また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 411697
全員に公開
雪山ハイキング
アジア

アンナプルナB.C. (アンナプルナ内院)

2014年02月17日(月) 〜 2014年02月23日(日)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
38:59
距離
105km
登り
11,851m
下り
8,577m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:18
休憩
1:15
合計
6:33
8:30
21
9:03
9:04
20
9:24
9:24
12
9:36
9:36
19
9:55
9:56
38
10:34
10:34
65
11:39
12:38
58
13:36
13:52
85
15:17
2日目
山行
5:52
休憩
0:55
合計
6:47
15:17
61
9:21
9:26
34
10:01
10:01
127
12:08
12:44
64
13:48
14:02
66
15:07
宿泊地
3日目
山行
4:15
休憩
0:51
合計
5:06
8:32
100
10:13
11:04
155
4日目
山行
2:14
休憩
0:00
合計
2:14
5日目
山行
6:04
休憩
0:54
合計
6:58
11:12
149
10:06
10:06
127
12:13
13:07
88
14:35
宿泊地
6日目
山行
4:30
休憩
1:25
合計
5:55
8:16
95
宿泊地
9:51
9:53
22
10:15
10:17
116
12:12
13:34
37
14:11
7日目
山行
3:44
休憩
0:12
合計
3:56
7:48
2
宿泊地
7:51
7:52
41
8:34
8:34
61
9:35
9:37
45
10:21
10:26
15
10:41
10:41
12
10:54
10:54
20
11:14
11:17
12
11:30
11:30
16
11:45
ゴール地点
2月17日 8:45Nayapul-(ジープ移動)-9:45Siwai-11:40New Bridge12:40-13:40Jhinudanda-15:20Chhomrong
2月18日 8:30Chhomrong-10:00Sinuwa-12:15Bamboo12:45-13:45Dobhan-15:40Himalaya
2月19日 8:30Himalaya-10:15Deurali11:00-13:40Machhapuchhre.B.C.
2月20日 9:00Machhapuchhre.B.C.-10:45Annapurna.B.C.
2月21日 7:30Annapurna.B.C.-8:30Machhapuchhre.B.C.-9:45Deurali-11:00Himalaya-12:15Dobhan13:30-14:30Bamboo
2月22日 8:15Bamboo-9:30Sinuwa-12:15Chhomrong13:15-14:15Jhinudanda
2月23日 7:45Jhinudanda-10:30Siwai-(ジープ移動)-11:30Nayapul
天候 17日(月) AM 晴れ PM 曇り
18日(火) 晴れ
19日(水) AM 曇り時々晴れ PM 曇り
20日(木) 晴れ
21日(金) 晴れ時々曇り
22日(土) 晴れ時々曇り
23日(日) 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 飛行機
成田から中国・成都経由でカトマンズ入り、カトマンズからポカラへは国内便にて移動
ポカラからナヤプル(Nayapul)までは旅行会社の車で移動。ナヤプルからシワイ(Siwai)まで乗合ジープで未舗装のガタガタ道を移動。
途中、ビレタンティ(Birethanti)のチェックポストでTIMS許可証とアンナプルナ保護区入域証の確認のため一時下車。
コース状況/
危険箇所等
※GPSデータを載せましたが、ところどころ飛んだり標高がおかしいので参考程度に

登山道自体は比較的整備されており、日本の易しい登山道レベル。

ただし、チョムロン(Chhomrong)の手前は400mをひたすら登る段差の大きい階段で、安易にヒョコヒョコ足を上げて登っていたら両足をつりました(笑)

ヒマラヤ(HImalaya)からマチャプチャレB.C.(Machhapuchhre.B.C.)の間は雪崩注意ゾーンで、登山道には影響ありませんでしたが、小規模の雪崩や土砂崩れが頻繁に起きていました。
あと、この季節はヒマラヤから先が雪道になるので、トレッキングポールを持っている方がベター。(軽アイゼンを着けている人はほとんどいませんでした)

下りはジヌー(Jhinudanda)で1泊し、近くの(ぬるい)温泉で汗を流してサッパリできます。ただしパンツは着たまま入ります。
朝、ポカラのホテルのバルコニーから。期待がふくらみます。
2014年02月17日 06:48撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
8
2/17 6:48
朝、ポカラのホテルのバルコニーから。期待がふくらみます。
ナヤプル。ここから歩く人もいますが、乗合ジープで時間を節約します。
2014年02月17日 08:16撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
2/17 8:16
ナヤプル。ここから歩く人もいますが、乗合ジープで時間を節約します。
車道はシワイまで。ここからトレッキング開始。
2014年02月17日 09:47撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
2/17 9:47
車道はシワイまで。ここからトレッキング開始。
登山道は日本と大差ないです。ちなみに前を歩くのはガイドのラズさん。
2014年02月17日 10:02撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
2/17 10:02
登山道は日本と大差ないです。ちなみに前を歩くのはガイドのラズさん。
途中から7000m級の山々が見え始めます。おおっ!
2014年02月17日 10:16撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
13
2/17 10:16
途中から7000m級の山々が見え始めます。おおっ!
ジヌーに到着。15分下ったところに温泉があります。帰りに利用しました。
2014年02月17日 13:41撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/17 13:41
ジヌーに到着。15分下ったところに温泉があります。帰りに利用しました。
長い階段を登りきり、チョムロンに到着。残念ながら曇ってきてます。ここで1泊。
2014年02月17日 15:28撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
2/17 15:28
長い階段を登りきり、チョムロンに到着。残念ながら曇ってきてます。ここで1泊。
翌朝晴れてくれました。Fish Tailとも呼ばれる象徴的な山容のマチャプチャレ。
2014年02月18日 06:47撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
12
2/18 6:47
翌朝晴れてくれました。Fish Tailとも呼ばれる象徴的な山容のマチャプチャレ。
こちらはヒウンチュリ。チョムロンからは真ん中に見えます。
2014年02月18日 06:53撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
5
2/18 6:53
こちらはヒウンチュリ。チョムロンからは真ん中に見えます。
左にドーンと構えるのがアンナプルナサウス。朝焼けが美しかった。
2014年02月18日 06:54撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
12
2/18 6:54
左にドーンと構えるのがアンナプルナサウス。朝焼けが美しかった。
チョムロンから見える3つの山。どのホテルからも眺めが良いです。
2014年02月18日 06:58撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
5
2/18 6:58
チョムロンから見える3つの山。どのホテルからも眺めが良いです。
チョムロンからはまた階段を下ります。せっかく登ったのに…
2014年02月18日 08:42撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
2/18 8:42
チョムロンからはまた階段を下ります。せっかく登ったのに…
途中で出会った韓国の方と仲良くなり、撮ってもらいました。ポーズつけ過ぎ(笑)
2014年02月18日 11:21撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
5
2/18 11:21
途中で出会った韓国の方と仲良くなり、撮ってもらいました。ポーズつけ過ぎ(笑)
バンブーを越えると、文字通りしばらく竹林が続きます。
2014年02月18日 12:56撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
2/18 12:56
バンブーを越えると、文字通りしばらく竹林が続きます。
ドバンに到着。どの村にもタルチョがはためいています。
2014年02月18日 13:49撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
2/18 13:49
ドバンに到着。どの村にもタルチョがはためいています。
常に右手にある川の対岸には、滝が流れている場所もあります。
2014年02月18日 15:11撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/18 15:11
常に右手にある川の対岸には、滝が流れている場所もあります。
ヒマラヤに到着して、ここで宿泊。下りのトレッカーも多かったです。
2014年02月18日 15:39撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
2/18 15:39
ヒマラヤに到着して、ここで宿泊。下りのトレッカーも多かったです。
ヒマラヤから先は開けますが、斜面は雪崩注意ゾーン。
2014年02月19日 12:26撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
2/19 12:26
ヒマラヤから先は開けますが、斜面は雪崩注意ゾーン。
マチャプチャレB.C.に到着。これは翌朝の眺め。
2014年02月20日 07:36撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
2/20 7:36
マチャプチャレB.C.に到着。これは翌朝の眺め。
アンナプルナB.C.に向かいます。いよいよ中枢部に近づいてると感じます。
2014年02月20日 09:53撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
2/20 9:53
アンナプルナB.C.に向かいます。いよいよ中枢部に近づいてると感じます。
写真でよく見た看板。左は2人目のガイドのニマ、右は途中で知り合ったスペイン人トレッカーのペダさん。
2014年02月20日 10:45撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4
2/20 10:45
写真でよく見た看板。左は2人目のガイドのニマ、右は途中で知り合ったスペイン人トレッカーのペダさん。
同じく途中で知り合ったクライマーのマイケルが、ニマと突然腕立て合戦を始める。
2014年02月20日 10:48撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4
2/20 10:48
同じく途中で知り合ったクライマーのマイケルが、ニマと突然腕立て合戦を始める。
丘を登ると、眼下に氷河が見えます。クライマーの2人はニマと明日の作戦を練っていました。
2014年02月20日 10:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/20 10:52
丘を登ると、眼下に氷河が見えます。クライマーの2人はニマと明日の作戦を練っていました。
看板に戻ると、M.B.C.で知り合った韓国人女性2人にも会い、撮影&名刺交換会に。なかなか先に進めない(笑)
2014年02月20日 11:07撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/20 11:07
看板に戻ると、M.B.C.で知り合った韓国人女性2人にも会い、撮影&名刺交換会に。なかなか先に進めない(笑)
振り返ると、あら絶景。マチャプチャレやアンナプルナIIIの雄大な姿が。
2014年02月20日 11:43撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
13
2/20 11:43
振り返ると、あら絶景。マチャプチャレやアンナプルナIIIの雄大な姿が。
アンナプルナB.C.に到着。晴れてヨカッタ! 360°7000m級の山に囲まれています。
2014年02月20日 11:44撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/20 11:44
アンナプルナB.C.に到着。晴れてヨカッタ! 360°7000m級の山に囲まれています。
マチャプチャレ6997m。神聖な山なので登頂は禁止されています。
2014年02月20日 11:51撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
14
2/20 11:51
マチャプチャレ6997m。神聖な山なので登頂は禁止されています。
ガンダルバチュリ6248m。尖りが特徴。
2014年02月20日 11:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/20 11:52
ガンダルバチュリ6248m。尖りが特徴。
アンナプルナIII峰7555m。アンナプルナはIからIIII峰まであるそうです。
2014年02月20日 11:53撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
8
2/20 11:53
アンナプルナIII峰7555m。アンナプルナはIからIIII峰まであるそうです。
ヒウンチュリ6434m。チョムロンからとは逆側からの眺め。
2014年02月20日 11:57撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6
2/20 11:57
ヒウンチュリ6434m。チョムロンからとは逆側からの眺め。
アンナプルナI峰8091m。世界で10番目に高く、雪崩が多く別名キラーマウンテンと呼ばれているそうです。確かに登れる気がしない(笑)
2014年02月20日 13:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
8
2/20 13:12
アンナプルナI峰8091m。世界で10番目に高く、雪崩が多く別名キラーマウンテンと呼ばれているそうです。確かに登れる気がしない(笑)
右がテントピーク5663m、左がシングチュリ6501m。奥にグレイシャードーム7069mが見えているはずなんですがよく分かりません。
2014年02月20日 13:13撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2/20 13:13
右がテントピーク5663m、左がシングチュリ6501m。奥にグレイシャードーム7069mが見えているはずなんですがよく分かりません。
2日前に雪が降ったせいか、ビューポイントの方は踏み跡がほとんどなかった。
2014年02月20日 13:28撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
2/20 13:28
2日前に雪が降ったせいか、ビューポイントの方は踏み跡がほとんどなかった。
アンナプルナI峰と手前に広がる氷河。自分の立っているところが雪庇だったら恐怖だ。
2014年02月20日 13:57撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6
2/20 13:57
アンナプルナI峰と手前に広がる氷河。自分の立っているところが雪庇だったら恐怖だ。
テントピークの手前の氷河。常に「パキパキ」と音が鳴っており、時折雪崩が起きていました。
2014年02月20日 13:59撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
5
2/20 13:59
テントピークの手前の氷河。常に「パキパキ」と音が鳴っており、時折雪崩が起きていました。
アンナプルナI峰をバックに、平凡なポーズ…
2014年02月20日 14:00撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6
2/20 14:00
アンナプルナI峰をバックに、平凡なポーズ…
一緒に周回したペダ。外人さんは絵になるなぁ。
2014年02月20日 14:10撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6
2/20 14:10
一緒に周回したペダ。外人さんは絵になるなぁ。
ロッジにいたワンコもなぜかやってきた。おねだり?
2014年02月20日 14:11撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
5
2/20 14:11
ロッジにいたワンコもなぜかやってきた。おねだり?
いやーとにかく天気に恵まれた。山の神様ありがとう!
2014年02月20日 14:18撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
2/20 14:18
いやーとにかく天気に恵まれた。山の神様ありがとう!
氷河の様子を見に行っていたクライマー達が帰還。相当疲れたと言っていた。
2014年02月20日 14:34撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
2/20 14:34
氷河の様子を見に行っていたクライマー達が帰還。相当疲れたと言っていた。
午後2時半くらいから雲がモクモクと発生。
2014年02月20日 14:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/20 14:35
午後2時半くらいから雲がモクモクと発生。
夕方また晴れた。マチャプチャレが夕焼けに染まり始める。
2014年02月20日 17:48撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4
2/20 17:48
夕方また晴れた。マチャプチャレが夕焼けに染まり始める。
夕日で真っ赤に輝くマチャプチャレ。残念ながら翌朝は雲がかかり朝焼けは見れませんでした。
2014年02月20日 18:05撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10
2/20 18:05
夕日で真っ赤に輝くマチャプチャレ。残念ながら翌朝は雲がかかり朝焼けは見れませんでした。
帰路の途中のチョムロンで、子供たちを風船芸で楽しませるペダ。いいやつやん。
2014年02月22日 11:42撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4
2/22 11:42
帰路の途中のチョムロンで、子供たちを風船芸で楽しませるペダ。いいやつやん。
帰国前に少しだけカトマンドゥで時間があったので、スワヤンブナートに。
2014年02月24日 16:41撮影 by  iPhone 5c, Apple
1
2/24 16:41
帰国前に少しだけカトマンドゥで時間があったので、スワヤンブナートに。
ストゥーパ(仏塔)。なんか変に可愛くて気に入ってしまった。しかしここの下りの階段でこけた。縁起悪ぅ〜。
2014年02月24日 16:42撮影 by  iPhone 5c, Apple
3
2/24 16:42
ストゥーパ(仏塔)。なんか変に可愛くて気に入ってしまった。しかしここの下りの階段でこけた。縁起悪ぅ〜。

感想

特別休暇をもらい、ネパールはヒマラヤにあるアンナプルナベースキャンプまでトレッキングしに行ってきました。
休暇は土日含めて12日間、トレッキング日程は行き4日間、帰り3日間の計7日間の日程。

初めての海外トレッキング、道中の様子も分からないので現地旅行会社と事前にメールでやりとりし、国内便のチケット手配と英語ができるガイドさん1名を手配。ポーターは使わず荷物は全部50Lザックに入れ自分で背負って歩きました。

初日はナヤプルからチョムロンまでの行程で、最初は元気にスタートしたのですが、チョムロン手前の階段地獄に足をやられて、最後は両足をつってしまうハメに。さらにはガイドのラズさんの右目に虫が飛び込んでしまい、まるでパンチをくらったボクサーのように右のまぶたが腫れ、これは医者に行かないとマズイということで続行不可能になってしまいました。ただ、チョムロンの宿に彼の友人がおり、この友人のニマさんにガイドをチェンジして続行することに。ちなみにニマの名字はシェルパ。文字通りシェルパ族の方なのであった。
初日からアクシデント発生だったけど、チョムロンからの眺めはすばらしく、マチャプチャレ、ヒウンチュリ、アンナプルナサウスの3つの山がバッチリ拝めました。いやーまさに神々の山嶺といった感じ。

2日目からは新しいガイドとなったわけですが、なぜか大きな荷物を背負っている。聞くとUSのクライマー2人分の荷物とのこと。おーっと俺のガイドはUSクライマーのポーターも兼ねていたのか!
というわけで、マイケル、リアーナという2人のアメリカ人クライマーとも仲良くなり、いつの間にか4人パーティで行動することに。当初はバンブーかドバンで泊まろうとの話でしたが、翌日1000m以上登るのは高山病になるリスクが高くなるからというクライマー達の意見で、ヒマラヤまで進む。英語はノリでしか話せないので、合意するしかなかった(笑)
なお、ヒマラヤでこのトレッキング唯一の日本人の方と遭遇。同じドミトリーの部屋で寝ましたが、聞くと色んな国を旅して回っているそう。うらやましー。

3日目はマチャプチャレベースキャンプを目指します。
この区間は視界は広がるのですが、雪道になりトレッキングポール必須。自分は持ってきていなかったのですが、最初のガイドの方が「持っていった方がよい」と貸してくれていたので助かりました。ちなみに軽アイゼンは持っていたのですが、軽アイゼンは誰も使っていなかったです。日本だと皆使うシチュエーションなんだけど、そういうものなのかな?
ここは谷あいを進んでいくのですが、左手の断崖で時折小規模の雪崩や土砂崩れが起き、ゴゴゴ〜ッという音が響くのでその度に皆足を止め、落石がないか音の方向を注意していました。

4日目はいよいよアンナプルナベースキャンプへ。マチャプチャレベースキャンプからは2時間程度の行程です。そしてここで自身最高となる高度4000m超え。雪道ですが踏み跡で固められていたので、歩行に問題なし。いつの間にか360°を7000m級の山々に囲まれます。非常にラッキーなことに、天気も良くなってきて空がクリアに。
クライマーの2人は翌日からテントピークを目指すとのことで、丘に登って氷河を眺めながらポーター(兼オレのガイド)のニマとルート確認。夏なら普通の登山だけど、冬は簡単に許可されないそうです。自分も眺めながら一緒にフムフムと聞いていましたが、こりゃ自分には無理だわな。
有名な看板の前で色んな人と記念撮影した後、ロッジに荷物を置き、これまた途中で仲良くなったスペイン人単独トレッカーのペダさんとビューポイント周りに出かけた。2日前に降った雪のせいか、ほとんど踏み跡のない場所もあり、ラッセル状態で進みました。スパッツ持ってくれば良かったと後悔。でもおかげで雪と山と空と雲の素晴らしいコントラストが楽しめました。たっぷり時間があったので、今回初導入のGoProを使ってペダとクレイジーな雪滑り大会を実施。ビデオはあとで皆でシェアすることを約束した。
夕方にはサンセットに赤く染まるマチャプチャレが拝めて、満足満足。山の神様ありがとうごぜえますだー。

帰りはペダと一緒に部屋をシェアしながら下りました。ペダはいかにもラテン系で、登ってくる欧米美女を数えながら、オレが登った日はほとんどいなかったのに、なんで今日は27人も美女が登っているんだぁ! オレまた登るー!と、しょうもないことを言っていました。こんなやつですが、チョムロン手前では「キャンディ持ってなーい?」とひょこっと出てきた子供を見て足を止め、風船芸を披露。お花や剣を作り子供たちにプレゼントして、子供たち大喜び。聞けば夏はコックとジャグリングや手品などのショーをやっているとのこと。ペダいいやつやん。
チョムロンで最初のガイドのラズと再会。ガンドルンの病院で治療したとのこと。腫れがすっかりひいていてヨカッタヨカッタ。ここでペダと別れ、ジヌーでぬる〜〜〜い温泉に入り汗を流して1泊して翌日ポカラに戻りました。

最終日はカトマンズで午後いっぱいフリータイム、のはずでしたが、ポカラからの国内便が2時間遅れほとんど時間が取れなかったので、タメル地区とスワヤンブナートだけ見て回りました。しかしここの交通はカオスですな! 車線も信号も無い中、車とバイクと人と牛?が入り乱れまくり、うっかりすると轢かれます(笑)

アクシデントから始まったトレッキングでしたが、おかげで(?)色んな国の方と仲良くなれて、ここぞというポイントで天気にも恵まれ、最高に素晴らしい体験ができました。遙か上方に白く輝く山々は神々しく、色んな出会いは神様が導いてくれたのかなとも感じてしまいます。
ネパールは決して豊かではなく、それこそこのようなトレッキングや観光による外貨獲得が無いと経済が成り立たない国ですが、神々しい山ものどかな村も寺院も雑多な街も、どこか心の幸せを感じられ、色んな出会いを導くこの国が好きになりました。

今回途中続行不可になってしまったガイドからは、「今回はゴメン。次は是非ボクにガイドさせて!」と言われ、是非また来たいと思いましたが、こんな長い休みは次はいつ取れるのだろうか…とにかく貴重な体験でございました!

↓すべての写真はこちらに置いてあります。
https://globalbonsai.myportfolio.com/2014-abc-trekking



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コメント

まさに
神々の山嶺。

2014/3/2 7:06
Re: まさに
kakekoenさんコメントありがとうございます。
実は宿での暇な時間に、夢枕獏の「神々の山嶺」Kindle版を読んでいました。(^^;

日本も山岳信仰があり仏教と結びついていたりするので、遠い神ではなく親しみある神々という感じでしたね。
2014/3/2 14:16
グレートサミット
ありがとうございます。
行動力に拍手!
2014/3/2 8:05
Re: グレートサミット
mkyagiさんコメントありがとうございます。

どちらかというと周りの人たちに流されまくってただけなので、行動力と言われるとテレます。。。
でも今回、積極的にコミュニケーションを取ることの価値はすごく感じました。これは日本でも同じですネ!
2014/3/2 14:19
凄いな〜
久しぶり。。
海外登山を計画しているとは聞いて
いたけど偶然みたレポを見てビックリ!!
いや〜本当お疲れ様。
今度いろいろ聞かせてください〜。
2014/3/7 0:26
Re: 凄いな〜
お〜! ibiza8880さんひさしぶり〜!
1月中旬まで迷ってたけど、行ってしまいましたよ。ヒマラヤ憧れてはいたけど自分が行くことになるとはね  昨年冬の川苔山の経験を少しは生かせたかな?

今年も色んな日本の山に行こうと思っているので、都合が合えばご一緒しましょう!!
2014/3/8 14:11
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