三ツ森北峰〜大寺山〜尾名手尾根Vルート再び
- GPS
- 07:10
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,125m
- 下り
- 1,120m
コースタイム
注:大寺山から山神までの間で25分程の休憩をしています。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.yamanashibus.com/H25-o-takenomukai-kamiwada.pdf 注: 竹の向へ行く1番バスは猿橋営業所始発でJR猿橋駅へ来ません。営業所は駅の東約1,1kmの甲州街道沿いにあります。 しかし営業所へ行くより駅から百蔵山方面へ800m程歩き桂川を渡った先の下和田バス停へ行けばよいです。 富士急山梨バス飯尾〜向風〜上野原駅線 復路: 土日:file:///C:/Users/hachi/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/W58VLT9O/H27-u-iio-kyujitu%20(1).pdf 平日:file:///C:/Users/hachi/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/TI9LEB2L/H27-u-iio-heijitu.pdf 駐車場: 杉平入口バス停付近はなし。 下山地点の腰掛集落から20分程の平野田休暇村は10台ほど。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースの状況: 杉平入口バス停―三ツ森北峰: 特に問題なしですが北峰直前に痩せ尾根や岩場があります。 三ツ森北峰―大寺山: 北峰から10分程は急な下りなので要注意です。その他は問題なし。 大寺山―平野田休暇村分岐(標高860m付近): ここから先はVルートで踏み跡はしっかり付いてますが一部落ち葉で踏み跡は消えています。しかし忠実に尾根を進めば問題ないと思います。 平野田休暇村への分岐は国土地理院の1/25000の地図に書かれている標高763メートル付近の尾根をまたいでいる道とは異なります。多数の赤テープが付いているので、ここを見逃すことは無いと思いますが道標はありません。普通の山歩きならこの分岐から平野田休暇村方向へ下りてください。45分程で阿寺沢の集落に下り立つことが出来ます。 平野田休暇村から登った記録は以下をご覧ください。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-267871.html 平野田休暇村分岐(標高860m付近)―尾名手尾根平坦地(標高735m): ここから先はVルートの経験者でも安易に踏み込まないようにしてください。 平野田休暇村分岐から“進むな”を意味する枯れ枝で塞がれた広い尾根を真直ぐ進むのですが、国土地理院の1/25000の地図を見ながら慎重に進んでください。ここから腰掛方面は歩き易く踏み跡もある広い尾根ですが、尾名手尾根平坦地(標高735m)付近で尾根は分かれます。ここからは南東方向の尾根へ進む必要がありますが、メインの尾根は北東方向へ進むように見えるので間違えやすい地形です。 私は昨年尾根の分かれ目を見逃しここから北東方向へ進み大変なことになりました。当時は赤テープの目印は無くミカンを入れるための色あせたオレンジ色の網袋が小枝にぶら下がっているだけでした。この分岐には多数の赤テープを付けておきましたので見落さないように十分注意してください。 なお国土地理院の1/25000の地図に書かれている標高763メートル付近の尾根をまたいでいる腰掛方面へ下る道と平野田休暇村へ下る道は痕跡がありません。 尾名手尾根平坦地(標高735m)―腰掛集落: 尾名手尾根平坦地(標高735m)には多数の赤テープの目印を付けましたのでここから南東方向(右方向)の尾根を下ります。踏み跡はありません。 尾根はやや広いので尾根筋を外れないように急な斜面を注意して進むと30分程で尾根手峠からの古道に下り立つことが出来ます。 古道からは5分程で腰掛集落に着きます。 |
写真
感想
昨年の1月12日(土)、尾名手尾根の下りの最後で大失敗をしてしまいました。
その後そのことを登山の戒めとしておりますが、その記憶を風化させないためにその日にできるだけ近い日に同じコースを同じ時間に歩いてきました。今回はYamaotoko7さんが同行してくれました。
腰掛集落に下山後、林道を少し歩いて昨年の現場まで行って再度確認してきました。一年後改めてその現場を見ると、尾根を間違えたことに気付きながらどうしてこんな斜面を下りてきたのか理解できませんでした。
伝説のヒダル神と現代科学の関係:
昨年の失敗はいろいろな要因があると思います。私は慎重派なので何とかなるだろう的な考えでは進まない主義ですが、違う尾根に踏み込んだことに気付きながら戻らなかったわけです。
しかし、その慎重さを失ってしまった失敗を科学的に考えれば、空腹が原因の血糖値の低下による思考能力の低下がその要因の一つとして考えられます。
ところで、Yamaotoko7さんは昨年の私の失敗をヒダル神の仕業ではないかというのです。
先ずヒダル神の解説のウィキペディアをご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%80%E3%83%AB%E7%A5%9E
そのヒダル神の解説の一部を引用すると、
「山道などを歩いている人間に空腹感をもたらす悪霊の類をいう。これに憑かれると、歩いている最中に突然にして激しい空腹感、飢餓感、疲労を覚え、手足が痺れたり体の自由を奪われたりし・・・・。 ヒダル神に憑かれたときには、すぐに何かを食べ物を食べれば身動きできなくなることはないとされ、ヒダル神を防ぐためには前もって十分な量の食糧を持ち歩くと良いという。・・・・」
つまりヒダル神の伝説は、空腹のために人の体が受ける(血糖値低下による思考能力の低下)現象を自由が奪われると表現し、食べ物を摂って(血糖値が上昇し思考能力が戻る)その現象から逃れる方法までを伝承しているのです。
少し大雑把ですがこの様なことです。
このことは科学的な解析もできない大昔でも、人々は生活の営みから経験的に感じた事象をヒダル神の存在にたとえることでそれを伝承したのではないでしょうか。
したがってヒダル神の伝説は科学的にも根拠のあるものと考えられ、表現こそ異なりますが現代科学そのものといえるようです。
空腹状態での登山は良くないので常に行動職など食べながら歩くのが良いですね
ヒダル神の伝説は素晴らしいです。
同行したYamaotoko7さんのヤマレコ:
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-393726.html
昨年の1月12日(土)、三ツ森北峰、大寺山(尾名手尾根下りのVルートで大失敗の巻き)ヤマレコ:
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-261010.html
【■■■感想と解説■■■】
今回の三連休は初日から八ヶ岳か奥多摩に泊まりで行こうと思っておりましたが、直前に体調が悪くなりましたので、土曜に大菩薩連嶺東方(奥多摩最南端)の尾名手尾根のバリエーションルートを日帰り登山する予定のhachi師匠に便乗させてもらいました。まず初めに富士急山梨バス上和田線の杉平入口バス停で下車して、三ツ森北峰へ通ずる鋸尾根(楢原尾根)の一般登山道を登って行きます。取付地点から自然林で感じが良い尾根道で、鋸尾根という割には鋸(ノコギリ)という程の痩せ尾根でもありませんでした。昔は楢原尾根と呼ばれていたようで、楢原尾根が鋸尾根と云う名称に転化したところも興味をそそります。1129m峰(カワツバタ窪ノ頭)を過ぎると積雪が薄く現れ始めましたが、三ツ森北峰頂上直下まではアイゼンを必要としませんでした。そして三ツ森北峰頂上直下付近で凍結をしておりましたが、脇の斜面には新雪がたくさんありましたので、最終的にはアイゼンを使用する事はありませんでした。三ツ森北峰は南側の展望が良好で富嶽が拝めましたし、東側の大菩薩嶺や黒岳などの大菩薩連嶺の山々が風光明媚に遠望できました。三ツ森北峰からは少し急な下り斜面が2箇所ありますが、いずれの場所もツボ足での下りでアイゼンは使いませんでした。大寺山からは積雪10cmほどの緩やかな斜面を尾名手尾根へ向けて入ってデエロ(平)状の場所を多く通りまして、イノシシのヌタ場と思える場所や、積雪にツキノワグマの足跡がたくさん残っていた場所を通って、祠がある峰(仮称:祠山)を通って、杉の植林帯のショボ山を通って急な斜面を下って腰掛集落に下りました。腰掛集落からはゆっくりと寄り道などをしながら初戸バス停へ向かいました。今回の総括は長年において歩きたいと思っていた尾名手尾根をhachi師匠のお陰で歩けた事に大変満足をしております。
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