鳴川岳-慰霊碑-七飯岳周回
- GPS
- 05:21
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 965m
- 下り
- 962m
コースタイム
10:30 413P
11:30 鳴川岳
12:20 ばんだい号慰霊碑(980mくらい)
13:00 烏帽子山分岐(711P)
13:25 七飯岳岩場
13:40 七飯岳
14:00 発
14:05 牧柵
14:30 石切り場崖っぷち
14:55 城岱スカイライン入口
15:15 駐車地点
天候 | 晴れ後一時にわか雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
S字カーブを曲がり終わったところの目立たない道を右折し、畑の中を山に向かってのびる道の入口あたりにスペースを見つけて車をデポしました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鳴川左岸の尾根は、記録が見当たらなかったこともあり、どんなところかと少し心配していましたが、終始尾根地形がはっきりしている上に、痩せたところも急斜面もなく、主にブナとミズナラの疎林が続く、まったりとあずましい尾根でした。 コース全体を通して迷うようなところはないと思います。 ばんだい号遭難慰霊碑から、七飯岳方面へ向けての下り始めは、尾根が痩せているうえに急斜面で、北側には雪庇もできているので慎重に。 七飯岳からの下りの尾根の石切り場付近で、最近山が尾根筋ぎりぎりまで削られたようで、ルートが崖っぷちになってしまったところがあります。 |
写真
感想
七飯岳に登るときには鳴川右岸の石切り場の尾根を登っていきますが、鳴川左岸にも石切り場があり、その尾根は鳴川岳までゆったりとのびています。
この尾根をたどれれば、鳴川岳からばんだい号遭難碑を経て七飯岳へと周回できるのではないかと思い、おだやかな天気に誘われ歩いてきました。
朝、出がけに野暮用が出来てしまい、出発がすっかり遅くなってしまいました。
運よくラッセルが楽で道がはかどれば、途中小粒ながらもきゅっととんがった山容がそそる烏帽子山にも寄れるかも?と思っていたのですが、出発前から断念です。
10:00駐車地点をスタートし、雪解けの進む畑のなかの道を進みます。
高圧線をくぐるあたりで、道をはなれ、尾根に取り付きます。
雪は締まったザラメで、つぼ足でまったく問題なしです。
尾根北西側の石切り場の作業道は、地形図では途中で途切れていますが、413P付近で尾根を横切っていました。
このあたりに、重機で掘った広場ができていて、今後も少しずつ地形が変わっていくのかもしれません。
606Pを過ぎたあたりから、ときどき足首位までずぶっとはまる頻度が増えてきたので、スノーシューをはきました。
ブロードだけれど尾根筋ははっきりしていて、ゆるやかな傾斜の明るい尾根をのんびり登ります。
ブナやミズナラ、ところどころダケカンバのまじる疎林越しに注ぐ陽光は、すっかり春の光です。
ときどきブナやミズナラの木の幹に赤ペンキのマーキングがあり、もしかしたら、かつてここは横津岳方面へのメジャーな登山ルートだったことがあるのではないか?と思いました。
気持ちの良い尾根をゆっくり登っていくとやがて、東西に細長い鳴川岳に到着です。
これから向かう慰霊碑と、その向こうに横津岳の航空レーダードームが見えます。
南に目を転じると、大野平野の向こうに津軽海峡の光の中に函館山が浮かんでいます。
鳴川岳から、東側によこつ国際スキー場跡地に向かう車道をちらちら見ながらさらに尾根をたどります。
この車道は冬期通行止めですが、横津岳山頂付近の無線設備の保守のため除雪はされているようです。
よこつ国際スキー場の第1リフト下に出て、リフト終点まで登ると、ばんだい号遭難慰霊碑です。
ここが今回のルートの最高地点です。
このあたりから雪がちらつき始めました。
慰霊碑から七飯岳に向かっての下り始めは尾根がやせているうえに急斜面なので緊張します。
距離は短いですが、すっぱり切れ落ちた北側斜面には雪庇もでているので要注意です。
尾根はすぐに幅が広くなりますが、相変わらず続く急斜面を降り切って、緩斜面を少し登り返すと、711Pです。
北側には、小さいながらも三角にとんがった烏帽子山がそそりますが、この山は次回のお楽しみということにして、先を急ぎます、
正面には七飯岳の岩場が見えてきて、ぐんぐん近づいてきます。
岩場は大きな岩と岩の間につまった雪を登ります。
午後になって雪が腐ってきているので、ちょっとだけいやらしい。
頂稜に出たら、そのまま西に向かい、電波の反射板を通り過ぎると、かわいい頂上標識があります。
頂上標識のバックには大沼と、駒ケ岳のすがたがあるはずなのですが、残念ながら雪でかすんでしまっています。
ここでお昼休憩にしますが、あまり長居もできません。すぐに下山にかかります。
牧場内は、ここしばらくの温かさのせいで驚くほど雪解けがすすみ、一部牧草が露出している部分もありました。
牧柵末端の、いつも雪庇ができているところには、数日前と思われる雪洞のあとがありました。
ここからの函館裏夜景、どんなだったんでしょうか。
ここからはすっかり踏み固められている尾根を下り、城岱スカイライン入口付近に出ます。
さらに車道をてくてくあるいて、駐車地点に戻りました。
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