晴れた週末は香港の槍ヶ岳へお手軽ハイキング(Sharp Peak)
- GPS
- 06:52
- 距離
- 47.0km
- 登り
- 1,496m
- 下り
- 1,599m
コースタイム
13:47 Tai Long O (マクリーホーズトレイルから頂上へ向かう分岐)
14:36 Sharp Peak
15:00 Nam She Au (海岸へ向かう分岐)
15:45 Ham Tin wan Beach (休憩15分)
16:27 Chui Tung Au (マクリーホーズトレイルから分かれる分岐)
17:27 Pak Tam Chung (本日のゴール)
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
地下鉄Central-Diamond Hill バス92番Diamond Hill-Sai Kung ミニバス7番Sai Kung-Pak Tam Au (復路) タクシーPak Tam Chung-Sai Kung バス92番Sai Kung-Choi Hung 地下鉄Choi Hung-Central (GPSはうまく切れてなくて地下鉄まで記録されてます) |
コース状況/ 危険箇所等 |
Pak Tam Auからマクリーホーズトレイルのセクション2を逆行します。途中のTai Long AuでSharp Peakへの登山道に入ります。途中にここから先は初心者は行ってはだめよ的な看板が立っています。見た目は結構急に見えますが、3点支持が必要な場所はそれほど多くなハイキング気分で問題ないです。下山は海岸の方へ向かいました。Ham Tin WanとSai Wanのビーチには店があり、軽食や飲み物を売ってます。 |
写真
装備
共同装備 |
ザック(8L) 1
ハイドレーション2L 1
救急きっと 1
着替え 1
ストック 1
行動食 1
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感想
【香港の槍ヶ岳へ行ってみよう】
香港で一番高い山は標高957mの大帽山。これは昨年1月のトレイルのレースVibram 100Kで制覇した。2番目はランタオ島の最高峰Lantao Peakで標高934m。こちらは3週間前のレースで制覇。次はどこに登ろうかと考えていたら、ふとガイドブックで目にした名峰Sharp Peak。これ日本語にすると尖ったピークだから、槍ヶ岳だなと勝手に解釈したのは私だけです。でも写真見ると似てるよな〜。
【バス乗り違えでスタートは13:15】
さて少し寝坊した土曜日。昼前にスタートできれば良いかなといのんびりと家を出発。以前のハイキングでバスを乗車する地下鉄の駅を間違えてえらい時間をロスしたが、今度はきっちり調べてあるので大丈夫と長い列の最後尾につく。ハイキングの格好している人もたくさんいるし、停留所の表示もそれらしいバス停が書いてある。というわけで91番のバスに乗車。これが違う行き先でした。気づいたのは半分以上乗ってから。いつもと違う方向へ行くなと思ったら途中から反対方向へ向かってます。確認したら正解は92番のバスでした。バタバタしても仕方ないので終点まで行きどうするか考えることに。違うコースに変更しようかと迷っていたら運良くタクシーが来た。それで当初の目的地へいくことに。1500円よけいにかかったが、仕方ない。乗り換えのSai Kungという街に到着。緑の乗合いバスに乗車。登山口へ向かう。登山口の停留所で降車のベルを押したが運転手全く反応せず。英語で「止まって」と言っても無視。みかねた香港人が広東語で「落車」(降ります)と言ってくれた。ありがとう。少し先へ通り過ぎただけで助かった。
【またやってしまったコースアウト】
そんなこんなのバタバタでスタートしたのはなんと13:15。当初の予定からは2時間も遅れてしまった。日帰りのスタートでこんな遅い時間は初めてだ。でもこれから同じ方面に向かうハイカーもたくさんいる。皆どこまで行くのだろう?このコースはマクリーホーズというトレイルのセクション2を逆行するかたちになる。20km以上あるコースなのでのんびりしていたら日が暮れてしまう。レース以外では走らないことにしているが、今日は仕方ないので走る。普段はトレイルを歩いているとランナーと遭遇するが今日は最初にすれ違った一人だけだ。時間遅いからかな。コースタイム1時間15分のTai Long Auという分岐点まで30分。まあまあ良いペースだ。ハイドレーションの水を一口飲んでサクッと出発。下り基調なのでどんどん飛ばす。アレッ?ピークへの登り口が無いな?暫く下ったら道があらぬ方向へ曲がっている。これは行きすぎたかな?すぐに地図を確認。やはり通りすぎている。慌てて下ってきた道を登り返す。先ほどの休憩ポイントだ。なんと登り口あるじゃないですか。さっきは人が階段に腰かけて休憩していたので登り口だと思わなかったのだ。そんなところで休憩するなよなと言いたいところだがここは香港、日本の常識など通用しません。ここで約7分のロス。秘密兵器の軽量ストックをザックから取り出し、シャキーンとセット。ずんずん登ります。
【なかなか美しい香港の槍ヶ岳】
しばらく登ると美しい形のSharp Peakが姿をあらわす。おおー登りがいありそうだ。今日はもう脚の攣りなど気にせずガンガン登る。だが途中で景色の美しさに写真を何枚も撮影してしまいなかなか歩きに集中できない。まあ天気はそこそこなので景色をのんびりというのも良いのだが。登りの途中で偽ピークで、「なんとかの肩」みたいなのがある。飛騨乗越みたいな感じだ。そこを超え左へカーブすると最後の急登。巻き道もあるが時間もないので直登ルートを辿る。何カ所か三点支持が必要な場所もあるが本物の槍と比べると簡単。はしごも鎖も無いし。ガイドブックには少し怖いみたいに書いてあるが全然そんなことはない。そしてついに山頂へ。登山口から実質1時間15分。えらい飛ばしたな。見回せば絶景。いつもはあまり頂上でゆっくりしないがつい写真を撮りまくり、まったりしてしまう。この景色ピーカンだったら写真何枚撮ってもあきないな。15分滞在。名残惜しいが下山開始。登りには急だと思った直登ルートはそれ程高度感なくスピード上げて下る。稜線に出てからはさらにスピードアップしてピークから見た白砂のビーチへ急ぐ。
【途中ビーチでまったり】
コース上3つのビーチを超えていく。ビキニ姿のお姉さんを横目でみながら(決してガン見はしてません)森田健作アニキになった気分で波打ち際を駆け抜ける。(砂浜は足をとられるので波打ち際の方が早く進む)2つ目のビーチのSai Wanは香港で一番美しいと言われるビーチだ。サーファーや海水浴の客がちらほら。ここは昨年1月のVibram 100Kのレースで第2CPとなったところだ。その時のしんどい状況を思い出しながら「海の店」でコーラを注文、日陰のパラソルの下でまったりと休憩してしまう。ハイカーよりサーファーが圧倒的に多い。
【最後はトレーニングのつもりでジョグ】
3つ目のビーチを後にして最後の登りにかかる。ストックはザックにしまい上り坂もグイグイ飛ばす。途中急になったら腿の前面に手を添えて押すようにして登った。途中3人組のハイカーに写真をとってくれと中国語で言われたので撮ってあげた。お礼は「アリガトウ」、日本人と判るのかな。最後の分岐では地図を出して念のため方向確認。もうミスコースしたくない。残り8kmだからジョグで1時間くらいか。結構足はパンパンだけど最近トレーニングしていないので、最後はジョグで締めることに。まだ結構登りの区間があるがバスに乗らずにこなした。最後は20年前に走ったフルマラソンの大会のコースと重なる。そのときの情景を思い出しながらゆったりと走った。ゴールは自然公園の売店。街へ出ればビールが待っているので飲み物は我慢しタクシーに乗って近くの街Sai Kungへ向かう。
【アフターはビールと焼きトンで】
海に近い競技場の更衣室で着替えてさっぱりしてから店を探す。一人だと海鮮の中華という訳にもいかないので日式(日本風)の焼きトン屋にする。この店は酒類販売免許がないので、前のコンビニでビールを購入し席につく。つまみは串8本と焼き物2皿(と言っても量が少ないが)でしめて1500円。安い打ち上げだ。となりにはトレラン帰りの香港人が夫婦で夕食をとっていた。香港の名峰Sharp Peak, ピストンなら4時間もあれば余裕で歩けるだろう。最近は中国からの大気汚染でなかなかすっきりした青空が見られないが香港観光のついでにいかが?朝食に飲茶食べて、腹ごなしにSharp Peakへハイキング、帰りは登山用品買って夜は打ち上げで海鮮の本格中華なんていうのも良いかも。
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