雄山
- GPS
- 18:54
- 距離
- 34.3km
- 登り
- 2,502m
- 下り
- 2,023m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
天狗平山荘
|
写真
感想
YASUHIRO先生の"厳冬期立山ワンデイ"の記録を見て「いつか自分も」と思いついに決行。仕事の休みと快晴が重なり後輩と2人で厳冬期雄山山頂からの滑降を目指す。
0時出発の予定であったが、我々の実力を考えると日が暮れてしまいそうなのでちょっと早めの10時頃の出発を目指す。前日のうちに立山駅に入り準備を済ませ2月23日10:15立山駅を出発。YASUHIRO先生の記録ではケーブル真横を通っているが本当に通れるのか?簡単に入れてあっさり通れました。除雪隊の方であろうトレースが多い中、アイゼンをつけて進む。
23:38美女平に到着。駅の西側から巻きアルペンルートに合流するがビックリ‼除雪がかなり進んでいる。そういえばニュースでアルペンルートの除雪が始まったとか言っていたな…仕方ない板歩荷で歩きます。気温はー14℃で寒く、路面も所々凍結している。滝見台で除雪が完了していたのでシール歩行に切り替え最短を歩く。ラッセルが全然なく兼用靴の高さ程度しかない。これは楽だ。どんどん進みます。
6:46弥陀ヶ原あたりで夜明け。とにかく眠い。カフェイン入りのジェルを飲み耐える。どんどん明るくなり絶景が広がり眠気も吹っ飛ぶ。この景色を見れただけでも良かった‼いや絶対に雄山まで行く。そう決意しひたすら進む。
9:48室堂に到着。あのバスターミナルが雪に埋まっているなんて不思議な光景。一ノ越を目指しながら目の前に広がる立山三山が圧倒的。今日の滑降ルートを見るとテンションも上がる。一ノ越手前の雪は固いがクトーをつけるとまったく問題ない。
11:00一ノ越でモード切替。奇跡的に風が弱い。こんなことあっていいのか?早々にアイゼンを装着し板を背負う。振り返ると槍ヶ岳までくっきり見える。
13:01雄山山頂。ここまで行動時間13時間46分。長かったがようやく憧れの雄山山頂に立つ。風はあるが、想定していたよりもずっと弱い。写真撮影をして早くスキーへ。目的はあくまでも雄山山頂からの滑降。予定通り西側の沢筋を滑る。少しだけ下り板をはき、いざエントリー。上部は固いが、次第に滑りやすくなり大パノラマを見ながら滑降する。一瞬で室堂へ。ここからはひたすらトレースをたどり帰る。アルペンルートの大斜面を立った二人で使うなんて贅沢すぎる。
15:10大観台に到着。除雪が進んでおりこのあたりで板を背負いひたすら歩く。美女平までも長かったなんとか歩き切り無事立山駅に生還。行動時間約20時間…
感想としては、本当に運が良かった。山の神様に感謝である。この好条件でこの行動時間は長すぎる気がするがこれも自分の実力。これからもっと頑張らねばならない。YASUHIRO先生はもっとラッセルがある中、我々より断然速いペースで進んでいる。今回の山行での反省点を生かし次回は除雪されていない時期に挑みたい(ほんまに挑むんかな…?)
コメント
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YSHRです。 挑戦する事に意義があります。次回は除雪が始まる前にスーパーファットで頑張って下さい。若者の熱い心にこちらも励まされております。
YSHR様 コメントありがとうございます。いつもHPを拝見させていただき参考にさせてもらっています。もうチャレンジすることはないと思っていましたが、再度行きたいと思ってきました。また、どこかの山でお会いできたらと思います。
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