奥秩父/東沢水系 釜ノ沢東俣(沢登り講習)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,395m
- 下り
- 1,389m
コースタイム
渋沢駅23:00=25:30道の駅みとみ
5/2
西沢渓谷駐車場7:10
7:47東沢入渓
9:28山の神
10:27東ノナメ沢出合10:50
11:15西ノナメ沢出合
12:02釜ノ沢魚止ノ滝12:20
12:30千畳ノナメ
13:00曲がりの滝
13:58両門ノ滝
14:45ヤゲンノ滝
15:30広河原上部(泊)
5/3
広河原7:18
10:25甲武信小屋水場
10:43甲武信小屋11:20
13:35戸渡尾根/近丸新道・徳ちゃん新道分岐
15:38西沢渓谷駐車場
天候 | 5/2 晴れ 5/3 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
★東沢幕営適地である広河原は大木の倒木がもの凄く 以前たくさんあった幕営平地がかなり埋め尽くされており 荒れている。 甲武信小屋主人曰く、昨年の春の降雪のせいではないか、とのこと。 ★釜ノ沢上部は例年並みの雪渓が残っている。 甲武信小屋及び稜線はまだたっぷり積雪があり。 運動靴では時々滑った。 ★入浴 三富村「はなかげの湯」 入浴料500円 |
ファイル |
(更新時刻:2009/05/01 21:11)
|
写真
感想
受講者3名と新緑の東沢釜ノ沢へ行く。
西沢渓谷駐車場で仕度をしていても
どうやら沢へ入渓する他パーティも見当たらない。
天気は快晴、風も暖かい。
これ以上あるかってくらいの沢日和。
鶏冠谷出合から足をジャブジャブ濡らすが
思ったよりも水は温い。
山の神を参拝し、乙女の滝の美しい姿を見送り
いよいよ東ノナメ沢が見えるようになる。
(んん?東ノナメ沢大滝が何だかいつもより見え過ぎるぞ)
大滝の全貌があまりにもすっきりしている。
後で甲武信小屋ご主人にも言われたが
昨年の春の大雪に耐え切れず大木がなぎ倒されたのだ。
さてコバルトブルーの渕をフリクション頼りに歩いたり
魚止めの滝や千畳ノナメ、両門ノ滝を堪能し
本日の快適(なはず)な幕営適地である広河原。
ヤゲンの滝の上には幾つか焚き火の跡も見受けられたが
いつものもっと上の広々した適地を目指す。
が・・・「何だぁこの倒木群は」
延々と広河原の台地は巨木の倒木が行く手を阻み
これを潜ったり跨いだり。
行けども行けどもいつもの適地が見当たらない。
気がつけば広河原の最上端。
何とか数名寝られる場所に幕を張る。
昨年同時期に行った鶏冠尾根の下山も相当な倒木で荒れていたが
釜ノ沢も広河原から上部はたくさんの倒木で
結構埋まってしまったようだ。
これだけの巨木をなぎ倒してしまう自然界の巨大なエネルギーに
改めて驚くばかりであった。
しかしこれも自然界の当たり前の流れ。
また一嵐くればこれらも洗い流され
新たな生命を育むのであろう。
まさに沢や山は一期一会。
今しか出会えないこの一瞬。
「山は逃げない」と遭難対策的な言い方はよくされる。
でも僕は「山は逃げる」と思う。
その時のモチベーション、一期一会の瞬間、一緒に分ち合うメンバーたち
そのシチュエーションは一生に一度だけ。
だから大切にしたいんだ、今を。
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