柳沢から岩手山旧道四合目手前1240mまで
- GPS
- 10:06
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 871m
- 下り
- 853m
コースタイム
- 山行
- 8:48
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 10:05
天候 | 雪のち晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
滝沢駅-岩手山演習場東口前(除雪はここまで) 滝沢交通 \2780 岩手山演習場東口前-SPA銭湯ゆっこ 滝沢交通 \4140 上堂四丁目-盛岡駅前 岩手県バス \240 ゆっこ前の上堂四丁目BSで近づいてきたバスに手を挙げるも2本無視され呆然とする。いろいろ方策を試行錯誤しているうちに3本目がやっと停車してくれて安堵した。後で調べると上堂四丁目BSに停車するのは岩手県バスのみで岩手県北バスは通過、一つ盛岡駅寄りの氏子橋BSには両社のバスが停車するという事らしい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この日は誰にも会わず。先行一名のスキーの方のトレースを辿る。トレースは夏道を外しており、雪面から15cm程沈んでいる。 タクシーを降りてからほぼ全行程スノーシュー使用。トレースのない場所では20cmぐらい、つぼ足では膝まで沈む。 樹林帯を抜け、トレースは旧道と新道の間の広尾根全部を使ってジグザグを切っており、切断された雪面に因る雪崩の恐れを感じた。 |
その他周辺情報 | SPA銭湯ゆっこ \680 |
写真
感想
夜行バスの盛岡駅到着が遅れたせいでPlanAの5:20発の田沢湖行に乗れなかった。次発の7:58では早朝の盛岡駅で2時間以上待った上にスタートが1h50遅れてしまう。タクシー乗場に待機車がいることを確認した上でPlanAを断念、事前に並行検討していたPlanBに変更する。当初PlanBを止めた理由が高額なタクシー代なので、登山口は一番安い馬返しが第一候補。早朝の盛岡駅でタクシー各社に滝沢駅迎車依頼の電話を掛け、有難いことに滝沢交通様が応じてくださったので、馬返しからの入山に決定。また事前に柳沢は除雪がされていないとの情報を得ていたのでこの時点で登頂は無理で途中までのお気軽ハイクになることが確定した。急ぎ5:42のいわて銀河鉄道に乗車、車中で慌ただしく準備する。
除雪点からは思いがけずスキーの方一名のトレースがあり、有難く使わせて頂いた。ツボ足では無理で最初からスノーシュー着用。トレースの御蔭でルートファインディングの必要もなく、気楽に美林や樹の冬芽や花殻を楽しみ里山ハイクのようだった。樹林帯を抜けると、広尾根の雪面を横に切断するトレースに、新田次郎の小説を思い出し恐怖した。時間も頃合いなので旧道四合目手前1240mで撤退。
下山はスノーシューではトレースを降りにくいので、主にトレースのない箇所を真直ぐ降ったり、登りで気になっていた窪みを辿ったりした。
6:13 陸上自衛隊岩手山演習場東口タクシー着 小雪が降っているが湿雪。既に駐車が一台。
6:31 1名分のスキのトレースがある。試しにツボ足で入ってみるが沈んでしまって無理、トレッキングポールを出し、スノーシュー着用。ツルギJKTのフードを被りヘッデン着用で出発。 CAL380 D-1.2℃ 岩手山浄水場の上に満月が輝く。まっすぐに延びるスキートレース。左右には規則的に並ぶポールの跡。
6:57 陸上自衛隊岩手山演習場中口
7:12 陸上自衛隊岩手山演習場西口、少し行くと左に鞍掛山を見る。後ろから日が差してきた。
7:31 陸上自衛隊岩手山演習場上口 560mで左隣の敷地へのゲートを見る
7:56 馬返しキャンプ場・登山口 第三駐車場
8:01 馬返しキャンプ場・登山口 第一駐車場 屋根に1m程の積雪を乗せたトイレ棟を見て
8:10 登山口 630mAL637(+7) D-3.5℃ 鬼又清水 東屋 岩手山山系案内図 岩手山馬返し登山口(柳沢コース)登山道案内図など賑やか。東屋までラッセルして休憩と身支度。
8:36 出発 スキーのトレースは夏道を外している様子、初めての山なので確信はないものの離れた場所にピンクテープと道形が認められる。綺麗な樹皮の樹々を見て、右隣の沢へ降りてゆくと道形がある。トレースは戻る様に左岸の尾根に登り返す。
9:02 700m やっと雪が止みジャケットのフードを脱ぐ。暑い。その後も時々雪がぱらつく。
9:15 750m D-4.3℃ 尾根の左の際をトラバースするかのような道形と柵の様なものが見えるのだが、スキーのトレースは尾根の高みを目指している。楽な方に流れて自力でラッセルするより既にあるトレースを追ってしまう。
9:19 770m 道形だか小沢だが不明な窪みが多くなる。スキーのトレースは窪みを避けている。
9:22 780m 美しい樹皮の樹林 空に青みが差す。
9:38 840m 株立ちのブナ
9:52 870m 左隣の尾根に岩壁を見る。この辺の樹林も綺麗だ。特徴的な冬芽を目にするようになるが同定は出来ず。
10:11 930m 林道レベルの幅員の道形が現れる。後から確認するとやはり夏道に出た模様。一合目は通らず仕舞い。進んで灌木が多くなると、花殻・冬芽地帯、埋まって樹頭が出ているだけかもしれない。
10:22 950m 人工物への着雪らしき雪の塊がある。近くには道標の様なものがある。来し方が少し急勾配なので、展望が開けるが生憎雲の中。
10:37 990m この頃にはスキートレースが執拗にジグザグを切ることに違和感を覚えるようになる。雪山では雪崩を引き起こす恐れがあるので直登が原則だったはずだが、、、ジグザグをいちいち追うのも辛いのでたまには直登のショートカットをする。後方の雲が晴れて姫神山が端正な姿を現す。前方には左右両隣の尾根が合わさる1730m峰辺りが見えている。姫神山辺りの標高は雲が晴れたり掛かったり忙しい。1010mからはだんだん樹林が減ってゆく。すべて雪に埋もれているのだろうか。
10:50 D-0.7℃
10:51 1020m 石ケ森辺り、馬返しまでの直線道が見える。姫神山の稜線が南に続く。雲の流れるのが速い。
10:56 1030m 樹林がなくなり尾根が広がる。トレースのジグザグが大きくなる。雪の積もった自衛隊演習場が見える。
10:59 1040m 尾根が狭まり樹林が復活する。
11:19 1080m 樹形が大きくなり美林地帯になる。ここまでに2合5匁目は通り過ぎたようだ。
11:46 1140m 右隣りの尾根が近づき、トレースは間の沢筋から戻る様に隣の尾根に向かう。そのまま追うが沢筋を少し進んだ所にピンクテープと道形が見えていた。
11:54 1160m 新道と旧道の間の広尾根に乗る。頭上は晴天、後方は、ますます雲が晴れて行く。 石ケ森辺り 鞍掛山 東根山 遠方の秀峰は早池峰山
12:09 1190m 樹林のない雪面を切断するトレースに雪崩の恐れを感じる。時間も頃合いなので撤退する。前方に見えている平坦地がおそらく先に見たピンクテープの行き先と考え、そこまで登って別ルートで下山しようと考えた。
12:19 1240m 旧道四合目手前 本日最終地点。ここからまっすぐ降る途中でスノーシューが穴に嵌って抜けなくなり掘り出しに難儀したので、登りルートの下降に切り替えた。トレースの上ではスノーシューでは踵が降りず、降りずらいのでトレースを避け踵から真直ぐ降った。
13:07 1030mAL1060(+30) D-4.2℃ 姫神山辺りは曇ってきた。足元から雪玉が転がり落ちる。
13:48 950m D-2.0℃ 人工物らしきものの地点で休憩の後、そろそろいいかとスノーシュー脱。
14:02 900m 嵌りまくるのでスノーシュー再着用 行きに夏道と思われた所をラッセルした後、行きでは確認を見送った岩手山演習場の標識を確認する。
15:07 登山口 鬼又清水を観察。凍結はない。積雪のせいで汲み辛いので飲用はせず、岩手山に別れを告げる。除雪点までアルバイト。スノーシューが斜めに傾くと足が痛い。一角の山に見える石ケ森辺りや鞍掛山の姿に慰められる。行きに鞍掛山を見た地点にスキーのトレースが降りてきていた。
16:21 陸上自衛隊岩手山演習場東口 岩手山浄水場 D-2.3℃ 迎車を依頼して後片付け終了後、タクシー到着。SPA銭湯ゆっこに向かう。
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