記録ID: 3937379
全員に公開
雪山ハイキング
比良山系
日程 | 2022年01月22日(土) [日帰り] |
---|---|
メンバー | |
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
アクセス |
利用交通機関
電車
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | ■北小松駅〜涼峠〜ヤケ山 北小松駅から登山口までは舗装路で、コースタイムは40分となっているけど、そんなにかからないと思う。 滝見台を経て、分岐から楊梅の滝の雄滝までは5分ぐらい? 時間に余裕があれば、寄ってみるのも良いでしょう。 涼峠で左の道に進むと、ヤケ山山頂へ至ります。 ここまでの区間では、やや岩っぽい所や段差が大きめの所があるけれど、登りでは特に気にならない程度でしょうか。 ■ヤケ山〜ヤケオ山〜フジハゲのピーク〜釈迦岳 P705を経て、ヤケオ山への登りは道が侵食されてザレている区間があり、やや登りにくい。 ヤケオ山から釈迦岳までは、尾根は全般的に細く、そんなに危険な感じではないけれど、琵琶湖側の斜面が崩落している箇所もあります。 全般的に琵琶湖側の展望が素晴らしく、好天の日は楽しく歩行可能。 ■釈迦岳〜カラ岳〜北比良峠 崩落箇所がいくつかある程度で、特に問題はないはず。 ■北比良峠〜ダケ道〜大山口〜イン谷口〜比良駅 ダケ道は多くの人が歩かれており、安心感があります。 大山口から比良駅までも特に問題なし。 以上は無雪期について。 積雪期には、雪山への様々な対処が必要になると思われ、色々と事前に想定や準備をしておく必要があるでしょう。 この時期、北小松駅から釈迦岳の区間は、当日に誰も歩いていない可能性がありそうなので、積雪状況などに応じて撤退なりの判断を適切に行うようにしたいですね。 下山路の選択肢を増やす意味でも、無雪期にルートの確認をしておくのが良さそう。 |
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過去天気図(気象庁) |
2022年01月の天気図 [pdf] |
写真
感想/記録
2週間前と同じく、雪山歩きで比良山系へ。
武奈ヶ岳も候補だったのだけど、北小松駅からヤケオ山や釈迦岳へ向かう事にします。
多くの人が訪れる武奈ヶ岳に比べ、こちらは歩く人が少ないはずで、誰も歩いていない可能性も十分にありそうなので、状況次第では途中での撤退を視野に入れつつ。
始発に乗って北小松駅に到着すると、他にも登山者の姿があり、予定をフルにこなしてのゴールの可能性が芽生えたような?
少し遅れてスタートし、追い付いた際にどこまで行かれる予定なのかを尋ねてみると、釈迦岳までとの事で、同じ方向です。
登山口に着き、そのまま進みかけたけど、しっかりと積雪していそうだし、思い直してワカンを装着し、先に出発。
前日のものと思われるトレースがあります。
久しぶりのワカンで、ちょっと歩きにくい。
寒々しく見える楊梅の滝を滝見台から眺めていると、さっきの方がやって来られ、滝を気にせずに先へと進んで行かれる。
このレコでは、便宜的に先行者さんと呼ばせていただきます。
結局、涼峠で追いつくのだけど、その先にはトレースがない。
先行者さんはここでワカンを装着されるとの事で、先に出発。
程なくして追い付かれてしまい、また先を歩いてもらいます。
北小松からヤケ山に登る際、このルートではなく、オトシや寒風峠経由で向かう事が多く、ルートのイメージがあまりないし、何よりもトレースを辿る事ができ、助かります。
雪山歩きの経験が浅い身としては、後ろから見ていて学ばせてもらう事が多い。
たっぷりな雪の中を歩き続け、ヤケ山山頂に到着です。
数分遅れで出発、ここからはルートの把握ができているので、少し安心。
先行者さんの踏み跡を辿ったり、独自で進んだり。
木々の間から白い稜線が見え、雪庇が大きく発達しているよう。
P705を経て少し下ると、地面の土が露出している所があり、やはり風の影響が強そう。
ここからはヤケオ山へ向けての本格的な登りに。
先行者さんの踏み跡を辿る割合は減り、自分なりに進むようになる。
しんどいけれども、今後の事を考えても、この方が良いはず。
雪がしまっていて歩きやすかったり、踏み抜きが大きくなったり。
じわじわと疲労が溜まりつつも、着実に前へと進む。
振り返ると、山の連なりが目に入るけれど、目を引くのは雪庇で、その横を歩いて来たのだと実感する。
この先も気を付けて歩こうと思わせられる。
最後も自分なりに進んで行き、ヤケオ山山頂に到着です。
まだ雲が多く、本来の展望の良さが得られないのが残念。
少しだけ話しをして、先行者さんは出発され、こちらは昼食にします。
その後も雪深い尾根を歩いて行くと、前を歩く先行者さんの姿が目に入る。
進路の選び方の具合により、この後は前後して歩くような感じになる。
引き続き尾根の左側には雪庇が形成されているようで、そちら側には寄らないように注意しつつ歩を進めます。
フジハゲのピークも同様で、雪の盛り上がりには近づきません。
何度となく振り返ってみると、琵琶湖側にせり出した雪庇が連なっていて、少し恐怖感を抱いてしまうぐらい。
ロープ場などでは、間近に雪庇がせり出しているのが見られ、かなり迫力がある。
最後は尾根幅が広がり、雪深い中を歩くのに集中する事になり、釈迦岳山頂に到着です。
辺りにはトレースは皆無で、この日の一番乗りですね。
先行者さんが少し遅れて登って来られ、少しお話しを。
ここから下山されるとの事で、ここでお別れです。
北比良峠へ向けて、まずはカラ岳へ。
当然ながら、トレースはなく、自らラッセルして進むしかなく、これまでの疲れもあってか、スピードは上がらない。
カラ岳の山頂の電波塔が見えるのだけど、いつもよりも遠く感じてしまう。
とは言え、体を動かし続けていると着実に近づいており、普段の倍以上の時間がかかりながらも、何とかカラ岳山頂に到着です。
さらに雪にまみれて歩いていると、ようやく日射しが少しずつ得られるようになる。
本来の道が分かりにくい所が多く、iPadで確認しつつ、どちらへ進むべきかを探る。
微妙に迷走した末、ややこしく感じる区間を脱出。
普段は道がはっきりしており、辺りへの注意が不足していたように思われ、積雪期に歩くのを見越して、今後は歩くようにしたいと思う。
その後は迷うような所はないけれど、もう体力に余裕はなく、疲労の色合いが濃い。
我慢の行程が続き、ようやく北比良峠に到着。
さっきまでの自分の苦労とは無縁の世界が広がっていて、そのギャップに軽くめまいを覚えてしまいそうなぐらい。
美しい琵琶湖を眺めながらエネルギーを補給し、ワカンも外します。
ちょっとだけ元気を取り戻しました。
ダケ道はたくさんの人が歩いたようで、いつも通りの安心感のある道となっている。
とは言え、何度となく踏み抜いてしまったり、軽く滑ったり。
豊富な雪の中を順調に下り、大山口に到着。
片付けを済ませ、先へ。
田んぼが広がる辺りまで来て振り返ると、比良の山の連なりが良く見えるようになる。
水が張られている田んぼがあり、登頂した釈迦岳が映り込んでいて、良い感じ。
いつものように最後は振り返りつつ進んで行き、比良駅に到着。
何とか予定をフルにこなし、無事にゴールです。
今回も比良への雪山歩きでしたが、2週間前よりもしんどい山行になったように思う。
同じルートを歩く人がいなければ、途中で撤退となっていたはずで、改めて感謝です。
体力面だけでなく、心理面でも影響は大きかった。
P705以降、釈迦岳へ向かうまでの区間の雪庇は想像以上で、かなり迫力があり、少し怖いぐらいでした。
晴れていれば、もっと素晴らしい光景になっていたはずで、雪山歩きの経験を積んだ上で、再挑戦の機会を探りたいと思う。
武奈ヶ岳も候補だったのだけど、北小松駅からヤケオ山や釈迦岳へ向かう事にします。
多くの人が訪れる武奈ヶ岳に比べ、こちらは歩く人が少ないはずで、誰も歩いていない可能性も十分にありそうなので、状況次第では途中での撤退を視野に入れつつ。
始発に乗って北小松駅に到着すると、他にも登山者の姿があり、予定をフルにこなしてのゴールの可能性が芽生えたような?
少し遅れてスタートし、追い付いた際にどこまで行かれる予定なのかを尋ねてみると、釈迦岳までとの事で、同じ方向です。
登山口に着き、そのまま進みかけたけど、しっかりと積雪していそうだし、思い直してワカンを装着し、先に出発。
前日のものと思われるトレースがあります。
久しぶりのワカンで、ちょっと歩きにくい。
寒々しく見える楊梅の滝を滝見台から眺めていると、さっきの方がやって来られ、滝を気にせずに先へと進んで行かれる。
このレコでは、便宜的に先行者さんと呼ばせていただきます。
結局、涼峠で追いつくのだけど、その先にはトレースがない。
先行者さんはここでワカンを装着されるとの事で、先に出発。
程なくして追い付かれてしまい、また先を歩いてもらいます。
北小松からヤケ山に登る際、このルートではなく、オトシや寒風峠経由で向かう事が多く、ルートのイメージがあまりないし、何よりもトレースを辿る事ができ、助かります。
雪山歩きの経験が浅い身としては、後ろから見ていて学ばせてもらう事が多い。
たっぷりな雪の中を歩き続け、ヤケ山山頂に到着です。
数分遅れで出発、ここからはルートの把握ができているので、少し安心。
先行者さんの踏み跡を辿ったり、独自で進んだり。
木々の間から白い稜線が見え、雪庇が大きく発達しているよう。
P705を経て少し下ると、地面の土が露出している所があり、やはり風の影響が強そう。
ここからはヤケオ山へ向けての本格的な登りに。
先行者さんの踏み跡を辿る割合は減り、自分なりに進むようになる。
しんどいけれども、今後の事を考えても、この方が良いはず。
雪がしまっていて歩きやすかったり、踏み抜きが大きくなったり。
じわじわと疲労が溜まりつつも、着実に前へと進む。
振り返ると、山の連なりが目に入るけれど、目を引くのは雪庇で、その横を歩いて来たのだと実感する。
この先も気を付けて歩こうと思わせられる。
最後も自分なりに進んで行き、ヤケオ山山頂に到着です。
まだ雲が多く、本来の展望の良さが得られないのが残念。
少しだけ話しをして、先行者さんは出発され、こちらは昼食にします。
その後も雪深い尾根を歩いて行くと、前を歩く先行者さんの姿が目に入る。
進路の選び方の具合により、この後は前後して歩くような感じになる。
引き続き尾根の左側には雪庇が形成されているようで、そちら側には寄らないように注意しつつ歩を進めます。
フジハゲのピークも同様で、雪の盛り上がりには近づきません。
何度となく振り返ってみると、琵琶湖側にせり出した雪庇が連なっていて、少し恐怖感を抱いてしまうぐらい。
ロープ場などでは、間近に雪庇がせり出しているのが見られ、かなり迫力がある。
最後は尾根幅が広がり、雪深い中を歩くのに集中する事になり、釈迦岳山頂に到着です。
辺りにはトレースは皆無で、この日の一番乗りですね。
先行者さんが少し遅れて登って来られ、少しお話しを。
ここから下山されるとの事で、ここでお別れです。
北比良峠へ向けて、まずはカラ岳へ。
当然ながら、トレースはなく、自らラッセルして進むしかなく、これまでの疲れもあってか、スピードは上がらない。
カラ岳の山頂の電波塔が見えるのだけど、いつもよりも遠く感じてしまう。
とは言え、体を動かし続けていると着実に近づいており、普段の倍以上の時間がかかりながらも、何とかカラ岳山頂に到着です。
さらに雪にまみれて歩いていると、ようやく日射しが少しずつ得られるようになる。
本来の道が分かりにくい所が多く、iPadで確認しつつ、どちらへ進むべきかを探る。
微妙に迷走した末、ややこしく感じる区間を脱出。
普段は道がはっきりしており、辺りへの注意が不足していたように思われ、積雪期に歩くのを見越して、今後は歩くようにしたいと思う。
その後は迷うような所はないけれど、もう体力に余裕はなく、疲労の色合いが濃い。
我慢の行程が続き、ようやく北比良峠に到着。
さっきまでの自分の苦労とは無縁の世界が広がっていて、そのギャップに軽くめまいを覚えてしまいそうなぐらい。
美しい琵琶湖を眺めながらエネルギーを補給し、ワカンも外します。
ちょっとだけ元気を取り戻しました。
ダケ道はたくさんの人が歩いたようで、いつも通りの安心感のある道となっている。
とは言え、何度となく踏み抜いてしまったり、軽く滑ったり。
豊富な雪の中を順調に下り、大山口に到着。
片付けを済ませ、先へ。
田んぼが広がる辺りまで来て振り返ると、比良の山の連なりが良く見えるようになる。
水が張られている田んぼがあり、登頂した釈迦岳が映り込んでいて、良い感じ。
いつものように最後は振り返りつつ進んで行き、比良駅に到着。
何とか予定をフルにこなし、無事にゴールです。
今回も比良への雪山歩きでしたが、2週間前よりもしんどい山行になったように思う。
同じルートを歩く人がいなければ、途中で撤退となっていたはずで、改めて感謝です。
体力面だけでなく、心理面でも影響は大きかった。
P705以降、釈迦岳へ向かうまでの区間の雪庇は想像以上で、かなり迫力があり、少し怖いぐらいでした。
晴れていれば、もっと素晴らしい光景になっていたはずで、雪山歩きの経験を積んだ上で、再挑戦の機会を探りたいと思う。
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コメント
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GPSの記録ではニアミスだったようでお会いできてはいないようですね。ではまた。
コメント、ありがとうございます。
今回は正面谷から武奈ヶ岳というのも候補だったのですが、ヤケオ山から釈迦岳への稜線をしっかりと積雪している時に歩いてみたいとの思いがあったので、こちらを選択しました。
歩く人が少なそうで、他に人がいない可能性もあり得るので、トレースがないとの想定もしていました。
幸い、他にも人がおられ、体力的にも心理的にも助けられ、釈迦岳まで到達できました。
その先はトレースがなく、それなりに疲れてはいたけど、北比良峠まで行けば、その時間帯にはダケ道にトレースがあるのは間違いないはずで、とにかく頑張って前へ進むのみでした。
あの方がおられず、ずっと単独での行動であったら、また状況が違ったはずで、撤退の決断のタイミングとか、難しい面があったかも知れません。
雪山歩きの経験はまだ浅く、大変だなと感じる事が多いですね。
金糞峠から奥の深谷の上流を歩いて八雲ヶ原へ向かうルート、ここも積雪期に歩いてみたいのですが、一番手だと難しそうですね。
それなりにルートの把握はできているつもりだけど、後の人が歩くのを考えると、変な間違いはできないというプレッシャーがありそう。
今年の冬は久しぶりに雪が豊富で、まだ雪山歩きを楽しむ事ができそうでしょうか。
では、今後もよろしくお願いします。
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