両神山 梵天尾根・八丁尾根縦走

2021年11月03日(水) [日帰り]

• GPS: 10:03
• 距離: 19.3km
• 登り: 1,828m
• 下り: 1,823m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:09
• 休憩: 0:55
• 合計: 10:04

6:48 スタート地点
7:03 7:03 中双里バス停
8:50 8:53 井戸山
9:30 9:31 梵天岩
9:34 9:34 横箱山（梵天ノ頭）
10:01 10:01 大峠
11:07 11:07 石舟山（ミヨシ岩）
12:00 12:30 両神山
12:42 12:42 前東岳の岩場
13:00 13:06 東岳
13:31 13:32 龍頭神社奥宮
13:47 13:55 西岳
14:02 14:05 行蔵峠
14:27 14:30 八丁峠
14:56 14:56 上落合橋登山口
16:27 16:27 出合バス停
16:52 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

秩父槍ヶ岳登山口前の駐車場を利用（駐車スペース数台）

コース状況／危険箇所等

・中双里〜白井差峠は超急登の連続。ただし道は荒れておらず、道迷いの不安もありません。
・白井差峠〜両神山（梵天尾根）は踏み跡がかなり薄い箇所があるが、ピンクテープとGPSをしっかり確認すれば問題なし。大峠とミヨシ岩の間にある小ピークは道を間違えやすいです＝ピークを踏まず東側から巻かないと先へは進めません。
・梵天尾根には比較的頻繁に標識が設置されていますが、どの標識もクマの引っ掻き傷でボロボロです。クマ対策必須。
・両神山〜八丁峠（八丁尾根）は言わずと知れた鎖場と岩場の連続。梵天尾根で疲れていたので西岳への登り返しは堪えました…
・上落合橋に下山後、駐車場まで10km近い車道歩きになりますが沿線の渓谷美や秩父鉱山の廃集落など楽しめるポイントが多いので、車道歩きの割には飽きません。

その他周辺情報

秩父槍ヶ岳登山口駐車場のすぐ隣に紅葉シーズン限定で営業している猪汁のお店があります。下山後に食べましたがとても美味しいです😋

写真

11/3 6:45

秩父槍ヶ岳登山口前の駐車場からスタート

11/3 6:48

中双里まで1kmほど紅葉が綺麗な中津川渓谷沿いの県道を歩きます

11/3 6:59

中双里バス停
県道から橋を渡って対岸へ

11/3 6:59

橋の対岸は中双里の集落

11/3 6:59

中双里の橋から見えた秩父槍ヶ岳
いつかあっちにも登りたい…

11/3 7:00

中双里集落の入口に両神山登山口の標識があります

11/3 7:02

「登山道の入口が分かりにくい」という多くの記録を目にしますが確かに下調べをしておかないと分からないですね
これはどう見ても民家の軒下だもの…(´ω`;)

11/3 7:03

でもこれを見て道は合っていると確信しますw

11/3 7:03

石垣の集落内を上がってきます

11/3 7:03

集落内の登りきると登山道の入口

11/3 7:27

集落を抜けた途端に容赦ない急登が始まります😇
踏み跡は思っていたよりしっかりしている

11/3 7:35

マイナールートの割に標識はかなり親切です

11/3 7:52

急登の先に川後岩が見えてきました

11/3 7:55

川後岩
中双里と白井差峠のほぼ中間地点の目安になる岩です

11/3 8:16

カラマツの隙間から美しく紅葉した梵天尾根が見えてきました

11/3 8:27

1時間半も急登の登り続けてきたけど距離的には1.8kmしか進んでいない＿(　_´ω`)_

11/3 8:48

クマさんの玩具にされて標識はボロボロ😰

11/3 8:48

中双里から2時間弱で白井差峠に到着！
急登はここで終了です＼(^o^)／

11/3 8:53

紅葉の白井差峠でほっと一息

11/3 8:54

白井差峠から先は梵年尾根の稜線歩きに入ります

11/3 8:55

白井差峠からすぐに稜線に立ちはだかる大岩にビビるが、右から巻けるので大丈夫

11/3 9:00

岩の上に登ってみると展望が良い😀

11/3 9:11

少し痩せ尾根気味になる場所もあるので足元注意

11/3 9:16

足元注意だけど、たまに頭上に視線を移すとこの美しさ！

11/3 9:31

梵天の頭
白井差峠からここまではアップダウンが緩やかでサクサク歩けました

11/3 9:37

踏み跡が落ち葉で隠れているけど尾根を辿れば問題なし

11/3 9:38

11/3 9:44

名もなきピークの小さな祠

11/3 9:46

どこまでも紅葉の尾根道

11/3 9:52

樹林の切れ目から見えた一面の紅葉に感激

11/3 9:58

大峠を通過
ほとんど歩く人も居ないルートですが、ベンチとテーブルが設置してあります

11/3 9:59

大峠から紅葉の狩倉尾根が見えました

11/3 10:00

大峠から先も踏み跡の薄い尾根道が続く

11/3 10:01

トラバース気味に岩場を通過

11/3 10:22

ミヨシ岩から1つ手間の小ピークで大展望が開けました！！

11/3 10:22

奥秩父の山なみが真っ赤に染まっています

11/3 10:23

埼玉県内にこんなに美しい紅葉があったなんて…
涙が出るくらい感動しました😢

11/3 10:34

ちなみに、紅葉の絶景を撮影したミヨシ岩手前の小ピークに登る踏み跡は実はルートロスでした…
小ピークから先へ進むルートがどうしても見つからずヤマレコの足跡機能を使って捜し回った結果、東側から大きく巻かないと先へは進めないことがわかりました。このピンクテープも正規のルートを示すものではないので要注意です。
でもルートミスのおかげで紅葉の大展望を見れたのだから良しとしなきゃねw

11/3 10:48

正規ルートに復帰して今度はミヨシ岩への登り
この辺りは少し険しいです

11/3 10:52

ミヨシ岩の上に出ました

11/3 10:51

うっひゃ〜、再びの大展望😀

11/3 10:51

今まで歩いてきた梵天尾根も振り返れます

11/3 10:52

正面に迫る狩倉尾根

11/3 10:52

岩肌と紅葉のコントラストが素晴らしい

11/3 10:53

こちらの絶壁は日向大谷ルートの「のぞき岩」

11/3 10:55

あれは狩倉尾根槍ヶ岳かな？

11/3 11:00

中津川渓谷〜秩父槍ヶ岳方面

11/3 11:01

足元は紅葉の海

11/3 11:01

梵天の頭

11/3 11:03

この絶景を眺めながらミヨシ岩の上でお昼ご飯を食べました😋

11/3 11:14

さあ両神山の山頂までもうひと頑張り！

11/3 11:21

踏み跡はほとんど落ち葉で埋まっているけど標識が誘導してくれます

11/3 11:29

狩倉尾根手前最後の急登

11/3 11:40

狩倉尾根出合い
急登はここまでです

11/3 11:42

ここまで来てしまえば山頂まであと僅か

11/3 11:42

11/3 11:53

上落合橋へのショートカットルートの分岐点は物々しい標識で塞がれていました

11/3 11:56

日向大谷ルートとの合流地点から間もなく、秩父盆地側の展望が大きく開けてきました

11/3 11:59

武甲山の形がクッキリ

11/3 12:02

赤岩尾根の紅葉も素晴らしい

11/3 12:03

少し雪を被った遠くの山は八ヶ岳

11/3 12:04

カラマツが鮮やかに輝いている

11/3 12:05

赤岩尾根全景
険しくも美しい

11/3 12:06

11/3 12:11

というわけで3回目の両神山登頂です！！

11/3 12:26

下山は梵天尾根には戻らず八丁尾根から
5年ぶりくらいに八丁尾根に足を踏み入れます('ω')

11/3 12:49

東岳手前からの展望
「大キギ」と呼ばれる岩峰を横目に見ながら歩く

11/3 12:50

西側はカラマツが美しい

11/3 12:51

東岳を通過

11/3 12:51

東岳からの展望
昨年登ったクレイジーマウンテンこと二子山が良く見えます

11/3 12:54

東岳から望む赤岩尾根はこの美しさ

11/3 12:55

関東平野を望遠で撮ると我が故郷の熊谷ドームがはっきり見えます(=゜ω゜)ノ

11/3 13:00

紅葉に染まる山なみ

11/3 13:01

東岳から西岳の間は特に険しい岩場鎖場の連続

11/3 13:04

険しい岩場を歩きながらもつい赤岩尾根の紅葉の美しさに見とれてしまいます🥰

11/3 13:04

11/3 13:04

11/3 13:07

下ってきた岩場を振り返るとこんな感じ
垂直に近い場所もあります😨

11/3 13:12

東岳と西岳の鞍部まで険しい下りが続きます…

11/3 13:15

展望が広がるたびに足が止まる(´ω`)

11/3 13:15

立ちはだかる西岳
このあとあそこまで登り返すのか…

11/3 13:23

龍頭神社手前のナイフリッジ

11/3 13:23

二子山と関東平野の展望

11/3 13:24

ナイフリッジを越えたところで東岳を振り返るとこんな感じです

11/3 13:25

錦秋の世界

11/3 13:26

龍頭神社奥宮の祠

11/3 13:26

長い鎖場

11/3 13:29

西岳に向かって一気に登り返しです

11/3 13:38

紅葉の東岳

11/3 13:41

もう何十枚も写真を撮った赤岩尾根

11/3 13:42

西岳直下の難所を乗り越えて…

11/3 13:43

無事に西岳まで辿り着きました

11/3 13:56

西岳から10分ほど先の行蔵峠

11/3 14:05

行蔵峠から望む二子山

11/3 14:05

昨年の緊張を思い出します((´д｀))

11/3 14:06

そろそろ岩場も終盤だけど最後まで気は抜けない

11/3 14:06

岩稜帯

11/3 14:16

最後まで赤岩尾根の紅葉が綺麗

11/3 14:28

八丁峠

11/3 14:26

ここから先は平和な道です♪

11/3 14:51

あっという間に上落合橋が見えてきた

11/3 14:52

上落合橋付近の渓流風景

11/3 14:54

上落合橋に下山！

11/3 14:54

金山志賀坂林道は上落合橋から上が台風災害のため通行止めです

11/3 14:55

上落合橋登山口の駐車場
しかしここに僕のクルマはありません
クルマを置いてきた秩父槍ヶ岳の登山口まではここから10km近く車道を歩く必要があります＿(　_´ω`)_

11/3 15:25

上落合橋から30分ほど車道を進むと秩父鉱山の廃集落エリアへ

11/3 15:29

昭和時代で時が止まったような雰囲気が良きです

11/3 15:29

こんな山深い場所でどのような暮らしが営まれていたのでしょうか

11/3 15:34

11/3 15:34

秩父鉱山の鉱山集落のほとんどは廃墟だけどニッチツの石灰工場は今も現役です

11/3 15:37

山肌に張り付くように立ち並ぶニッチツの工場

11/3 15:47

雁掛トンネル
全長500mほどの素掘りのトンネルで照明は1つもありません…😨
ここを通過するにはヘッテン必須！

11/3 16:08

雁掛トンネルを抜けると神流川・中津川の峡谷ゾーン
午後4時を過ぎて薄暗くなってきたけど紅葉が綺麗

11/3 16:15

11/3 16:15

11/3 16:15

11/3 16:17

長い車道歩きが続くけど渓谷の景色が美しいのでそれほど飽きません

11/3 16:24

11/3 16:51

クルマを置いたポイントに戻ってきました
出発から到着までちょうど10時間、長い周回ルートの完成です(=゜ω゜)ノ

11/3 17:09

下山してすぐに、登山口駐車場のすぐ隣の売店でうどん入りの猪汁を食べました😋

撮影機器：

EOS 7D Mark II CANON

Xperia Ace SO-02L docomo SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） GPS 保険証 携帯 タオル カメラ お昼ごはん ヘルメット

感想

kuge

梵天尾根から八丁尾根まで両神山を南から北へ縦走してみました。梵天尾根はお初、八丁尾根はこれで2回目です。
両神山には日向大谷から登ったこともあるので、山頂を踏むのはこれで3回目になりますが、今までは紅葉のタイミングとは微妙にずれていたので紅葉最盛期の風景は初めて。今回、両神山の本気の紅葉を見せつけられて、我が埼玉県内にこれほど凄い紅葉を見られる場所があるのかと驚かされました。

紅葉シーズンの休日ということもあって狭い両神山の山頂は大賑わいの状態でしたが、日向大谷からの登山者がほとんどなので、梵天尾根＆八丁尾根は混雑とは無縁。
特に梵天尾根は途中でソロの方1人とすれ違った以外は誰にも会うこともなく、静寂の尾根歩きをマイペースで楽しむことができました（ただし、クマの痕跡があちこちにあるので少し細さもありです…）。
そして、途中のミヨシ岩＆ミヨシ岩少し手前の小ピークから眺める一面の紅葉は本当に絶景でした。狩倉尾根の岩稜から中津川の谷底までどこを見ても木々が真っ赤に染まっていて、これを見れただけでも秋の梵天尾根に来れて本当に良かったと思いました(´ω`)

後半の八丁尾根はそれなりに人が歩いていたものの、ペースを乱されるほどの混雑でもなくマイペースに岩場歩きを楽しめました。八丁尾根から見える赤岩尾根方面の紅葉も絶品で、何度も足を止めて写真を撮りました。
最初に八丁尾根を歩くのは2回目と書きましたが、前回はもう5年以上も前になるので記憶は薄れていて「岩場の難易度ってどれくらいだったかなぁ？」なんて少し不安になりながら足を踏み入れましたが、正直なところ昨年歩いた二子山に比べたら楽勝なレベルでした（鎖が親切に設置されているだけでもありがたい、という話）。

上落合橋に下山後は約10kmの林道（車道）歩き。中双里から上落合橋まで山道を歩いた距離よりも長いですw
10kmの車道歩きは普段ならとても長くて苦痛に感じられますが、秩父鉱山の廃集落や中津川渓谷の紅葉など車道沿線の風景が楽しかったおかげで、飽きることもなく車を置いたポイントまで戻れました。

尾根歩きも車道歩きも楽しい両神山周回。最高の一日でした！！