も、
その標高は、2200mくらいですから、
同じくらいの高さの日当たりの悪いところは、
同じような状況だと思います
それがGWまでにどれだけ改善するか、
それと、瑞牆山の日当たりの具合はどんなだったか、、、

おそらく、G/Wでも上部は部分的に
アイスバーンでしょう。
でもあくまで、部分的。

特に頂上直下の最後の部分。
G/Wだとアイゼン持たない人も多いでしょう。。
心配なら、簡易な滑り止めのようなものを
用意されたどうでしょうか。
確かそんなものもあると思います。

瑞牆山の「残雪」は見た目、今日も見えなかった
ですから、残雪転じた氷ですよね。
心配なのは。

後は、瑞牆山に行かれる方の山行き
記録を最新で追っていくことでしょうか。
お役に立てず すみません。

こればかりは断定できませんからね、、、。

Y-chan
2009/4/8 22:27
こんにちは
今週末に瑞牆と金峰山へ行こうと計画していた所、とても参考になる情報で役立ちました。
冬山装備で臨みます!
2009/4/9 16:42
参考となり よかったです。
アイスバーンと稜線と。
週末はもう少し入山あるでしょうね。

補足しますと、大日小屋のごくわずか、大日岩の下部を通過する岩部だけは、雪ありません。

念のため。
お気をつけて、、、。

Y-chan
2009/4/9 20:06
アイゼン活躍しました。
4月11日に登らせて頂きました。
コースの状況、大変参考になりました。
まったく、同様でした。

アイゼン使うのは初めてでしたが、
12本爪がよく効いてくれました。
雪がないところの石は、傷ついて
痛々しそうでした。

天気もよく、雪が光輝く山でした。
2009/4/13 5:14
コース状況参考になり、良かった良かった
gdc03177さん

山行き記録を書く以上、参考になるのが一番だと思っていますので、実際にお役に立ててよかったです。

12本なら安心ですよね。
雪の途切れた岩は本当に痛々しく、というか、私のアイゼンも悲鳴を上げました。
外すのも面倒だし、、、。

Y-chan
2009/4/13 16:54
プロフィール画像
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