白山 市ノ瀬から
- GPS
- 08:26
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,082m
- 下り
- 2,094m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 8:27
天候 | 晴れ 山頂は強風のため時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※市ノ瀬〜別当出合 雪はないので自転車で休憩舎まで行ける(吊橋敷板撤去済) ※別当出合〜別当覗 石畳あたりまでは雪はほとんどない。中飯場手前から積雪があるがスキーでは歩けない。1670m砂防のシンボルツリーのダケカンバあたりからシールハイク。別当覗あたりは積雪20センチほどでここまで滑走できる。 ※別当覗〜南竜分岐 基本的に登山道どおりにしか歩けないが雪は豊富なので藪を気にしなければそこそこ歩ける。滑走はモナカが緩んでいる雪質なので止まれるところを探してそこまで滑って止まるを繰り返した。登りは甚之助避難小屋から夏道を歩いたが、下りは南竜分岐から最短で小屋裏に滑った。藪があるが意外といける。 ※南竜分岐〜黒ボコ岩 トラバースは片斜面になるところも増えてきた。雪は豊富にあるので地雷を気にしないで滑ることが出来る。別当谷は登山道が分からなくなるくらいに積雪があるので自由にルートを取れる。 黒ボコ岩〜御前峰 弥陀ヶ原は雪原になっている。五葉坂は避けて谷筋に向かい詰めていく。地雷もほとんど隠れているので滑りも楽しめる。降雪後で雪は柔らかかったのでクトーは最後の逆くの字を直登したくてつけた程度。ルートを選べばつけなくても大丈夫な雪質だった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナーモンベル
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋(ノーズフェイス)
インナー手袋
予備手袋(テムレス インナー手袋)
バラクラバ(薄手)
帽子
ブーツ
ザック
ビーコン(電池確認)
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備ヘッドランプ
予備電池(スマホ用モバイルバッテリー 単3 単4) GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
細引き×2
ダクトテープ2巻
ビニールテープ
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ウィペット
ナイフ
カメラ
スキー板
シール
シールワックス
スクレイパー
クトー
ヘルメット
ココヘリ
ゴーグル
水500ml
ホット紅茶500ml
コーラ
アイゼン
ロールペーパー
スリング(120mm 60mm)
カラビナ2枚
安全環付き2枚
行動食
非常食
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感想
日曜日に平瀬から初滑りを済ませたばかりだけど、降雪直後で晴れ予報で休日となれば白山に行くしかない。今度は市ノ瀬から登ろう。土曜日の記録で五葉坂の素晴らしいモンスターが新聞にも掲載されていたので是非見たいと思っていた。登山道滑りの練習も登山道でしか出来ない。
放射冷却でカチカチだと予想していたので、あまり早すぎる時間に登ると狭い登山道滑りはスピードが出そうだと思ったので少し遅めの4時スタートにした。少し早めに着いたので支度が済んだらスタート。
なるべく汗をかかないようなペースで漕いでいく。雪はスッカリ解けて別当出合の休憩舎まで自転車が使えた。外は寒いので中で栄養補給がてら小休止する。やはり建物の中はホッとする。つり橋は乾いていたので問題なく渡ることが出来たので安堵。さあ登山スタートだ。
序盤はシートラで兼用靴なのでゆったりペースで登る。中飯場を過ぎると雪は増えてくるがまだ石や段差があるので我慢。1670mでやっとシールハイク出来るくらいの積雪になってきた。やはりシールハイクは荷が軽いし楽だ。まだ登山道通りにしか歩けないが11月でこれだけ歩ければ上出来だ。
甚之助避難小屋で小休止したのち、南竜から黒ボコ岩方面に向かった。エコーライン方面にも行こうと思えば行けそうだったが、まだショートカット出来るほど雪はないので帰りは登り返しになる。初冬の白山を登るようになって11月でこれだけ積雪がある年は滅多にないのでテンションは上がっている。
別当谷はもう登山道がなくなっているくらい積雪があり、帰りは観光新道の斜面を滑り、また別当谷に復帰しようと考えていたのでトラバース地点を確認しておいた。弥陀ヶ原に出ると五葉坂のモンスターが目に入った。少し黒くなっているがあまり見ることが出来ないレア景色にテンションはさらに上がる。
昨日は降雪があったようで吹き溜まりには新雪が溜まっている。帰りが楽しみになる。谷筋を詰めて最短距離で御前峰に向かおう。逆くの字手前のルンゼが切れるところから風でパックされた斜面に乗り上げると20センチくらいの厚さで破断したので焦った。雪崩とまではいかないが帰りは来た道を素直に戻ることに決めた。
風で叩かれた斜面は下地は固いが薄いパウダーが載っているので滑りやすい。直登したかったのでクトーをつけて最短で登る。最後は稜線から山頂に向かって無事登頂。風は思ったほど強くないが、雲が運ばれてホワイトアウトに近い状態になることもあった。お参りを済ませて滑走準備を終えるころには視界がなくなりかけていたが、太陽は出ているのでなんとなくわかる。
まずはくの字の吹き溜まりを滑走し、トラバースして水矢尻雪渓の吹き溜まりを滑る。いい感じのパウダーで最高に気持ちが良かった。弥陀ヶ原まで快適に滑り、黒ボコからは急斜面を楽しんだ。トラバースも石がないのでスイスイ進める。あっという間に南竜まで滑ることが出来た。登りで確認していたので甚之助までは最短で進む。藪がちだったけど意外と行けた。
しばらく避難小屋の外で休憩して別当覗までの試練となる。平瀬から比べると道は広いので雪質にも助けられなんとか怪我無く滑り降りることは出来た。さらに少し下ってみたが石が出だしてきたのでシートラで下ることにした。目的は果たせたので十分満足できる内容だ。
無事橋まで降りて最後は自転車ダウンヒル。寒いと思って上着を着たのが正解だった。無事帰還してゆったりと帰り支度をした。この先晴れが続くので標高の低いところは雪が融けそうだ。またどっさり積もって今度は別当からスキーで歩けるようになるといいな。調子に乗らずに安全登山を心がけよう。
毎日拝見させて頂き、とても勉強になる情報を頂いておりました。
いつの日かブログ再開いただければ、再び勉強させて頂きたいと思っております。
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