火打山&妙高山 ◆爽快ハイクと試練の登り◆
- GPS
- 11:24
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,100m
- 下り
- 2,096m
コースタイム
- 山行
- 10:11
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 11:24
天候 | 快晴のちガス〜その後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※笹ヶ峰に至る「妙高高原公園線」は11月15日より冬季閉鎖されます。 https://www.pref.niigata.lg.jp/site/jouetsu-seibi/1217354468498.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
【笹ヶ峰↔黒沢橋】 木道の散策路。早朝は板が凍っているのでスリップ注意。 【黒沢橋↔富士見平】 「十二曲り」などカーブ、傾斜が出てきますが、木段などとてもよく整備されています。今日はこの中間あたりで雪が出てきました。凍結した土や雪が融けるので、下山時は泥濘が多い区間です。 【富士見平→火打山】 初めは岩と雪のミックスですが、高谷池ヒュッテあたりからは完全雪道になります。雪はまだ落ち着いておらず、ところどころ踏み抜きも発生します。火打山はよく締まった雪に新雪が載った状態で、快適に登れます。 【高谷池→黒沢池】 今朝はノートレースでしたが、それ以前に歩かれた跡は何となく見えました。モナカの上に薄い新雪が載った状態で歩きやすかったですが、今後積雪状況によっては一変すると思われます。 【黒沢池↔大倉乗越】 本日は先行数名の踏み跡がありました。雪の高さで近くなった樹の枝に注意。 【大倉乗越↔長助池分岐】 妙高の外輪をトラバースしていきますが、今日はかなりいやらしい状況でした。 ・雪が充分でなくトラバースの足置き場が確保できない。 ・一部はグズグズ雪&ぬかるんだ土でのトラバースになる。 ・東向きの斜面は朝陽を受けて雪が緩むので落石にも注意が必要です(往路で私が通過したあと、人頭大の石が転がってきました)。 【長助池分岐↔妙高山】 斜面は西を向いている&林の中なのでそれまでのグズグズ雪ではなくいい雪ですが、とにかく急傾斜です。何度も息を整えて登ります。妙高北峰へ着くのに、往路では先行足跡を追ってやや北側の尾根に出てしまいました。下りでも一部ルートを外しています。ピンクは多くないのでGPSでの位置確認も必要です。 【黒沢池→富士見平】 池尻までは平原歩きですが、時間帯で雪が緩んでおり、木道(雪下で見えない)を外すと何度か踏み抜きました。池尻を越えてから富士見平までは南向き斜面なので午後は雪解けが進む印象です。 |
写真
感想
火打山登山口の笹ヶ峰に通じる県道は11/15から冬季閉鎖になってしまうらしい。今年は早めの雪だよりで、積雪ハイクのレコもすでにいくつか拝見。これまで未踏だった火打山&昨年燕温泉から登った妙高山へ別ルートで、と向かいました。
午前5時にヘッデンスタート、1時間ほどすると背後の空が明るくなってきました。近くに見えるのは高妻山、そして遠くで白く雪を被っているのは北アルプスでしょうか。晴天の予感にペースも上がります。
「十二曲り」の途中から雪が現れはじめ、その先でチェーンスパイクを履きました。スタートから1時間半ほどで富士見平分岐に、まずは火打山へ向かいます。ここまで行き会ったのはお一人、静かな冬の早朝を歩きます。霜の付いた笹の葉や霧氷になった木の枝、やがてそれらが朝陽を受けて輝き始めます。
高谷池、天狗の庭を経て火打山に取り付きます。雪のコンディションがよくチェンスバの短い刃ではあまり意味がない感じだったので、ライチョウ平でアイゼンに履き替えました。
真っ白な山肌を登り詰めると山頂。先に着かれていたソロ男性さん(栃木から来られた)とお話させていただきながら、真っ青な空の下、絶景を眺めます。さすが豪雪の妙高エリア、自分が立つ場所も尾根続きの焼山も、そして彼方も見える北アルプスも、すっかり冬景色でした。
高谷池まで戻ると黒沢池に向かいます。過去レコで未踏ラッセルの苦労なども読んでいたので、難しければ敗退も考えていました。新しい踏み跡はなかったものの、過去に歩かれた跡は読み取れる状態、何より雪のコンディションがよく、気持ちよく歩けました。ウサギの足跡を追いながら、黒沢池ヒュッテへ。
大倉乗越までは問題なかったものの、ここから先が大変でした。妙高外輪をトラバースするルートですが、まだ積雪が充分でないため雪(グズグズ雪)と土のミックス状態を渡っていきます。途中岩とのミックスが続いたので一度アイゼンを脱ぎましたが、結局すぐに履き直すことになりました。東向きの斜面は雪解けも進み、落石も起こります。私が通過したあとに背後で音がしたので振り返ると、人頭大の石が転がっていきました。
長助池分岐から妙高山へと登ります。標高グラフが示すとおり、それまでのなだらかな歩きが一転、急な登りです。息を切らし、何度も休み、上部を見上げます。「(昨年燕温泉から)妙高ピークは踏んでいるのだから、やめてもいい」と心も折れかけましたが何とか登頂、しかしその瞬間山頂は厚いガスに包まれてしまいました。
1時間かけて登った坂を30分で降りると平原を歩いて富士見平へ、そして朝のように凍ってはいない(歩きやすい)木道を歩いて登山口に戻りました。
今回は自身が立てた計画より1時間半もオーバーする山行になってしまいました。
最大の要因は大倉乗越から長助池分岐のトラバースで手こずったことと、通常の「コースタイム×0.●」の読みが積雪山行では甘かったことによります。これからの雪山シーズンに備えて、自戒も含め記しておきます。
外輪山のトラバース抜けは夏季に歩いても難儀する場所なので、今の季節は相当痺れるでしょうね😅でも無難に歩いてしまうyoisaさんはさすがすごいですねー✨こういう場所はもっと雪がついたら逆に歩きやすいかも知れませんが、何せ全国トップクラスの豪雪地帯⛄️⛄️⛄️真冬は真冬で、我々ハイカーはそこまでも行き着くことすら厳しいですね〜😓なので妙高山は天気の読みも登山道も両方難しい山域だと思ってます!
そうそう。25枚目の写真は私の目には妙高山に見えるのですが違います?もし別に高妻山をお撮りでしたら、ぜひぜひ白い高妻山を見てみたいと思いました😊
おっしゃられる通り日本海側は天候が難しいと思っていて、晴天予報に迷わず出かけました。火打山は絶好の登頂となりましたが、妙高登頂時はまさかのガスガス・・・いらっしゃった方と「こんなはずじゃなかったですよね〜」とこぼし合いました
写真ご指摘ありがとうございます。25枚目は確かに「妙高山」です。その後35枚目とほぼ同じ画ですもんね コメントも直しておきました。
で、本当の高妻山ですが・・・どこかに行ってしまいました。この間まで画像を「隠す」ボタンがあって、再表示させるには「元に戻す」を押せばよかったのですが、今見たらこのボタンがなくなってしまっています これもヤマレコの進化でしょうか・・・
高妻山はライチョウ平を滑って、どこかに飛んで行ってしまったようです(笑)
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