石見堂岳〜赤見堂岳;大井沢より
- GPS
- 07:59
- 距離
- 15.6km
- 上り
- 1,290m
- 下り
- 1,298m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
終始スノーシューで登りましたが、厳冬期と言うこともあり、雪が柔らかく、基本くるぶしから脛あたりまで沈みました(軽いラッセルですが、長丁場ですのでジワジワ来ます 単独行より複数行がおすすめ) 第一の急登を超えるあたり(1,100m付近)までは、樹林帯(あれだけの積雪があっても、木が残っているのですから、積雪がなければ藪藪だと思います) ノートレースでしたが、とにかく尾根を伝っていけばいいので、迷うことはありませんでした ただ、逆に帰りは、枝のように尾根が伸びているので、どの尾根を下ったらいいのか悩ましいです 後半に連れ、頻繁にGPSを確認しましたが、最後の最後で道を間違えてしまいました また、ちょっとしたものですが、下りの稜線は何度か登り返しもあります さらに、雪庇が最も発達している時期だけに、雪庇を下らざる負えない箇所もありました(雪庇が始まるキワまで移動し、慎重に下りました) 全般的に、登りは体力と勢い、下りはルーファイと慎重さが必要な印象でした |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
防寒インナー
ハードシェル
フリース
タイツ
ズボン
靴下×2
グローブ
インナーグローブ
予備グローブ
ゲイター
バラクラバ
キャップ
スノーシューズ
ザック(BlackDiamond_NITRO22)
防水座布団
アイゼン
カップラ
おにぎり
行動食
飲料(500m)
水筒(保温性)
ヘッドランプ
予備電池
保険証
エマージェンシーシート
簡易テント
iPhone12mini
貼付カイロ
AppleWatch
サングラス
タオル
ストック
ドローン(DJI_Mimi2)
GoPro
|
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備考 | 雪が沈むので、アイゼンとヒップそりはいらなかったかな・・・ |
感想
いつぞや大朝日を縦走した時に、障子ヶ岳の先に見える形のいい山が赤見堂岳で、冬に行けるらしいと言う話を聞きました
地図で見ても、どこからも距離があるし、本当に行けるのかなぁなんて、漠然と思ってましたが、先日、雁戸山を歩いた記録と照らし合わせ、天気を見て行ってみることに
朝5時前に出発 笹谷から高速道路に乗って7時に大井沢到着 朝だと高速も一般道も変わらない 山形方面への山行はこれからコレだな
にしても、真冬の大井沢、雪の量が半端じゃない
交通の便が発達した今はともかく、昔の人はどうやって暮らしてたのだろうと驚きながら、登山口を探します
と言っても、看板が立ってるわけでもなく、手頃な尾根を見つけて、ひたすら登るだけ
ちょうど、積雪の壁の間に車一台が停められるくらいのスペースがあったので、駐車
支度を整えて、7時半前に登山開始! まずは2mの雪の壁を乗り越える必要があります 手頃な段差はないかなと物色し、2mの壁へ!
勢いは良かったのですが、出張っている雪に頭が当たり雪まみれになりながらも、壁の上へ
ここから、尾根沿いにとにかく進んでいきます
針葉樹も混在していて、雪がなければ、かなり濃い藪になりそうだなと思いながら、1時間半ほどで、第一の急登へ
ふかふかの雪でなかなかグリップが効かず、おまけに長い
なかなか終わらないなぁと思いながら、30分ほど格闘し、標高は1,100m近い感じ
見晴らしのいい雪原を歩いていくとようやく石見堂岳が姿を現しました
その手前には第二の急登
まぁ第一の急登よりは距離はなさそうですが、勾配がありそうで、雪崩が怖い
巻きながら登るといよいよ立派な雪原に出ました
左には大朝日、右には月山
これはいいなぁと思いながら、10時半に石見堂岳到着
風が強い 寒い どんどん冷える
これはドローンは無理だなと思いながら、赤見堂岳方面を見るとガスに隠れて怪しい感じ
んー、まぁ行けるところまで行ってみるかぁ
途中、3時間近くに及ぶラッセルと水分不足で両足がツル始末
後にも先にも人影一つ見当たらないし、なかなかハードだぜBabyと思いながらも、いよいよ南北に赤見堂岳に至る稜線へ
ここはさらに風が強い 西からバンバン吹きつける
しかしながら、ガスも取れてきて展望はいい感じ
おー以東岳方面の稜線がよく分かる 以東岳と思っていたのは、高安山と言う山らしい 東側が見事に切れ落ちている 障子ヶ岳もそうですが、この辺の山は大体そんな感じ
風は強いが、足元は雪がよく締まっていて、今までより登りやすい
寒いが、気合で山頂到着
ここはいい展望です 大朝日連峰はもとより、月山や越後の山々も望むことができる
もっと晴れていれば、鳥海山も大きく望めるはず
ドローンも飛ばせないので、次の機会に楽しみは取っておいて、下りの稜線へ
この稜線もまたいい感じ 広大な雪原が広がります 守門岳みたい
雪原の向こうには、大朝日岳をはじめとした名だたる山々 贅沢な稜線歩きだ
障子ヶ岳はどれだろう!?と探しながら、結構断定できずに、稜線を降りることに
左側はすっかり晴れた月山が大きく覗いています
気分よく下っていましたが、厳冬期と言うこともあり、雪庇の発達は最盛期
素直に尾根沿いを下ろうにも、尾根上の勾配がキツイところはすっかり雪庇化しています
仕方がないので、何とか雪がつながっている個所を辿って、モフモフと下ります
こういった個所が2カ所くらいあったと思います
雪庇を巻いても、巻いた先に雪庇がある可能性もありますから、とにかく慎重にルート(尾根)を進みました
その先も、尾根が枝分かれしていて、とにかく慎重に下りました
雪山は下りは早いものですが、そんな訳で結構ゆっくりでした(それでも結局、最後にルートを一旦外れてしまいましたが)
午後3時半に下山 雪の壁から、道路に降り立つ時もスノーシューをリュックに括り付けたりと、最後までスムーズにはいかない山行でした
しかしながら、冬にしか登れない山だけに、山頂に至った時の感触は格別でした
ただ、やっぱり冬山はラッセル対策も含め、みんなで登った方が楽しいかもなぁ
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