残雪期・源次郎尾根（剱岳）

2022年05月04日(水) 〜 2022年05月06日(金)

• GPS: 15:42
• 距離: 17.1km
• 登り: 2,366m
• 下り: 2,538m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:33
• 休憩: 0:18
• 合計: 4:51

8:06 スタート地点
8:16 8:16 立山室堂山荘
9:06 9:07 一の越山荘
10:08 10:08 雄山
10:26 10:26 立山
10:29 10:29 大汝休憩所
10:40 10:41 富士ノ折立
11:14 11:15 真砂岳
12:00 12:01 別山南峰
12:23 12:39 剱御前小舎
12:59 剱沢キャンプ場

2日目

• 山行: 6:27
• 休憩: 2:04
• 合計: 8:31

12:59 剱沢キャンプ場
4:20 4:20 剱澤小屋
4:48 4:49 平蔵谷出合
7:05 7:12 源次郎尾根 I 峰
7:39 8:09 源次郎尾根 II 峰
8:56 9:02 剱岳
9:04 10:05 カニのハサミ
10:12 10:23 カニの縦バイ
10:32 10:33 平蔵の頭
10:56 10:57 前劔の門
11:10 11:10 前剱
11:59 12:03 一服剱
12:16 12:16 剣山荘
12:34 12:35 剱澤小屋
12:43 12:48 剱沢キャンプ場
12:49 宿泊地

3日目

• 山行: 1:51
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:51

6:26 剱御前小舎
7:20 7:21 浄土橋
7:33 7:33 雷鳥沢キャンプ場
8:24 室堂

天候

1日目:快晴強風
2〜3日目:快晴無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

扇沢駅から。

コース状況／危険箇所等

室堂〜立山〜剣沢キャンプ場:一般ルート。
源次郎尾根:雪崩のデブリはある。登るなら覚悟くらいする。1峰を降りた後、2峰を登り返す箇所の雪が腐っていて悪い。それ以外はひたすら雪壁でふくらはぎの筋トレするルート。ピッケルかダブルアックスか？状況が読めなければダブルアックスを持っていけば、さまざまな状況に対応できるかと思うが、別にピッケル1本でもいけなくはない。

その他周辺情報

暑すぎて温泉にも入らず帰宅。もう雪山も終わりだな。

写真

5/4 9:22

春の室堂。真冬か？ってレベルの雪の量。さすがだ。

5/4 10:04

雄山は人だらけだ。登るにもちょいちょい渋滞する。別に剱目指すんだから、直で剣沢キャンプ場行ってもよかったんだけど、ぶっちゃけ早くつきすぎて暇になるんだよね。絶対テントの中暑いし。せっかく金かけてきたんだから立山三山で高度順応しておいても悪くはない。

5/4 10:12

5月とは思えない雪の量。難しいところはないが、風は凄まじかった。慣れてない人は怖いだろうな。まあ俺も正直結構疲れたよ。風って疲れる。

5/4 12:04

やっと剱。去年の夏に源次郎尾根やってから、ゴールデンウィークは絶対に来ようと思ってた。

5/4 13:37

誰かの雪壁がそこらじゅうにあるので居抜きでありがたく使わせてもらう。スコップとか持ってきてないのは内緒ね？

5/5 4:13

朝4時に出るつもりだったが、少しだけ遅れた。まあいいよ。体力には自信あるほうだ。

5/5 4:48

源次郎取り付きと平蔵谷。

5/5 5:07

積雪期は右手のガリーを詰めるのがオーソドックスらしい。デブリがちょいちょいあるが、まあいい条件の日を狙ってきてるし朝一だし、行けるでしょ。デブリの上は柔らかくて登りやすいが、やっぱり怖いのでデブリじゃないところを登る。しかしふくらはぎが疲れる。たまにデブリに浮気して疲労を軽減したりもして、なんだかんだ雪崩跡のコンタクトラインを適当に詰める。滑ったら文句なしに100%死ぬだろうな。

5/5 5:33

振り返ると後ろに女性の2人パーティがいる。ぶっちぎってやるぜ！と頑張ったけど、意外とぶっちぎれず。始終同じような距離感だった。クソォ……更なる心肺機能の向上が求められる。

5/5 5:47

突き当たりを左上する。なんだかんだずっとオントレースだった。なんだトレースあんのかよ、って思ったけど、正直ホッとしたよね。これトレースなしで初体験だったら、結構痺れるだろうな。まあ痺れに来たんだけどさ。今回はいいよ。俺だってたまには安全に山登りたい。

5/5 6:02

1時間詰めると稜線に出る。でもこの後も半分以上は雪壁ルートなので、バカみたいにふくらはぎを酷使する。

5/5 6:07

1峰を見上げる。ちょいちょい簡単な岩場？がある。ブッシュでも岩でも使えるものは全て使う。アックスは邪魔な時にさっとハーネスにラックできるようにしておくと便利。

5/5 7:02

1峰から望む2峰と山頂。最高の天気だ……風もなくて……暑すぎる！！！もうフリースびちょびちょだよ。というか上はフリースで下は薄手のトレッキングパンツでグローブも薄手と、靴以外は防水を捨ててる。山舐めてる登山者の鏡みたいな格好してるけど暑い。

5/5 7:07

右を見ると八ツ峰。すげえ迫力だ……。これを見るためだけに源次郎登ってもいいと思う。あれ、夏も同じようなこと言ったような……？いつかはこの稜線を歩いて死にたい。

5/5 7:44

2峰の懸垂支点。今回は8.0の50mダブルできた。軽さは正義！去年の夏もピカピカのハンガーはあったと思うが、こんなにきっちりスリングとカラビナセットされてなかった。誰だか知らんがありがたい。懸垂してるとちょうど真ん中あたりの途中に新しいハンガーが2つ打たれていた。もう夏も冬も60m持ってくる必要ないんだな。というか夏でもテラスまでは50mで届くように思ったが、これで完璧に50でよくなった。

5/5 8:11

あとは山頂まで歩くだけ。すげえなあ……これが5月の景色かよ。

5/5 8:11

振り返ると2人パーティが懸垂準備中。

5/5 8:57

ピークハント！テンバから5時間弱ってとこか。夏は4時間だっただから、1.25倍かかってることになる。ぐぬぬ……。山頂で写真撮ってくれた４人パーティの人、ありがとう！

5/5 8:59

テントがあんなに小さく……というかよく見えねえわ。

5/5 10:16

適当に降りてたら遠くに小屋が見えはじめ、あれ！？そんなに早く見えるはずなくない！？と地図を確認すると早月尾根を降りていた。ふざけんなー！と登り返して別山尾根を降りる。1時間ほどロスした。まあいいよ、筋トレだと思っておく。後ろにいたはずの2人パーティは遥か前に行っていた。トホホ……。

5/5 12:02

みんな大好き前剱の雪壁。足跡だか雪崩だかわからんくらいぐちゃぐちゃで腐りまくってた。しかも長い。正直こんなとこ通りたくないけど、降りるしかない。ブッシュ使って左の岩場に懸垂とか出来ないのかな？何もなかった時のことを考えると、やる勇気はなかった。

5/5 12:49

テンバに戻ってきたら、まずはうんこタイム。ぶっちゃけ登り始めた時から便意をかすかに感じてはいたんだよね。でもうんこしてる時に後ろの2人パーティに追いつかれるとヤバいじゃん？しかも女性2人って、俺社会的に死んじゃうじゃん？なにはともあれテント場のトイレを掘り起こしてくれた山岳警備隊に感謝の意を表したい。

5/6 6:11

翌朝早々に撤収。昼になればこの季節の室堂は絶対に混む。なんとしても早く帰りたい。ルート上に転がる雪庇。この斜面を真っ直ぐ詰めて雪庇を崩して突破とかしてみたいなあ。残機あと3くらいあればやりたかったけど、俺の残機は常に0だった。

5/6 8:00

室堂付近、なぜか途中までしかトレースのない丘があった。当然突破するよね。わざわざ手前でダブルアックスだしてヘルメットつけて完登！ガキかお前！って思われそうだけど、ガキで何が悪い！俺はやるんだ！やりたいことやるんだ！

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

オーアーン

顔が真っ赤に日焼けした。痛い。まだ顔が熱い。