【旅レコ5】国東半島・神仏習合の里を訪ねて。
- GPS
- --:--
- 距離
- 0.9km
- 登り
- 145m
- 下り
- 141m
コースタイム
- 山行
- 0:30
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 0:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
熊野磨崖仏は急な100段の石段を昇り降りするため、ちょっとした登山気分が味わえます。また、両子寺は奥の院から七不思議のお山めぐりや、後ろに控える両子山まで登山をすることもできるようです。 |
その他周辺情報 | 国東半島には峯々を歩くロングトレイルのルートが設定されており、今回訪れた寺社などを巡れるようです。 |
写真
感想
九州横断の旅4日目は、くじゅう連山登山の予定。直前に確認してみたら、雲仙岳で雨に降られた日曜日、こちらでは雪が降ったらしく、一面真っ白のレコがアップされていました。とりあえず様子見ということで、今日は参拝三昧の一日としました。
熊本駅前でレンタカーを借り、高速道路を飛ばして一路国東半島へと向かいます。最初に向かったのは宇佐神宮。怪僧道鏡の神託事件で有名な神社ですが、歴史も古く全国に散らばる八幡さまの総本社でもあります。厳かな雰囲気のなか静かな参拝です。
境内では野鳥も多く、下社では今年初のルリビタキも見つけることができました。五島列島では同じく写真には収められなかったけど、ツワブキに留まるアサギマダラも拝めたし、野鳥や蝶々の観察に主眼を置いた旅でも十分楽しめそうに思えました。
次に向かったのは富貴寺。国宝大堂が有名なお寺は住職さんの説明が面白く、宇佐八幡の神官の隠居所として里の寺院が造られたこと、宇佐氏が衰退すると地元民の手で守られてきたこと、先の大戦で爆弾を落とされる被害があったことなどを学びます。
爆撃で雨曝しになり堂内の壁画は一部が剥落したとのことですが、柱や鴨居には小さい仏像や花の模様が見て取れます。本尊は本堂建て替えに合わせ特別公開中で、平安末期の浄土信仰が盛んな時期に造られた阿弥陀堂であることがよく分かりました。
次に向かったのは両子寺。江戸時代には国東半島寺院群の指導的存在にあったとのことですが、今は紅葉の名所として多くの参拝者がカメラ片手に境内を散策していました。裏山の両子山には国東半島ロングトレイルも通っていて大いに気になりました。
麓の真木大堂では京都にもないような巨大な仏像群に圧倒され、熊野神社境内に残る熊野磨崖仏では、戦国時代のキリシタン大名、大友氏による迫害や、明治の神仏分離政策を乗り越えてきた、地元の人たちの祈りの歴史を肌で感じることができました。
最後の臼杵石仏へは高速で移動。こんなに離れているというのは行ってみて知りました(滝汗)ここはシルクロードか、と思えるような石仏群に驚きました。数の力もさることながら、石仏は緩いという先入観を払拭させられるような完成度は圧巻です。
そして無料の高規格道路で本日のお宿へ。リゾート風のしゃれた宿に男ひとり。食事はうまかったし、朝方の露天風呂で見た満天の星は過去一二を争う素晴らしさでした。心も体もリフレッシュできた今回の旅、明日はいよいよ本格的な登山の日です。
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