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記録ID: 412293
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雪山ハイキング
道南

鳴川岳-慰霊碑-七飯岳周回

2014年03月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:21
距離
14.9km
登り
965m
下り
962m

コースタイム

09:55 駐車地点発
10:30 413P
11:30 鳴川岳
12:20 ばんだい号慰霊碑(980mくらい)
13:00 烏帽子山分岐(711P)
13:25 七飯岳岩場
13:40 七飯岳
14:00 発
14:05 牧柵
14:30 石切り場崖っぷち
14:55 城岱スカイライン入口
15:15 駐車地点
天候 晴れ後一時にわか雪
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
函館新道七飯本町から、側道を函館方面に向かい、1つ目の信号を左折します。
S字カーブを曲がり終わったところの目立たない道を右折し、畑の中を山に向かってのびる道の入口あたりにスペースを見つけて車をデポしました。
コース状況/
危険箇所等
鳴川左岸の尾根は、記録が見当たらなかったこともあり、どんなところかと少し心配していましたが、終始尾根地形がはっきりしている上に、痩せたところも急斜面もなく、主にブナとミズナラの疎林が続く、まったりとあずましい尾根でした。

コース全体を通して迷うようなところはないと思います。

ばんだい号遭難慰霊碑から、七飯岳方面へ向けての下り始めは、尾根が痩せているうえに急斜面で、北側には雪庇もできているので慎重に。

七飯岳からの下りの尾根の石切り場付近で、最近山が尾根筋ぎりぎりまで削られたようで、ルートが崖っぷちになってしまったところがあります。
ルート全景
明るいたおやかな尾根
2014年03月02日 10:16撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 10:16
明るいたおやかな尾根
木の幹には赤ペンキ
かつてメジャーな登山ルートだったことがあるのでしょうか?
2014年03月02日 10:38撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 10:38
木の幹には赤ペンキ
かつてメジャーな登山ルートだったことがあるのでしょうか?
木の間越しに七飯岳
電波の反射板が見えます
2014年03月02日 10:43撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 10:43
木の間越しに七飯岳
電波の反射板が見えます
空の色も光の感触も、もはや春です
2014年03月02日 11:14撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 11:14
空の色も光の感触も、もはや春です
鳴川岳
2014年03月02日 11:25撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 11:25
鳴川岳
鳴川岳山頂
袴腰岳とその左に烏帽子岳の先っちょがちらっと見えます
2014年03月02日 11:27撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 11:27
鳴川岳山頂
袴腰岳とその左に烏帽子岳の先っちょがちらっと見えます
これから向かう慰霊碑とその向こうに横津岳のレーダードーム
2014年03月02日 11:28撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 11:28
これから向かう慰霊碑とその向こうに横津岳のレーダードーム
なぜか必ず「秀峰」の前置詞がつく、秀峰駒ケ岳
2014年03月02日 11:29撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 11:29
なぜか必ず「秀峰」の前置詞がつく、秀峰駒ケ岳
大野平野の向こうの白い山並みは前千軒、大千軒岳方面
2014年03月02日 11:29撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 11:29
大野平野の向こうの白い山並みは前千軒、大千軒岳方面
鳴川岳を振り返る
左肩のあたりに当別丸山が顔をのぞかせています
2014年03月02日 11:40撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 11:40
鳴川岳を振り返る
左肩のあたりに当別丸山が顔をのぞかせています
函館近郊お約束の函館山
2014年03月02日 11:41撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 11:41
函館近郊お約束の函館山
木の芽が膨らんできてますね
2014年03月02日 12:11撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 12:11
木の芽が膨らんできてますね
正面に七飯岳が見えてきました
2014年03月02日 13:06撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
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3/2 13:06
正面に七飯岳が見えてきました
これまたお約束、津軽海峡と函館山、当別丸山
2014年03月02日 13:14撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 13:14
これまたお約束、津軽海峡と函館山、当別丸山
もひとつお約束、大野平野と等別丸山と北海道新幹線
2014年03月02日 13:15撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 13:15
もひとつお約束、大野平野と等別丸山と北海道新幹線
七飯岳の岩場がぐんぐん近づいてきます
2014年03月02日 13:15撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
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3/2 13:15
七飯岳の岩場がぐんぐん近づいてきます
大きな岩の間に詰まった腐れ雪を登ります
2014年03月02日 13:20撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
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大きな岩の間に詰まった腐れ雪を登ります
岩場の向こうの津軽海峡
2014年03月02日 13:27撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
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3/2 13:27
岩場の向こうの津軽海峡
頂上標識の背景には秀峰駒ケ岳がそびえているはずなのですが...
2014年03月02日 13:57撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 13:57
頂上標識の背景には秀峰駒ケ岳がそびえているはずなのですが...
牧柵末端に雪洞の跡. たのしそう...
2014年03月02日 14:08撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 14:08
牧柵末端に雪洞の跡. たのしそう...
石切り場あたりから七飯岳を振り返る
2014年03月02日 14:32撮影 by  Canon IXY 420F, Canon
3/2 14:32
石切り場あたりから七飯岳を振り返る
撮影機器:

感想

七飯岳に登るときには鳴川右岸の石切り場の尾根を登っていきますが、鳴川左岸にも石切り場があり、その尾根は鳴川岳までゆったりとのびています。
この尾根をたどれれば、鳴川岳からばんだい号遭難碑を経て七飯岳へと周回できるのではないかと思い、おだやかな天気に誘われ歩いてきました。

朝、出がけに野暮用が出来てしまい、出発がすっかり遅くなってしまいました。
運よくラッセルが楽で道がはかどれば、途中小粒ながらもきゅっととんがった山容がそそる烏帽子山にも寄れるかも?と思っていたのですが、出発前から断念です。

10:00駐車地点をスタートし、雪解けの進む畑のなかの道を進みます。
高圧線をくぐるあたりで、道をはなれ、尾根に取り付きます。
雪は締まったザラメで、つぼ足でまったく問題なしです。

尾根北西側の石切り場の作業道は、地形図では途中で途切れていますが、413P付近で尾根を横切っていました。
このあたりに、重機で掘った広場ができていて、今後も少しずつ地形が変わっていくのかもしれません。

606Pを過ぎたあたりから、ときどき足首位までずぶっとはまる頻度が増えてきたので、スノーシューをはきました。
ブロードだけれど尾根筋ははっきりしていて、ゆるやかな傾斜の明るい尾根をのんびり登ります。
ブナやミズナラ、ところどころダケカンバのまじる疎林越しに注ぐ陽光は、すっかり春の光です。

ときどきブナやミズナラの木の幹に赤ペンキのマーキングがあり、もしかしたら、かつてここは横津岳方面へのメジャーな登山ルートだったことがあるのではないか?と思いました。

気持ちの良い尾根をゆっくり登っていくとやがて、東西に細長い鳴川岳に到着です。
これから向かう慰霊碑と、その向こうに横津岳の航空レーダードームが見えます。
南に目を転じると、大野平野の向こうに津軽海峡の光の中に函館山が浮かんでいます。

鳴川岳から、東側によこつ国際スキー場跡地に向かう車道をちらちら見ながらさらに尾根をたどります。
この車道は冬期通行止めですが、横津岳山頂付近の無線設備の保守のため除雪はされているようです。

よこつ国際スキー場の第1リフト下に出て、リフト終点まで登ると、ばんだい号遭難慰霊碑です。
ここが今回のルートの最高地点です。
このあたりから雪がちらつき始めました。
慰霊碑から七飯岳に向かっての下り始めは尾根がやせているうえに急斜面なので緊張します。
距離は短いですが、すっぱり切れ落ちた北側斜面には雪庇もでているので要注意です。

尾根はすぐに幅が広くなりますが、相変わらず続く急斜面を降り切って、緩斜面を少し登り返すと、711Pです。
北側には、小さいながらも三角にとんがった烏帽子山がそそりますが、この山は次回のお楽しみということにして、先を急ぎます、

正面には七飯岳の岩場が見えてきて、ぐんぐん近づいてきます。
岩場は大きな岩と岩の間につまった雪を登ります。
午後になって雪が腐ってきているので、ちょっとだけいやらしい。

頂稜に出たら、そのまま西に向かい、電波の反射板を通り過ぎると、かわいい頂上標識があります。
頂上標識のバックには大沼と、駒ケ岳のすがたがあるはずなのですが、残念ながら雪でかすんでしまっています。

ここでお昼休憩にしますが、あまり長居もできません。すぐに下山にかかります。
牧場内は、ここしばらくの温かさのせいで驚くほど雪解けがすすみ、一部牧草が露出している部分もありました。

牧柵末端の、いつも雪庇ができているところには、数日前と思われる雪洞のあとがありました。
ここからの函館裏夜景、どんなだったんでしょうか。

ここからはすっかり踏み固められている尾根を下り、城岱スカイライン入口付近に出ます。
さらに車道をてくてくあるいて、駐車地点に戻りました。

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