ひので野鳥の森から大荷田川右岸へ 〜キンランと機動隊モニュメント〜

2022年05月04日(水) [日帰り]

• GPS: 04:37
• 距離: 11.8km
• 登り: 435m
• 下り: 432m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:47
• 休憩: 0:43
• 合計: 4:30

8:01 尾崎バス停 スタート地点
8:13 8:15 ひので野鳥の森 管理棟
9:00 9:25 平成新道の展望スポット
10:05 10:10 第九機動隊「若鷲の像」
10:29 10:30 第八機動隊のモチーフ
10:53 10:56 大荷田組膳椀倉
11:17 11:19 第六機動隊「若鹿の像」
12:00 12:03 水場
12:24 12:26 小作取水堰
12:31 小作駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き　JR武蔵五日市駅から尾崎バス停(スタート)
帰り　JR小作駅(ゴール)

コース状況／危険箇所等

1.ひので野鳥の森では、手入れのよい散策路が縦横に延びており、危険個所はなしです。
2.機動隊のモニュメントの前後も危険個所はなしです。
3.今回、長渕丘陵と大荷田川右岸の間のたどったルートは、地形図に表してなく、「みんなの足跡」にも印されていませんが、実際に歩いてみますと、新緑が豊かで道形も明瞭でした。

写真

5/4 8:46

「ひので野鳥の森」の谷ノ入古道をたどると、キンランを数か所で見かけました。春のささやきが伝わってきました。

5/4 8:50

キンランは絶滅危惧II類に指定されています。健気に静かに咲きほころんでいるキンランを温かく、自然体で見守りたいです。

5/4 8:51

キンランの近縁種「ギンラン」も咲いており、キンとギンのそろい踏みが何よりうれしかったです。

5/4 9:43

高みをほぼ水平に延びる平成新道を進み、景観ポイントで小休止。日一日と春色が増していることを実感しました。

5/4 9:48

濾過された木漏れ日にうすい緑色が透けて見え、新緑の透き通った美しさに感動しました。

5/4 10:11

まず第九機動隊の「若鷲」が現れました。警視庁のHPによると、「疾風はやての九機」と称し、隊訓〈至誠、団結、剛健〉の下、大空高く羽ばたく若鷲を表し、栄光を目指して飛躍する姿を象徴しています(以下、同HPを参考)。

5/4 10:14

警視庁特科車両隊は、別途「わだち」と称されていますが、その門をくぐりました。

5/4 10:20

東屋風の「わだち山荘」で休憩です。

5/4 10:24

第三機動隊のシンボルマークは、「円」が太陽と和、「三つの柱」が隊訓〈誠実、融和、奉仕〉を、そして両手を高々と上げて力強く躍進する人を表わしています。

5/4 10:27

警視庁警備部の「忍耐の碑」、なるほど警備には忍耐力を必要とします。

5/4 10:29

第八機動隊のモチーフは、隊訓〈融和・積極・練成〉を輪（和）で表現した「日輪」です。

5/4 10:33

第五機動隊は「学の五機」と称し、学問の神「湯島天神」のシンボルともいえる梅の花と、VICTORY（勝利）の「V」とローマ数字の「V」を語呂合わせし、さらに「智・仁・勇・信・美」を梅の五弁になぞらえています。

5/4 10:45

長渕丘陵と大荷田川右岸との間の降路、登路を繰り返しましたが、いずれの登降路も新緑の小径でした。

5/4 10:55

大荷田組膳椀倉とは、案内板には、冠婚葬祭などの時に共同で利用する膳や椀を収納しておく倉庫と記されていました。

5/4 11:06

長渕丘陵への登路ですが、支沢の左岸を進み、緩やかな凹地状のたるみを登り詰めます。

5/4 11:18

第六機動隊のモチーフは、左右三対の曲線が「六」と同音の「鹿」から、野山を疾風の如く駆けめぐる若鹿の角をデザインしたものです。

5/4 11:29

再度、大荷田川右岸への降路ですが、前半は支沢の右岸、後半は左岸をたどりました。

5/4 11:46

この長渕丘陵への登路も、新緑あふれる雑木道でした。

5/4 12:03

パイプから冷たい水が、軽やかな音を立てて流れ落ちていました。山の水はうまかったです。

5/4 12:21

小作取水堰を過ぎ、JR小作駅を目指しました。

撮影機器：

Xperia XZ3 SO-01L docomo SONY

感想

OLTA

里山は、農林業など人の営みを通じて形成された生活圏であり、かつて、わが国に広く存在した自然豊かな成育環境でもありました。そのような里山が消滅しつつある一方、地元の方々による里山の保全、再生も見られます。里山を守り、キンランが自生できる環境を大事にしたいものです。
ひので野鳥の森では、サンコウチョウにもお目に掛かれるかと期待しましたが、ちょっと時期が早かったようです。機動隊のモニュメントは、機動隊それぞれの「理念」(コンセプト)を「かたち」(フォルム)にしたものであり、その巧みな創意はなかなか見ごたえがありました。