絶景 東南アジア最高峰 キナバル山 4095m
コースタイム
12月29日 8:00 Timpohon Gate(スタート) - 8:35 Kandis shelter - 8:53 Ubah shelter - 9:24 Lowii shelter - 10:10 Mempening shelter(昼飯) - 11:00 Layang Layang hut - 12:50 Laban Rata Resthouse -13:00 Gunting Lagarden Hut (宿泊)
12月30日 1:45 Gunting Lagarden hut - 2:45 Laban Rata Resthouse(夜食&スタート) - 5:15 Low's Peak(登頂) - 10:00 Layang Layang hut (朝飯)- 12:50 Timpohon Gate(下山)
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前半戦は普通の山道、後半戦から岩場の道が続く。危険な難所などはなかった。 |
写真
感想
お正月休みの日本帰国チケットをとり損ねたので、急遽前から気になっていたマレーシアのキナバル山登山を計画した。山小屋の宿泊もとれそうだったので、旅行会社を通してすぐに予約した。
12月27日
午前中仕事をして午後にはバンコクからクアラルンプールへ移動。そのままコタキナバルへ移動。コタキナバルについたのは夜中だった。
12月28日
コタキナバルのホテルからキナバル山の麓にある公園本部のホステルに移動。
この日は特にすることもないので公園本部でゆっくりと一日を過ごした。
12月29日
公園本部のホステルで登山ガイドを紹介してもらい登山口まで車で移動。
Timpohon Gate からいよいよ登山開始。この日は終日ひたすら山道を登る。
特に大変な箇所もなく体力さえあればなんとかなる道。
昼過ぎにはこの日宿泊するGunting Lagarden Hut へ到着。
到着後、汗を流したかったので水シャワーを浴びた。
水というか冷水。死ぬかと思った。体中が感じたことのない危険な反応をした。
こんなところでシャワーをあびるものではない。外国の人もあびていたが、思い切りシャワールームから叫び声が聞こえた。部屋で笑ってしまった。
ここは3300mで若干の頭痛を感じ、明日からの4000mまでの道のりが不安になる。
食事は少し道をもどってLaban Rata Resthouse でとる。
とっても素敵な山小屋でここは予約が埋まってとれなかった。
食事も豪華なビュッフェ。こんな高いところでこんな料理が食べれるとは思わなかった。
早く食事をとり19時過ぎには就寝。
12月30日
早朝1時に起きて、準備をしてまた Laban Rata Resthouse へ移動して夜食をとる。
その後ガイドと合流して頂上をめざす。自分は2時45分に出発。前の日の様子を見てガイドが時間を決めているようだ。登山開始してすぐに登山渋滞。後から来る人は早い人が多いので、階段の横の道なき岩をよじ登って追い越していく。自分もその流れにのった。みんなすごいペースで登るので息が続かなかった。
20分もすれば人がまばらになる。
ここからはマイペースで高山病が心配だったので少々スピードを落として、深呼吸を多めにとりながら登頂。
夜だから見えないけど途中から岩山に変わっていくのがわかる。
空を見上げると満点の星。
岩山にきてから、息があがり肉体的にもきつくなってきた。この時点で富士山の高さをすでに超えていた。
10歩あしを進めてひと呼吸。これを繰り返しなんとかLow's PeaK の麓まで上がってきた。
最後のLow's Peak は見て心が折れた。通常時なら何ともないかもしれないが、ここまで体力が消耗しているなかでのPeakへの登頂。
麓で一回休みを入れ登頂。岩をよじ登った。最後の力を振り絞りながら。
気付いたら頂上が見えた。畳数枚程度の狭い頂上は人がごった返していた。息も整えるのを待たないまま頂上で写真撮影。
すぐに頂上したの岩の上に座り込んだ。
ここで日の出まで約1時間弱待った。さすがに止まると寒い。冬山並みの防寒着を来ていたが、寒さを感じた。
日が出てからは、日の出の感動よりもキナバル山の絶景に心が奪われる。
こんな世界見たことない。
疲れが一気に吹き飛んだ。
見た人でないとこの感動は伝えられない。
ここに来てよかった。生きてて良かったと思えた。
下山はひたすら風景を楽しみながら。
登山口に着く頃にはさすがに足が棒になっていた。
とてもいい旅だった。2013年の締めくくりにふさわしい、良い思いでが出来た。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する