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Yamareco

記録ID: 41249
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳、稲子湯から天狗岳、硫黄岳

2009年06月19日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:47
距離
15.6km
登り
1,617m
下り
1,617m

コースタイム

みどり池入り口(稲子湯上)5:33−6:41しらびそ小屋6:48−7:55中山峠8:05
−8:11黒百合ヒュッテ8:14−9:31東天狗岳9:53−10:13根石岳10:15
−10:24箕冠山10:30−10:46夏沢峠10:50−11:35硫黄岳12:05−12:33夏沢峠12:35
−13:10本沢温泉13:15−14:10しらびそ小屋14:25−15:20みどり池入り口
総合時間:9時間47分、
歩行時間:8時間14分
天候 晴れ、曇
過去天気図(気象庁) 2009年06月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
稲子湯から、実際は稲子湯上のみどり池入り口から、天狗岳、硫黄岳を周遊。
稜線から天気は良くなく、景色はいまいち。
先週の南八ヶ岳と比べると山行き的には、景色がなかった分見劣りするものの、久し振りに稲子湯上から天狗岳を登れてよかったです。

残雪は、わずか。
もうないといってよいでしょう。
箕冠山の取り付きに少しだけ。

中山峠直下、登山道に崩れた岩塊がありました。
何とか通れますが、整備が必要でしょう。
最近崩れたのではないかと思います。
またみどり池から中山峠までの道は、後半傾斜がきつくなります。


黒百合ヒュッテからの東天狗岳の登りは、ストックをしまって、
手と足を使うような感じです。
景色も良く、いい感じでした。

硫黄岳から夏沢峠の下り。
浮石に注意しましょう。
うっかり乗ると大変です。
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
登山口で車も置いたみどり池入り口
登山口で車も置いたみどり池入り口
こんなところも車上狙いですか?
こんなところも車上狙いですか?
登山道の最初というのは指導標が肝心です。
2
登山道の最初というのは指導標が肝心です。
こんな感じで登っていきます。
こんな感じで登っていきます。
指導標は遭難も防ぎます。
指導標は遭難も防ぎます。
みどり池入り口からしらびそ小屋までは、木材の運搬に使用したと思われるトロッコの軌道跡があります。
みどり池入り口からしらびそ小屋までは、木材の運搬に使用したと思われるトロッコの軌道跡があります。
この時間は、トロッコの軌道跡にも日の出直後の木漏れ日が、、、。
この時間は、トロッコの軌道跡にも日の出直後の木漏れ日が、、、。
みどり池湖畔のしらびそ小屋到着。
みどり池湖畔のしらびそ小屋到着。
看板です。
みどり池に映る天狗岳。空も青いですね。
みどり池に映る天狗岳。空も青いですね。
本沢温泉への分岐。下山時、その本沢温泉からみどり池に帰ってきます。
本沢温泉への分岐。下山時、その本沢温泉からみどり池に帰ってきます。
中山峠までの道は後半急斜面ですが、前半は空も晴れていたせいか、いい感じです。
中山峠までの道は後半急斜面ですが、前半は空も晴れていたせいか、いい感じです。
空が青いと何もかもきれいに見えますね。
空が青いと何もかもきれいに見えますね。
樹林越しの稲子岳。
樹林越しの稲子岳。
いい感じです。
今日一日の青空を期待させたのに、、、、。
いい感じです。
今日一日の青空を期待させたのに、、、、。
この辺りも人の手で、昔たくさんの木が切り出されたのでしょう。そうした倒木には、コケがびっしり。
この辺りも人の手で、昔たくさんの木が切り出されたのでしょう。そうした倒木には、コケがびっしり。
中山峠直下、崩れて、登山道に岩塊が。雨後注意。
中山峠直下、崩れて、登山道に岩塊が。雨後注意。
崩れています。
岩塊が登山道を覆っていました。
ごく一部で、通れないことはありません。
岩塊が登山道を覆っていました。
ごく一部で、通れないことはありません。
中山峠です。登山路の十字路。私は、一旦黒百合平に向います。
中山峠です。登山路の十字路。私は、一旦黒百合平に向います。
黒百合平の黒百合ヒュッテ。ここから天狗岳を目指します。
黒百合平の黒百合ヒュッテ。ここから天狗岳を目指します。
黒百合ヒュッテからの登山道を上がるとヒュッテが小さくなっていきます。
黒百合ヒュッテからの登山道を上がるとヒュッテが小さくなっていきます。
ヒュッテからの登山道は、こんな感じで、ストックをしまい、手と足を使います。
ヒュッテからの登山道は、こんな感じで、ストックをしまい、手と足を使います。
しばらく行くとスリバチ池と天狗岳がきれいに見えていました。まだ空も青いでしょう、、、。
しばらく行くとスリバチ池と天狗岳がきれいに見えていました。まだ空も青いでしょう、、、。
スリバチ池。
この辺り、結構ばてています。
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スリバチ池。
この辺り、結構ばてています。
段差が大きいものもあり、疲れてきます。
段差が大きいものもあり、疲れてきます。
天狗岳の鞍部。今日は、東天狗岳でなく、西天狗岳も登ろうとこのときは思っていました。
天狗岳の鞍部。今日は、東天狗岳でなく、西天狗岳も登ろうとこのときは思っていました。
黒百合ヒュッテからの道を合わせるところ。中山峠からも直接来れるのです。
黒百合ヒュッテからの道を合わせるところ。中山峠からも直接来れるのです。
東天狗岳への最後の登りにかかります。
東天狗岳への最後の登りにかかります。
行く手の箕冠山も見えるようになりました。
行く手の箕冠山も見えるようになりました。
鎖も出るようになりますが、鎖を使用しなくても登れます。
鎖も出るようになりますが、鎖を使用しなくても登れます。
厳しく見えますが、ここを登るわけではありません。
厳しく見えますが、ここを登るわけではありません。
崩壊場所。
ずーと下を見たくなります。
ずーと下を見たくなります。
空も曇ってきました。雨は降らないでしょうが、、、。
空も曇ってきました。雨は降らないでしょうが、、、。
やっと東天狗岳。向う予定の硫黄岳が遠くに見えました。
やっと東天狗岳。向う予定の硫黄岳が遠くに見えました。
硫黄岳があんなに遠くに、、、。手前は根石岳、箕冠山、さらに遠くに赤岳など、、、。
硫黄岳があんなに遠くに、、、。手前は根石岳、箕冠山、さらに遠くに赤岳など、、、。
遠くには、ぼんやりと蓼科山も見えます。
遠くには、ぼんやりと蓼科山も見えます。
さて、硫黄岳に向かい一歩を踏み出します。未知の登山道です。
さて、硫黄岳に向かい一歩を踏み出します。未知の登山道です。
天狗岳と根石岳との間には、こんな風に穏やかに見えるハイマツ帯が見えました。
いい感じですね。
天狗岳と根石岳との間には、こんな風に穏やかに見えるハイマツ帯が見えました。
いい感じですね。
こんな橋も、なんていうことありません。
こんな橋も、なんていうことありません。
天狗岳を振り返ります。
天狗岳を振り返ります。
天狗岳と根石岳の鞍部には、本沢温泉からの白砂新道が交差します。
天狗岳と根石岳の鞍部には、本沢温泉からの白砂新道が交差します。
根石岳山頂、遠くに見えましたが、わずかで到着。
根石岳山頂、遠くに見えましたが、わずかで到着。
またまた、天狗岳を振り返ります。
またまた、天狗岳を振り返ります。
行く手を見れば、箕冠山と根石山荘。
行く手を見れば、箕冠山と根石山荘。
また振り返って天狗岳と根石山荘。
また振り返って天狗岳と根石山荘。
箕冠山への取り付き、いきなり残雪。でもここだけでした。
箕冠山への取り付き、いきなり残雪。でもここだけでした。
箕冠山。真っ直ぐ行けばオーレン小屋。私は、夏沢峠に向います。
箕冠山。真っ直ぐ行けばオーレン小屋。私は、夏沢峠に向います。
また振り返って天狗岳、根石岳。
また振り返って天狗岳、根石岳。
とうとう夏沢峠。この峠が八ヶ岳を北と南に分ける要衝。
とうとう夏沢峠。この峠が八ヶ岳を北と南に分ける要衝。
夏沢ヒュッテと山ひこ荘。
さて、硫黄岳への登りとなります。
夏沢ヒュッテと山ひこ荘。
さて、硫黄岳への登りとなります。
夏沢峠の建物が小さくなります。
夏沢峠の建物が小さくなります。
こんなところも、
こんなところも、
でも意外にハイマツがいいですね。
でも意外にハイマツがいいですね。
こんな赤茶けた石がごろごろしたところも、、、。
こんな赤茶けた石がごろごろしたところも、、、。
北を見れば、天狗岳と根石岳。よく歩いてきました。
北を見れば、天狗岳と根石岳。よく歩いてきました。
爆裂火口を目線で。
爆裂火口を目線で。
爆裂火口を目線で。
爆裂火口を目線で。
爆裂火口を目線で。
爆裂火口を目線で。
爆裂火口を目線で。
爆裂火口を目線で。
キバナシャクナゲ、だそうです。
キバナシャクナゲ、だそうです。
硫黄岳山頂のY-chan。年配のご夫婦にとって頂きました。今日は、硫黄岳山荘にお泊りだそうです。
硫黄岳山頂のY-chan。年配のご夫婦にとって頂きました。今日は、硫黄岳山荘にお泊りだそうです。
赤岳方面は、ガス。
赤岳方面は、ガス。
横岳もガス。
爆裂火口は見えます。
爆裂火口は見えます。
爆裂火口の先に本沢温泉が双眼鏡で見えました。
爆裂火口の先に本沢温泉が双眼鏡で見えました。
硫黄岳も交通の要衝です。
硫黄岳も交通の要衝です。
硫黄岳からの下りはこんなところで、浮石に注意。
硫黄岳からの下りはこんなところで、浮石に注意。
浮石にうかつに乗らないように、、、。
浮石にうかつに乗らないように、、、。
キバナシャクナゲ
キバナシャクナゲ
ぼんやりしか見えなくなった根石岳、天狗岳
ぼんやりしか見えなくなった根石岳、天狗岳
ガスのときは、慎重に進みましょう。こんな目印も役に立つでしょう。
ガスのときは、慎重に進みましょう。こんな目印も役に立つでしょう。
夏沢峠すぐのところの崩壊地。
夏沢峠すぐのところの崩壊地。
夏沢峠に戻りました。本沢温泉に向います。
夏沢峠に戻りました。本沢温泉に向います。
途中で爆裂火口が見えました。
途中で爆裂火口が見えました。
噂の野天風呂。600円。登山道からは見えますが、かなり高いところから、男性なら気にならないでしょう、と思いますが、、、。
噂の野天風呂。600円。登山道からは見えますが、かなり高いところから、男性なら気にならないでしょう、と思いますが、、、。
Drinking water, Be boil
飲料不可なので、煮沸を求めているようですが、それなら、Drinking waterとは書くべきでないし、そもそもBe boilとは誤っています。Boilでいいのですが、、、。本沢温泉のテント場です。
Drinking water, Be boil
飲料不可なので、煮沸を求めているようですが、それなら、Drinking waterとは書くべきでないし、そもそもBe boilとは誤っています。Boilでいいのですが、、、。本沢温泉のテント場です。
本沢温泉の先、みどり池へ分岐します。車がみどり池入り口においてありますからね。
本沢温泉の先、みどり池へ分岐します。車がみどり池入り口においてありますからね。
その分岐登山道には、湿地にこんな木道が。後半でした。
その分岐登山道には、湿地にこんな木道が。後半でした。
朝も通ったみどり池からの道に戻りました。
朝も通ったみどり池からの道に戻りました。
みどり池。朝と違い、曇っています。
みどり池。朝と違い、曇っています。
しらびそ小屋からみどり池入り口はシダがたくさん。
しらびそ小屋からみどり池入り口はシダがたくさん。
こんな感じでシダがたくさん。いい感じでした。
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こんな感じでシダがたくさん。いい感じでした。

感想

6月19日は、八ヶ岳東側の稲子湯(実際には、
ちょっと上のみどり池入り口)から中山峠を経て、
黒百合ヒュッテから東天狗岳、根石岳、夏沢峠、
硫黄岳、本沢温泉、みどり池、稲子湯(みどり池入り口)を周遊登山しました。

先週は、美濃戸口から赤岳、横岳、硫黄岳をめぐり、美濃戸口に日帰り周遊。

連続して八ヶ岳となりますが、本来、自宅からそれほどの距離ではありません。
今回も往復160kmくらい。

今回のコースは、時間的にも決して短くはありませんが、
今後、行く山に迷ったときの予備としておけるかどうか、
そんなところも見ておきたかったのです。

天気は、まあまあの予報、でも天狗岳や硫黄岳辺りは、
意外に曇かも知れないという感じでした。
結果的には、朝早い時間は青空でしたが、その後は
雨の心配こそなかったものの、曇の天気でした、、、。
仕方ありません。

ですから、やはり先週赤岳、横岳、硫黄岳を美濃戸口から
日帰り周遊したときと比べますと、天候のせいもあるでしょうが、
私的にはちょっと物足りない感じです。

展望がもっとよければ印象も違っていたでしょう。

また、このコース、今後も自分の標準コースにするつもりです。
八ヶ岳では、観音平から編笠山、権現岳、三ツ頭周遊コースや、
先週の美濃戸口からの赤岳、横岳、硫黄岳、(+阿弥陀岳)の
周遊コースもスタンダードにしています。

よく言われる北八ヶ岳のエッセンスはたっぷりのコースですし、
あちこちに小屋などもあるので、安心です。

コース的にも長いので、早めに出発しなければなりません。
2:30には起床し、3:30には自宅発。
今回も迷いましたが、朝早いので、一般道のみを通って、国道140号を北上。
松原湖を目安に西に向い、稲子湯に向います。
国道140号線は、途中で二車線のところでは、朝早くから
走っているトラックが意外に多く、少し邪魔な感じではありました。
ナビの指示とは別に稲子湯への看板沿いに走りましたが、
ナビ通りでも良かったかな??

他にも迷っていたことがあり、車をどこに置くか、、、。
色々迷い、一旦は、最終的に止めた稲子湯上部のみどり池入り口に
駐車したのですが、車上狙いに注意なんて、看板があるので、
また迷い、稲子湯に駐車しようと、また下って、まだ早い5:00過ぎに
人を呼んでみましたが、どなたも出てこなかったので、
またみどり池に向かって、そこにとめました。

みどり池入り口には、バスも止まるようですね。

支度をしていると松本ナンバーの女性も到着、駐車。
この女性。
とても早かったですよ。


さて、身支度整えて、5:33みどり池入り口発
まず、ラフな林道を歩きます。
ゲートがあり、その先、一般車はいけません。

登山口の最初というのは、行く方向が定まるまで、
おしゃべりなどしていますと、意外に思わぬ方向に向って
いたなんていうことが起こりがち。
この道は、林道も何度か横切ったり、歩いたりしますから、
指導標を頼りに進みます。
指導標はしっかりしており、安心です。

ようやく、登山道らしくなりますと、左右は、シダがたくさん。
この登山道はシダが繁茂し、今の時期、みどりが映えます。
また、登山道には、ところどころ、木の運搬に使用したであろう、
トロッコの軌道跡が残り、よくみなすと、倒木ではなく、
切り倒された木にコケがびっしり生えているものも多く見られます。

また、沢沿いを歩く部分も多く、今の季節は清涼感たっぷりです。
特に問題となるところもなく、気持ちの良いこまどり沢なんていう
ところもあります。

歩き始めて1時間ちょっとで、まず第一の目当てとなりますみどり池、
そして、そのほとりにありますしらびそ小屋に到着です。

そこには、駐車場を後から出発したけど、写真ばかり撮っていた
私を追い抜いた女性が休んでおり、私の到着と同時に出発するところでした。

みどり池には、天狗岳が映っています。
気持ちの良い場所です。


それにしてもここまでは、トロッコの軌道跡もあったり、
昔の人の営みの名残が見られる登山道ですね。

6:48しらびそ小屋発

途中で、本沢温泉への分岐の道を左に分けます。
下山時は、そこから下りてくる予定。

中山峠に向いますが、確か、この道結構な急斜面。
でも日差しもあり、空も青く、いい感じで、前半を歩き、後半の急斜面も
淡々と登りました。
中山峠に到着する最後に近いところ、斜面が崩れ、登山道に岩塊が、、、。
通れましたが、今後も崩れることが心配です。

夏沢峠からの下山時に、本沢温泉関係者に中山峠直下の崩れのことは伝えましたが、、、。

7:55中山峠
交通の要衝です。

8:05 中山峠発

黒百合平にちょっと下ります。
木道がしかれています。

黒百合ヒュッテがあり、そこから東天狗岳を目指します。

8:11黒百合ヒュッテ着
8:14黒百合ヒュッテ発

黒百合ヒュッテからの登山道は、東、西天狗岳の視界が開ける、
どこかのガイドブックに書いてあった通り、展望が良い道でした。
初めこそ、ストックを両手に持って登っていたのですが、
岩場が先まで続くようですから、黒百合ヒュッテがかなり
下に見えるようになった頃に、ストックをしまって、
手と足を使うようにして登っていきます。

岩塊が累々としています。
知っている山の中では、南八ヶ岳の編笠山の山頂直下の様でも
ありますし、北岳の八本歯のコルを登っているようでもあります。

この時点では、まだ青空ですから、天狗岳もはっきり見え、
それほど遠くないじゃん、と励みになる一方、遅々と進んでいくことに
、ある種の苛立ちも覚えるのでした。
まだまだ。
黒百合ヒュッテからのコース時間を良く見ていませんでした。
1時間30分なのでした。
どうして、今頃?
やはり体が疲れてくると後どのくらいかな、なんて弱気になってきたのでした。
もう40分も歩いているのに、、、、なんて。

この時点では、今日こそ、西天狗岳も登ってやるぞと固く誓っておりました。


途中、湖面に天狗岳が映されていたスリバチ池を迂回して、進みます。
冬の天狗岳はどの辺りを通るのだろう、なんて考えます。

スリバチ池の辺り、とてもいい感じです。

振り返ると、黒百合ヒュッテが小さくなり、蓼科山も見えています。

ふと、行く先を見ますと、見覚えのある女性が下りてきます。
そうです。

ほぼ同時に駐車場に到着し、途中で写真を撮っている間に私を追い抜いていった女性がもう、天狗岳から下りてきたのでした。

早いです。
中山峠から直登りし、黒百合平に下ってきたそうです。
西天狗までは登っていないと思うのですが、、、。
そこまでも登って、この時間に下りてくるのは、凄いです。

小柄の女性ですが、いかにも強い、という感じでした。
その女性は、自分でも今日は早すぎたと言っていました。


さて、この登山道は、ガスになったりすると道を失う可能性も
高いのではないかと思います。
岩に付けられた、目印を見失わないようにしたいですね。

だんだん高度を上げてくると、ようやく中山峠からの道を合わせ、
最後のちょっと鎖もあるが、何とかなる登りをこなして、東天狗岳です。

多くの人数がわんさかいるわけではありませんが、
誰かどうか山頂に立っている感じでした。


9:31東天狗岳着
そうですね。
ようやく、天狗岳の頂上に立って、硫黄岳、横岳、赤岳方面が見えるのです。

良い天気予報に誘われたのでしょうか。
嫌になるほどでは、ありませんが、途切れることなく、
人が登ってくるのが見えます。
私が山頂に居た時も、5名ほど。
唐沢鉱泉や渋の湯から来られた人がほとんど。

次回は、渋の湯から登ってくるかな???

八ヶ岳は、今後は、四季を通じて楽しむつもり。
結局、近いし、山もいいし、コストパフォーマンス的な
ことを考えるといいですよね。

さて、本来なら、西天狗岳にも登るつもりでいました。
何せ、すぐそこに見えるのですから、、、。
コースタイムでも往きで20分、返りで20分。
40分では、ないですか、、、。

それなのに、これから向おうとしていた硫黄岳があまりに
遠くに見えたので、西天狗はやめることにしました。
このことを後悔したのは、箕冠山辺りでしたか、、、。
何だ、意外と近いではないか、、、、。
2007年4月12日に山梨百名山の扇山、百蔵山、それから
権現山と1日で登った時も、最後の権現山を見たとき、遠い、、、、と
感じたことを思い出しました。

http://ychan.naturum.ne.jp/e491253.html

さて、これから先の根石岳、箕冠山、夏沢峠、
硫黄岳までの道は初めて通る道です。
こういうときは、心躍るときもありますが、
緊張するときのほうが多いですね。

実は、東天狗岳に到着してから、雲行きが怪しくなっていました。
降らないとの信念はありましたが、上空の一部に
黒い雲が発生してきますと、ちょっと気が焦ります。

とはいえ、予定を変更すること、まず、第一歩を踏み出します。

9:53東天狗岳発

がれて、浮石などもあるところを慎重に下ります。
右手を見ると根石岳と天狗岳との間にきれいにハイマツ帯が
広がっており、なんとなく、のんびりしたくなる場所です。
一旦、鞍部に下りますと、ますますそんな感じ。
本沢温泉からの白砂新道をあわせています。

ここと、朝方、しらびそ小屋で休んでいた男性が。
聞いたら、前日、赤岳等を登って、一旦しらびそ小屋に下り、
今からオーレン小屋経由で桜平に下るとの事でした、、、。
山の雰囲気を満喫されているようですね。

さてこの鞍部からも何度も天狗岳を振り返ります。

そして、少し登り返して、根石岳。

10:13根石岳
10:15根石岳発

それからまた、根石山荘の見える鞍部に下って、
根石山荘を右手に見て、箕冠山に登り返します。

この辺りは、とても歩きやすいですね。
根石山荘辺りも風の強いときがあるようですが、当日は
そのようなことはなく、不思議に思ったのが、硫黄岳は、
諏訪側からの強い風を避けるように立てられているのに対して、
根石山荘は、その反対側に作られていたこと。
風が佐久方面から強く吹くのでしょうか?

さて、箕冠山に登り返します。
雪です。
今回唯一登山道で踏みしめた雪。
ちょっとあせりましたが、すぐ終わり。
また、あっという間に箕冠山にたどり着いたのにはちょっと驚き。
なーんだ、西天狗岳に登ればよかった、、、、。


10:24箕冠山
登山道の要衝。
そのまま真っ直ぐ行けば、オーレン小屋、夏沢鉱泉方面。
左に折れれば、夏沢峠、硫黄岳。

八ヶ岳にたくさんの山小屋があるのは、わかっていますが、
やはり一度通過しないとなかなか頭に入らないもの。
オーレン小屋、夏沢鉱泉、唐沢鉱泉、黒百合ヒュッテ、
夏沢峠、、、などなど。
今回、やっと頭にすんなり入りました。

さて、10:30箕冠山発
実は、オーレン小屋にも行ってみても良かったのですが、
夏沢峠まで20分、オーレン小屋まで30分。
天候もいまいちになっていましたし、近くなっている硫黄岳にも
ガスがかかり始めてもいたので、できるだけ短く、素直に夏沢峠に下ります。

特に何ということもない道を夏沢峠へ。
硫黄岳の爆裂火口が覆いかぶさるように迫ってきます。

そして、わずかで、
夏沢峠。

10:46夏沢峠

ここが夏沢峠か、八ヶ岳を北と南に分ける峠、、、。
そんな想いとは裏腹に峠は、何ら変哲もない、夏沢ヒュッテと
山びこ荘が並ぶ普通の峠に見えました、、、、。

ただ、ここからコース時間で1時間もかかって硫黄岳に登るのか、、
という重圧がのしかかるだけでした。


さて、硫黄岳に向けて出発です。
ストックを短くして、登りに備えます。
硫黄岳山荘の情報などでは、冬の硫黄岳に登るには、
夏沢峠経由が風は強いが安定していると言っていますから、
急なところもないのでしょう。

それを実証するかのような登山道でした。

10:50夏沢峠発
さて、今日の最後の登りとなります、、、。
実は、本沢温泉からみどり池に至るまでにもわずかの登り返しがあったのでした。

それにしましては、天狗岳に到着したときには、
あれほど遠くに見えた硫黄岳がもうすぐそこです。

登り始めて、すぐに左に大きく崩落している場所有ります。
今後、どれくらい保つでしょうか、、、。

標高を稼いでいきますと、左側を見れば、爆裂火口、
右側はハイマツ帯という感じ。

下りはついうっかり乗ってしまいそうな石がごろごろ。

キバナシャクナゲも咲いていました。

心なしか、年配の方が多く感じられます。
それくらい登っている人も意外と多いです。

苦しい登りを、時に振り返って、夏沢峠からの高度を感じ、
時に爆裂火口を見て、時にハイマツ帯を見ながら、癒します。

ガスのときなどは時折ある、目印の棒や、ケルンなどの力を
借りるのが良いですね。

そして、やっと山頂。


11:35硫黄岳
広い山頂には、かなりの人がいますね。
赤岳方面の景色は駄目、、。残念です。

75歳だというご主人と奥様、昨日は、夏沢鉱泉に泊まられ、今日は、
硫黄岳山荘ということでした。
翌日、天気が良かったですから、良い朝を迎えられたのではないでしょうか。
今日は、それほど風もなく、寒さを感じません。

下りがあるので、ある程度休憩してから下ります。
上空は、雲が支配的。
時折、遠くの天狗岳辺りに日が差します。

12:05硫黄岳発
浮石に注意して下ります。
傾斜は緩やかなので、やはり夏沢峠経由の硫黄岳は安心度が高いのでしょう。


12:33夏沢峠戻り

さて、先を急ぎます。
ここから本沢温泉への下りもはじめての道です。

12:35夏沢峠発

本沢温泉に下ります。
特に危ないところもなく、晴れていれば、樹林の間から、
爆裂火口が見えるのでしょう。

本沢温泉に到着する前に、途中で、有名な野天風呂を高い登山道から見学。
この辺りで、後で、稲子湯に一緒にお風呂に入る男性と付いたり、
離れたりでした。

それからまもなく、本沢温泉。
一旦、男性より先行します。

この時間でも、まだ登山者が上がっていきますね。

13:10本沢温泉



13:15本沢温泉発

10分ほどして、みどり池への道を左に折れ、一度、嫌な登り返しの後、
心細くなるような道を進みます。
時折、ぬかるんでいました。

このまま行けば、朝しらびそ小屋を過ぎた辺りにあった、本沢温泉へ
の分岐に出るのですが、メジャーな道には思えませんでした。

途中では、天狗岳が見え、湿地帯なのか、木道もありました。
指導標は1度出ただけでした。
雪のときは踏み跡がないと大変かな、、、、。

さて、もうすこし進んで、朝歩いた道に合流。

意外にいい道でした。

14:10しらびそ小屋
本沢温泉で私が先行した男性も到着。
彼は、コーヒーを頼んでいました。
私はまた、先行します。

14:25しらびそ小屋発
沢の音を聞きながら、登りではそれほど意識しなかった、
シダの多い道に目をやりながら、登山口に近づきます。

15:20みどり池入り口到着。

しばらくすると、その男性が通過し、彼の車がおいてある稲子湯へ急ぎます。

私は、ちょっと片付け、着替えず、そのまま稲子湯へ。

すぐに男性も到着。
風呂に入りました。
600円。

からだに染み入る気持ちの良さです。

しばし、男性とはお話して、別れます。

途中の長坂ICから高速道路に乗って、南アルプスICまで。
いい登山ができました。

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [3日]
東天狗岳(みどり池入口より往復)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
天狗岳(みどり池・本沢温泉)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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