コグルミ谷右岸尾根から大パノラマの鈴北岳へ【県境尾根と鞍掛尾根をスノーシューハイク】
- GPS
- 09:33
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,124m
- 下り
- 1,121m
コースタイム
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 9:25
天候 | 終日穏やかな快晴 【気温】 65.8kmポスト:3℃ カタクリ峠:5℃ 鈴北岳:5℃ 鞍掛トンネル東口:7℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(ゲート周辺は積雪、凍結あり) |
コース状況/ 危険箇所等 |
土、日が好天に恵まれ多くの方が山に入られたようで、 今回歩いたコースはいづれもトレースが残っていました。 【積雪状況】 国道306号:〜50cm コグルミ谷右岸尾根:〜60cm 県境稜線:〜80cm 鞍掛尾根&峠道:〜50cm 冬期ゲート〜コグルミ谷右岸尾根〜カタクリ峠:チェーンスパイク使用 カタクリ峠〜鈴北岳〜鞍掛尾根〜冬期ゲート:スノーシュー使用 |
写真
感想
駐車に手間取り、支度に手間取りすっかりスタートが遅れてしまった。
国道306号に入るとゲートの前にも手前の駐車場所にもたっぷりの雪だ。
除雪?された僅かな駐車場所を探し、装備を整えてゲートを抜けたのは
計画より1時間近く遅れていた。
スキー、スノーシュー、ツボ足などいろんなタイプのトレースでできた
凸凹の路面は凍て付き、チェーンスパイクを履いて正解だった。
4kmのアプローチを終え65.8kmポストに到着すると、
分かれたトレースが犬返し谷左岸尾根の斜面にも残されていた。
トレースをなぞってコグルミ谷右岸尾根に合流し、三本の尾根が集まる
TOPまでの急斜面を登りきると後は明確な尾根筋がカタクリ峠まで
導いてくれる。残るトレースはスノーシューとアイゼンの2種類だ。
スノーシューのトレースを追うと大きく沈み込み、流石に浮力の大きさを
実感する。極力アイゼンのトレースを拾いながら登って行く。
スカスカになった梢からは輝く様な伊吹や霊仙が眺められる。
ラッセルのアルバイトは免れたが、流石に雪面を蹴るような
チェーンスパイクの一歩一歩に息を乱してカタクリ峠に到着すると、
道標が埋もれるほどたっぷりの雪は一段と増したようだ。
ここで足元をスノーシューに交換し、時計を見ると予定時間を大幅に
超過している。頂上を踏むだけになりそうな御池岳を諦めて、
展望に優れる県境尾根から鞍掛尾根の周回に予定変更しよう。
そうと決まれば七合目から直接県境尾根に向かうが、急斜面に加えて
膝を飲み込むほどの深雪に青息吐息だ。
短い時間だったが、今回一番のアルバイトで尾根に乗った後は
楽しいスノーシューハイキングの始まりだ。
ブナに囲まれた純白の尾根を南側の藤原岳、御池岳の頂上部を
振り返りながらP1148を過ぎると、次は北側の絶景だ。
霊仙山〜両白山地、更に北アルプス〜御嶽と、紺碧の空に広がる
大パノラマを愛でながら、鈴北岳から開放感抜群の鞍掛尾根を
ゆっくり、ゆっくり下って行くが、ハイキング気分も鞍掛峠までだ。
緩んだ雪が急斜面にへばり付く危険な鞍掛道を慎重に下って行くが、
次第にトレースは危険な斜面に誘導していく。
どうやらトレースの主は雪の締まった時間に直登するように登って
来たようだ。
慎重に足場を探りながらジグザグと斜面を下り、登山口となる国道の
看板裏でコーヒーとアンパンで一息入れた後、スノーシューを履いたまま
たっぷり雪の積もった国道を6km先のゲートへ向かう。
【「青空に恵まれた県境尾根と鞍掛尾根の周回」はやっと三度目にして
叶えられた。これで霧氷があればと望むのは欲張りだろうか・・・。
御池岳を諦めて叶った「三度目の正直」だが、テーブルランドの雪原か
県境尾根の展望か益々選択が難しくなった。】
鈴北岳スノーハイキング 今シーズンは積雪が多くワカンやスノーシューの出番が多く、思う存分白い世界を堪能できましたね。
鞍掛峠からの危険な山腹道の通過と国道6キロの道のりを考えると、なかなか真似できませんが、叶うことなら一度は白いテーブルランドに立ってみたいです。
トレースのおかげで出発の遅れを短縮できるかなと思いましたが、
たっぷりの雪に負けて逆に遅れを増してカタクリ峠に到着。
おかげで諦めがつき、県境尾根のスノーハイクを堪能できました。
長瀬橋までの除雪を待ってノタノ坂からテーブルランドを狙おうと
思います。
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