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Yamareco

記録ID: 4177326
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山滑走
増毛・樺戸

雄冬山 けも(×)けまフレルート

2022年04月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:40
距離
11.7km
登り
1,190m
下り
1,190m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:40
休憩
0:00
合計
9:40
6:25
431
スタート地点
13:36
13:36
149
16:06
ゴール地点
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道231号線 札幌市中心部から100kmぐらい
コース状況/
危険箇所等
C100あたりまで雪無し。そこから上はザラメ雪が凍結してアイゼンツボ足でザクザク登れた。C800-980あたりの急登はシートラだとアイゼン直登はきつい。四つ這いで登る箇所も。雄冬山の稜線は片側が切り立った崖地、邪魔なハイマツと雪庇のため、安定した雪なら、右から巻いて広い南斜面から山頂目指すのもありか?
その他周辺情報 留萌市方向に岩尾温泉
https://www.town.mashike.hokkaido.jp/tourism/place/iwaospa/index.html
コンビニは札幌市方向から石狩市浜益区浜益のセコマが最終。留萌市側からは増毛町。
山頂がくっきりハッキリ見える。
2022年04月16日 05:39撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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山頂がくっきりハッキリ見える。
廃屋が3件。なんかいそうな異様な雰囲気。
2022年04月16日 06:26撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/16 6:26
廃屋が3件。なんかいそうな異様な雰囲気。
スキー靴のツボ足で登る。ゴロゴロの石。熊笹、山葡萄の蔓。雪を踏み抜く、つまづく。帰りたくなる。
2022年04月16日 06:54撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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4/16 6:54
スキー靴のツボ足で登る。ゴロゴロの石。熊笹、山葡萄の蔓。雪を踏み抜く、つまづく。帰りたくなる。
やっとクラストした硬い雪にでて、モチベあがる。アイゼン装着。
2022年04月16日 07:03撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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やっとクラストした硬い雪にでて、モチベあがる。アイゼン装着。
エゾシカのふんを避けて上る。
2022年04月16日 07:29撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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エゾシカのふんを避けて上る。
山頂が見えてくる。
2022年04月16日 08:00撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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山頂が見えてくる。
天気が良くてありがたい。
2022年04月16日 08:09撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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天気が良くてありがたい。
浜益御殿側の稜線?
2022年04月16日 09:24撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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浜益御殿側の稜線?
春先だけ流れる沢かな?
2022年04月16日 09:27撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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春先だけ流れる沢かな?
日本海が見えてきた。
2022年04月16日 09:39撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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日本海が見えてきた。
急登にさしかかる。雪崩の心配は無さそう。
2022年04月16日 09:39撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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急登にさしかかる。雪崩の心配は無さそう。
C1,075 C983 無名峰
2022年04月16日 09:48撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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C1,075 C983 無名峰
急登で標高を稼ぐ。
2022年04月16日 10:04撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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急登で標高を稼ぐ。
無名峰C987は崖地。
2022年04月16日 10:21撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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無名峰C987は崖地。
奥に雄冬地区から連なる稜線。遠回りになるがあちらからも登れそう。
2022年04月16日 10:24撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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奥に雄冬地区から連なる稜線。遠回りになるがあちらからも登れそう。
急登を登りきり一安心。
2022年04月16日 10:28撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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急登を登りきり一安心。
天狗山ツインピークス
2022年04月16日 10:50撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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天狗山ツインピークス
だだっ広い雪原進めば、ご本尊。
2022年04月16日 11:13撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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だだっ広い雪原進めば、ご本尊。
手前のポコ
2022年04月16日 11:21撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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手前のポコ
遠くに羊蹄山
2022年04月16日 11:43撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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遠くに羊蹄山
浜益岳、トンガリった群別岳。
2022年04月16日 11:48撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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浜益岳、トンガリった群別岳。
2022年04月16日 11:51撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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稜線に邪魔なハイマツが
2022年04月16日 12:02撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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稜線に邪魔なハイマツが
スキーをデポした
2022年04月16日 12:09撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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スキーをデポした
きつい。気温が高く雪がザクザクに。
2022年04月16日 12:23撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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きつい。気温が高く雪がザクザクに。
山頂についた!
2022年04月16日 12:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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山頂についた!
2022年04月16日 12:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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左にC1492暑寒別岳、右にC1376群別岳。
2022年04月16日 12:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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左にC1492暑寒別岳、右にC1376群別岳。
大雪山系かな?
2022年04月16日 12:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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大雪山系かな?
ザック下ろして昼食。
2022年04月16日 13:34撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ザック下ろして昼食。
ブルーシートで養生された山頂標識。
2022年04月16日 13:36撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ブルーシートで養生された山頂標識。
雪庇の乗っかった稜線を慎重に下る。
2022年04月16日 13:42撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/16 13:42
雪庇の乗っかった稜線を慎重に下る。
だんだん雪が無くなる。スキー靴でなるべく土の上は歩きたくないが。
2022年04月16日 15:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/16 15:40
だんだん雪が無くなる。スキー靴でなるべく土の上は歩きたくないが。
スキー靴でポクポク歩く。ゴールだ。
2022年04月16日 16:03撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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スキー靴でポクポク歩く。ゴールだ。
一日中晴れていた。
2022年04月16日 16:27撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/16 16:27
一日中晴れていた。
雄冬山にさよなら。今日はありがと。
2022年04月16日 16:30撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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4/16 16:30
雄冬山にさよなら。今日はありがと。
けもフレ(けものフレンズ)と読んでしまう。
2022年04月16日 16:31撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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けもフレ(けものフレンズ)と読んでしまう。
暑寒別岳もまだまだ滑れる。
2022年04月16日 17:11撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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4/16 17:11
暑寒別岳もまだまだ滑れる。

感想

人事異動のドタバタも落ち着き、週末は晴天。2週間ぶりに山を目指すことに。

前回、浜益御殿から眺めた雄冬岳。アプローチは雪解けが進んだ浜益御殿の林道からが楽かとも考えたが、一度登ってるのでケマフレから登ることに。

ケマフレ川の近くに3軒の廃屋がある。小さな沢が流れている。この付近から登ることに。荒れ果てた廃屋、かなり気味が悪いのでそそくさと先に進む。

雪解けがすすみ露出した、苔まみれの石やシダ、熊笹を踏みつけ、山葡萄の蔓や枯れ枝に足をとられながら進むがスキーのシートラで重くなったザックが肩に食い込む。スキーブーツは歩き辛い。すでに帰りたい気持ちになる。

C100から、朝の低温で固まった残雪に覆われてくる。アイゼンを装着すると驚くほど登りやすい。モチベがあがる。しかし、斜度は緩いがシートラしたザックがとにかく重くて息が切れる、足を止める。何回も繰り返して、恐らく今回の山行で一番ながい急登となるC700からの坂に取り付く。

傾斜は30°を超え、40°近くあるのではないだろうか。しかも疎林で滑落したらかなりヤバい感じがする。シートラで体の重心が高くなってる。グリベル10爪アイゼンのつま先を雪面に突き刺し、ピッケルの刃はついていないが、突起がついたBCAのストックのグリップを雪面に刺して、四つ這いで登るところもあった。

C980 急登を登りきり、稜線へ。C1,050から森林限界か、広く視界が開ける。北に天狗山の2つのピーク、南にC1,075のドーム。広い雪原を目指す東の雄冬山へ進路を取る。

雄冬山手前のポコに上がれば、雄冬山ご本尊を拝める。稜線は北側に切り落ちており、ハイマツが繁茂しているため、シートラはあきらめ、スキーをデポして行くことに。

稜線一番手前のハイマツを右から巻き、雪庇の稜線に取り付き、少し上がるが露岩に阻まれ、やむなく右のハイマツから南斜面にでようとしたが、激しいハイマツの抵抗に遭いハイマツの中で転倒。起き上がれなくなる。まずい落ち着け。なんとか手の支点を確保して立ち、南斜面へエスケープ。

気温が上がりザクザクになった南斜面の急登を四つ這いで上り、また雪庇の稜線へ戻った。しかし、雪の下がどうなっているかわからない。繁茂したハイマツから離れないように慎重に山頂をめざす。

稜線からフラットな山頂に出れば、壮大なパノラマが広がる。増毛山地より増毛山塊の名称が相応しいかもしれない。ここに立たなければ、恐らくその意味は理解できない感じがした。

ブルーシートに巻かれた山頂標識を目指すと、山スキーが2セット立っている。男女2人のパーティー。浜益御殿から登ってきたようだ。挨拶を交わし話をすると、ケマフレルートは雪がないようなためあきらめ、浜益御殿からのぼったらしい。昼食を終わらせて、浜益御殿方向へ下っていく2人を見送った。

さて、私も帰らねば。カップ麺を食べ終え、登ってきた稜線をひきかえす。上りに苦労したが、考えてみると、南斜面を巻いた方がイージーだったのではないか?ただし、厳冬期は雪崩の危険がありそうだ。

ポコでアイゼンからスキーに換装。下界まで一気に滑走!と行きたいところだが、シートラ登りで足の疲労が激しい。休み休みの滑走。予定ルートからの逸脱と復帰を繰り返し、迷走しながら下る。

そしてC100。雪がなくなる。極力残雪を踏みながらケマフレ川南側の沢沿いをたどり、途中渡渉して林の中を進めば、自分の車が見えてきた。また今回も無事に下山できたことを、神仏や山のカムイに感謝する。

それにしても、スタート、ゴール地点の不気味感が強い・・・思い出した。ゲームならbiohazardのあの世界感だ。




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