未丈ヶ岳
- GPS
- 10:09
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,253m
- 下り
- 1,257m
コースタイム
天候 | 快晴。風弱し。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下記の内容は、体幹のしっかりとした人なら問題ないが、私のように体幹がしっかりとしていない方には注意を要するところがいくつもあるので、神経と体力を余計に使うし、時間もプラスとなる。 <泣沢登山口〜赤い鉄橋> ○最初の泣沢の支流の小さな沢の渡渉は問題ない。沢へ降りるところは急で足元が悪いが、お助けロープがある。 ○次に泣沢の本流を右岸から左岸へ渡渉する。飛び石伝いに渡るしかないが、水量が少なかったのでドボンすることはなかった。沢へ降りるところも沢から登るところも滑りやすい。特に帰りに沢に降りるときは足掛かり、手掛かりが少ないので注意を要する。 ○泣沢左岸の道はところどころで道幅が狭く、斜めっていたり、崩れたりしていて、滑り落ちやすいので注意を要する。 ○最後に泣沢を左岸から右岸へ渡渉する。飛び石伝いに渡るしかないが、水量が少なかったのでドボンすることはなかった。沢へ降りるところも沢から登るところも岩場だがしっかりとした新しいクサリがついている。しかし、足もとは濡れていると滑りやすいので注意を要する。 <赤い鉄橋〜974m峰> ○何気に道幅が狭くてザレているところがあるので下りでは特に注意を要する。 ○段差のある短い登りで、谷側へ滑落しないように注意を要するところがある。 <974m峰〜山頂> ○何気に道幅が狭くて、しかも段差が大きかったり、斜めっていたり、木の根を渡るところがあったりするので、特に下りでは注意を要する。 ○登山道に大量の落ち葉が積もっているので、急坂の下りでは落ち葉で滑りやすい。落ち葉の下が粘土質のところはさらに滑りやすい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
2021年11月07日(日)【未丈ヶ岳】
今週末の天気予報は当初、日曜日から下り坂だったが、晴れの予報に変わった。しかし、関東の南はなぜか曇りの予報なので、一日中快晴の予報が出てる上越の山、帰りの関越道は大渋滞だけど、雪も全て溶けているようなので、以前から憧れていた未丈ヶ岳へ行くことにした。
深夜に東京を出て、6時頃に泣沢登山口に着いた。心配していたシャッターも簡単に開けることが出来た。車は2台とまっていたが、1台は前泊のようだった。
途中、小出ICを降りて進んでいると、何故かナビが枝折峠越えのR352を案内するので、銀山平の方からぐるっと回わることになってしまった。
枝折峠の駐車場はほぼ満車で、峠から南側の路肩や退避スペースには、雲海の日の出を撮る方々だろうか、たくさんの車がとまっていた。
快晴の空の下、6時半前に登山口を出発。周囲の山腹の紅葉はほぼ終わりかけだった。泣沢(山と高原地図ではオソノ沢)の小さな支流を渡ってから、次に泣沢を左岸へ渡った。ヤマレコユーザーの情報どおり、なんとか飛び石伝いに渡れる水量だった。泣沢左岸の登山道は、幅がとても狭かったり、斜めっていたり、崩れていたりして、沢へ滑り落ちそうなところがいくつかあった。安心して歩ける平坦なところにはブナの高木の森があったが、すっかり葉を落としていた。
泣沢が本流?に合流する前に、右岸へ渡りかえすが、両岸とも沢へ下りるところはクサリのかかった岩場になっていて神経を使った。流れもなんとか飛び石に渡れたので、出発して間もなくの登山靴の水没は免れることが出来た。
しばらく歩きやすい平坦な登山道を進むと、赤い鉄の橋で本流を渡った。高いところに掛かっている橋だが、手摺りがないので橋のまん中で写真を撮ったがけっこう怖かった。
本流を渡ったところから未丈ヶ岳山頂に続く長大な尾根に取りついた。周囲の山並みに朝陽があたり、終わりかけの紅葉が燃えるような色になり、最後の輝きを放っているようだった。
両側を深い谷に挟まれた尾根は樹木が疎らで眺めが良くて、高度を上げてくると、右手(南側)の深い谷の奥に一際高い稜線とピークが見えた。方向からして荒沢岳に違いないと思った。
さらに高度を上げると、右手後方に雪を戴いた大きなピークが2つ、見えてきた。中ノ岳と越後駒ヶ岳であった。まるで、ヒマラヤのトレッキングで深い谷から真っ白な高峰が見えた時のような感覚だった。
またこの尾根は尾根上にだけ青々とした松の木?が並んでいて、とても興味深かった。
974mピークに着くと、右手はるか南方に燧ヶ岳の双耳峰が見えた。左手の北方にも魅力的な山塊が見えた。未丈ヶ岳の雄大な山容とこれからたどる尾根がよく見えた。
974mピークから少し下り、鞍部から登り返していくと松の木は姿を消してブナなどの落葉樹の尾根に変わった。さらに落葉樹から灌木に変わると、眺めが良くなり、
山頂へ近づくにつれて、傾斜を増した急坂が多くなるが、久しぶりに太股がつりはじめた。漢方薬を飲んでも効かず、足が棒のようになってしまって前に進まず、体力を著しく消耗し、3,4回へたり込んでしまった。
山頂まであとどれくらいあるのか、心配しながらながら、牛歩戦術で進んでいると、思いがけずに傾斜が揺るんで、ほんとにひよっこりと山頂に着いた。
山頂は360度の大展望が広がっていたが、西側から南側にかけては背の低い灌木が?邪魔をしてすっきりしないので、山頂直下から始まる西側斜面に広がる大草原に降りてみた。
草原の草紅葉はすっかり色褪せて、川の流れに浸かっていたように横倒しになっていたが、草原を前景にした雄大な会津の山並みの眺めは素晴らしかった。
弱風、快晴の空の下、写真や動画を撮ったり、草原の小道を先の方まで歩いたり、お湯を沸かしてカップ麺を食べたりしていると、あっと言う間に1時間半が経っていた。
陽の長い時期ならもっとゆっくりするところだが、太股の状態も気になるので、下山を開始した。
落ち葉を被った尾根道の急坂はとても滑りやすくて、神経と体力を使った。上部は落ち葉の下が粘土質なので、さらに滑りやすかった。
正面に見える越後駒ヶ岳と中ノ岳は、午後の光にシルエットに変わっていた。右手(北側)に目を移すと水頭沢の対岸の尾根は、終わりかけの紅葉が午後の光に輝いていた。
眺めの良い灌木?帯を抜けると、ブナの疎林が午後の優しい光にとてもいい雰囲気だった。
再び立った974m峰からの未丈ヶ岳も午後の光に優しく輝く姿を見せてくれた。
登りで痛めた太股に加えて、滑りやすい急坂のため、ペースは上がらず、泣沢登山口に戻ったのは16時を優に回っていた。
駐車スペースに私の車以外の車はすでになく、日暮れが迫る中、手際よく片付けを済ませて、家路に着いた。
今日は山中でソロの男性と二人組の男性に会ったきりでとても静かな山旅だった。
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